猫の模様は多種多様!様々な模様・毛色が楽しめるのも猫の魅力ですよね。正確には猫の模様は一つひとつ違いますが、大きく分けると何種類の模様があるのでしょうか。今回のMOFFME記事では、猫の模様の名前・模様と性格の関係・模様が決まる過程を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる猫の模様は全部で何種類?多種多様な模様の名前を詳しく紹介!
猫には、しま模様や斑点など様々な模様・名前があります。
完全に同じ模様の猫はいないと言われるほど、模様の種類が豊富です。
なぜこんなに模様に違いが出るのか気になりますよね。
猫の模様が決まる仕組みには、親猫の遺伝子が関係しています。しかし、受け継ぐ遺伝子によって模様や毛色が変化する場合もあるんです。
模様の種類と一緒にどのように名前が決まっているのかも確認していきましょう。
そこで今回MOFFMEでは、
- 猫の模様の種類・名前
- 猫の模様はどのように決まる?
- 猫の模様と性格の関連性
猫の模様と名前についてご紹介していきます。
模様や毛色によって性格が異なると言われることについても解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
猫の模様は全部で6種類!模様の名前を一つずつ紹介!
猫の模様は、大きく分けて6種類あります。
しかし、1つの模様でも、毛色や模様のつき方が異なり、様々な模様が見られます。
例えば、しま模様の猫には、しま模様が太くはっきり出る子もいれば、しま模様が薄く細かく出る子もいるんです。
また、体の一部に模様が出る場合、お腹や顔、足など出る場所も個体によって異なります。
このように、模様によってさらに種類が分かれるので、どんな色や模様があるのか詳しくご紹介していきます。
ここでは、
- 猫の模様の名前① ソリッド
- 猫の模様の名前② タビー
- 猫の模様の名前③ バイカラー・キャリコ
- 猫の模様の名前④ ポインテッド
- 猫の模様の名前⑤ ハチワレ
- 猫の模様の名前⑥ 靴下
6種類の模様の名前を一つずつ見ていきましょう。
猫の模様の名前① ソリッド
ソリッドは、1色だけで模様がないのが特徴です。
猫のソリッドの毛色は、次のようなものがあります。
- 白
- 黒
- グレー
- レッド
- クリーム
- チョコレート
日本では、白や黒がよく見られます。クリームやチョコレート、フォーンなどの淡い色は、海外でよく見られる毛色です。
もともと、日本には濃い毛色の猫がほとんどでしたが、最近では淡い色の猫もよく見かけるようになりました。その理由は、海外の猫と日本の猫を交配するようになったからです。
海外の猫が日本に入ってくると、日本の猫と交配するようになり、淡い色の猫が増えてきたと言われています。
猫の模様の名前② タビー
タビーは、しま模様のことを言い、猫の模様の名称によく使われます。
猫のしま模様には、次のようものがあります。
- キジトラ
- サバトラ
- 茶トラ
- クラシックタビー
- アグーティタビー
- スポテッドタビー
日本では、特にトラ柄の猫が多く見られます。
キジトラは、茶色ベースに黒のしま模様があり、野生猫が身を守るための保護色になっています。
サバトラは、シルバーに黒のしま模様があります。この模様が魚のさばに似ていることから、この名前が付けられたそうです。
茶トラは、薄いオレンジに茶色や濃いめのオレンジのしま模様があります。他の模様の猫に比べて体が大きく、オスに多く見られるのが特徴です。
猫の模様の名前③ バイカラー・キャリコ
バイカラーは、2色の毛色をもつ猫のことを言います。
ただの2色ではなく、白とその他の色からなる毛色だけがバイカラーに分類されます。
そして、もう一つの条件は、色の割合がちょうど半分に分かれている場合のみです。
バイカラーには、次のような種類があります。
- 黒白
- 白黒
- グレー白
- 茶白
黒が多い場合は「黒白」、白が多い場合は「白黒」と言います。
キャリコは、3色の毛色をもつ猫のことです。白ベースで黒と茶色が入っている被毛をもつ猫を三毛猫と呼びます。
キャリコには、次のような種類があります。
- パステルミケ
- しま三毛
遺伝子の関係で、キャリコはメスに多く見られ、オスで見られるのは珍しいんです。
猫の模様の名前④ ポインテッド
ポインテッドは、白ベースに耳やしっぽ、手足などの末端に、黒や茶色などの濃いめのポイントカラーが入っています。
ポインテッドの猫で特に有名なのは、シャムです。
