レッグペルテスを患っているペットを飼っている飼い主さんへ。レッグペルテスを補償してくれるペット保険会社は、アニコム損保・アイペット損保・au損保・FPCなどがあります。他にも、レッグペルテスを補償してくれるペット保険を紹介していますので、ぜひご確認ください。
この記事の目次
目次を閉じるレッグペルテスになってもペット保険に入れる?レッグペルテスについてやペット保険の選び方について解説!
レッグペルテスも補償対象としている保険は以下になります!
※ご加入前から疑いがある場合・すでに診断されている場合は補償対象外となることがあります。詳しくは各社の重要事項説明・約款等をご確認くださいませ。
犬の後ろ足にある大腿骨頭(だいたいこっとう)という所が壊死してしまう病気であるレッグペルテス病。
別名、大腿骨壊死症(だいたいこつえししょう)とも呼ばれていて、多くの場合は小型犬でよく見られると言われています。
症状によっては、外科手術を受けなくてはならない場合も多く、ペット保険で備えておきたい病気の一つとも言えるでしょう。
今回「MOFFME」では、
- そもそもレッグペルテスとは?レッグペルテスについて解説!
- レッグペルテスはどんな症状?レッグペルテス病の犬の特徴と、股関節形成不全との違い
- レッグペルテスの発症の原因は遺伝?
- ポメラニアンは要注意!レッグペルテスにかかりやすい犬種は?
- レッグペルテスの治療法は?手術や治療費はどれくらいかかる?
- レッグペルテスの死亡リスクは高い?
- レッグペルテスになったら保険に入れるの?保険適用されるか解説!
を解説していきます。
レッグペルテスは基本的には、病気が発症する前にペット保険に加入しておかないと、補償されないので、健康なうちに保険加入を検討しておきましょう。
MOFFMEではペット保険の一括比較ランキングを紹介しているのでぜひご確認ください。
そもそもレッグペルテスとは?レッグペルテスについて解説!
まずはレッグペルテスとはいったいどんな病気なのか?を見ていきましょう。
犬の太ももの骨である大腿骨と骨盤をつなげているところに、大腿骨頭(だいたいこっとう)というところがあります。
レッグペルテスは、その大腿骨頭が壊死してしまう1歳未満の若い小型犬で多くみられる病気です。
初期症状は軽いこともあり、愛犬がまったく痛がらないこともありますよ。しかし、症状が進むと痛みが伴うこともあり、愛犬が足をあげてしまうことも出てきます。
原因ははっきりしてませんが、遺伝性である場合が多いと言われている病気です。
レッグペルテスはどんな症状?レッグペルテス病の犬の特徴と、股関節形成不全との違い
レッグペルテスに似ている病気に、股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)というものがあります。
股関節(大腿骨と骨盤をつなげる関節)の成長が充分でないために起きる病気です。
どちらも犬の股関節に関係のある病気ですが、レッグペルテスと股関節形成不全にはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
レッグペルテスは小型犬に多く、症状としては
- 足をひきずる
- 足をあげる
- 足を痛がる
- びっこをひく
というのが見られます。対して、股関節形成不全はどちらかというと大型犬に多く
- 腰を左右に振って歩く
- なかなか立ち上がらない
- 散歩の途中で立ち止まる
などの症状が見られます。これらの病気は似ていて違いが分かりづらいことが多いです。
どちらも1歳未満の若い犬で起こりやすいという特徴も共通しています。
股関節形成不全でも、レッグペルテスと同じように重症の場合には大腿骨頭(だいたいこっとう)を切除する手術を行います。
ただし、股関節形成不全は大型犬で多いため、切除した骨頭部分を補うために人工関節を置き換えることもあります。
レッグペルテスは、多くの場合では片足に見られます。痛みにより足を使わなくなることで、太ももの筋肉も減ってしまうこともあるのです。
レッグペルテス・股関節形成不全どちらの場合でも、股関節のあたりを触ると嫌がったり、敏感になっていることもあります。散歩中などいつもと違うなと感じたら、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。
レッグペルテスの発症の原因は遺伝?
では、レッグペルテスが発症してしまう原因はあるのでしょうか?
