子猫を飼育し始めたものの性別が見分けられないという飼い主さんもいるかもしれません1歳未満の子猫の性別を見分けるのは意外と難しいです。今回のMOFFME記事では、子猫の性別はいつからわかるのか・オスメスの見分け方などを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる子猫の性別はいつからわかるの?オスメスの見分け方を解説!
生まれたばかりの子猫は天使のように可愛いですよね。でも子猫の性別は生まれてしばらくは分かりづらいと言われています。いつごろから性別が分かるようになるんでしょうか?
名前をつけるときも性別を参考にすることもあるかと思います。しかし、性別は成長するまでは分かりづらいのが現状です。獣医さんでも間違えてしまうことがあるそうです。
そんな子猫の見分け方をここではご紹介していきます。
この記事では、
- 1歳以上の猫の性別は容易にわかるがそれ以前は難しい
- 子猫の性別がわかる方法を紹介<顔つき>
- 子猫の性別がわかる方法を紹介<体つき>
- 子猫の性別がわかる方法を紹介<生殖器>
- 子猫の性別がわかる方法を紹介<行動>
- 子猫の性別がわかる方法を紹介<性格>
- まとめ:去勢や避妊手術により性格や行動は変わってしまうことがある
1歳以上の猫の性別は容易にわかるがそれ以前は難しい
子猫にはもちろんオスメスの性別の違いがあります。
1歳になれば簡単に見分けることができますが、産まれてまもない子猫は簡単にはいきません。
成猫のように器官が発達していないため見分けることが難しいです。ここからはそんな子猫の見分け方をご紹介していきます。
子猫の性別がわかる方法を紹介<顔つき>
猫ちゃんと暮らすことになったときに、まずは名前をつけることを検討しますよね。性別を参考にする方もいらっしゃると思います。基本的に性別は生殖器を確認すれば分かりますが、顔つきや体つきで判断できたら良いですよね。
ここでは、
- オス子猫の顔つきは「頬が大きくひげ袋が小さい」
- メス子猫の顔つきは「鼻が小さく目が大きい」
オス子猫の顔つきは「頬が大きくひげ袋が小さい」
オスの子猫の顔つきの特徴は以下の通りです。
1つ目は頬が大きいことです。オスはメスと比べて他の猫と喧嘩が多く、顔の頬が分厚くなることがあります。そのため横長の顔にも見えるようです。
2つ目は鼻の幅が大きいことです。目と目のあいだや鼻の上の部分が広いです。
3つ目はウィスカーパッドと呼ばれるひげ袋が大きいことです。鼻の下のひげが生えているところが大きくふっくらとしています。横から見てみると、丸くて厚みがあるように見えます。
4つ目は目が小さいことです。頬が大きくて顔全体が大きく見えるので、メス猫よりも目が小さく見えます。実際に目が小さいわけではありません。
野良猫だと縄張り争いなどで傷があるオス猫もいて、メスよりもきつい印象の顔つきの子もいるでしょう。
メス子猫の顔つきは「鼻が小さく目が大きい」
メスの子猫の顔つきの特徴は以下の通りです。
1つ目は頬が小さいことです。顎も小さく頬が厚くないので、丸くて小顔に見えます。上品な顔つきになります。
2つ目に鼻が小さいことです。目と目のあいだや鼻の上部があまり広くないです。小さくて正三角形に近い鼻です。
3つ目はウィスカーパッドと呼ばれるひげ袋が小さいことです。ひげ袋があまり大きくなくて厚みもあまりありません。横から見ると、鼻から上唇までに肉が少ないことが分かります。そのため比較的小さく見えます。
4つ目は目が大きいことです。頬が小さくて鼻も小さいので、目が大きく見えます。
メスとオスで顔つきが真反対の特徴ですね。雰囲気では、オスがしっかりとした顔つきで、鼻やひげの部分が大きくて、メスは目が大きくて大人しく上品な印象です。
子猫の性別がわかる方法を紹介<体つき>
猫ちゃんと暮らすことになったときに、まずは名前をつけることを検討しますよね。性別を参考にする方もいらっしゃると思います。基本的に性別は生殖器を確認すれば分かりますが、顔つきや体つきで判断できたら良いですよね。
ここでは、
- オス子猫の体つきは「体の横幅があり下半身ががっしり」
- メス子猫の体つきは「胴や手足が長い」
