猫が寄ってきたけど触り方がわからない。。そんな悩みを抱える人も少なくないかと思います。猫の撫で方ひとつで好かれるか好かれないかがハッキリしますよね。この記事では、猫が喜ぶ撫で方を部位ごとに紹介します。撫でる際の注意点も解説するのでしっかりと把握しましょう。
この記事の目次
目次を閉じる愛猫との関係性を深められる撫で方を紹介!体の部位別に解説
- 猫を撫でるタイミング
- 部位ごとの猫が喜ぶ撫で方
- 猫を撫でるメリットと注意点
猫を撫でる際には、確認しておきたい注意点もあります。注意点も一緒に確認しながら、愛猫が撫でられて喜ぶ部位を探してみてください。
愛猫とのスキンシップで関係性をさらに深めていきましょう。
猫を撫でるチャンスを紹介
猫には撫でてほしいタイミングがあります。
人間が撫でたいと思っていても、猫は撫でてほしくないと思っているかもしれません。
タイミングを間違えると、怒ったり嫌われたりする原因になります。愛猫とコミュニケーションを取りたいのに嫌われるのは避けたいですよね。
撫でてほしいときは飼い主さんにサインを出しています。そのサインが分かると、撫でてほしいタイミングが理解できるようになります。
撫でるチャンスを逃さないために、まずは撫でるタイミングを知ることが大切です。
猫を撫でるタイミングは以下のようなものがあります。
- 接近してきたとき
- リラックスしているとき
- しっぽが立っているとき
撫でてほしいと思っている愛猫のサインを逃さないように確認していきましょう。
猫を撫でるチャンス①接近してきたとき
猫が接近してくるのは、構ってほしい、甘えたいサインです。
近づいてきたときに、喉を鳴らしたり、足や腕に絡みついたりするのも甘えている証拠です。この構ってほしいアピールを逃さないようにしましょう。
接近してくるだけでなく、膝の上に乗る、仰向けでお腹を見せる行動も飼い主さんに構ってほしいと思っています。
甘えてきたらつい抱っこしたくなりますが、まずは優しく撫でてあげましょう。
また、飼い主さんの方から撫でたくなるときでも愛猫が近づいて来るまで待つことが大切です。
猫を撫でるチャンス①リラックスしているとき
ウトウトしてリラックスしているときも撫でるチャンスです。
リラックス状態なので、正面からいきなり触ると驚いてしまうかもしれません。後ろや横から声をかけながら、睡眠の邪魔をしないようにゆっくり優しく撫でてあげましょう。
このとき注意するのは、起こしたり、抱っこしたりしないことです。
また、リラックスしているときは触るのを嫌がらないことが多いですが、なかには触ってほしくない子もいます。触ったときに嫌がったら触るのはやめておきましょう。
猫を撫でるチャンス①しっぽが立っているとき
しっぽの動きで撫でるタイミングを見ることができます。
しっぽが立っているときは甘えたい・構ってほしい証拠です。しっぽを立てて近づいてきたら、撫でてほしいと思っているかもしれません。
気持ちいい、機嫌が良いときは、しっぽを大きくゆっくり動かすので、撫でるときにしっぽの動きを確かめてみてください。
それに対して、しっぽをたたくように動かしているときは嫌がっているサインです。このような動きが見られたら、撫でるのをやめましょう。
猫が喜ぶ撫で方を部位ごとに紹介
猫が喜ぶ部位を撫でているのに気持ちよさそうにしていないことはありませんか?