レッグペルテスの原因は、血液がきちんと届かない「血行不全」が原因だといわれることもあります。でもなぜ血行不良がおこるかどうかははっきりとは分かっていません。
大腿骨頭の部分の血管の構造によるものだろうとも言われていますが、遺伝の可能性が高いとの意見もあります。そのため愛犬の親犬がわかる場合には、親犬などの状況も把握しておくと事前にペット保険に加入するなど備えておくと良いでしょう。
親犬がレッグペルテスだった場合には、より注意を払って日々の様子を観察しておきたいですね。
ただし、遺伝で起こるという確証があるわけではありません。親犬が大丈夫だったから、大丈夫と安心せず、すべてのワンちゃんで注意する必要がありますよ。
初期ではあまり症状が見られなかったり、痛がる様子が無かったりということもあるかもしれません。そのため、健康なときからワンちゃんの歩き方や様子をしっかりチェックしておくことをおすすめします。
ポメラニアンは要注意!レッグペルテスにかかりやすい犬種は?
ワンちゃんには、犬種によってかかりやすい病気がある程度予測できることもあります。そしてペット保険には、その保険会社によって補償してくれる病気の種類が異なります。
事前に愛犬のかかりやすい病気がわかっていれば、最適な保険に加入するときに役立ちますよ。
ペット保険に加入する際はこのあたりも、しっかり確認しておくとよいでしょう。レッグペルテスは小型犬で特にかかりやすいと言われています。その中でも特に
などがなりやすいと言われています。
レッグペルテスは発症する前に、ペット保険に加入しておかなければ補償されないので、これらの犬種を飼っている方は、健康なうちにペット保険の検討をおすすめします。
ただし、ポメラニアンやトイプードルなどの犬種以外はならないというわけではないので、他の犬種を飼っているかたも頭に入れておくと良いでしょう。レッグペルテスを補償してくれる保険会社については後ほどまとめて紹介しますね。
レッグペルテスの治療法は?手術や治療費はどれくらいかかる?
ここからは、愛犬がレッグペルテスになってしまった場合を見ていきましょう。
レッグペルテスになってしまった場合は、初期の場合は内服薬で様子を見ることもありますが、多くの場合では外科手術を行うことになるでしょう。
レッグペルテスではどのような治療・手術が行われるのでしょうか?そして費用はどれくらいかかるのでしょうか?術後はどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
- 治療方法
- 治療費
- 手術費用
- リハビリ
などに焦点をあてて解説していきます。
治療方法は、大腿骨頭切除手術が一般的
はじめにレッグペルテスの治療方法にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
レッグペルテスは痛みが少ない軽度の場合には、運動制限や内服薬などで様子をみることもあります。
ただし、これらはあくまでも一時的に痛みを和らげるのに過ぎません。大腿骨の壊死が完全に治るわけではないので、多くの場合で外科手術が行われます。
壊死を起こしてしまっている大腿骨頭の部分を、手術で取り除くのです。
大腿骨頭は股関節と大腿骨をつなぐ役割があるので、切除してしまって大丈夫なのかな?と思われるかもしれませんね。ですが周りの筋肉が支えてくれるので、大きな問題にはならないことがほとんどなので安心して下さい。
内服薬では、薬の効果が切れると痛みが再発してしまうため、根本的な治療は外科手術が必要になります。
術後は患部をなめたりしないように、抜糸が終わるまではエリザベスカラーを使用することもあるでしょう。
またレッグペルテスを予防する方法は、特にありません。そのため日頃から愛犬の歩き方をよく観察しておいて、いつもと違うところがないか注意しておきましょう。
いつもと違うところがあった場合には痛がっていないからと放置せずに、動物病院で早めにみてもらうといいですよ。
治療費はおよそ17万円!再手術の可能性も
次にここでは、レッグペルテスになった場合の治療費を見ていきましょう。レッグペルテスの手術費用はいくらくらいになるのでしょうか?
ある保険会社のデータによると、トイプードルの手術費用で17万円と言われています。
では、レッグペルテスの検査にはどのようなものがあるのでしょうか?
