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生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べないと飼い主さんとしてはとても心配になってしまいますよね。何か他にも異変があれば動物病院へ連れて行きましょう。今回のMOFFME記事では、生後3ヶ月の子猫がご飯を食べない原因と対処法・ご飯を放置しても大丈夫かについて解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べないのはなぜ?原因や対処法を紹介

「飼っている猫が急にご飯を食べなくなった」「食べ残しが多い」そんな経験をした飼い主さんは、たくさんいるのではないでしょうか。

特に産まれて3ヶ月頃に多くみられる「食べ物拒否」ですが、どんな原因があるのでしょうか。

今回のMOFFME記事では
  • 生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない4つの理由
  • 生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時は放置して大丈夫なのか
  • 生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法2つ
について詳しくご案内します。飼い主さんは、飼い猫がご飯をたべない原因と対処法を知っておくことで、いざというときに落ち着いて対応することができます。

これから猫を飼育するかた、猫がご飯を食べなくて悩んでいるかたは参考にして下さい。

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない4つの理由を紹介!

飼っている猫が、急にご飯を食べなくなってしまったら、病気なのか、気分によるものか分からず、飼い主さんはとても心配になりますよね。


猫がご飯を食べない理由には成長や好き嫌い・環境の変化など、いくつもの原因がありますが、目には見えない病気の可能性もあるため、猫の異変に気づいてあげることが重要です。


生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない理由は

  1. 猫の習性によるもの
  2. ご飯が嫌い
  3.  何かが変わった
  4. 成長時期のため拒否している

上記の4つが考えられます。では、それぞれの原因についてわかりやすくご紹介していきます。

子猫がご飯を食べない理由① 猫の習性

子猫がご飯を食べない理由1つ目は「 猫の習性」によるものです。

猫の習性には「食ベムラ」と呼ばれるものがあります。食ベムラとは、自我が芽生え、好き嫌いが出てくる子猫のときにみられる「食の行動」です。

成長してくれるのは嬉しですが、ご飯を食べてくれないと心配になってしまいますよね。
「食ベムラ」は、食べる量が安定しないのが特徴ですが、長期間(36時間程度)ご飯を食べない場合は動物病院に相談する必要があります。

食ベムラとよばれる猫の習性の対策は
  1. しっかりとお腹をすかせる
  2. 1回に出す食事の量を見直す
  3. 食事に集中できる環境を作る
ことです。また、新しいものを好む習性「ネオフィリア」とよばれる猫の習性も深く関わっています。

子猫がご飯を食べない理由② ご飯が嫌い

子猫がご飯を食べない理由2つ目は「ご飯が嫌い」だからです。

人間と同じように、猫にも好き嫌いはあります。また、猫はもともと味を感じにくい動物だといわれています。そのため、食感や匂いのわずかな変化でご飯を食べなくなることがあります。

また、毎回同じ食事に飽きてしまっている場合もあります。猫が求めているフードや栄養素ではない場合は、ご飯を食べ飽きてしまう傾向にあります。

トッピングを変えるフードを少し温めるなどの工夫をすることで改善する場合があるため、悩んでいる飼い主さんは試してみてはいかがでしょうか。

また、はじめは食いつきのいい餌であっても、食べなくなってしまうことはよくあります。そんなときは、餌の栄養素を見直すことをオススメします。

猫が本能的に食べたがっている「バランスのよいフード」にかえることで、問題が解決するかもしれません。 

子猫がご飯を食べない理由③ 何かが変わった

子猫がご飯を食べない理由3つ目は「何かが変わった」からです。
  1. お引越しをした
  2. ご飯の容器がかわった
  3. ご飯の食感や匂いが変わった
  4. ご飯を食べる時間がバラバラ
など環境の変化餌の変化によって一時的にご飯を食べない状態にある場合があります。飼い主の皆さんは、食事の時間はなるべく同じ時間帯にして下さい。

食事の時間をバラバラにしていると、猫にとってストレスになり「食べムラ」や「食べ飽き」の原因になります。また、いつもと違う場所でのご飯は、猫が警戒してしまいます。

それが何回か繰り返されると、ご飯すら探さなくなるため注意が必要です。猫は自由奔放で鈍感なイメージがありますが、実はすごく繊細な動物ですので、ご飯の容器にも気を使ってあげましょう!

子猫がご飯を食べない理由④ 成長時期はご飯を食べないことも

子猫がご飯を食べない理由4つ目は「成長時期はご飯を食べない」こともあります。

猫のご飯は
  1. 生後4週間までの授乳期
高タンパクで高脂肪の母乳か子猫用のミルクを与えましょう。
  1. 生後4週間〜8週間までの離乳期
乳歯が生え始める時期です。ミルクから水にシフトする時期です。また、柔らかいウェットフードまたはドライフードを水でふやかしたご飯を与えましょう。
  1. 8週間頃からの子猫用のフード期
硬めのキャットフードが食べれるようになります。ウェットフードとドライフードを混ぜたご飯がオススメです。
  1. 成猫フード期
硬いキャットフードなど、好みに合わせて与えましょう。上記の4段階に分かれています。それぞれの時期では食べる量やご飯が異なり、食べない時期もあります。

飼い主さんは、飼い猫の成長ペースにあわせてご飯を調整してあげる必要があります。食べない日が数日続く場合は、病気の可能性があるため、念のために動物病院に相談して下さい。

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時は放置して大丈夫?

