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柴犬は季節の変化に敏感なため、時期に合わせて換毛します。柴犬がはげる場合でも換毛期が原因の場合は心配いりません。ですが、柴犬は皮膚病を発症しやすく、換毛期ではなくはげる場合もあります。今回のMOFFME記事では、柴犬の換毛期やはげる症状の病気を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる柴犬がはげるのは換毛期だから?時期外れの換毛が始まる理由など
柴犬を飼っている人なら、換毛期を経験したことがあるでしょう。
ある時期になると、かなりの量の毛が抜ける換毛期を迎えますが、このままはげるのではないかと思うほど大量に抜けることがあります。
また、いつもとは違う時期にもはげるほどの毛が抜けることもありますが、どういった理由で時期外れに換毛が起こるのでしょうか。
今回「MOFFME」では、
- 柴犬が換毛期ではげるのはなぜ?換毛の仕組みについて
- 柴犬が時期外れの換毛期を迎える理由を2つ紹介
- 柴犬が換毛期以外ではげる原因を3つ紹介
柴犬が換毛期ではげるのはなぜ?換毛の仕組みについて
そもそも、柴犬が換毛期によりはげるのはなぜでしょうか。
柴犬を飼っている人なら、換毛期によりかなりの量の毛が抜けることに驚いた人も多いでしょう。
そうした人でも、柴犬がなぜ換毛期ではげるのかを知れば、納得できるはずです。柴犬の換毛の仕組みについて、まずは詳しく解説していきます。
この項目では、
- 犬の被毛は主に2種類『シングルコート』『ダブルコート』
- 犬の換毛期は一般的に春と秋に行われる
犬の被毛は主に2種類『シングルコート』『ダブルコート』
犬の被毛には主に2種類あります。シングルコートと、ダブルコートに分けられますが、柴犬はダブルコートです。
また、柴犬の被毛はオーバーコートとアンダーコートのダブルになっているため、一般的な犬種よりも少し特殊と言えるでしょう。
オーバーコートは紫外線などをから皮膚を守る役割があり、アンダーコートは保湿の役割や体温の調整機能があります。
これだけ職種な被毛のため、柴犬は寒さに強く、冬場でも外で元気に動きまわるとができます。
ダブルコートの量は犬種によって異なりますが、柴犬は中でも多い方と言えるでしょう。つまり、気温の変化に応じて換毛期が訪れるということです。
冬の毛の量と夏場の毛の量を変えることで、上手に体温調整ができるようになっています。
犬の換毛期は一般的に春と秋に行われる
犬の多くは換毛期は、春と秋に行われます。これは柴犬も同じで、厚くなる前の春に涼しく過ごせるように一気に換毛期が起こります。
寒い季節を乗り切った5月から7月に、柴犬は綺麗に毛が抜けます。
そして、夏場を乗り切れる毛に生え変わり、次に冬を乗り切れるように、9月から11月頃の秋に換毛期が訪れます。
これは人間の衣替えと同じような意味があります。夏になると人間も薄着になり、冬になるとコートなどで厚着になります。
換毛期がある柴犬も同じように、春と秋に気温に適した毛替わりが起こります。
ただ、柴犬の場合はかなりの量の毛が抜け、まるではげているようになりますので、初めて柴犬を飼った人はびっくりしてしまうでしょう。
柴犬が時期外れの換毛期を迎える理由を2つ紹介
柴犬は換毛期には、かなりの量の毛が抜けます。
先ほども解説した通り、柴犬は一般的な換毛期を迎える犬種と同じように春と秋に毛が抜けますが、実は最近では時期外れの換毛期を向ける柴犬もいます。
はげるほど多くの量が春と秋に抜けると聞いて柴犬を飼った人は、そうした情報とは違う時期に換毛期を迎えると体調が悪いのではないかと考える人も多いかもしれません。
しかし、この時期外れの換毛期を迎えるのは、意外な理由があったのです。柴犬が時期外れの換毛期を迎えるその理由について2つ紹介します。
この項目では、
- 時期外れの換毛期の理由① 室内飼い
- 時期外れの換毛期の理由② 日照時間の減少
時期外れの換毛期の理由① 室内飼い
最近では柴犬は、換毛期にはげることが少なくなりました。
その理由として、室内飼いをしていることがあります。
屋外で飼われることが多かった柴犬は、室内飼いされることが多くなり、外気温の影響を受けることが少なくなりました。