レッグペルテスの検査としては
- X線検査
- 触診
- 歩行の観察
などが考えられ、費用は数千円から1万円程度でしょう。手術になると、費用も高額になりがちですので、健康なうちにペット保険で備えておきたいところですね。
レッグペルテスは手術の失敗による再手術はあるのでしょうか?
手術の失敗という事ではありませんが、取り除いた骨の端から、形の整っていないいびつな形をした骨が再生してきてしまうことがごくまれにあるようです。
この場合には再手術が必要になる場合もありますよ。ただしごくまれなので、そこまで心配する必要はないでしょう。頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
術後経過予後を見ながら、通院のリハビリが必要になる場合もある
そして最後は術後のリハビリなどについてチェックしていきましょう。大腿骨頭を切除してしまったので、歩けるかどうか心配になりますよね。
手術を受けた後の経過はどうでしょうか?どのくらいで歩けるようになるのでしょうか?くわしく見ていきましょう。
先ほどもお伝えしましたが、大腿骨頭を切除してしまってもほとんどの場合で問題がなく、早ければ2~3ヵ月で普通に歩ける子もいます。しかし、中には半年以上もかかる場合もあり、術後経過予後によっては筋肉をうまく使うためのリハビリが必要なケースもあるでしょう。
大腿骨付近の筋肉が発達すれば、大腿骨頭が無くてもほとんど問題がないので、術後の適度な運動は必須とも言えますよ。動物病院のなかには、リハビリ用のプールを併設しているところもあるなど、術後のリハビリは重要なポイントになってくるでしょう。
プールなどを利用することにより、通常の散歩よりも体の負荷を少なくできるとともに、効果的に筋肉を付けることができますよ。ワンちゃんの状態に合わせて、難易度を変えることも可能です。
レッグペルテスの死亡リスクは高い?
さて、レッグペルテスになってしまった場合、ワンちゃんの寿命とはどのような関係があるのでしょうか?
レッグペルテスによって死亡リスクは上がってしまうのでしょうか?そのあたりをみていきましょう。
結論から言ってしまうと、レッグペルテスがワンちゃんの死亡リスクにつながることは考えにくいと言えるでしょう。レッグペルテスは、内臓疾患ではなく、股関節に異常がある病気です。そのためきちんと処置をすれば、ワンちゃんの寿命や死亡リスクにはほとんど影響がないといえるでしょう。
ただし、レッグペルテスに限らず全身麻酔で手術を受ける場合には、どんな時にも多少のリスクがあるということは覚えておきたいところですね。
レッグペルテスになったら保険に入れるの?保険適用されるか解説!
ペット保険にはその保険会社によって、それぞれに決まりがあったりもします。場合によっては、保険への加入を断られたり、加入できても補償内容が減ってしまうこともあるのです。
ここでは、ペット保険の仕組みや実際の料金を調べていきましょう。
ペット保険の恩恵を最大限にうけるために、事前にペット保険の仕組みを理解しておくと便利です。ここではレッグペルテスになってしまったら、保険適用はされるのか?そもそもペット保険に加入することができるのか?について詳しく解説していきます。
レッグペルテス発症後は、保険に加入できないか条件付きでの加入になる
レッグペルテスになってしまったら、ペット保険に加入できるのでしょうか?
結論から言うと、
- ペット保険に加入できない
- 加入できても条件付
の2通りのことが考えられるでしょう。
どちらになるかは、ペット保険会社の判断によるものなので、実際に手続きをしないと分からない部分でもあります。ペット保険に加入する際には、人間の保険同様に加入前の病気(既往歴)を告知する義務があります。
過去にレッグペルテスを発症してしまっている場合には、告知しなくてはなりません。
ペット保険会社によっては既にレッグペルテスを発症してしまっている場合には、保険にすら入れない可能性もあるので、注意が必要です。
運よく、保険に加入できたとしてもすでに発症してしまっているレッグペルテスに関しては補償しませんよ。という条件付きになることが考えられるでしょう。そのため、特に小型犬などでレッグペルテスに備えるためには、レッグペルテスを発症する前に、早めのペット保険の検討をおすすめします。