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頭が良く、お喋りが大好きなオウム。ここ最近、人気が高まっていますが、オウムの飼い方は独特なため、事前に知識が必要となります。今回のMOFFME記事では、オウムの飼育に必要なグッズ・飼い方ポイント・注意点を紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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オウムの飼い方を紹介!オウムの飼育環境や5つの注意点を紹介!

冒頭でも紹介しましたが、コロナショックによる”お家時間”を有意義に過ごしたいと思う人達にとって、オウム人気の高いペットです。

行動制限も解消し始めていますが、まだまだお家時間を楽しく過ごしたいと思うひとは、少なくありません。

そこで、今回の「MOFFME」では

  • オウムの飼育に必要なグッズを紹介!
  • オウムの飼い方ポイントを5つ紹介!
  • オウムを飼育する際の注意点を紹介!
  • まとめ:オウムがストレスなく生活できる環境を整えよう

をお届けいたします。これからオウム家族に迎えたい方には必見の内容となっております。ぜひ最後までご覧ください。


「MOFFME」では、無料でペット保険の相談を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

オウムの飼育に必要なグッズを紹介!

最初に、オウムを飼育する前にそろえておきたいグッズを紹介します。あれば”便利”というよりも、なければならない”必要”な物として、お考えください。

必要なグッズは以下の通りです。

  • 必要なグッズ① ケージ
  • 必要なグッズ② 床材
  • 必要なグッズ③ 止まり木
  • 必要なグッズ④ ケージカバー
  • 必要なグッズ⑤ 保温用品
  • 必要なグッズ⑥ 餌
  • 必要なグッズ⑦ 餌入れ容器
  • 必要なグッズ⑧ 水遊びグッズ
  • 必要なグッズ⑨ おもちゃ
  • 必要なグッズ⑩ その他

次の項目で詳しく説明します。ぜひ、続きを読み進めてください。


また、ペット保険には”小動物”に対応した商品もございます。上記の必要なグッズと一緒に、加入をご検討ください。


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必要なグッズ① ケージ

必須アイテムの筆頭、ポイントは”サイズ”と”素材”?

夜に落ち着いて眠る為にも必要なグッズです。必ず用意してください。


選ぶポイントは、オウムにあったサイズを選ぶことです。しかし、1日の大半をケージ内で過ごす予定であれば、やや大きめが理想です。ケージ内で運動させることでストレスを軽減できます。


また、オウム噛む力が強いため、金網を齧って歪ませる恐れがあります。サビにくく、金属中毒を発症しにくい”ステンレス製”を選ぶ様にしましょう。

必要なグッズ② 床材

清掃作業の軽減!〇〇〇でも代用できる?

オウムに限った話ではなく、鳥類は場所を選ばずに粗相をします。オウムの場合は、知能が高いため、”しつけ”ができる可能性はあります。しかし、非常に高難度で、現実的ではありません。


そこで、鳥類用のペットシーツや、鳥類用のなどを敷いてください。新聞紙でも代用が可能です。


これらのグッズを上手に使用して、定期的に清掃を行ってください。ケージ内部の床は頻繁に汚れるという認識が重要です。

必要なグッズ③ 止まり木

止まり木を齧ったり、爪を研いだりします。

あらかじめ、ケージにセットされていることもありますが、サイズを確認してください。サイズが合っていない場合は、オウムの大きさにあった止まり木を用意してください。”ヒナ鳥”用の止まり木も市販されています。


市販品の中には”やすり”付きの止まり木も販売されていますが、使用には注意が必要です。止まり木を移動する際に、爪を削る目的で装着されています。爪を切る負担は減りますが、削る必要の無い足裏まで、削れてしまいます。

必要なグッズ④ ケージカバー

眠る為の必須アイテムです。

オウムの就寝時に欠かせないグッズです。夜、室内の明かりをつけたままにすると、オウムは眠ることができません。


するとオウムは餌を食べる量が増えてしまい、頻繁に発情してしまいます。発情の回数が増えてしまうと、オスは精巣、メスは卵巣や卵管における”生殖器の病気”にかかりやすくなります。


