オウムの値段相場はどのくらい?おしゃべりなオウムの値段も紹介!のサムネイル画像

内容をまとめると

  • オウムの値段相場は種類によってピンキリ
  • 高級な種類の場合、100万円を超えることも
  • オウムの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心

オウムと一緒くたに言ってもその種類は様々。もちろん、値段も大きな幅があり、安いオウムで数万円、高いオウムで数百万円という値段です。今回のMOFFME記事では、オウムの種類別にその値段相場を詳しく紹介していきます。飼育を考えている人は参考にしてみてください。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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オウムの値段相場はどのくらい?種類別にオウムの値段を紹介!

キレイな色と上手なおしゃべりで人気のオウム


たくさんの種類がいて、それぞれがとても魅力的ですよね。


オウムをペットに選ぶ時、姿の美しさを選ぶのか、おしゃべりが上手な鳥を選ぶのかで、種類が変わりますよね。


インコとオウム目の属する鳥は、約350種類存在すると言われています。


ペットショップで買えるオウムもいますが、登録しないと飼育できないオウムもいます。


オウムをペットに迎えようと思った時に、気になるのはお値段


オウムの値段相場はどのくらいなのでしょうか?


今回MOFFMEでは、

  • オウムの値段相場は?
  • 人気のオウム・インコの値段
  • 高級なオウム・インコの値段はどのくらい

などについて解説していきます。


これからオウムを飼おうと思っている方やオウムに興味のある方は、最後までご覧ください。

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人気のオウム4種類を一覧で紹介!初心者におすすめの種類は?

オウムの値段相場を紹介!

モデル:ゆきまる


オウムの値段は、お手頃価格で飼育できる個体から高額になる個体まで様々です。


大型のオウムになると、国内のブリーダーさんが少ないので、とても高額になる場合もあります。


オウムは、海外からの輸入が多いので、通貨レートによって価格変動します。


よく輸入されるオウムの価格変動は少なく、希少価値の高いオウムになると、価格変動が大きくなりますよ。


オウムを飼う場合は、ペットショップ以外にも、小鳥専門店や里親サイトから入手することができます。


極端に安価なオウムは、体のどこかに異常を抱えている場合があるので、値段の相場を把握しておくことが大切です。


この項では、

  • オウムの値段は1〜200万円
  • 人気のオカメインコの値段は1〜5万円

について解説していきますよ。

オウムの値段は1〜200万円

オウムの値段は、ピンキリです。


おおよそ1万円から200万円くらいまでとかなりの幅があります。


もちろん、200万円よりも高額なオウムもいますよ。


いくつか例をあげると

種類値段
オカメインコ
1万円~4万円
ウロコインコ4万円~
キバタン30万円~50万円
ニョオウインコ100万円~

など、幅広い値段ですね。


先にも書きましたが、海外からの輸入が多いので通貨レートによって価格変動します。


飼育したいオウムが、あまり流通していない種類であれば高額になる可能性がありますよ。

人気のオカメインコの値段は1〜5万円

オカメインコは、値段が1万円から5万円とお手頃価格で人気があります。


毛色で値段が以下のように変わります。

毛色値段
ノーマル1万円~5万円
ルチノー1万5千円~
パール1万7千円~

ノーマルは、オカメインコの原種です。


ルチノーは、性染色体の劣性遺伝によりアメリカで生まれた品種で、パールも性染色体の劣性遺伝で、ドイツで生まれた品種です。


可愛らしい外見と人懐っこくて飼いやすい性格なので、人気なのもわかりますよね。

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オカメインコの平均寿命は何年?長生きのコツやカラー別の値段も紹介

人気のオウム・インコの値段を紹介!

