ウーパールーパーの大きさとは?種類、大きさと寿命の関係を徹底解説のサムネイル画像

ウーパールーパーの成長速度はとても早く、半年ほどで大人の大きさになります。ウーパールーパーを飼育する際は成長した姿をイメージして水槽を選んだり、環境を整えたりすることが大切です。今回のMOFFME記事では、ウーパールーパーの大きさや水槽のサイズを紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ウーパールーパーは意外と大きい?サイズ・種類・水槽サイズなど

1980年代に「焼きそばUFO」のCMから、爆発的な人気が出た「ウーパールーパー


一度は見たことがあると思います。


正式名称は「メキシコサラマンダー


現在は、絶滅危惧種に指定されていて、国内で流通しているのはメキシコサラマンダーを元にした、変異種である白い個体を国内で繁殖させています。


可愛らしい表情に癒される人も多かったのではないでしょうか?


今では、ペットとして飼育されていて根強い人気は変わらずですね。


映像で見ると小さく見えますが、実際はどうなのでしょうか?


今回MOFFMEでは、

  • ウーパールーパーの大きさ
  • ウーパールーパーの種類5つ
  • ウーパールーパーの大きさと寿命の関係性
  • ウーパールーパーの水槽の大きさ

以上について解説していきます。


ウーパールーパーに興味のある方や、飼育し始めたばかりの方は最後までご覧下さい。

ウーパールーパーの大きさについて紹介

映像で見ると小さいイメージですが、実際の大きさはどのくらいなのでしょうか?


ペットショップで見るウーパールーパーは、生まれてから間もないので大きさは2~5㎝程。


ですが、ウーパールーパーの成長速度は早く、半年で20㎝まで大きくなります。


実は、ウーパールーパーの幼生期は他の生物よりも死亡率高いです。


亡くなる原因も不明が多いと言われています。


そんな中で成長する個体は、丈夫なことが分かりますね。


この項では、

  • ウーパールーパーは半年で大きさ20cm程度まで成長する
  • ウーパールーパーの大きさは最大30cmまで成長することもある
について解説していきます。

ウーパールーパーは半年で大きさ20cm程度まで成長する

ウーパールーパーは、成長速度早い生物です。


個体差はありますが、一般的に半年で20㎝程度に成長します。


成長するために、餌をあるだけ食べるので、どんどん大きくなりますよ。


ただ、大きくしたいからと餌を大量に与えればいいわけではありません。


ウーパールーパーは、消化器官があまり強くないので、食べすぎると吐いたりお腹を壊したりします。


餌の与える量を調節すると、大きさもある程度は調節できます。


ウーパールーパーを大きくしたいなら、大量の餌をあげることだけではなく、


餌から吸収する栄養分を考えることが大切ですよ。


栄養分を考え直すと、成長スピードや度合が変化します。


ですが、餌が少なすぎると命に関わるので注意が必要です。

ウーパールーパーの大きさは最大30cmまで成長することもある

ウーパールーパーは、最大30㎝まで成長することもあります。


野生だと30㎝を超えることはありますが、実際に日本で35㎝級のウーパールーパーを飼育していた方がいるようです。


ウーパールーパーの元になった「メキシコサラマンダー」が生息しているソチミルコ湖の気候は、

  • 最も暑い時期:最高26度・最低10度
  • 最も寒い時期:最高21度・最低5度
日本よりもひんやりしていますよね。

ウーパールーパーに合った環境で、愛情いっぱいに育てると30㎝を超えることもあります。

ウーパールーパーの種類5つを紹介

ウーパールーパーは、いろいろな体の色と目の色・模様があります。


突然変異が出やすいので、様々なタイプやカラーバリエーションが生まれました。


青みがある黒色のブルーブラックやブチ模様のダルメシアンなどレアカラーとされる種類もありますよ。


この項では、代表的な5つの種類

  • リューシスティック(ホワイト黒目)
  • アルビノ
  • マーブル
  • ゴールデン
  • ブラック
について解説します。

マーブルやブラックは、
  • グリーンタイプ・グレータイプ・黒の荒目模様
  • グレー(ブルー)・グレースポット・スーパーブラック

上記のようにさらに分類されますよ。

ウーパールーパーの種類① リューシスティック(ホワイト黒目)