それは猫が喜ぶ撫で方ができていない可能性があります。
撫でるときは、ゆっくり優しく撫でるだけでは充分に喜んでもらえないかもしれません。
体の部位ごとに猫が気持ちいい撫で方のコツがあります。撫でる部位ごとに気持ちいいポイントを押さえれば、愛猫とのスキンシップがさらに楽しくなり、距離を縮められます。
撫でる強さは強めが好き、優しく撫でられるのが好きなど、撫で方の好みは猫によって異なります。一般的に猫が喜ぶ撫で方をしながら愛猫が好きな撫で方を見つけてくださいね。
ここでは、次の部位の撫で方を解説します。
- 頬
- あご
- 耳
- 額
実際に愛猫を撫でたり、イメージしたりしながら確認してみましょう。
猫が喜ぶ撫で方:頬
指の腹や手の甲で、ヒゲの付け根から耳の方へ、毛並みに沿ってゆっくり優しく撫でます。
口角を上げるようなイメージで優しく触るのがポイントです。これを左右同時にやると、さらに気持ちよさそうな反応をするのでやってみてください。
頬は自分で毛づくろいができないので、撫でると気持ちいいみたいです。猫は顔周りを撫でられると、リラックス効果や安心感を得られます。
また、顔周りはよく筋肉を使う部位でもあります。優しく撫でながら一緒にマッサージをして、筋肉をほぐしてあげましょう。
ただし、顔周りは敏感な部位なので触られるのが苦手な子もいます。愛猫の様子を見ながら、嫌がるようであれば撫でるのはやめておいた方がいいですね。
猫が喜ぶ撫で方:あご
口の下から喉のあたりまで指先や指の腹で、毛並みに沿って優しく撫でましょう。手の甲で撫でても喜ぶ子が多いです。
あごの下は皮脂や汚れが溜まりやすく、かゆくなることがあります。そのため、撫でられるとかゆみが和らぎ、気持ちいいようです。
撫でたときにかゆそうにしていたら、少し強めに掻くと喜ぶかもしれません。力を入れすぎないように注意しましょう。
また、あごの下にはニキビのような黒いできものができやすいです。これは毛づくろいがきちんとできていないと、汚れが溜まってできます。
撫でた際にブツブツしていたら、濡らしたタオルやコットンで拭き取ってあげましょう。なお、あごを撫でるときに汚れていたら、こまめに拭くことで予防できます。
猫が喜ぶ撫で方:耳
猫が喜ぶ撫で方:額
猫を撫でるメリットを紹介
愛猫を撫でることにはコミュニケーションが取れるだけでなく、他にもメリットがあります。撫でて癒やされるだけでなく、さらに良いことがあるのは嬉しいですよね。
愛猫とのスキンシップで信頼関係を深められることはよく知られていますが、愛猫の健康チェックもできます。もちろん普段の様子や行動を観察することでも健康状態は確認できると思います。
しかし、撫でることで、撫でる習慣がないと気付けない小さな異変に気付けるようになります。
メリットが分かると、愛猫の撫で方やスキンシップの取り方が変わるかもしれません。
猫を撫でるメリットには次のようなものがあります。
- 病気や怪我に気付ける
- 毛並みが整う
- 信頼関係が深まる
愛猫を撫でるとどんな良いことがあるのか、それぞれ詳しく解説していきます。
猫を撫でるメリット①病気や怪我に気付ける
見た目だけでは気付けない異変に気付けるメリットがあります。
例えば、できものやしこりができていた、足を触ると痛がるなど、触らないとなかなか気づけない異変に気づくかもしれません。
特に普段あまり触らない部分や触られるのが苦手な部分の異変には、気付きにくいです。撫でられるのが苦手な場合は、少しずつ撫でられることに慣れておくといいですね。
普段のスキンシップが病気や怪我の早期発見に繋がります。もし気になる症状が見られる場合は、獣医師に相談してみてください。
愛猫を撫でる際には少し意識して見てあげましょう。
猫を撫でるメリット②毛並みが整う
猫を撫でるときは、基本的に毛並みに沿って撫でるので、撫でると自然に毛並みが整ってきます。
猫の健康状態は毛並みに表れると言われています。愛猫を撫でながら、毛のツヤや皮膚の乾燥、フケが出ていないかなどのチェックをしてみましょう。
また撫でられることに慣れたら、スムーズにブラッシングができるようになります。ブラッシングが苦手な場合は、まずは撫でられることに慣れましょう。
なお、子猫の頃から撫でられることに慣れていると、成猫になったときのブラッシングがスムーズにできます。
猫を撫でるメリット③信頼関係が深まる
愛猫を撫でることで、優しく撫でてくれる飼い主さんが大好きになり、信頼関係が深まるというメリットもあります。
猫はマイペースでなかなか撫でさせてくれない動物だというイメージがありますが、信頼した相手にはよく懐いてくれます。