オス子猫の体つきは「体の横幅があり下半身ががっしり」
オスの子猫の体つきの特徴は以下の通りです。
1つ目は頭や肩、手足など全体的に筋肉質でがっしりしていて、オスらしい特徴があります。頭が大きくて首から肩が太くなっています。肩から腕も太さがあります。
2つ目に足の肉球も広くて大きめです。
3つ目に身体の横幅がしっかりとあり、下半身もしっかりしているのがオス猫の特徴です。
オス猫は頭が大きく筋肉質でライオンに似ています。一方でメス猫はほっそりとしなあやかな身体のラインがあり、チーターのようで、比較できます。
メス子猫の体つきは「胴や手足が長い」
メスの子猫の体つきの特徴は以下の通りです。
1つ目は頭が小さくて身体の体重も軽くて全体的に細めです。身体や足に厚みがなく、胴や手足が長く見えます。
2つ目に子供を産むのでお腹の肉がゆったりとしていて、出産に適した身体になっています。
オス猫は頭が大きく筋肉質でライオンに似ています。一方でメス猫はほっそりとしなあやかな身体のラインがあり、チーターのようで、比較できます。
子猫の性別がわかる方法を紹介<生殖器>
猫ちゃんのオスメスの性別を見分ける一番確実な方法は生殖器を見ることです。
猫ちゃんのしっぽをあげてお尻をみると、オスメスのどちらにも肛門が確認することができます。また、だっこしてひっくり返してお腹を上にすると、生殖器が確認できます。生後まもなくは見た目で判断するのは難しいでしょうが、オスメスどちらも生後2ヶ月ごろから生殖器で判断できるようになります。
ここでは、
- オス子猫の生殖器は「肛門のやや下に突起(ペニス)がある」
- メス子猫の生殖器は「肛門付近にコーヒー豆のような部分がある」
オス子猫の生殖器は「肛門のやや下に突起(ペニス)がある」
オス子猫の生殖器を見てみると、肛門のやや下に生殖器(ペニス)があります。肛門から陰部の長さを確認しましょう。産まれたばかりのころは13mmくらい、生後一ヶ月ごろには20mmまで長くなりますが、個体差もありますので必ずこの長さとは限りません。
はっきりと目視できるというわけではなく、何か丸い小さい突起があるといったような見た目です。肛門と生殖器のあいだに睾丸があり、肛門と生殖器は少し離れています。ただし、まだ小さい子猫のあいだは睾丸が体内に埋まっていて、外から目視するのが難しいケースもあります。それでも尻尾のほうから肛門・睾丸・生殖器と並んでいて、メス猫よりも肛門と生殖器のあいだが長くなっています。また睾丸が見えない場合も、触ってみるとしこりのようなものがあるので分かります。
生後半年くらいで成猫に近づくと、睾丸が発達してきて、見た目で目視できます。上から肛門があって、その下に小さい丸が2つくっついている睾丸、そしてさらに下にペニスが小さい丸いふくらみになってあります。成猫になっても睾丸が体内に埋もれていて外から見えない猫ちゃんもいますが、肛門と陰部の距離が長めであることには変わりありません。
メス子猫の生殖器は「肛門付近にコーヒー豆のような部分がある」
オス子猫の生殖器を見てみると、肛門付近にコーヒー豆のような部分があります。肛門から陰部の長さを確認しましょう。肛門と陰部のあいだの長さが産まれたばかりのころは7mm、生後一ヶ月ほどで11mmほどになりますが、個体差もありますので必ずこの長さとは限りません。
肛門から下に毛が生えていない部分があり、コーヒー豆のような形があります。肛門と生殖器のあいだの距離が長いほうがオス、近いとメスということで判断します。確認するときは、目視するか優しく触るかの方法があり、生殖器を無理やり触ることはやめましょう。肛門付近を確認するときに、尻尾を無理に引っ張ることもやめましょう。
メスが成猫に成長しても、肛門の下にコーヒー豆のような部分が見えるのは同じです。メスの場合は成長しても大きく変化はありません。あまり変化が分からなければメス、というのも分かりやすいですね。
また、肛門から生殖器のあいだが無毛でピンク色でつながっています。
子猫の性別がわかる方法を紹介<行動>
子猫の性別がわかる方法として、オスとメスとは発情期などの行動によっても見分けることができます。