「ウーパールーパーといえばこれ!」と誰もが思う色です。

  • ピンクがかった白色の体
  • 黒い目か普通目
  • 赤かピンクのエラ
  • 愛好家は「リューシ」と呼ぶ
個体差や成長過程で「そばかす」と呼ばれる黒い点々が現れることがあります。

特に頭部に現れますが、手足や顔にも現れますし、成長過程で現れる場合と反対に消えていく場合も。

そばかすは、リューシスティック特有のものです。

目も種類があり、黒目と普通目があります。
  • 黒目:全部が黒
  • 普通目:目の瞳孔の周りに光沢のある金の輪っかがある
また、エラも赤かピンクの個体がいますが、ごくまれに黄色のエラを持つ個体がいます。

ウーパールーパーの種類② アルビノ

黒い色素を残すリューシスティックと違い、アルビノは先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患を持っているため、黒い色素を持ちません。


アルビノの特徴は、

  • 白い体
  • 赤または白い目
アルビノは、他の種類と比べて視力が弱く、餌だと思って何でも食いつく性質があるので、複数での飼育には不向きですね。

アルビノは他に、「イエローアルビノ」と呼ばれる種類がいます。

イエローアルビノは、黄色の色素のみを持つので体色が黄色で、「ゴールデン」と呼ばれる種類とよく似ていますよ。

ウーパールーパーの種類③ マーブル

野生のウーパールーパーに多く見られます。


マーブルの特徴は、

  • 地の色は黄色や緑・茶色
  • 地の色の上に迷彩柄のような模様
  • 野生感がある体色で根強い人気

模様もバリエーション豊富で、成長過程で変化していきますよ。


マーブルの中でも、さらに以下のようなバリエーションがあります。

  • グリーンタイプ
  • グレータイプ
  • 黒の荒目模様

個体によっては、ラメ模様が出るウーパールーパーも。


見た目だけはなく、性格や食欲も野生に近いようで、活発食欲旺盛です。


また、他の種類に比べて成長速度が早く、体長も大きくなりやすいですよ。

ウーパールーパーの種類④ ゴールデン

アルビノの中で、黄色が強く発色した個体をゴールデンと呼びます。


ゴールデンの特徴は、

  • 深い黄色からオレンジに近い色まで、体色に幅がある
  • 体表に美しいラメと呼ばれる白いまだら模様を持つ個体もいる
  • 目が白い
ラメ模様は、個体によって大きさが異なります。

成長過程でラメ模様は少なくなる可能性もありますよ。

鈍感でストレスを感じにくいので、ストレスによる食減退がなく丈夫な種類です。

ウーパールーパーの種類⑤ ブラック

全身が黒色の勇猛さを感じさせるウーパールーパーです。


ブラックの特徴は、

  • 全身が黒一色(個体によって色の濃淡がある)
  • 目は黒目
小さい頃は、体色に青みがある個体もいて「ブルー」として区別されることもありますが、
成長すると青みが消えるので、違いはなくなります。

見た目がサンショウウオの子供なので、愛好家には人気がありますよ。

ブラックもマーブル同様に、いくつかのバリエーションがあります。
  • グレー(ブルー)
  • グレースポット
  • スーパーブラック
グレースポットは、体色がグレーで黒い点々が多い、または黒い斑点が目立つタイプのことです。

