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『アンデスの歌うネズミ』と言われるデグー。みなさんはデグーとネズミの違いを知っていますか?共通点もありますが、全く異なる生き物です。今回のMOFFME記事では、デグーとネズミの共通点と相違点・飼育の注意点を詳しく紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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デグーとネズミはどう違う?共通点と相違点・デグー飼育の注意点

南米チリの山岳地帯に生息するデグー。みなさんはご存知でしょうか?

生物学上はげっ歯類に分類されます。そのため、ネズミと比較されることが多い生き物なのですが、全く別の生き物です。

そこで、そんな知られざるデグーについて紹介したいと思います。


ということで今回の「MOFFME」のテーマは下記の

  • デグーとネズミの共通点と相違点を紹介!
  • デグーを飼育する際の注意点を5つ紹介!
  • まとめ:デグーはネズミと違ってとても人懐っこい

をお届けします。デグーとはどの様な生き物なのでしょうか?疑問を持たれた方はぜひ、最後までご覧ください。


「MOFFME」では、無料でペット保険の相談を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

デグーとネズミの共通点と相違点を紹介!

デグーとは、げっ歯目デグー科デグー属に分類され、低危険種(絶滅危惧種の2歩手前)に指定されている生き物です。

げっ歯目が別名”ネズミ目”と呼ばれていることから、よくネズミを引き合いにして、比べられることが多いと言えます。ですが、前途でもお伝えした通り、全く別の生き物です。

デグー南米チリ原産の種で、アンデス山脈に生息しています。様々な鳴き声を駆使して仲間とコミュニケーションを行っており、その様子から”アンデスの歌うネズミ”の異名を持っています。

この見出しでは、

  • デグーとネズミの共通点は『げっ歯類』
  • デグーとネズミの相違点は『歯の特徴』と『食べ物』

について詳しく説明します。ぜひ、続きを読み進めてください。

デグーとネズミの共通点は『げっ歯類』

デグーもネズミもげっ歯類。見た目も何となく似ているため、デグーを知らない人がデグーを見るとネズミと勘違いしてしまいます。


デグーはまた、チンチラとも比較されることが多いです。チンチラも同じ”げっ歯類”だからです。


これらの事実から、デグーとネズミは同じ系統だと分類されがちです。しかし、共通点は『げっ歯類』という点のみです。デグーとネズミは全く異なる生き物です。


次の項目でデグーとネズミの相違点を紹介します。

デグーとネズミの相違点は『歯の特徴』と『食べ物』

デグーとネズミの相違点を表にまとめてみました。

デグーネズミ
歯の特徴オレンジ色白色
食べ物草食雑食
慣れやすい慣れにくい
新陳代謝あまりよくないふつう
コミュニケーションよく鳴くよく無くが超音波のため、
人間は聞こえない

また、ネズミの場合は鳴き声ではなく”スタンピング”という足踏みで、音を出してコミュニケーションを取ることもあります。


ちなみにデグー歯が白い場合は病気の可能性があります。飼育する際はご注意ください。


この様にデグーとネズミの共通点が『げっ歯類』のみですが、一方で相違点は複数存在します。

デグーを飼育する際の注意点を5つ紹介!

次に、デグーの飼育に際しての注意点を紹介します。特に「これからデグーの飼育を検討されている方」には必見です。

デグーが人に慣れやすいとはいえ、時間はかかります。飼い慣らしやすい前提として、3ヶ月以内に生まれた個体がおすすめです。


注意点に以下の5点をあげました。

  • デグーを飼育する際の注意点① 温度・湿度管理を徹底しよう
  • デグーを飼育する際の注意点② 尻尾はいじらない
  • デグーを飼育する際の注意点③ 齧ると危険なものは離す
  • デグーを飼育する際の注意点④ 歯の長さに注意
  • デグーを飼育する際の注意点⑤ おやつの与えすぎに注意

次の見出しで詳しく解説しております。ぜひ、続きを読み進めてください。


「MOFFME」では、”デグーが加入できるペット保険”も扱っています。お気軽にご相談ください!

デグーを飼育する際の注意点① 温度・湿度管理を徹底しよう

標高の高いアンデスの山岳地帯で、地面に掘った巣穴で生活をしていました。気温の年較差が極めて小さい場所のため、デグー急激な温度変化に弱い生き物です。


結論として夏は熱中症で死亡するリスクが高く、冬は凍傷で凍え死ぬ恐れがあります。必ず、温度と湿度を一定に管理してください。


これは、デグーに限った話ではありません。生き物を飼う上で、室温の管理は重要です。電気代がかかってしまう点は、割り切ってください。

デグーを飼育する際の注意点② 尻尾はいじらない

意外なことにデグー尻尾は切れやすくなっています。所説ありますが、敵から身を守ることが一番の目的です。


逃げるデグーの尻尾をつかむ、あるいは、物に引っ掛けてしまっただけで切れてしまいます。さらに出血を伴うほか、白い骨まで見えるため、飼い主さんは焦るでしょう。


ですが、デグーの尻尾が切れることは、自然なことなので落ち着きましょう。止血は清潔な脱脂綿などで軽く行い、薬はつけないでください。骨も自然となくなります。


他に知っておきたい知識は、デグーの尻尾はトカゲの尻尾の様に、生えてきません。

デグーを飼育する際の注意点③ 齧ると危険なものは離す

デグーの噛む力は非常に強いため、プラスチックを砕いてしまいます。齧(かじ)られて困る物は、デグーの近くに放置しない様にしましょう。デグーが齧って危険な物も同様です。


デグーを部屋の中で散歩させる場合は、電気コードなどを齧らない様に、注意してください。


また、デグーは人に慣れてくると、愛情表現の一環で甘噛みをしてきます。しかし、最初は加減がわからないため、非常に痛みを伴います。これは慣れるまで我慢するしかありません。

デグーを飼育する際の注意点④ 歯の長さに注意

前途で紹介した噛む力に起因するのですが、デグーの歯は、永久に伸び続けます。そのため、デグーは物を齧ることで、歯をすり減らすのです。そうして、歯が伸び過ぎない様に、長さを調整します。


この対策として、デグーが齧るためのおもちゃを購入して、デグーに与えましょう。ペットショップなどで市販されており、簡単に入手できます。


また、歯の長さの調整以外でも、ストレスがたまることで、物を齧る恐れがあります。

デグーを飼育する際の注意点⑤ おやつの与えすぎに注意

デグーはアンデスの厳しい自然環境で育ちました。完全な草食動物ということもあり、おやつ選びや、与える量は重要です。


身体の小さいデグーにとって、少量の糖分でも注意が必要になります。与えすぎると体調を崩してしまい、最悪の場合、デグーの寿命を縮めてしまいかねません。


決まった時間に、決まった量だけ与えてください。おすすめは、キャベツやパセリなどの糖分が少なめの野菜を切って乾燥させた物です。市販の乾燥野菜でもよいでしょう。

まとめ:デグーはネズミと違ってとても人懐っこい

南米出身のデグーについて紹介しました。


デグーの特徴は以下の通りです。

  1. ネズミと似ているが別の生物
  2. アンデスの歌うネズミの異名を持つ
  3. 急激な温度変化に弱い
  4. 噛む力が強い
  5. 歯が永久に伸び続ける
  6. 人懐っこい

これらの特徴が上げられます。また、デグーは賢く、自分の名前を認識します。慣れてくると、名前を呼ぶことで近づいて来るため、非常に愛嬌があります。


気になる人は、ぜひ、デグーの飼育を検討してみてください。この記事がお役に立てたのであれば、幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました。


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