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柴犬は毛が抜ける皮膚病にかかりやすい犬種の一つです。どんな皮膚病に注意した方が良いのか飼い主さんはしっかりと把握しておきましょう。今回のMOFFME記事では、柴犬の毛が抜ける皮膚病3選・3つの治療法・3つの予防法を紹介します。

この記事の目次

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柴犬の毛が抜ける際に考えられる皮膚病を紹介!予防法や治療法も

柴犬は皮膚病を発症しやすい犬種です。


「最近、体がかゆそう」「前足をよくなめている」と感じることはありませんか?


発症する時期は異なりますが、生後半年から1歳を過ぎたころから皮膚トラブルが起こることが多くなると言われています。


皮膚トラブルは放置してはいけません。


症状を確認して、愛犬にあった治療を行う必要があります。


今回MOFFEMEでは、柴犬の皮膚病について詳しく解説していきます。


  • 柴犬の毛が抜ける皮膚病3選
  • 皮膚病の治療法
  • 自宅でできる予防法3つ

柴犬の皮膚トラブルに悩んでいる方は是非、チェックしてみて下さい!

柴犬の毛が抜ける皮膚病3選を紹介!

皮膚トラブルが多い柴犬ですが、柴犬が発症しやすい皮膚病にはどのようなものがあるのでしょうか。


病気についての知識は愛犬の健康を守ることに繋がります。


皮膚病には体質や遺伝が関わってくることもあるため、回避することは難しいことかもしれません。


皮膚病についての知識を知ることは、愛犬の変化にいち早く気づくことが可能です。


早期発見・早期治療をすることは愛犬の健康を守る第一歩になります。


ここでは、柴犬がかかる皮膚病3つ紹介します!


  1. 犬アトピー性皮膚炎
  2. 食物反応性皮膚炎
  3. 膿皮症

症状が当てはまると思ったら、動物病院へ受診しましょう。

柴犬の毛が抜ける皮膚病① 犬アトピー性皮膚炎

柴犬の毛が抜ける皮膚病には、犬アトピー性皮膚炎があります。


動物病院へ受診すると、疑われることが多い病気です。

犬アトピー性皮膚炎は、アレルギー性皮膚炎の中に含まれます。


原因は特定のアレルギー物質ではないことがわかっています。

ハウスダストやほこり、ダニなど家の中にある物質でも発症することがあります。


柴犬が犬アトピー性皮膚炎を発症しやすいのには、体質も関係しています。

アレルギーの物質に体が過剰に反応することで発症します。


原因はこれだけではなく、皮膚にあるセラミドなどの成分が少ないこともあげられます。

セラミドは皮膚の保湿をする成分で、皮膚を守るバリア機能にも働きます。


犬アトピー性皮膚炎の発症する犬は、バリア機能が弱いということがわかっています。


かゆみ以外にも、患部を噛む・なめる・床に体をこすりつけるなどの症状がみられます。

皮膚トラブルが悪化することで、脱毛や色素沈着などの症状もあらわれます。

柴犬の毛が抜ける皮膚病② 食物反応性皮膚炎

食物反応性皮膚炎は特定の食物を摂取することで発症します。


人間に例えると、甲殻類アレルギーや青魚アレルギーなどがあげられます。


食物反応性皮膚炎の原因になる食物は、さまざまです。


卵や果物、米などで発症することもあれば、穀物やチキンなどにアレルギー反応をおこしてしまう犬もいます。


体に異変があると感じた場合には、与えているフードなどの変更が必要になってしまうこともあります。


人間のようにアナフィラキシー反応を起こすことはありませんが、軟便や下痢など消化器系に症状があらわれることも少なくありません。


体をかく、皮膚をなめる、皮膚が赤くなっているなどの症状がある場合は、与えている食材を確認し、獣医師へ相談しましょう。

柴犬の毛が抜ける皮膚病③ 膿皮症

膿皮症は、皮膚上にあるマイクロバイノームのバランスが崩れることで発症する皮膚病です。


マイクロバイノームは、皮膚にある微生物や細菌などのことを言います。


症状はフケや皮膚の赤み、カサブタなどがあります。


皮膚のバリア機能が弱い犬や遺伝、ホルモン異常をおこす基礎疾患を持つ犬に多くなる病気です。


皮膚上には元々、さまざまな細菌などが存在します。


健康な状態であれば、微生物や細菌は皮膚上で共存することができますが、何らかの原因で増えてしまうことで膿皮症を発症するのです。


犬種によって異なりますが、犬は皮膚のバリア機能が弱いといった特徴があります。


柴犬の毛が抜ける皮膚病の治療法を解説!

ここまで、皮膚病について詳しく解説してきました。


柴犬は皮膚病にかかりやすい犬種ではありますが、皮膚病になってしまったときの治療法はどのようなものがあるのでしょうか。


皮膚病になってしまった場合は、かくことで病状を悪化させてしまうこともあります。

そのため、重症化しないためにも変化に気づいてあげる必要があるのです。


皮膚病にはそれぞれの症状にあわせ、何個かの治療法を同時に行っていくこともあります。


ここからは、治療法について詳しく解説していきます。


  • 治療法①薬の処方
  • 治療法②食事療法
  • 治療法③愛犬の肌専用スキンケア

愛犬の皮膚トラブルについて不安がある方や治療法を知りたい方は、参考にしてみて下さい!

