犬の爪切りは病院でも可能?爪切りの料金、病院で行うメリットを解説のサムネイル画像

犬の爪切りは定期的に行う必要があります。飼い主さんの中には、愛犬が暴れたり怖がったりするため爪切りをするのが億劫だと感じる人もいるかもしれません。そこでおすすめなのが動物病院での爪切りです。今回のMOFFME記事では、病院で行う犬の爪切りについて紹介します。

この記事の目次

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犬の爪切りは病院でも可能なの?爪切りの料金やメリットなど

ワンちゃんの爪切りは必要でしょうか?動物病院でも可能なのでしょうか?


ワンちゃんは散歩して爪が削れて短くなりますが、ケアは必要です。意外と早く伸びてくるので定期的にカットが必要です。なかには自宅でどうしても爪切りができない難しいワンちゃんもいます。


そこで、動物病院で爪切りを依頼できたら便利ですよね。


今回MOFFMEでは、

  • 犬の爪切りは動物病院でもできる!料金相場など紹介
  • 犬の爪切りを動物病院で行うメリットは主に5つ!
  • 獣医師が知っている犬の爪切りに関するポイントを6つ紹介!
  • まとめ:愛犬がストレスを感じていたら休憩をこまめに取ろう
以上、4点をご紹介していきます。

犬の爪切りは動物病院でもできる!料金相場など紹介


ワンちゃんの爪切りはどうしてますでしょうか?ワンちゃんの爪切りはどのくらい切っていいか分からず、自力では難しいこともあります。定期的にトリミングが必要な犬種であれば、トリミングサロンを利用される方もいらっしゃいますよね。

ワンちゃんの爪切りが自宅でできない理由はそれぞれあると思います。過去に自力で挑戦してみたら、爪切りによって出血してしまってワンちゃんに可哀想な思いをさせてしまってトラウマを植え付けてしまっている可能性もあります。

爪切りの大きな音が怖くて拒絶するワンちゃんもいるでしょう。

自宅での爪切りが難しい場合は、動物病院を利用する手もあります。

ここでは、
  • 犬の爪切りのために往診してくれる病院もある
  • 動物病院での犬の爪切り料金相場は500円程度
以上、2点をご紹介していきます。

犬の爪切りのために往診してくれる病院もある

たくさんのワンちゃんが爪切りに恐怖心を抱いています。神経質なワンちゃんであれば、爪切りの道具を見ただけで嫌がることもあるでしょう。


自力での爪切りはやめて動物病院やトリミングサロンを利用する方もいらっしゃると思います。トリミングサロンに定期的にトリミングをするワンちゃんであれば、合わせて爪切りも依頼してみましょう。


また、ワンちゃんのなかには動物病院に通うことが難しい子もいるでしょう。そういったワンちゃんのために往診をしてくれるサービスがある動物病院もあります。


自宅までの往診が無料の場合もありますが、別途往診代金が必要なところもありますので、事前に値段を確認してから依頼するようにしましょう。

動物病院での犬の爪切り料金相場は500円程度

動物病院でのワンちゃんの爪切りの費用はいくらくらいでしょうか?動物病院でのワンちゃんの爪切りの一般的な施術値段は500円程度になります。

動物病院によっては診察のときについでに無料で爪切りをしてくれるところもあります。無料でないときは別途で消費税や再診料がかかる可能性があります。

お近くの通われている動物病院で有料や無料などは変わってきますので、利用したい場合は事前に確認するようにしましょう。

ワンちゃんの爪切りは病気ではないため、一般的なペット保険では爪切りの施術は補償対象として保険金はおりません

犬の爪切りを動物病院で行うメリットは主に5つ!


身体の大きいワンちゃんや神経質なワンちゃんは爪切りがとても大変ですよね。子犬のときから慣らしておければ、ワンちゃんの身体の大きさに関わらず爪切りがしやすいですが、無理やり押さえられたり、痛かった経験をしているとなかなか難しいです。


動物病院であればワンちゃんの扱いになれた獣医さんが爪切りしてくれるため、上手に切ってもらえます。爪切りのためだけに動物病院に行くなんて…と遠慮する必要はないです。動物病院での爪切りは珍しいことではありません。


ここでは、

  • メリット① 爪切りついでに愛犬の健康診断ができる
  • メリット② 病院は信頼度が高い
  • メリット③ 万が一出血しても適切な止血処理が可能
  • メリット④ 愛犬の隠れた異常が見つかるかもしれない
  • メリット⑤ 薬の処方や耳掃除なども爪切りと合わせて行える
以上、5点をご紹介していきます。