また、いつまでも明るいと羽の生え変わる頻度が高くなるため、オウムの身体への負担も大きくなります。


日が沈むと早めに休ませる習慣が重要です。そのタイミングでケージカバーを行いましょう。

必要なグッズ⑤ 保温用品

オウムは暖かい地域の出身です。

自然界に存在する野生のオウムは、オーストラリアを中心に東南アジアなどに生息しています。中には寒さに強い種類もいますが、基本的には暖かくしてあげましょう。


部屋の暖房を十分に効かせた状態であれば、必要ありません。暖房機器が使用できない場合は、『赤外線ライト』や、『鳥類用のアンカ(ヒーターパネル)』を使用するとよいでしょう。


赤外線ライトは、根元にも熱がこもるため、耐熱性の高いスタンドやホルダーを使用してください。

必要なグッズ⑥ 餌

おやつも重要なアイテムです。

総合栄養食として主菜、おやつとして副菜を用意します。主菜はペレットシードを与えます。ペレットは固形の餌、シードはアワやヒエなど穀物種子を指します。


これだけでもよいのですが、オウムも”味飽き”してしまいます。そのため、副菜として、野菜や果物を与えてください。与えすぎると肥満偏食の原因になりますので、注意が必要です。


おすすめの野菜と果物

  • リンゴ、キウイフルーツ、バナナ
  • 小松菜、さつまいも、かぼちゃ、キャベツ  など

必要なグッズ⑦ 餌入れ容器

餌にまつわる都市伝説に注意してください。

ケージにかけられる物など、便利な商品が市販されています。軽すぎる場合は、オウムがひっくり返してしまうことがあります。ある程度、重量のある商品を選びましょう。


餌入れ容器に関連して、注意点があります。「オウムは餌を切らすと死んでしまうから、常に容器に餌を入れる必要がある」ということを耳にしたことがあります。


これは、因果関係は証明されておらず、根拠はありません。半ば「都市伝説」として伝わっています。オウムの一日に必要な餌の量は体重の約10%+αとされています。

必要なグッズ⑧ 水遊びグッズ

オウムにとって、水遊びは死活問題?

オウムにとって、水遊びをすることは、人間が考えているよりもストレス発散になります。他にも、羽を綺麗にする、つまりお風呂の役割も担っています。


100円ショップなどで市販されている大きい食器でもかまいません。ですが、バスタブの形をした商品噴水式の商品など、ユーモアが溢れている商品も多く存在します。


飼育しているオウムに合わせた商品を選んでください。水遊び後、周辺が水浸しになることは、言うまでもありません。また、水遊びの時間は10分を目安にしてください。

必要なグッズ⑨ おもちゃ

おもちゃもストレス解消にかかせません。

飼育しているオウムにお気に入りのおもちゃができた場合、積極的に与えてください。ひとりでも夢中で遊びます。


一般的にはボール積み木が多いのですが、動く物音が鳴る物も人気です。また、前途で紹介した、”止まり木”ならぬ”齧り木”という商品も市販されています。


おもちゃの”形状”や”素材”には注意が必要です。小さい物は誤飲の恐れがあり、ひも状の物は身体や足に絡まる恐れがあるからです。


亜鉛メッキが施された物は、金属中毒を発症する恐れがあります。鳥の形をした物やオウム自身の姿を写してしまう鏡なども、発情してしまう可能性があるため、避けた方がよいでしょう。

必要なグッズ⑩ その他

ハサミ、体重計、キャリーケース、ヒナ専用グッズ、挿し餌用品

ハサミはクリッピング(羽切り)に使用します。サビがなく、きちんと切れる様であれば、家庭用でもOKです。ただし、クリッピングにはデメリットが多く存在します。判断は慎重に行ってください。


オウムの体重は毎日量ることをおすすめします。鳥類は、体調が悪くても、それを表さないことが多くあります。餌を食べたふりをする”食べふり”を行うため、体重が減っていないかチェックしましょう。


動物病院へ行く際にはキャリーケース、ヒナを飼育する際にはヒナ用グッズ挿し餌用品(針のない注射器)を準備します。

オウムの飼い方ポイントを5つ紹介!