柴犬の毛が抜ける皮膚病の治療法① 薬の処方

皮膚病の治療では、薬を使用した治療を行うことが多いです。


薬は内服薬や外用薬など、さまざまな種類があります。


柴犬の皮膚病は、長期的に治療を継続しなければいけないものも少なくありません。


薬も体の負担にならないように、気をつける必要があるのです。


最近では副作用が少ない薬や、長期間飲み続けても負担が少ない薬も増えてきています。

どの薬にもメリット・デメリットが存在します。


獣医師と相談し、愛犬にあった薬を探すようにしましょう。

柴犬の毛が抜ける皮膚病の治療法② 食事療法

皮膚病の原因には、特定の食物が原因で発症することもあります。


そのため、食事療法を行い、特定の食物を突き止めなければなりません。

しかし、原因を突き止めるのには時間がかかります


治療としては、薬の服用と食事療法を行い、皮膚病の症状を緩和させながら原因を突き止めます。


食事療法は、原因となる食物を摂取させないようにします。


他にも、皮膚上で不足している栄養素を補給することもできます。

柴犬の毛が抜ける皮膚病の治療法③ 愛犬の肌専用スキンケア

皮膚病は、発症することで完治することが難しいものも少なくありません。


薬や食事療法でアレルギーや皮膚トラブルがおこらないように対策することも必要ですが、皮膚を強くしていくことも治療するためには必要になります。


そのため、愛犬の肌専用のスキンケアを行うことも治療の一環になるのです。


皮膚を強くするためのスキンケア用品は種類が豊富です。


愛犬の皮膚状態を確認し、獣医師に相談してみましょう。

柴犬の毛が抜ける皮膚病を予防しよう!自宅でできる3つの予防法


皮膚病は発症してしまうと、長期間の治療やひどいかゆみなど飼い主や愛犬にとっても大変なことばかりです。


そのため、皮膚病にならないように予防することができます。

予防法を知っておくことは、愛犬の健康を管理することに繋がります。


柴犬は犬の中でも、皮膚が弱い犬種だと言われています。


皮膚病に悩まされないためにも、皮膚病予防をしっかりと行うことが大切になります。


ここからは自宅でできる3つの予防法について解説していきます。


  • 予防法①外部寄生虫対策
  • 予防法②定期的なブラッシング
  • 予防法③定期的なシャンプー

愛犬の皮膚トラブルに悩まされていない方も、是非チェックしてみて下さい!

柴犬の毛が抜ける皮膚病の予防法① 外部寄生虫対策

外部寄生虫対策とは、犬の体にノミやダニが付着しないようにすることです。


柴犬はお散歩が大好きで、草むらの中を歩くことも多いと思います。


草ぬらの中には、ノミ・ダニなどのアレルギーの原因になる物質が存在するため、それらを体に付着させないようにするのです。


外部寄生虫対策としては、内服薬や皮膚に直接つけるタイプなどがあるため、自分にあった対策を行うことができます。


皮膚病にならないためには、皮膚に原因がつかない工夫をする必要があるのです。

柴犬の毛が抜ける皮膚病の予防法② 定期的なブラッシング

柴犬は被毛がダブルコートのため、換毛期には大量の毛が抜けます。


柴犬の抜け毛の量は有名な話かもしれません。


抜け毛は抜けたままにしておくと、皮膚の蒸れやかゆみの原因になります。

そのため、定期的なブラッシングを行うようにしましょう。


定期的なブラッシングは健康な皮膚を保つことができるため、皮膚トラブルを予防することができます。


換毛期以外でも、ブラッシングは続けることが大切です。

柴犬の毛が抜ける皮膚病の予防法③ 定期的なシャンプー

皮膚病を予防するためには、健康な皮膚を保つ必要があります。


健康な皮膚を保つためにも、定期的なシャンプーを行うようにしましょう。


皮膚に付着した汚れが、皮膚病の原因になってしまうこともあります。


シャンプーをすることで、付着した汚れや抜け毛などをきれいに流すことができます。


しかし、シャンプーのし過ぎは皮膚の乾燥に繋がってしまいます。


皮膚トラブルがあり、シャンプーを多く行う場合は乾燥を防ぐシャンプーやコンディショナーを使用することをおすすめします。

まとめ:皮膚病の多い柴犬は子犬の頃から被毛ケアを慣れさせておこう

今回MOFFEMでは、

  • 皮膚病を発症するのには、さまざまな理由がある
  • 治療法もあるが、長期的な治療が必要になることもある
  • 皮膚を健康に保つために、家でできる予防策がある
柴犬の皮膚病について詳しく解説してきました。


柴犬は皮膚が弱く、皮膚病にもかかりやすい犬種です。


そのため、皮膚病にならない対策と治療法について詳しく知っておく必要がありました。


柴犬はシャンプーやブラッシングが苦手な犬も少なくありません。


子犬の頃からシャンプーやブラッシングなどの被毛ケアに慣れさせておきましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。