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ここ最近人気を高めているのが小動物のデグーです。デグーは食べると中毒症状が出てしまう食べ物が多いため、餌には十分に注意する必要があります。今回のMOFFME記事では、デグーの餌の種類や与えてはいけない餌の特徴を詳しく紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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デグーにはどんな餌を与えればいい?餌の種類や注意点を紹介

デグーという動物をご存知でしょうか?

チリの山岳地帯が原産の齧歯類で、近年SNSを中心に人気が高まり、ペットショップで取り扱われることも多くなり、徐々に飼育者の数も右肩上がりになってきています。

そんなデグーですが、ペットとしての歴史はまだ浅く、専門書の数も犬や猫ほど多くないため、どんな餌を与えるのがいいのか疑問に思う方も多いはず。

そこで、今回のMOFFMEではデグーの餌についてご紹介。

  • デグーの餌の種類は大きく2つを紹介!
  • デグーのおすすめ専用餌4つを紹介!
  • デグーの餌として与えてはいけない食べ物はたくさんある!
上記のポイントにわけてデグーの餌の種類や注意点について詳しく解説していきます。

すでにデグーを飼育している方はもちろん、これからお迎えを考えている人にも参考になる記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

デグーの餌の種類は大きく2つを紹介!

齧歯類のデグーは、その姿かたちからネズミを連想することも多く、デグーのことをよく知らない人からしたら、食性もネズミのように雑食性と思われがちです。

しかし、野生のデグーは完全な草食性。
ペットのデグーも栄養を補うためのペレットを食べますが、基本は完全な草食です。

そんなデグーの餌は大きく分けて2つ。
牧草」と前述した「ペレット」です。

この項目ではデグーの餌について

  • デグーの餌の種類① 牧草
  • デグーの餌の種類② ペレット
  • デグーの副食として与えるなら糖分や脂質が低い餌を選ぼう
上記3つについて詳しくご紹介していきます。

デグーの餌の種類① 牧草

野生のデグーはアンデス地方の標高1,000mを超える山の上で生活しています。


食べ物が豊かではない、過酷な環境で生活しているため、その付近で食べることのできる野草やサボテン、樹皮などを食べて生活している粗食な生き物です。


ペットのデグーも完全草食なのには変わりがなく、ペットショップで購入することのできる牧草が主な主食となります。


うさぎやモルモットなども牧草を食べるため、馴染みのある方もいるかもしれませんね。


前述した通り、デグーは粗食な生き物のため高カロリーなものを主食とするとすぐに太って肥満になってしまいます。


そのため、低カロリーのイネ科の植物・チモシーを与えることをおすすめします。


チモシーは原産地によって違いがあり、外国産のチモシーは硬めの食感、国産のチモシーは柔らかめの食感などありますので、そのデグーの好みで選ぶのもいいでしょう。

デグーの餌の種類② ペレット

デグーの主食は牧草ですが、牧草だけでは足りない栄養を補うために固形の餌であるペレットも与えましょう。


栄養面だけで見れば、ペレットだけでもデグーの飼育は可能です。


ですが、野生のデグーは固い野草やサボテン、樹皮などを食べることで歯と歯が擦れ、正しい噛み合わせになっています。

ペレットだけの食生活になってしまうと噛み合わせに問題のある不正咬合になってしまう可能性が高くなってしまうので、牧草も必ず与えるようにしましょう。


割合としては牧草はいつでも好きなだけ食べられる状態に、ペレットは1日につきデグーの体重の5%を目安に与えるようにしましょう。


ペレットを与えすぎると肥満の原因にもなってしまうので注意が必要です。

デグーの副食として与えるなら糖分や脂質が低い餌を選ぼう

デグーはコミュニケーションがとれる動物なので、スキンシップをしながらおやつを与えることもあります。


その際、おやつ(副食)として与えるのは糖分や脂質の少ないものを選ぶようにしましょう。


栄養豊富な野菜を、豆粉とでんぷんで固めたベジドロップというおやつや、うさぎのおやつとしても知られるえん麦パパイヤスティックなどペットショップや通販サイトなどでは多くのおやつが販売されています。


ハムスターや大きめのインコのおやつとして知られるひまわりの種はカロリーが高いため、あまりおすすめできません。


その他、人間用に品種改良された果物なども糖分が高いので与えてはいけません。

デグーのおすすめ専用餌4つを紹介!