次にご紹介する内容は、オウムの飼い方における5つのポイントです。


オウムを含めて、鳥類は自然界における食物連鎖の立場が、下位に位置します。外敵に狙われやすくなるため、体調が悪くてもそれを隠す傾向にあるのです。


それが前途で紹介した”食べふり”という行為です。元気なふりをして、外敵から襲われるリスクを軽減しています。この様に、オウムの飼育には、人間には考えられない概念が存在します。


この様なオウムの常識を踏まえた上で、下記の5点をピックアップしました。

  • オウムの飼い方ポイント① 餌の与え方
  • オウムの飼い方ポイント② スキンシップ
  • オウムの飼い方ポイント③ 日光浴
  • オウムの飼い方ポイント④ オウムのグッズ清掃
  • オウムの飼い方ポイント⑤ トイレのしつけ

オウム飼育の経験の浅い方は、ぜひ、参考にしてください。

オウムの飼い方ポイント① 餌の与え方

1日に必要な量は、体重の10%+α


オウムが一日に必要な餌の量は体重の約10%です。+αの部分は副菜を与えてください。少量で十分です。


前途で紹介しましたが、餌を切らすと死んでしまうということは、ありません。むしろ、常に餌が食べられる状態にあると、食べ過ぎによる肥満のリスクが高まります。


肥満になると様々な病気に陥る可能性があります。特に脂肪肝には注意が必要です。


また、ヒナの場合はパウダーフードとお湯を混ぜて、約40度(オウムの体温に近い温度)に冷まします。これは、親鳥がヒナに口移しで餌を与えることに由来します。


約40度に冷ました餌をスプーン挿し餌用品(針のない注射器)を使って、与えるとよいでしょう。

オウムの飼い方ポイント② スキンシップ

ストレス解消だけじゃない!


スキンシップは必ず行ってください。特に信頼関係の構築に、スキンシップは重要です。理想は複数回ですが、最低でも1日1回はケージから出してください。


飼い主さんの手や肩に乗るだけで、満足するオウムもいます。その様な場合は特別に遊ぶ必要はありません。優しく見守ってください。


中にはとても臆病なオウムも存在します。また、ヒナではなく、既に成鳥したオウムを迎えた場合、最初のうちは警戒するでしょう。


その様なオウムは無理にスキンシップをする必要はありません。やさしく話しかける、手から直接餌を与える、など根気強く接してください。


その際の動作はゆっくり行ってください。悪いと驚かせてしまいます。

オウムの飼い方ポイント③ 日光浴

オウムは紫外線を浴びて〇〇を生成?


