昼間はよく見かける野良猫たちは夜どこにいるのか不思議に思う方もいるかと思います。野良猫の夜の行動は気になりますよね。どんな場所で野良猫は寝ているのでしょうか。今回のMOFFME記事では、野良猫の夜の行動について集まる場所・寝床・生活スタイルなどを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる野良猫の夜の行動について解説!野良猫が集まる場所や寝床など
それでは今回MOFFMEでは以下のことについてご紹介していきます。
野良猫の夜の行動や集まる場所、寝床などについて
- 野良猫が集まる場所や夜の行動について
- 野良猫が寝床にする場所について
- オスメスで違う野良猫の生活スタイルについて
是非最後までご覧ください!
またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらも参考にしてください。
野良猫が集まる場所など夜の行動を紹介
人の気配がない場所などで複数の猫の声を耳にすることが稀にありますが、それは野良猫が集まって集会をしている最中なのかもしれません。
野良猫が集まる場所や夜の行動について
- 野良猫が夜に集まる場所
- 野良猫が夜に行動的になる理由と夜の行動について
野良猫が夜に集まる場所
夜の行動で、よく野良猫が夜に集まる場所として選ばれる場所は以下になります。
- 路地裏
- 公園
- 神社
- 近所の猫屋敷とされている住処
以上にあげた場所で夜の行動として野良猫は集会をすることが多いです。ここには基本的には少数から多数と幅広い数で集まります。集まって特に何かをするわけでもなく、どこからともなく集まってくるようです。
ここで人間ではわからないですが、猫同士のスキンシップや情報交換を行っているのではないかと言われています。アニメなどにあるように地域のボス猫がいて、縄張りの確認をしているかもしれません。印象的なのがそれぞれが一定の距離を保っていることです。
猫は警戒心が強く自分のテリトリーを大切にする動物なのでお互いに干渉することがないように気を付けているようです。
また、もし野良猫を見かけても感染症等の危険があるので触るのはやめておきましょう。
野良猫と触れ合うことによるリスク等は以下の記事にて紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
野良猫が夜に行動的になる理由
猫は夜行性だと言われおり夜の行動をしますが、家で飼われている家猫と野良猫とで分かれているとされています。基本的には猫も人間と同じで日中活動して夜は寝るというようにされているのですが、食料が確保されていないと夜の行動をすることが多いです。
夜に行動的になると言われている理由が以下の通りです。
・食料確保のため
野良猫の食料としてターゲットとされるのがネズミなどの小動物や鳥です。ネズミは夕暮れ時から活動をし、鳥は朝方に動き出します。そのため野良猫はそれらを狙って動き出します。狩りは夜の行動といわれる代表的な理由です。
基本的には人間や車通りが少ない夜を狙って活動的になり、人の居住区の繁華街でも食料を求め動き回ります。
・発情期
他にも去勢や避妊手術をしていない場合は発情期になると夜に相手を探して回ります。これは家で飼われている猫と野良猫で共通していえる行動です。年に4回ほどある発情期は夜の行動が頻繁になります。
野良猫が寝床にする場所を紹介
野良猫は夜の行動として外に出掛けてばかりではありません。何かの拍子でいきなり猫が飛び出して行ったという経験が1度はあるのではないでしょう。
ここでは野良猫が寝床にする場所についてご紹介していきます。是非ご参考にして、もしかすると猫がいるかもと気にして見てみてはいかがでしょうか。
野良猫が寝床にする場所4選
- 野良猫が寝床にする場所① 軒下や天井裏
- 野良猫が寝床にする場所② 倉庫や物置
- 野良猫が寝床にする場所③ 道路の側溝など狭い場所
- 野良猫が寝床にする場所④ 熱の残ったエンジンルーム
野良猫が寝床にする場所① 軒下や天井裏
野良猫が寝床にする場所として、軒下や天井裏が候補にあがります。猫は頭さえ入ってしまえばどんなところでも通り抜けることができます。そのため「ゴソゴソ」と音が聞こえてくるようでしたら猫が住み着いているかもしれません。
軒下や天井裏を寝床にすることは天敵であるカラスに見つかるリスクがとても少ないです。特に床下などは天敵のカラスも入って来られず、さらに雨風が凌げるため子育てをするのにはちょうど良い場所となります。
猫は狭いところも大好きなので「こんなところにも」と思うような場所に身を潜めて休んでいるのかもしれません。しかし、全く危険がないわけではありません。時期にもよりますが蛇などに襲われることがあるため猫としては注意する必要があるでしょう。
野良猫が寝床にする場所② 倉庫や物置
野良猫が寝床にする場所として、倉庫や物置が候補にあがります。倉庫や物置は基本的には人があまり訪れない場所になります。また、ここも軒下や天井裏同様に、雨風、さらには雪までも凌げるため猫にとって都合が良い場所といえるでしょう。