ここまで、テグーの餌の牧草、ペレット、副食についてご紹介してきました。

この項目では実際にデグーにおすすめする餌のうち

  • デグーのおすすめ専用餌① デグープラス
  • デグーのおすすめ専用餌② ひかりデグデグ
  • デグーのおすすめ専用餌③ デグーセレクション
  • デグーのおすすめ専用餌④ 一番狩りプレミアムチモシー
上記の4種類についてご紹介します。

デグーの餌はさまざま販売されていますので、餌選びの参考になると幸いです。

デグーのおすすめ専用餌① デグープラス

デグープラスは三晃商会から販売されているべグー用のペレットです。

高繊維の良質なチモシーを主な原料とし、体内でビタミンCを合成できないデグーのためにビタミンCを配合した、デグーのための栄養が整った専用ペレットになります。

一粒の大きさもデグーの口の大きさに合うと評判で、デグープラスに変更してからペレットの食いつきが良くなったとの口コミも多く、たくさんの飼い主さんに指示されています。

デグーのおすすめ専用餌② ひかりデグデグ

ひかりデグデグはHikari(ひかり)が販売するデグー用ペレットです。


歯の伸び過ぎを防止するために噛みごたえを2倍にし、腸内環境を保つためのひかり菌を配合しています。


また、植物成分ユッカの働きで気になる尿の臭いも減らすことに成功。

ビタミンC配合、さらに糖質ゼロのため粗食のデグーに優しいペレットです。


デグーが持ちやすいスティック状のため、食べてる姿が可愛いのもポイントですね。

デグーのおすすめ専用餌③ デグーセレクション

デグーセレクションはイースター株式会社が販売するデグー用のペレットです。


良質のチモシーを主原料に用いた、消化の良さとデグーの成長に配慮されたペレットで、腸まで届く乳酸菌や高濃度殺菌菌体を配合し消化をサポート。

また、デグーの成長に欠かせないビタミンC、ミネラル類を配合しています。


おおばこやたんぽぽなどの野草も配合し、嗜好性も高いペレットとなっているため、食いつきがいいとの口コミも多く寄せられています。

デグーのおすすめ専用餌④ 一番狩りプレミアムチモシー

一番狩りプレミアムチモシーはイースターから販売されている牧草タイプのデグーの餌です。


チモシーは収穫時期によって春から初夏にかけて収穫される一番刈り、夏から秋にかけて収穫される二番刈り、その後に成長したものを刈り取る三番刈りと別れます。


一番刈りはミネラルや食物繊維が豊富で、なにより噛み合わせに必要になってくる硬さも程よいためデグーにはおすすめ。


さらに一番狩りプレミアムチモシーは気密性、遮光性があるアルミ包装のため、チモシーの香りや鮮度が長持ち。

そのため嗜好性も高く、多くのデグーの飼い主さんから「よく食べる」と評判の牧草です。

デグーの餌として与えてはいけない食べ物はたくさんある!

人間が食べられるものの中には、動物にとってはとても有害になる食べ物があります。


中には中毒症状が出て、そのまま命を落としてしまう可能性すらあります。


下記にデグーに与えてはいけない食べ物をまとめました。

  • チョコレート
  • アボカド
  • アーモンド
  • ジャガイモの葉や茎
  • サトイモ
  • ほうれん草
  • ネギ類
  • にんにく、ニラ
  • セロリ
  • ミント
  • バジル
  • フルーツ類全般(ドライフルーツ含む)
  • りんご・梨・もも・梅・あんずの種
  • 生の豆
  • セージ
  • コリアンダー
  • ココナッツ
  • カシューナッツ
  • アーモンド
  • バナナ
ここにあげたのはほんの一例になります。

デグーに食べ物を与える際は、与えても大丈夫なものか必ず調べるようにし、基本的には牧草とペレット、デグー用に販売されているおやつを与えるようにしましょう。

まとめ:中毒症状が出ることもあるためデグーの餌には十分注意しよう

今回はデグーの餌についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。


ポイントは

  • デグーの餌は牧草とペレット
  • おやつを与える場合は糖分や脂質の少ないものを与える
  • 毒症状がでる食べ物もあるので、与える際には注意する
でした。

この記事でデグーに興味を持った方は、こちらの記事でもデグーについて詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!