オウムを含む鳥類は日光浴を行い、紫外線を浴びてビタミンD3を生成します。ビタミンD3が不足すると、オウムは骨粗鬆症骨格異常腎臓疾患、軟卵を発症します。


オウムは日光浴でビタミンD3を生成すると同時に、体内時計の調整とストレス解消を行います。その点を意識して、日光浴をさせてください。


注意点は、”夏の直射日光””天敵”です。


人間よりも身体の小さいオウムにとって、夏の日差しは危険です。日陰を利用する、あるいはタオルをかけるなど、工夫してください。


また、オウムを狙う天敵は、カラス野良猫などです。ケージが閉まっているとは言え、警戒を怠ってはいけません。日光浴は必ず目の届く範囲で行ってください。

オウムの飼い方ポイント④ オウムのグッズ清掃

グッズ、ケージは毎日清掃してください。


人間の住む家も、人の行き来が多い場所は毎日、掃除を行うと思います。オウムのケージやグッズの清掃も同じです。


犬や猫と違って、オウムはケージの至る所に粗相をします。そのため床材は糞と尿で直ぐに汚れてしまいます。放置していると不衛生なのは言うまでもありません。


また、餌入れ容器と水入れ容器も毎日チェックしてください。特に水は菌が繁殖する媒体としてうってつけです。ヌメリなどは直ぐに洗浄してください。


止まり木や齧り木、ケージの底については1~2回/月でも十分ですが、必ず、行ってください。


清掃の際は、オウムをキャリーケースに移動させてください。窓を開けた状態だと、逃げてしまう恐れがあるからです。

オウムの飼い方ポイント⑤ トイレのしつけ

ポイントは、”タイミング”と”声掛け”です。


空を飛ぶために、鳥は身軽である必要があります。そのため、鳥類は所かまわず用を足す習性があり、オウムにもその習性があります。


ですが、オウムは鳥類の中でも優秀なため、トイレがしつけられる可能性があります。そのポイントが”タイミング””声掛け”です。


オウムがトイレをする雰囲気を察知したら、そのタイミングで声掛けを行います。毎回”同じ”タイミングで、”同じ”言葉を使うことが重要です。


例えば、「トイレ」という言葉を使ったり、「おしっこ」という言葉を使ったりすると、オウムがトイレのタイミングを認識しづらくなります。必ず、一つに限定してください。


もし、『決まった言葉=スキンシップ』や『遊び』と勘違いしてしまった場合は言葉を変えてください。


声掛けは「ここでしようね」や「たくさん出たね、良かったね」など優しい言葉がおすすめです。

オウムを飼育する際の注意点を紹介!

最後にご紹介する内容は、オウムを飼育する際に注意する点です。オウムに関する意外な知識を紹介したいと思います。

それは控えめに言って、オウムの飼育を行うか否かの選択を迫られると言っても過言ではありません。

その内容は以下の2点です。

  • オウムを飼育する際の注意点① 鳴き声が大きい
  • オウムを飼育する際の注意点② 長い期間世話をする覚悟を持つ

注意すべき点は他にもあります。ですが、上記の2点は他の注意点と異なり、飼い主さん以外に影響を及ぼす可能性があります。その2点をピックアップしました。


大きい鳴き声とは、どの程度なのでしょうか?長い期間というのは、具体的にどの程度を指すのでしょうか?記事もあと少しで読み終わります。ぜひ、最後までご覧ください。

オウムを飼育する際の注意点① 鳴き声が大きい

ご近所トラブルに発展しかねません。


結論、防音対策を施してください。ケージに布をかける程度ではありません。壁に防音材を敷き詰める、室内ドアを防音扉に変えるなど、防音のリフォーム工事の検討も必要です。


理想は、オウム専用の防音室を保有することです。オウムはそれくらいの大きい声で鳴きます。


これらが難しい場合、カーテンとケージカバーを防音タイプに変更してください。これが、最小限の対策と言えます。


最悪の場合、ご近所トラブルに発展しかねません。場合によっては、事前にご近所さんへ挨拶に伺うことをおすすめします。併せて、苦情が入った場合は、真摯に対応してください。


最も重要な点は、”オウムを飼育する前に”にこれらの事実を理解することです。

オウムを飼育する際の注意点② 長い期間世話をする覚悟を持つ

控えめに言って、飼い主さんより長生きします。


オウムの寿命はその種類によって異なります。例えばオカメインコ(インコとついていますが、オウムです。)の寿命は10~15年です。キバタンだと長くて40年、タイハクオウムに至っては、長いと60年生きることもあります。


また、100歳を超えた事例もあり、本当に控えめに言って、飼い主さんより長いする可能性は”十分”あり得ます。


飼い主さんが生きている間は、常にお世話をする覚悟が必要です。それだけでなく、飼い主さんがお一人様の場合は、飼い主さんが亡くなってからお世話をする人を決めておく必要があります。


「MOFFMEマガジン」では、過去に『ペット信託』についての記事を公開しました。よろしければ、参考にしてください。

まとめ:オウムがストレスなく生活できる環境を整えよう

オウムの飼育に関して、グッズ・飼育の方法・注意点の3つの観点から解説しました。

この記事のまとめです。主なグッズは下記の通りです。
  1. ケージ、ケージカバー(防音タイプ)
  2. 床材、止まり木
  3. 保温用品、餌、餌入れ容器
  4. 水遊びグッズ、おもちゃ など

飼い方のポイントは以下の通りです。
  1. 餌の与え方
  2. スキンシップ、日光浴
  3. グッズ清掃
  4. トイレのしつけ

そして注意点です。
  1. 鳴き声が大きい
  2. オウムの寿命は長い
人間は、人間の考え方の中にある常識で物事の良し悪しを判断します。人間にとっては正常なこともオウムにとっては、そうでない場合もあります。 

 何がオウムにとって良いのか、何がオウムにとって悪いのか、飼い主さんが正しい情報を持って、正しく判断することが重要です。最後までご覧頂きありがとうございます。

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