さらに天敵から見つかるリスクも少ないです。他にも地下駐車場は野良猫にとって人気スポットです。地下は熱が溜まりやすく暖かい空気に満たされています。そのため地下駐車場は寝床にする環境として適しており、夜の行動の際に集まりやすい場所です。
注意として個人宅の地下駐車場であればそこまで車の出入りは多くはありませんが、街にある地下駐車場ですと車の出入りが激しい傾向があります。そのため車を運転する私達からとしては急に飛び出してくる可能性を考え運転に注意する必要があります。
野良猫が寝床にする場所③ 道路の側溝など狭い場所
野良猫が寝床にする場所として、道路の側溝や狭い場所が候補にあがります。側溝は風は凌ぐことはできますが、雨までは凌げません。また水が溜まってしまうような側溝も適していません。
他にも上空からの天敵から身を守ることができないため、子育てにも向いていません。側溝は風を凌いで少し休む程度としていることでしょう。しかし、側溝のすぐ近くを車がよく通りますが、車に轢かれることは可能性はかなり低いです。
そのため寝床としても利用する場合もありますが、歩道としても利用しているのかもしれません。また側溝は基本的に横幅が狭いです。猫にとって狭い場所は落ち着くことができるため、狭い場所ほど心地良い場所となっていることでしょう。
野良猫が寝床にする場所④ 熱の残ったエンジンルーム
野良猫が寝床にする場所として、熱の残ったエンジンルームが候補にあがります。特に寒い秋から冬場にかけて、野良猫は暖かさを求めてエンジンルームに入り込んできます。
ボンネットの上に乗って休憩しているのならまだ良いのですが、エンジンルームに入り込んでしまっている場合は注意が必要です。エンジンルームは運転手からは見ることができません。
運転手が気付かずにエンジンを掛けてしまい、猫が飛び出してくることがあります。上手く逃げ出せれば良いですが、入ったままであったり、タイヤに巻き込まれる場合もあります。
そのため寒くなってきたらボンネットを叩く「猫バンバン」が全国的に呼びかけられています。車メーカーも推奨するほどなので、野良猫に注意を呼び掛けましょう。
オスメスで違う野良猫の生活スタイルを紹介
野良猫だからといってすべての野良猫が同じ行動をするわけではありません。オスとメスの野良猫によって考え方が全く違います。また家で飼われている家猫の行動とも異なります。
オスメスで違う野良猫の生活スタイルについて
- オスの生活スタイル① 単独行動
- メスの生活スタイル② 集団行動
オスの生活スタイル① 単独行動
オスの野良猫は2歳頃までは家族の元で過ごします。その後、単独で動き回るとされています。これは同じ母猫から生まれたメス猫と交尾をしないようにする本能的なものです。
オス猫はメス猫に比べると行動範囲はかなり広く、場所を定着させることなく放浪を続けます。特にオス猫は縄張り意識がとても強いため、縄張りに侵入する猫がいた場合は喧嘩になります。そのため弱い猫はさらに彷徨い続けることになってしまいます。
また発情期になると夜の行動として相手を求めて探し回ります。猫界は特定の相手に拘ることもないので、交尾が終えればすぐにまた移動してしまうのがオスの野良猫の特徴です。そのためオス猫が子育てに参加することはまずないでしょう。
オス猫の生活スタイルは自由奔放といったものであるといえます。
メスの生活スタイル② 集団行動
メスの野良猫はオスの野良猫と違って集団で行動します。集団と言っても大多数でというわけではなく、メス猫が生んだ子猫など家族で生活します。
しかしオスの子猫は2歳頃に巣立ってしまうので基本的にはメスのみで行動することになります。集団で生活するため行動範囲は広く取らず、母猫が食料を調達してくるといったスタイルになります。
家族で常に一緒に動くわけではなく、成猫になるにつれて家族の住処の周辺を単独行動して自由気ままに過ごすことが多いようです。
メス猫は行動範囲は広くないですが、家族の住処の基本となるのが敵に狙われることなく、食料が調達できるというのが前提です。そのため家族で引っ越しすることはあります。
中には生きていく上で群れることで生活が困難になる場合があるため、メス猫だから必ず集団行動するというわけではありません。
まとめ:野良猫は常に気を張っているため家猫よりも寿命が短い
- 野良猫が集まる場所や夜の行動について
- 野良猫が寝床にする場所4選
- オスメスで違う野良猫の生活スタイルについて
以上のことをご紹介してきました。
野良猫は家猫と違い食料が十分に確保できない場合のほうが多いでしょう。また生きるために気を張っているためストレスも多くかかっているはずです。そのため家猫と比べると寿命が短いとされています。
しかし安易に餌をあげるのは野良猫が集まり、その子らが交尾をしてさらに増殖してしまいます。もし助けてあげたいという気持ちがあるのならボランティア団体などに所属し、サポートをしてあげるのが良いでしょう。