チワワは他の犬種と比べても警戒心が強く、無駄吠えをしやすいと言われています。チワワは様々な原因から吠える行為を行います。飼い主として、適切に原因を把握しに対処することが大切です。今回のMOFFME記事では、チワワが吠える原因・対処法・注意点を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じるチワワが吠える原因は?無駄吠えの対処法やしつけの注意点など
超小型で飼育しやすいことから不動の人気を誇るチワワ。
活発で明るく愛情深い性格で、飼い主さんに従順です。
家族のムードメーカーで楽しい生活が送れますよね。
ですが、臆病で神経質な一面もあるのです。
そして、嫉妬深いとも言われていて、飼い主さんが他の犬と遊ぶと
ヤキモチを焼いて吠えることもあります。
そのため、無駄吠えが多い犬種と言われていますよ。
間違ったしつけをしてしまうと、「吠えると嬉しいことがある」と学習してしまうので、
注意が必要です。
今回MOFFMEでは、
- チワワが吠える原因
- 無駄吠えに効果的な対処法
- 無駄吠えのしつけは大きな声を出さない
チワワが吠える原因は主に6つ!
よく吠えるイメージのチワワですが、吠える原因は何があるのでしょうか?
一般的に警戒心が強く、インターホンや見知らぬ人に吠える傾向にあります。
また、リーダー意識があるので、家族(群れ)を守るために吠えることもありますよ。
体が小さいので、吠えて自分を大きく見せようとします。
チワワが吠える原因は主に6つあります。
この項では、以下のチワワが吠える原因について解説します。
- 要求がある
- 縄張りに人が入っている
- ストレスを抱えている
- 精神的病気を抱えている
- 身体的異常がある
- 認知症を患っている
愛犬が吠える原因が分かれば、対処しやすくなりますよね。
チワワが吠える原因① 要求がある
何かしらの要求がある時に吠えます。
- ご飯やおやつがほしい
- 散歩に行きたい
- ケージから出たい
- 遊んでほしいなど
チワワが吠える原因② 縄張りに人が入っている
犬は縄張り意識が強い動物なので、自分のテリトリーに人が入ってくると、警戒して吠えます。
臆病で不安なチワワは、吠えることで「自分のテリトリーから出ていけ」と合図を送っています。
インターホンの音や来客に吠えるのは、どの犬種でもありますよね。
吠えるのをやめさせる対処法は、「インターホンが鳴ったらおやつをあげる」です。
チワワの気が逸れて吠えなくなります。
来客の時は、食べるのに時間のかかるおやつをあげましょう。
おもちゃの中におやつを詰め込むタイプのものがおすすめです。
食べることに夢中で、気を逸らす時間を稼げますよ。
チワワが「インターホンの音=おやつ」と学習すれば吠えなくなります。
吠えない場合は、たくさん褒めてあげましょう。
チワワが吠える原因③ ストレスを抱えている
何かしらにストレスを抱えて吠えます。
- 運動不足
- 飼い主さんとのスキンシップ不足
- 引っ越しなどの環境の変化
チワワが吠える原因④ 精神的病気を抱えている
精神的病気を抱えている場合にも吠えます。
- 飼い主さんが外出する際に吠える
- 飼い主さんと少し離れただけで吠える
- 留守中にも吠える
チワワが吠える原因⑤ 身体的異常がある
体に痛みがある時や、体に不快感がある場合に吠えることもあります。
急に痛みを感じた場合は「キャン」と鳴きます。
慢性的な痛みや苦痛に耐えている時に吠えることもありますよ。
飼い主さんが気づかないうちに怪我をしている場合もありますので、注意が必要です。
チワワが吠える原因⑥ 認知症を患っている
シニア犬で吠える場合は、認知症を患っていることがあります。
認知機能の低下で昼夜が逆転して夜に吠えるようになります。
一般的にシニア期に入るのは7歳くらいで、少しづつ老化現象が現れる時期。
その頃から、心配になるくらいに日中によく寝るようになりますよね。
その代わりに夜にずっと起きていて吠えてしまうのです。
認知症を防ぐためには
- 日光を浴びて体内時計を調節する
- 運動をして筋肉を動かして昼寝を防ぐ
- 散歩でいろいろな刺激を受ける
- 毎日のスキンシップを忘れない
などの対策があります。
夜に吠えてご近所に迷惑かなと思う時は、先にご近所へ事情を話しておきましょう。
チワワの無駄吠えに効果的な対処法を2つ紹介
無駄吠えに効果的な対処法は、どのような方法があるのでしょうか?
犬は、生後3週間から14週頃に「社会化期」という時期を迎えます。
この社会化期に
- いろいろな音
- 他の動物
- 車
- 見知らぬ人
- いろいろなニオイ
などにふれることで、「自分にとって害がない」と学習できれば、自然に吠えることがなくなります。
チワワは臆病なので、怖いと思うとたくさん吠えてしまいます。
この項では、チワワの無駄吠えに効果的な対処法2つ
- 安心できるスペースを確保する
- 吠えるのと同時に叱る
チワワの無駄吠え対処法① 安心できるスペースを確保する
来客や要求吠えの時には、サークルやケージなど愛犬だけになる空間を確保しましょう。
自分の部屋であるサークルやケージで安心してもらうことが大切です。
サークルに入れて吠えなくなるまで無視して、吠えなくなったらサークルから出してたくさん褒めてください。
- 吠える=無視される
- 吠えない=褒められる(嬉しいことがある)
チワワの無駄吠え対処法② 吠えるのと同時に叱る
愛犬が吠えそうだなと感じたら、すぐに「ダメ」と叱りましょう。
- 見知らぬ人が近づいてきた
- 何かの影に警戒している
- 他の犬の様子を見ている
チワワの無駄吠えをしつける際は大きな声を出さないよう注意しよう
チワワの無駄吠えをしつける時には、大きな声を出さないように注意しましょう。
興奮して吠える愛犬に対して、飼い主さんが大きな声を出してしまうとさらに興奮してしまいます。
飼い主さんは、冷静になって落ち着いた状態で対処しましょう。
また、吠えた時に「ダメでしょう」と話しかけたり抱き上げたりするのは、間違った対処です。
「吠える=かまってもらえる」と覚えるので、吠え癖がつきます。
吠える時には、
- 強めの声で「ダメ」と声をかける
- チワワの体を軽く押さえつける
- 大人しくなってからも数秒間自由を奪う
- チワワが冷静になったら放す
- 吠えなくなったらたくさん褒める
まとめ:チワワが吠える原因を把握して適切な対処法を取ろう
今回は、チワワが吠える原因と対処法について解説してきました。
- チワワが吠える原因は要求吠えや興奮吠え・心の病気や認知症の可能性
- チワワが吠える時の対処法は、安心できるスペースを確保するなど
- 大きな声でしつけようとしない
愛犬が吠える原因を把握して、原因に合った対処法を見つけることが大切です。
可愛い愛犬が要求することは、何でも応えてあげたいのが飼い主さんの心境ですよね。
ですが、きちんとしつけするためには、我慢させることも必要です。
しっかりとした信頼関係が築けていれば、しつけもしやすいですよ。