ワンちゃんの爪切りが難しい場合は、気軽に動物病院に相談してみましょう。

メリット① 爪切りついでに愛犬の健康診断ができる

動物病院でワンちゃんの爪切りを行うメリットの1つ目として、爪切りついでに愛犬の健康診断ができることがあります。

爪切りは定期的に必要になりますので、定期的に動物病院に通う口実になります。そのときに簡単な健康診断を受けられるメリットがあります。

動物病院で診察してもらって日常で気になることを相談できますね。

メリット② 病院は信頼度が高い

動物病院でワンちゃんの爪切りを行うメリットの2つ目として、病院は信頼度が高いことです。


動物病院は清潔なので衛生面で安心できる最適な場所です。清潔な病院だからこそ爪切りを安心して任せることができます。


ワンちゃんとのコミュニケーションの一貫にもなりますが、爪切りは慣れない方にとって難しいことです。


大切なことは誰が切るかということだけではなく、適切な頻度で爪切りして、ワンちゃんにとって丁度いい長さを保ってあげて、怪我や足腰の負担などを予防してあげることです。


自力で切っても、トリミングサロンでお願いしても、動物病院でお願いしても、いずれにせよ飼い主として適切な爪切りの頻度を保てるように管理してあげましょう。

メリット③ 万が一出血しても適切な止血処理が可能

動物病院でワンちゃんの爪切りを行うメリットの3つ目として、万が一出血しても適切な止血処理が可能であることです。

ワンちゃんの巻き爪がひどい場合は肉球まで達してしまうことがありますが、適正な長さにカットしてもらうこともあります。

もしも暴れて出血してしまうことがあってもすぐに止血してもらうことができるので、安心ですね。

メリット④ 愛犬の隠れた異常が見つかるかもしれない

動物病院でワンちゃんの爪切りを行うメリットの4つ目として、愛犬の隠れた異常が見つかるかもしれないことです。

動物病院で爪切りをお願いすると、ワンちゃんの足の指や皮膚の異常に気づいてもらうことができます。

ワンちゃんの足はトラブルで多い病気は、趾間炎という指のあいだの皮膚炎です。また、足裏の毛が伸びすぎてしまっているトラブルもあります。足が滑ってしまって危険です。肉球が乾燥してひび割れるというトラブルになると、痛みや怪我の原因にもなります。

このように足や指の異常が分かればすぐに処置してもらえるので安心です。

メリット⑤ 薬の処方や耳掃除なども爪切りと合わせて行える

動物病院でワンちゃんの爪切りを行うメリットの5つ目として、薬の処方や耳掃除なども爪切りと合わせて行えることです。

動物病院での爪切りのタイミングでワンちゃんの病気の治療をすることができます。治療や爪切りのほかにもケアをしてもらうこともできます。

いつも使用している薬の処方やワンちゃんの耳掃除なども一緒に施術してもらえるとより良いですね。

獣医師が知っている犬の爪切りに関するポイントを6つ紹介!


ワンちゃんの爪切りはなぜ必要でしょうか?ワンちゃんはネコちゃんと構造が違って定期的な爪切りが必要です。ネコちゃんは爪を研ぐことで古い爪が鞘を抜くように抜けます。そのため爪とぎを自分でしていれば爪が伸びすぎて困ることはありません。

一方でワンちゃんは人間のようにどんどんと伸びていくので、頻度を決めた爪切りが必要です。散歩のときに爪は削れるので、よく歩くかどうかでも頻度は変わります。

しかし均等に削れていくわけではないため、散歩をよくして歩いているワンちゃんも、定期的に爪のチェックをして必ず切ってあげましょう。

ここでは、
  • 犬の爪切りポイント① 爪の長さは爪先が床に付かないくらいが最適
  • 犬の爪切りポイント② 爪切りはギロチンタイプがおすすめ
  • 犬の爪切りポイント③ 犬の爪は一回で切ろうとしない
  • 犬の爪切りポイント④ 横から血管の場所を確認する
  • 犬の爪切りポイント⑤ 出血したらコットンで1〜2分圧迫する
  • 犬の爪切りポイント⑥ 愛犬を怖がらせないコツを把握する
以上、6点をご紹介していきます。

犬の爪切りポイント① 爪の長さは爪先が床に付かないくらいが最適

ワンちゃんの爪切りに関するポイントの1つ目として、爪の長さは爪先が床に付かないくらいが最適です。


ワンちゃんはどの頻度で爪切りをしたら適切でしょうか?基本的には3週間から1ヶ月に1回くらいで良いと言われていますが、たくさん歩くワンちゃんとそうではないワンちゃんで伸び方は変わってきます。


適切な爪の長さの目安は、4本脚で立ったときに爪先が床に届かないくらいが理想です。フローリングを歩いたら、カシャカシャと鳴ってしまう場合は伸び過ぎの場合があります。