上記の記事では、生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない4つの理由をご紹介しましたがいかがでしたか?


生後3ヶ月の子猫がご飯を食べない理由には、育った環境や成長過程など、さまざまなな理由があることがわかりましたね。


病気の可能性もあるため、飼い主の皆さんは猫の異変に気づいてあげられるように、日々の観察が大切です。


ご飯を与えるときの注意点は 

  1. ウェットフードの場合はすぐに片付ける
  2. ドライフードの場合は少し放置しても大丈夫

です。では、与えたご飯を放置して大丈夫なのかフード別にご紹介します。 

ウェットフードの場合はすぐに片付ける

与えているご飯が「ウェットフード」の場合は、1時間を目安に食べ残しはすぐに片付けましょう!

ドッグフードは、腐らないようなイメージがありますが、人間の食べ物と同じように酸化し、匂いや風味がおちてしまいます。また、新しく与えるドッグフードを古いドッグフードに追加してしまう飼い主さんがいますが、酸化・腐敗している可能性があるためオススメできません。

家の中で飼育している猫は、野良猫に比べて餌を食べるスピードが遅い傾向にあります。それは、家の中には天敵やご飯を奪われてしまう危険がないためです。

「ダラダラ食べ」とも呼ばれ、1回分のご飯がなくなるまでに1時間かかるケースもあります。食事に時間がかかりすぎてしまう場合は、1回の量を調節してあげましょう。

ドライフードの場合は少し放置しても大丈夫

ドライフードは、乾燥しているためウェットフードよりは酸化が遅く腐敗しにくいですが、ドライフードを放置していい時間は、2〜3時間程度です。

雑菌の繁殖やご飯が酸化してしまうことを考えると、少しの放置は大丈夫ですが長時間の放置は禁物です。

未開封のドッグフードは
  1. 直射日光の当たらない場所
  2. 風通しのよい場所
  3. 湿度が高すぎない場所
に保管しましょう。また、ドッグフードは開封後1ヶ月程度に消費し、匂い移りと湿気に気をつけるようにしましょう!

猫の健康を守るために、期限切れのドッグフードは与えないで下さい。

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法2つを紹介

無くなるたびに買いに行くのが面倒で、キャットフードをまとめて購入しているかたや定期購入しているかたは多くいると思います。


しかし、生後3ヶ月頃の子猫がご飯をたべなくなり保管・消費に困っていませんか?子猫がご飯を食べない場合、飼い主さんができる対処法は

  1. フードストッカーを使用する
  2.  餌の量を減らす

上記の2点です。今回ご紹介する対処法を上手に活用し、フードロス・ストレスのないペットライフを過ごしましょう!

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法① フードストッカー

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法1つ目は「フードストッカー」を使用することです。

「フードストッカー」とは、猫のドライフードを保存するための容器・袋です。フードストッカーには、多くのメーカーからたくさんの種類が販売されています。

フードストッカーを使用するメリットは
  1. 酸化するのを防ぐことができる
  2. スペースを有効活用することができる
  3. 猫の健康維持につながる
  4. 計量カップがついている
  5. キャットフードの残量がわかりやすい
ことです。フードストッカーを選ぶ際の注意点は密閉できるものを選ぶことです。その他にも、フタに乾燥剤のついているもの、袋のまま保存容器に入れることができる大容量のフードストッカーなどがあります。

価格や見た目にこだわらず、飼い主さんの悩みに応じて選ぶと後悔しなくてすみます。

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法② 餌量を減らす

生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法2つ目は「餌の量を減らす」ことです。

人間の赤ちゃんに比べ、猫の成長ペースは15倍といわれています。しかし、生後3ヶ月ごろの子猫は、まだまだ消化器官が未熟です。

そのため、1回に食べる食事の量を調整してあげる必要があります。飼い猫がご飯を食べない・残してしまう場合は、餌の量を減らし、ご飯を与える回数を増やしてあげましょう。

量や回数には個体差がありますが、生後3ヶ月頃の子猫1日に与えるご飯の回数は5〜6回が目安です。

まとめ:生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べないのは病気の可能性も

今回のMOFFME記事では
  • 生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない4つの理由
  • 生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時は放置して大丈夫なのか
  • 生後3ヶ月程の子猫がご飯を食べない時の対処法2つ

についてご紹介しましたが、いかがでしたか?急にご飯を食べなくなると心配になりますが、好き嫌いや猫の習性が関係している場合もあります。

病気が疑われる際は、ご飯を食べなくなってから36時間程度を目安に様子を観察し、動物病院に連れて行きましょう!

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!