そのため、通常の気温の変化がわからなくなり、換毛期が乱れてしまったのです。
換毛期を迎えても、すぐに終わってしまったり、反対に長期間、換毛期が続くようなこともあります。柴犬を室内飼いすると、こうしたことは良く起こります。
時期外れの換毛期の理由② 日照時間の減少
また、日照時間の減少も季節外れの換毛期が起こる原因とされています。
昔と比べて現代人は忙しい時間が多くなっており、遅くまで飼い主の帰りを室内で待っているような柴犬もいます。
そうしたことから外で散歩をする時間が短くなったり、深夜に散歩に行くようなこともあり、体に感じる日照時間に乱れが起こります。
柴犬が持っている体内時計な乱れてしまい、結果的に季節外れの換毛期が起こってしまっています。
飼い主の生活リズムを整えない限りは、換毛期の乱れを正すことは難しいかもしれません。
柴犬が換毛期以外ではげる原因を3つ紹介
柴犬は換毛期にかなりの量の毛が抜けますが、換毛期以外でもはげることがあります。
換毛期であれば、毛が抜けてはげるようなことがあっても、とくに気にすることはありませんが、換毛期以外ではげるようなことがあれば、何らかのトラブルが起こっているかもしれまん。
もし、病気などのトラブルが起こっているなら、早めに対処しなければいけません。
この項目では、
- 換毛期以外ではげる原因① 犬アトピー性皮膚炎
- 換毛期以外ではげる原因② 食物反応性皮膚炎
- 換毛期以外ではげる原因③ 膿皮症
換毛期以外ではげる原因① 犬アトピー性皮膚炎
柴犬が換毛期以外ではげる原因として、犬アトピー性皮膚炎があります。
実は柴犬は皮膚病にかかることが多く、とくに生後半年から1年を過ぎると犬アトピーにかかりやすいと言われています。
人間が発症するアトピーと同じで、この犬アトピーも原因ははっきりとわかっていません。犬アトピーになっても換毛期と同じように毛が抜けることがあります。
皮膚に炎症が起こっている箇所の毛が弱くなり抜けますが、換毛期のように一気に抜けるようなことは少ないです。
徐々に抜けていくようなことや、皮膚を痒がっているようなしぐさをしたときには、しっかりと確認してください。
犬アトピーは完治させるのは難しいですが、クリニックで処方される薬で症状を抑えることができますので医師に相談をしてください。
換毛期以外ではげる原因② 食物反応性皮膚炎
また、換毛期以外ではげる原因として、食物反応性皮膚炎の可能性もあります。食物反応性皮膚炎は、食べ物の摂取により食物アレルギーを起こす症状です。
どのような食べ物で反応するかはまちまちですが、肉や卵、米などに反応することが多いとされています。
換毛期のように毛が抜ける症状以外にも、下痢やおならの回数が増えるなどの症状もあります。
また、皮膚を異常に痒がるようなこともあるため、おかしいと感じたときには、早めに専門の医師に相談をすることをおすすめします。
どのような食べ物に反応しているかは、血液検査などによりわかることもありますので、もしアレルゲンがはっきりと分かった場合は、その食べ物は避けるように心掛けてください。
換毛期以外ではげる原因③ 膿皮症
膿皮症と症状を初めて聞いたという人は多いかもしれません。
膿皮症は、もともとある皮膚の上の細菌のバランスが崩れることで発症する病気です。
膿皮症が起こる犬の多くは遺伝的なものが多いとされており、その犬の親犬がこの膿皮症にかかっていた場合は、子供も発症する可能性が高くなります。
膿皮症が起こると、皮膚のバリア機能が低下してしまい、皮膚がただれたようになりフケやかさぶた、さらには痒みや毛が抜ける症状が現れます。
酷くなるとかなり広い範囲の毛が全て抜け落ちるようなこともありますので注意が必要です。
この膿皮症は内服薬が処方されることが多く、症状によっては回復することもあるため、異常を感じたときには早めに対処してください。
まとめ:柴犬の様子がおかしくはげる場合は、換毛期ではなく皮膚病かも
ここまで、柴犬の換毛期や、換毛期でなくてもはげることがある等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事では、
- 犬の換毛期は春と秋に訪れる
- 室内飼いをしている柴犬は換毛期がずれることもある
- 犬アトピーや食物反応性皮膚炎などでもはげることがあるため注意