子猫のころから、実は行動でもオスとメスを判別する方法があることはご存知でしょうか?生殖器の部分だけではなくて、行動で見分ける方法をご紹介します。
ここでは、
- オス子猫は「生後3ヶ月からマウンティング行為を行う」
- メス子猫は「ロードーシス行為を行う」
オス子猫は「生後3ヶ月からマウンティング行為を行う」
オスの子猫は生後3ヶ月くらいから交尾に備えた行動や練習をするようになります。
雄猫の行動の見分け方の1つ目として、発情期があります。オス猫は生後3ヶ月ごろから、別の猫の後ろに乗っかかるマウンティング行動をします。また、猫の首に噛み付くネックグリップや、腰を振るベルヴィックスラスト、という行為もすることがあります。これらの行動は交尾の予行演習といわれています。
雄猫の行動の見分け方の2つ目として、生後半年〜1年ほどで、オス猫は交尾可能な身体になることです。メス猫の発情の時期になると、独特な大声で鳴いたりメスを探して行動が活発になります。去勢手術をしていない場合は、お尻を高くあげておしっこを壁や柱に撒き散らして縄張りを主張するスプレー行為が目立つようになります。
メス子猫は「ロードーシス行為を行う」
メスもオスと同様に生後半年から1年くらいで交尾をすることができるようになります。
メスの子猫は生後半年から1年くらいで発情期が始まるため、大きな声で鳴いたり、なかなか眠らなくなったり、落ち着きのない行動が増えるようになります。飼い主にいつもより過剰にすり寄って甘える行動や、地面に横になってコロコロと転がる仕草を見せてきます。
また交尾のときのように伏せの姿勢でお尻を高く上げたりするロードシス行為を行います。オスと同様におしっこを壁や柱にかけるスプレー行為をするメス猫もいます。このときのおしっこは、オス猫を惹き付けるフェロモンが含まれています。
これらの発情期に伴う行動は避妊手術を行うとなくなりますが、まれに残ってしまう子もいます。体重が約2.5kgくらいから発情を始めるころなので、目安にすると分かりやすいでしょう。
子猫の性別がわかる方法を紹介<性格>
子猫の性別がわかる方法として、性格もオスメスによって特徴的な違いがあります。
猫の性格は個体差によるものが大きいです。特に性格は持ってうまれたものと、その後に備わったものがあります。親猫といつまで暮らしていたか、飼い主の飼い方がどうだったかによっても変わるでしょう。一概にオスメスの傾向としてはっきりと言えるものではないです。
ここでは、
- オス子猫の性格は「感情をストレートに表す」
- メス子猫の性格は「猫らしいツンデレ」
オス子猫の性格は「感情をストレートに表す」
オスの子猫の性格はメスに比べて甘えん坊で、感情をストレートに表すことが多いと言われています。
飼い主さんと遊んでほしいとか、構ってほしいというアピールが多いため、猫ちゃんとたくさんスキンシップをとって暮らしたい方にはオス猫が向いているでしょう。あくまでも個体差は大きいですが、甘えん坊な子が多い傾向にあるでしょう。
特に去勢手術を終えると、縄張り意識が薄まり発情期による行動がなくなるため、落ち着いて甘えん坊が加速することがあります。
メス子猫の性格は「猫らしいツンデレ」
メスの子猫の性格はオスに比べて気まぐれな猫らしいツンデレタイプが多いと言われています。甘えてきたかと思えば、すぐに離れていってしまったりする、いかにも猫らしい行動をしています。
理由として、オスに比べてしっかりものだったり、神経質な猫ちゃんが多いことがあげられます。ツンデレ気質な猫ちゃんが好みの方にはぴったりですね。
そして、母性があるので、赤ちゃんがいたり、将来多頭飼いを検討しているご家庭にも向いているでしょう。また、自宅で一人で留守にしていても寂しがることが少ないので、ひとり暮らしの方にはもってこいなのではないでしょうか。
まとめ:去勢や避妊手術により性格や行動は変わってしまうことがある
子猫の性別はいつからわかるのか、オスメスの見分け方を解説していきましたが、いかがでしょうか?
この記事のまとめとして、
- 顔つきや体つきはメスよりもオスのほうが大きい
- 子猫の性別を見分ける一番確実な方法は、生殖器の目視
- 発情期の行動も分かりやすい
- オスの子猫は感情をストレートに、メスの子猫は猫らしいツンデレの性格