モデル:ゆきまる

約350種類が存在すると言われるオウムとインコ。

一般的に寿命は10年から50年で、飼い主さんよりも長生きすることもありますよね。


オウムとインコの大きな違いは、「冠羽(かんう)」があるかないかで判断します。


冠羽は、頭部にある周囲の羽毛より長く伸びた羽毛のことです。

  • 冠羽があるのが「オウム」
  • 冠羽がないのが「インコ」
オウムやインコの値段は、個体の色で変化します。

珍しい色の組み合わせのオウムなどは、高額になることがありますよ。

この項では、人気のオウムやインコの値段をご紹介していきます。
  • ヨウムの値段① 35万円〜
  • モモイロインコの値段② 35〜50万円
  • ウロコインコの値段③ 4万円〜
  • オニオオハシの値段④ 30〜55万円
  • オカメインコの値段⑤ 1万円〜4万円

ヨウムの値段① 35万円〜

ヨウムは、アフリカの西海岸森林地帯に生息しています。


体の色はグレーで真っ赤な尾羽がとても綺麗ですね。


種類は、以下の3種類になります。

  • ノーマル
  • コンゴヨウム
  • コイネズミヨウム

ノーマルとコンゴヨウムの違いはほとんどないのですが、よく見るとコンゴヨウムの方が大きいです。


おしゃべりが得意で、ものまねも上手なヨウムは「最も賢い鳥」と言われていますよ。


鳴き声は小さいので、騒がしいのが気になる方にもおすすめです。


愛情深く優しい性格ですが、神経質でストレスをためやすいので、ストレスを与えないようにすることが大切ですよ。

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ヨウムの平均寿命は?長生きのコツ/値段/病気も紹介【獣医師監修】

モモイロインコの値段② 35〜50万円

モモイロインコは、オーストラリアの草原地帯に群れで生息しています。


現地ではよく見かける鳥なのですが、オーストラリアには生物の輸出制限があるので、日本で販売される数が少ないです。


頭部から腹部にかけてピンク色で、背中と羽は灰色のモモイロインコ。


オスとメスで目の色が違い、オスが濃い黒目・メスが赤茶色です。


全長35㎝にもなる大型インコで、好奇心旺盛のおしゃべり好きです。


ただ、鳴き声が大きく肥満になりやすいので対策をしっかり立てましょう。

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モモイロインコはどんな性格?寿命や特徴、飼い方やしつけ方法も紹介!

ウロコインコの値段③ 4万円〜

ウロコインコは、ブラジルの草原地帯に群れで生息しています。


胸の羽毛の端が明るくなっていて、この模様がウロコのように見えることから「ウロコインコ」と名付けられました。


オスとメスを見分けるためにはDNA検査が必要だと言われていますよ。


最大で25㎝になる中型のインコで、寿命が平均で15年です。


明るく陽気な性格で、感情がとても豊かで表に感情を出してくれるので、機嫌や感情が分かりやすいです。


とても頭が良く、人間の1歳から5歳くらいの幼児期と同じくらいの頭脳を持つようですね。

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ウロコインコの平均寿命・性格は?値段や飼い方についても解説

オニオオハシの値段④ 30〜55万円

オニオオハシは、ブラジルの森林や川の周辺などの熱帯雨林に生息しています。


体の色が黒と白で、大きなくちばしがオレンジ色のオニオオハシは「アマゾンの宝石」と呼ばれるほど美しい鳥です。


好奇心が強く活動的で、約20年生きると言われていますよ。


鳴き声がかなり特徴的で、「ガァーガァー」ととても大きな声で鳴きます。


1㎞先でも聞こえるほどの鳴き声なので、対策が必要ですよ。


ペットとして迎え入れるには、手元に来るまでに「2~3ヶ月もしくは数年待つ」こともあるので、ハードルの高い鳥です。

オカメインコの値段⑤ 1万円〜4万円

オカメインコは、頬の赤い斑点がおかめの面に似ていることから、名付けられました。


オーストラリアの乾燥地帯に生息していて、水や過ごしやすい気候の場所を移動しながら生活しています。


穏やか繊細ですが、懐きやすい性格ですよ。


オスとメスで性格が違うようです。

  • オス:活動的でよくしゃべる
  • メス:穏やかで大人しい

オカメインコはたくさんの種類(カラー)があります。

顔の色や体の色、体の模様の組み合わせで種類が決まっていますよ。
  • ノーマルグレー
  • ルチノー
  • ホワイトフェイス
  • パール
  • パイド
  • シナモンなど

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オカメインコの平均寿命は何年?長生きのコツやカラー別の値段も紹介