ポインテッドには、温度によって毛色が変わるという特徴があります。
温度が低くなると色が濃くなり、温度が高くなると色が薄くなります。体の末端だけ色が濃いということは、その部分の体温が低いというのが分かりますね。
また、子猫期は色が薄いですが、成長するにつれて色や模様が濃くなってくるのも特徴です。
これは、子猫が温かい母猫のお腹にいたころの名残で、ポイントカラーが薄いと言われています。
猫の模様の名前⑤ ハチワレ
ハチワレは、顔の毛色が額の部分で2色に分かれ、それが八の字のように見えるのが特徴です。
毛色に関係なく、八の字に色が分かれている猫のことをハチワレと言います。
もともとは、白黒のみをハチワレと呼んでいましたが、最近では様々な組み合わせの色のハチワレ猫がいるんです。
例えば、茶色に黒のしま模様が入った「キジトラ白」、明るいオレンジと白色の「茶トラ白」などがいます。
また、八の字は、末広がりといって上から下に広がる形で、縁起が良い数字と言われています。そのため、ハチワレ猫は縁起が良い猫で「福猫」とも呼ばれているそうです。
猫の模様の名前⑥ 靴下
靴下は、手足の先が白色で、まるで靴下をはいているように見えるのが特徴です。
靴下の模様には、いくつか種類があります。
例えば、足先だけが白色の「足袋タイプ」、足の中間部分まで白色の「ソックスタイプ」、両足で白色の割合が異なる「アシンメトリータイプ」など様々な種類があるんです。
特に、黒猫や茶トラ、キジトラ、サバトラによく見られます。
まれに、黒色の靴下をはいているような「ポインテッドカラー」の子もいます。
足先だけが白色になる理由は、遺伝子の関係で色素が足先まで届かなかったからだと言われています。
猫の模様はどうやって決まるの?
猫の模様は、親猫の遺伝子によって決まります。
毛色を決める遺伝子は9種類あり、次のようなものがあります。
- W(白)
- B(黒)
- O(オレンジ・赤)
- T(しま模様)
- C(足先や耳など体の末端に色が出る)
- A(単色)
- D(色を薄くする)
- S(体の一部に白が出る)
- I(シルバー・毛の根元が薄くなる)
これらが組み合わさって毛色や模様が決まります。
しかし、優勢遺伝子と劣勢遺伝子があり、組み合わせが複雑なので、生まれるまでどんな模様の子が生まれるか予想がつかないことも多いです。
そのため、親猫や兄弟で全く異なる毛色・模様であることも珍しくないんです。
また、遺伝子によっては成長するにつれて毛色や模様が変化することもあり、子猫のときの毛色や模様を成猫まで維持できるとは限りません。
迎える猫を選ぶ際に、毛色や模様で決める飼い主さんもいると思います。その場合、毛色が変化することを理解した上で決めることも大切ですね。
猫の模様と性格に関連性はあるの?
猫の模様と性格の関係について、はっきりとした証明はされていません。
しかし、模様によって性格が異なることは研究で分かっています。
猫の祖先であるリビアヤマネコと同じ模様のキジトラは、警戒心が強い子が多いです。これは、野生本能を強く受け継いでいるからだと言われています。
そのため、キジトラに近いほど警戒心が強い傾向があります。
猫の模様の中でも、茶トラは特に人懐っこく穏やかで、初心者でも飼いやすいでしょう。
白猫は、賢く警戒心が強いです。白色は自然界では目立つので、生き残るために頭を使い慎重に行動する必要があったため、このような性格になったようです。
一方で、黒猫は甘えん坊で警戒心が弱めな子が多いです。
このように模様によって、性格に傾向があるので、飼い主さんに合った性格の子を模様で決めることもできます。
ただ、育った環境や育て方によって、性格が変わることがあります。そのことを理解しておくことも大切です。
まとめ:猫の模様には完全に一緒のものはない
ここまで、猫の模様の種類・名前や模様の決まり方、性格との関連性について見てきました。
今回のMOFFMEでは、
- 猫の模様は大きく分けると6種類だが、毛色の組み合わせが豊富
- 猫の模様は、親猫から受け継ぐ毛色を決める遺伝子によって決まる
- 猫の模様によって性格に傾向がある
をご紹介しました。
猫の模様は、毛色の組み合わせや模様の形など種類が豊富で、全く同じ模様の子はいません。
そして、模様によって性格は異なりますが、あくまで傾向があるだけなので参考程度にしておくのがいいでしょう。
愛猫の成長とともに、毛色や模様の変化にも注目しながら育てるのも楽しそうですね。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!