スーパーブラックは、完全に黒一色なのが特徴です。

お腹周りも黒くて、スーパーブラック同士でないと生まれないタイプなので、とても珍しいタイプですよ。

ウーパールーパーの大きさと寿命の関係性やオスメスの大きさを紹介

ウーパールーパーは、幼生の姿のまま大人になる「幼形成熟(ネオテニー)」という珍しい生態を持っています。


体の大きさと年齢は、必ず比例するわけではなく、同じ年齢でも大きい個体や小さい個体もいます。


人間も一緒ですよね。


ウーパールーパーの寿命は、両生類の中でも長く20年以上


これはあくまでも自然界でのことで、飼育される場合は5年~8年の寿命になります。


ですが、飼育する環境を完璧にすれば、寿命が25年まで伸びた記録がありますよ。


この項では、

  • ウーパールーパーの大きさと寿命の関係性
  • ウーパールーパーのオスは25cm程度、メスは20cm程度
について解説します。

ウーパールーパーの大きさと寿命の関係性

ウーパールーパーの大きさで寿命が変化することはないようです。


ただ、ウーパールーパーは、他の生物よりも幼生期に亡くなる確率が高く、その多くは原因不明といいます。


長く飼育したいと思うなら、大人になった状態のウーパールーパーがおすすめですよ。


大人になっているということは、幼生期を無事に生き残って成長した証ですから、


他の個体よりも丈夫だと言えますよね。


ただ、「変態」させると寿命が一気に短くなります。


変態とは、「水中生活から陸上生活ができる体に変化する」ということです。


見た目もかなり変化して、サンショウウオそのものになりますよ。


変態することで、細胞の老化が進み、寿命が「1ヶ月から5年」とかなり短くなります。


変態させないためには、一般的にウーパールーパーの「甲状腺ホルモンが活発に働くこ」を防ぐのが重要です。


  • 水位が低い
  • 水質が悪い
  • 水温が高い
  • 水槽内のヨウ素が多い
などの環境だと甲状腺ホルモンが活発化します。

なので、上記のような環境を作らないことが変態を防ぐことに繋がります。

また、変態しないので寿命も延びますよね。

ウーパールーパーのオスは25cm程度、メスは20cm程度

ウーパールーパーは、一般的にオスのほうが少し大きくなります。

  • オス:25㎝くらいが標準
  • メス:20㎝くらい(最大)
15㎝から20㎝くらいに成長すると、オスとメスの区別がつきますよ。

オスとメスの見分け方は、以下の通りです。
  • オス:後ろ足の付け根(生殖器)が膨らんでいる
  • メス:オスに比べて後ろ足と尻尾の付け根までの距離が短い
繁殖期の2月から3月は、オスの生殖器がはっきり膨らんでいることが分かります。

繁殖期が終わると生殖器の膨らみもなくなるので、プロでも見分けがつかないことが。

メスも、便秘や妊娠でお腹が膨らむのでオスと間違われえることもありますよ。

繁殖期である2月から3月に見分けると、正確に判断できますね。

ウーパールーパーの水槽の大きさは最低でも幅30cmにしよう

飼育始めの頃は小さくても、半年で20㎝になるウーパールーパー。


最初の大きさだけを考えて水槽を準備すると、後から問題がでてきます。


大きさに余裕を持った水槽を選びましょう。


  • 幅が45㎝から60㎝(最低でも幅が30㎝)
  • ひとつの水槽に1匹が基本
水槽が狭いとウーパールーパーにストレスを与えてしまい、最悪の場合、を落とすこともあります。

また、水槽が小さいと水量が不足して、水温上昇水質悪化がおきやすいので注意が必要ですね。

ウーパールーパーは、目の前で動くものを何でも餌と思い食べる習慣があります。

とつの水槽に複数のウーパールーパーを飼育すると、共喰いの危険性が。

ウーパールーパーは、手足が欠けても再び生えてくる機能を持っていますが、

共喰いは避けたいですよね。

なので、ひとつの水槽に1匹飼育が基本です。

どうしてもひとつの水槽に2匹飼育したい場合は、広めの水槽の真ん中を仕切りましょう。

水槽の大きさに合わせた仕切り板が販売されていますよ。

まとめ:成長した大きさをイメージして飼育環境を整えよう

今回は、ウーパールーパーの大きさについて解説してきました。

  • ウーパールーパーは、成長速度が早く、半年で20㎝になる
  • ウーパールーパーの正式名称は「メキシコサラマンダー」
  • 幼生の姿のまま大人になる「幼形成熟(ネオテニー)」という珍しい生態を持っている
  • ウーパールーパーのタイプは5種類に分類される
  • 水槽は、ウーパールーパーが成長した姿をイメージして準備する
  • 水槽の幅は「45㎝」からがおすすめ
  • ひとつの水槽に複数飼育すると共喰いする危険性がある
成長速度の早さにびっくりしました。

ですが、幼い頃の姿のまま大人になるので、いつまでも愛くるしい表情に癒されることができますね。

慣れてくると飼い主さんに餌をおねだりしたり、飼い主さんの手から餌を食べたりします。

飼育環境の管理が大変そうですが、初心者でも飼育しやすい生物なので、

興味のある方は飼育してみてはいかがですか。

またMOFFMEでは、他に様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。