高級なオウム・インコの値段はどのくらい?希少な種類を紹介

モデル:ゆきまる


希少価値のあるオウムやインコは、金額も高くなります。


先に書きましたが、海外からの輸入が多いので、通貨レートによって価格変動します。


手元にくるまでに、検査や検疫が必要なオウムやインコは高額になることもありますよ。


この項では、

  • アカオクロオウムの値段① 300万円〜
  • クルマサカオウムの値段② 100万円〜
  • ニョオウインコの値段③ 100万円〜
  • 白色オウムの値段④ 40〜120万円
  • ヤシオウムの値段⑤ 140〜190万円
上記のオウムやインコについて解説していきます。

アカオクロオウムの値段① 300万円〜

アカオクロオウムは、かなりマニアックなオウムで、流通数も少ない希少な種類。


オーストラリアの北部や南西部または南東部に生息しています。


体の色が黒く赤い尾羽を持っている大型のオウムです。


寿命が45年から50年なので、一生のお付き合いになりますね。


オスの若い個体は、黄色の斑点がありますが、年齢と共に消えていきます。


ヘルメットのような冠羽が特徴的で、興奮したり着地したりする時に逆立てますよ。


大人しく優しい個体が多いと言われています。

クルマサカオウムの値段② 100万円〜

クルマサカオウムは、オーストラリア原産の大型オウムです。


繁殖は相性が大切で、人工繁殖が難しいので希少性が高くなっていますよ。


ピンクの全身に大きな冠羽を広げた時の赤・白・黄色の模様が特徴で「世界一美しいオウム」と呼ばれています。


とても賢く、人の感情を理解できると言われています。


甘えん坊なところもあって、信頼関係が築ければたくさん甘えてくるようになります。


他の白色インコよりも繊細で神経質なところもありますよ。


日の出や日没に鳴く習性があるので、防音対策が必要です。

ニョオウインコの値段③ 100万円〜

全身が綺麗な黄色い羽に緑の風切羽が特徴のインコで「ミカドインコ」とも呼ばれています。


人懐っこく、とても賢いので、飼い主さんによく懐きますよ。


寿命は約20年で、全長38㎝の中型インコです。


ブラジルが原産国ですが、原産国の森林伐採や乱獲で個体数が減り、絶滅危惧種に指定されています。


個体数が減っている上に、人工繁殖が難しいので希少価値が高くなりますよね。


そのため、販売や譲渡できるのは所有者として登録している人または法人のみです。

白色オウムの値段④ 40〜120万円

白色オウムは、いくつか種類があります。

  • キバタン
  • オオバタン
  • タイハクオウム
  • シロビタイムジオウム
  • テンジクバタンなど
寿命は50年以上で、人懐っこくて人気のオウムです。

鳴き声が大きいので防音対策は必要です。

白色オウムに属するタイハクオウムは、インドネジア原産で純白の体にずんぐりした体格が特徴ですよ。

人慣れする鳥で、記憶力表現力ともに優れています。

慣れてくると仰向けになるなど、甘えん坊なところもありますよ。

ヤシオウムの値段⑤ 140〜190万円

ヤシオウムは、赤い頬に黒いモヒカンが特徴です。


オーストラリア北部やニューギニア近辺に生息しています。


知能が高くて、を覚えることもでき、パズルを解くことができる個体もいますよ。


性格は人懐っこく社交的です。


見た目が可愛らしいので人気があります。


全長60㎝もある大型の鳥で、2年に1度の繁殖で1個の卵しか産まないので希少価値はかなり高いです。


希少性が高く、ワシントン条約(CITES)に登録されているので、所定の手続きをおこなってから飼育しなければいけません。


入手困難な鳥なので、高額になりますよね。

まとめ:オウムの値段幅はとても大きい!

今回は、オウムの値段について解説してきました。

  • オウムの値段はピンキリ
  • 高級なオウムやインコは100万円以上する
  • オウムやインコは寿命が長いので一生のお付き合いになる
  • 世界には、わかっているだけでも約350種類のオウムやインコが存在する
おしゃべり好きでダンスをする姿など、テレビで見たことありますよね。

オウムの値段がこんなに幅広いとは、驚きでした。

1日に1回は、ケージの外に出してあげてストレスを発散させたり、飼い主さんと遊んだりとコミュニケーションをとりましょう。

希少価値の高いオウムになると、登録しないと飼育できないこともあるので、注意しましょう。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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