信頼関係を深めるために、まずはスキンシップを取ることから始めてみましょう。
また、心を許した人に撫でられると、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。人も同じように愛猫を撫でることで、幸せホルモンが分泌されるので、お互いに幸せな瞬間だということですね。
猫を撫でる際の注意点を解説
猫が喜ぶ撫で方は分かったけれど「どんなことに気をつけて撫でればいいのか?」気になりますよね。
愛猫を撫でる際には、知っておきたい注意点があります。この注意点を知らないと、愛猫に「撫で方は良いのに気分は良くない」と思われるかもしれません。
撫でて嫌がる場合は、触ってほしくない部位を触っている可能性もあります。
しかし、注意点を意識しながら撫でると愛猫も喜んでくれるので、気をつけながら撫でてみましょう。
猫を撫でる際の注意点は次のようなものがあります。
- 無理強いはNG
- ストップサインを見逃さない
- 速すぎ冷たすぎは注意
- 神経が密集している部位は触らない
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。愛猫を撫でる際にぜひ参考にしてみてください。
猫を撫でる際の注意点①無理強いはNG
猫が撫でてほしいタイミングではないのに、無理に撫でたり、抱っこするのは良くありません。
嫌がっているのに無理に続けると、近づいて来なくなる可能性があります。愛猫との関係性を深めたいのに嫌われたくないですよね。
また、ストレスの原因になる場合もあるので、無理強いはNGです。
特に寝ているときやひとりで遊んでいるときはそっとしてあげましょう。つい撫でたくなりますが、愛猫が飼い主さんとスキンシップを取りたいタイミングまで待ってあげてくださいね。
猫を撫でる際の注意点②ストップサインを見逃さない
猫は長時間撫でられるのが苦手な動物です。
撫でられて満足したら「撫でるのをやめてほしい」とストップサインを出します。
ストップサインには、耳を後ろに反らす、しっぽを早くパタパタと動かす、その場から離れるなどがあります。このようなサインが見られたら、撫でるのはやめましょう。
ストップサインを無視して撫で続けると、噛んだり、引っ掻いたりすることがあります。そうならないようにストップサインを見逃さないことが重要です。
ストップサインを出すタイミングは、そのときの気分によって違うので見逃さないようにしましょう。
猫を撫でる際の注意点③速すぎ冷たすぎは注意
撫でるときの手の温度や撫でる速さにも注意が必要です。
猫は冷たい手で触れると驚いてしまいます。猫を撫でる際には、驚かせないことが重要です。
また撫でられたときに驚かされたという悪い記憶が残り、飼い主さんに近づかなくなることもあります。
手が冷たいときは温めてから愛猫を撫でるようにしましょう。
他には、力の入れすぎや撫でるのが速すぎるのも猫にとって良くない撫で方です。速く撫でると、イライラして落ち着かなくなるので、ゆっくり優しく撫でましょう。
猫を撫でる際の注意点④神経が密集している部位は触らない
神経が密集している足先やしっぽはなるべく触らないようにしましょう。
しっぽには太い神経が通っていて、他の神経と繋がっている大切な部位です。しっぽの付け根にも神経が集中しています。
神経が密集している部位は、敏感だったり、痛みを感じやすいので注意が必要です。
なかにはしっぽの付け根を触られるのが好きな子もいますよね。しっぽを触られるのが好きな場合は、力を入れすぎず、優しく撫でてあげてくださいね。
足先も触られるのを嫌がることが多い部位です。爪切りや足回りのお手入れ以外は触らないほうがいいですね。
まとめ:いつでも猫の目線に立ってスキンシップを取ろう
猫が喜ぶ部位ごとの撫で方や猫が撫でてほしいタイミングなど、猫の撫で方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
飼い主さんのほうから撫でたくなる気持ちも分かりますが、愛猫が飼い主さんとスキンシップを取りたいと思うまで待ってあげることが大切です。撫でるチャンスはあるので、愛猫が出す甘えたいサインを見逃さないようにしましょう。
撫でるときは優しくゆっくり撫でることも重要ですが、部位ごとに撫で方を変えることで、さらに喜んでくれます。愛猫を撫でる際には、ご紹介した猫が喜ぶ撫で方を参考にしてみてくださいね。
愛猫とのスキンシップを楽しんで、お互いに関係性をより深めていきましょう。
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