ハムスターは成長するにつれて歯が伸びていきます。基本的には食事などで自然と歯がすり減るため、過長歯になることはありません。過長歯になってしまうと歯切りを行う必要があります。今回のMOFFME記事では、病院でのハムスターの歯切り料金・過長歯の原因を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる動物病院でハムスターの歯切りをする際の料金は?過長歯の原因など
ハムスターの歯は、成長するにつれて歯が伸びてきて、生え続けます。
通常、食事やかじり木などで歯がすり減るため、過長歯になることはありません。
何らかの問題により過長歯になってしまうと、歯が自身に突き刺さり、歯切りを行う必要があります。
過長歯の予防方法を知り、万が一、動物病院を受診する際の歯切りの料金を把握しておくと、動物病院の診察も行きやすくなるでしょう。
今回のMOFFME記事では、動物病院でのハムスターの歯切り料金や過長歯の原因を詳しく紹介します。
今回の項目
- 動物病院でハムスターの歯切りをする際の料金を紹介!
- ハムスターの過長歯の原因は大きく3つ!
- ハムスターの過長歯・不正整合の予防法5選を紹介
ぜひ、最後までご覧ください。
動物病院でハムスターの歯切りをする際の料金を紹介!
小さいハムスターは、飼っていると個々の個性や性格があり、大切な家族の一員です。
- ハムスターの歯切りは大体1,000〜2,000円程度
- ハムスターを診療してくれない動物病院は多いの?
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ハムスターの歯切りは大体1,000〜2,000円程度
ハムスターの歯切りは、大体1,000〜2,000円程度で、上限の目安は3000円程度です。
短時間の麻酔が必要な臼歯の処置などでは、麻酔費用が5,000~10,000円程かかる場合があります。
治療の前に、料金を確認するとよいでしょう。
ハムスターを診療してくれない動物病院は多いの?
ハムスターは、犬や猫と比べると飼っている人が少ないため、診察ができる動物病院が限られています。
動物病院での診察の多くは、犬や猫になり獣医師たちもハムスターの治療経験や知識が少ないことが理由です。
また、身体の小さいハムスターは麻酔などのリスクが高く、手術を行うことが難しいため、ハムスターを診療するには相当な経験が必要になります。
ハムスターの緊急時に、すぐ対応できるよう、あらかじめ診察可能な動物病院を探しておきましょう。
ハムスターの過長歯の原因は大きく3つ!
- ① 不正整合
- ② 切歯破折
- ③ 老化による歯茎の弱り
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ハムスターの過長歯の原因① 不正整合
ハムスターの不正整合とは、歯が曲がり、歯の噛み合わせが悪くなることです。
不正整合になると、硬いものが食べれなくなり、食事量が減りやせて弱ってしまいます。症状は食欲低下の他にも、口が閉じられなくなったり、出血したりする場合もあります。
ハムスターは、前歯を擦り合わせることで、歯の長さを調整します。歯の噛み合わせが悪いと、歯をすり減らすことが出来なくなり、歯が伸びてしまうので注意しましょう。
ハムスターの過長歯の原因② 切歯破折
ハムスターの過長歯の原因③ 老化による歯茎の弱り
ハムスターの老化によって歯茎が弱まると、歯を擦り合わせることができなくなり、歯の長さ調整ができなくなることがあります。
老化により歯茎が弱まると、歯の伸びる速度もはやくなります。過長歯になりやすく、嚙み合わせが悪くならないようにすることが大切です。
定期的に病院で、歯をカットしてもらうか、歯に負担がかからない程度の固い食べものなどで、工夫が必要でしょう。
ハムスターの過長歯・不正整合の予防法5選を紹介!
ハムスターが過長歯や不正整合になると、歯が伸びてしまいます。ハムスター自身に歯が突き刺さってしまうこともあり、大変危険です。
この項目では、予防法5選を紹介。
- ① ハードタイプのペレットを与える
- ② 齧り木をケージに入れる
- ③ 木製の巣箱にする
- ④ 2階建てハウスは使わない
- ⑤ 煮干しやチーズを与える
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予防法① ハードタイプのペレットを与える
ハムスターの過長歯・不正整合の予防法は、ハードタイプのペレットを与えましょう。
固いタイプのペレットやヒマワリの種子、クルミなどの固いエサは、前歯をよく使って食べるので、歯の伸び過ぎを防ぐことができます。
ペレット以外は、カロリーが高いため与えすぎには注意が必要です。
ハムスターが病気や高齢などの場合は、やわらかいエサにする必要がありますが、普段は固いものを与えるようにしましょう。
予防法② 齧り木をケージに入れる
ハムスターの過長歯・不正整合の予防法には、かじり木をケージに入れるとよいでしょう。
ハムスターが、かじり木をかじることにより、歯が削られて伸びすぎを防ぐ効果が期待できます。
かじり木の使用頻度は、同じ種類のハムスターでも性格や個性により異なります。よくかじり木を使う場合は、ストレスの解消もしている可能性があります。
ハムスターの歯を削り、伸びすぎを防ぐだけではなく、ストレス解消のためにも、かじり木は最適なアイテムです。
予防法③ 木製の巣箱にする
ハムスターの過長歯・不正整合の予防法には、巣箱を木製にするとよいでしょう。
巣箱を木製にすることにより、かじり木と同じように、ハムスターがかじることができます。歯が削られ、伸びすぎを防ぐ効果があります。
木製の巣箱は、歯の健康を守るためにも使用できますが、居心地の良さも大切です。
木製の巣箱には、底なしタイプや天井が取れるタイプなど、さまざまな商品が揃っています。ハムスターにも個性や性格があるので、ハムスターが気にいる巣箱を用意しましょう。
予防法④ 2階建てハウスは使わない
ハムスターの過長歯・不正整合の予防法には、 2階建てハウスは使わないようにしましょう。
本来ハムスターは、地下や地上で生活をしており、2階建てのハウスは必要ありません。また、ハウスの高い所から、金網に足を引っかけて落下や転倒の危険があります。
落下や転倒により、 切歯破折だけではなく、骨折や捻挫、命の危機もありますので、2階建てハウスは使用しないようにしましょう。
予防法⑤ 煮干しやチーズを与える
ハムスターの過長歯・不正整合の予防法は、 煮干しやチーズを与えることです。
ハムスターは雑食のため、ペレットや野菜で摂取できない動物性タンパク質が、煮干しやチーズにはあります。
動物性タンパク質は、身体の血や肉、内臓などに含まれるタンパク質です。特に妊娠中や成長期のハムスターには、必要な栄養素になります。
成長したハムスターに、煮干しやチーズを与えすぎると、結石などの原因になりますので、与える量は気を付けましょう。。
まとめ:ハムスターの歯切りを自宅で行う際は獣医師に相談してみよう
今回の項目
- 動物病院でハムスターの歯切りをする際の料金を紹介!
- ハムスターの過長歯の原因は大きく3つ!
- ハムスターの過長歯・不正整合の予防法5選を紹介
ハムスターの過長歯にならないように、歯を健康的な長さに保つことが必要です。
過長歯になった場合は、歯切りが必要になります。過長歯の長さによっては、自宅でカットを行うことが可能ですが、自宅で行う際は、獣医師に相談してみましょう。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!