適切な爪の長さが分からづらいときは、動物病院やトリミングサロンでプロに爪切りをしてもらって、適切な長さを撮影などして記録しておきましょう。


ワンちゃんの爪は常に清潔であることが大切ですが、爪切りの回数は多くなりすぎず、ワンちゃんに合った頻度にするようにしましょう。

犬の爪切りポイント② 爪切りはギロチンタイプがおすすめ

ワンちゃんの爪切りに関するポイントの2つ目として、爪切りはギロチンタイプがおすすめです。ハサミの爪切りよりも扱いやすいでしょう。

また、爪を深く切ってしまい出血してしまったときのために、止血剤を用意しておくと安心です。ペットショップやトリミングサロンで購入できることが多いため、行きつけで確認して購入しましょう。

爪を深く切ってしまって出血したときは、傷口を清潔にキープするために散歩をやめて、靴下を着用したり、傷口を舐めないようにエリザベスカラーをつけたりして対応してください。

犬の爪切りポイント③ 犬の爪は一回で切ろうとしない

ワンちゃんの爪切りに関するポイントの3つ目として、犬の爪は一回で切ろうとしないことです。

ネコちゃんの場合は先っぽの細くなっているところを1回で切り落としてあげればよいですが、ワンちゃんの爪は根から先端まで同じ太さの円柱型なので、1回でバンッと長く切るよりも、角を取るように角度を変えながら少しずつ切ると良いでしょう。

料理で野菜の面取りみたいに切っていくと、爪先が丸くなり、爪が当たるときも痛くないでしょう。

犬の爪切りポイント④ 横から血管の場所を確認する

ワンちゃんの爪切りに関するポイントの4つ目として、横から血管の場所を確認することです。

ワンちゃんの爪を切りすぎて傷つけないためにはどうしたらよいでしょうか?横から確認すると血管が透けて見えるため、血管の数ミリ手前まで切ると安心です。

爪が黒くて分からない場合は、切断面が白色から透明っぽい色に変わったらそのタイミングでやめておくと良いでしょう。切りすぎてしまうと出血してしまいますし、ワンちゃんが痛がるので十分注意して切るようにしましょう。

犬の爪切りポイント⑤ 出血したらコットンで1〜2分圧迫する

ワンちゃんの爪切りに関するポイントの5つ目として、出血したらコットンで1〜2分圧迫することです。

出血したら動物病院に行くべきでしょうか?出血したところに清潔なコットンで押さえて1分から2分ほど圧迫していると通常は止まります。止血剤を使用すればもっと早めに血を止めることもできます。

爪が伸びるとなかの血管や神経も伸びるため、しばらく爪切りせずに伸びていると、定期的にたくさん爪切りしていたときのように同じ長さまで切ると、なかの血管や神経を傷つけてしまうことがあります。出血することもあるでしょう。

その場合は動物病院に相談することをおすすめします。

犬の爪切りポイント⑥ 愛犬を怖がらせないコツを把握する

ワンちゃんの爪切りに関するポイントの6つ目として、愛犬を怖がらせないコツを把握することです。

ワンちゃんを4本脚で立たせてあげて、爪切りをしたい脚を軽く後ろに曲げてあげると、爪を切っている様子がワンちゃんから見えないため、あまり気にしないでやらせてくれることが多いです。脚を持ち上げすぎたり、敏感な足先をギュッと握ると嫌がります。

床で爪切りするよりも、テーブルなどに乗せると切りやすいですが、落下しないように注意しましょう。

2人でできるときは、一人が気を逸らせながらおやつをあげたり、軽く身体を支えてあげると良いでしょう。抱っこしているほうが大人しいときは、一人が抱っこしてあげると良いです。

痛かったり嫌な思いをしてしまうと、爪切りを嫌いになってしまうので、今後爪切りのたびにワンちゃんも飼い主さんも大変な思いをしてしまいます。無理させずに丁寧に爪切りしてあげましょう。

まとめ:愛犬がストレスを感じていたら休憩をこまめに取ろう

ワンちゃんの足の爪が伸びると怪我や病気の原因となってしまいます。自宅で爪切りができたら1番よいですが、難しいなら動物病院で爪切りを依頼しましょう。定期的に足のケアをしてワンちゃんの健康を維持していきましょう。


今回の記事のまとめとして、

  • ワンちゃんの爪切りのために往診してくれる病院もある
  • ワンちゃんの爪切りを動物病院でするとメリットが多い
  • ワンちゃんの爪切りは3週間から1ヶ月に1回くらいが目安
以上、3点をご紹介しました。


ワンちゃんが爪切りにストレスを感じている様子のときは、暴れ始める前に休憩をこまめに取りましょう。口をクチャクチャしたり、舌なめずりしたり、あくびをしたりしているときはストレスを感じている可能性があります。


自力での爪切りが難しいときは動物病院に気軽に相談してみましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。