内容をまとめると
- チワワは超小型犬化が進んでいる犬種の1つで、飼いやすく人気が高い犬種!
- 生後7ヶ月頃を過ぎると成長が緩やかになるため食事や生活を見直すタイミング!
- 痩せすぎ・太り過ぎは病気をしたり、健康を害する可能性があるため、適正体重を把握して健康管理に努めよう
- チワワの治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
幅広い世代から人気を集めるチワワは超小型犬と言われる犬種です。ですが、個体差によってチワワのサイズは大きく変わります。今回のMOFFME記事では、チワワの体重の推移・成犬チワワの体長や体高・成長が止まる年齢について解説します。
この記事の目次
目次を閉じるチワワはどのくらいまで成長するの?チワワの体重・体長など
常に人気犬種上位にランクインし、その飼育しやすさから多頭飼いされる事も多いチワワ。テレビCMに起用された事がブームの火付け役となったとされて、そのウルウルとした瞳は老若男女を虜にしています。
今回のMOFFMEでは、チワワの体重等大きさや成長に関する情報を3つのトピックからご紹介します。
- チワワの体重の推移を紹介
- 成長したチワワの体長・体高を紹介
- チワワの体重は個体によって大きく変わる
チワワの体重の推移を紹介
- 生後12ヶ月までのチワワの体重推移
- チワワは個体差の大きい犬種で将来のサイズ予測は難しい
生後12ヶ月までのチワワの体重推移
一般的に超小型犬や小型犬は、生後12ヶ月(1歳)で成犬になると言われています。そのため、成長による体重の増加も、1歳を目途に落ち着いてきます。
ここで例として、平均的な成犬時2.5㎏になるチワワの体重の推移をご紹介します。
月齢 | 体重 |
---|---|
生後1か月 | 200g |
生後2か月 | 450g |
生後3か月 | 650g |
生後4か月 | 850g |
生後5か月 | 1200g |
生後6か月 | 1600g |
生後7か月 | 1800g |
生後8か月 | 2000g |
生後9か月 | 2200g |
生後10か月 | 2300g |
生後11か月 | 2400g |
生後12ヶ月 | 2500g |
表を見てわかるように、生後8か月頃に2000gを迎えた後は、生後12ヶ月を迎える迄の4か月で500gの成長に留まっています。逆に言うと、生後8か月までに200gから10倍である、2000gへと成長すると言う事になります。
「成犬になる迄は成長期であるから」とパピー用のフードを与え続けたり、求めるままに食事量を増やしていくと、肥満となる場合があります。愛犬の運動量や体格によって食事量を調整する必要がありますね。
チワワは個体差の大きい犬種で将来のサイズ予測は難しい
冒頭でもご紹介した通り、現在ではなるべく小さな個体は人気を博す傾向にあります。しかしその道のプロであっても、子犬の姿から成犬時の大きさや体重を見極めるのは、大変難しい事なのです。
「小型犬と聞いてお迎えしたのに、成長したら中型犬並みに大きくなってしまった」なんて話があるのも、同じ犬種であっても個体差や生活スタイルの差から、成犬時の体重が大きく異なるためなのです。
今回ご紹介しているチワワでも、その個体差はとても大きく、成犬時体重が500gにも満たない世界最小の犬と言われるものから、10㎏以上あるチワワまでいます。
では、希望の大きさのチワワをお迎えする事は出来ないのでしょうか?絶対ではありませんが、ある程度の大きさを予測する方法はあります。
①生後3か月時の体重から予想
生後3か月時の体重の約2倍が、成犬時の体重になると言われています。ザックリとした予想にはなりますが、参考にはなるでしょう。
②両親の大きさ
可能であれは、子犬の両親を確認しましょう。骨格や体型は遺伝します。両親の体つきがガッシリとしているようであれば、子犬も似た体型に成長すると予想できます。
成長したチワワの体長・体高を紹介
ここまで、チワワの大きさについて体重という観点からご紹介してきました。しかし、ワンちゃんの大きさを表す方法は、体重以外にも存在します。
- チワワの成犬は体長15~23cm程度
- 1歳時のチワワの体高12~20cm程度
チワワの成犬は体長15~23cm程度
成犬になったチワワの体長(胴の長さ)は、15cm~23cm程度であると言われています。これは500㎖ペットボトル(約20cm)と程同じ長さになります。
また他の犬種で言えば、ポメラニアンやマルチーズ、ペキニーズなどが、成犬時に似た体長になります。このサイズであれば、大人が片手で容易に持ち上げられる大きさと言えるでしょう。
ちなみに混血犬で人気の高い、チワックス(チワワとダックスフンドの混血)は、ダックスの遺伝情報により、体高が低く・体長が長くなる傾向にあります。
1歳時のチワワの体高12~20cm程度
足の長さを示す体高は、チワワの成犬時で12~20cm程度と言われています。先ほどご紹介した体長(胴の長さ)と近い値である為、平均的なチワワは横から観察すると、正方形に近い体つきをしているという事になります。
また、オスのチワワであったり、生活スタイルや体質的に筋肉質だと、脚周りや首回りの筋肉が発達して体高が長くなる事があります。体高や体長は、人間の身長のように遺伝的要素が強く、その長短によって病気などのリスクはありません。
ただし、小さくするために無理なブリーディングをしていたり、近親交配をしている場合は病気リスクが高まることがあります。
無理なブリーディングがされていなければ、平均と乖離しているからと言って、心配する必要はないので安心してください。
ただし、病気や怪我はいつ起こるか予測できません。もしもに備えてペット保険に加入することがおすすめです。
MOFFMEではチワワのペット保険ランキングを比較できるのでぜひご活用ください。
チワワの体重は個体によせって大きく変わる
モデル:いと
チワワの平均的なサイズについてご紹介しました。しかし何度もお伝えしている通り、チワワという犬種は、他の犬種に比べても体重やサイズの個体差がとても大きい犬種です。
1つの数値だけで愛犬が適正体重であるかを見ると、肥満に陥ったり、痩せすぎになってしまいます。骨格や運動量・筋肉量、愛犬が食べられる量などの様々な観点から、ベストな状態を探る必要があるのです。
チワワの大きさと成長の注意点についてご紹介します。
- チワワは大きく『ドワーフ』と『ハイオン』の2タイプに分けられる
- チワワの成長は生後7ヶ月〜12ヶ月で止まる
チワワは大きく『ドワーフ』と『ハイオン』の2タイプに分けられる
実はチワワは、個体差が大きいがために、タイプ分けがされています。明確な数値等はありませんが、成犬を見比べてみるとその違いを感じる事ができるでしょう。
①ドワーフタイプ
体長(胴の長さ)と体高(脚の長さ)を比べた際に、比較的体長が長く体高が短いタイプを言います。胴長短足等とも言われますが、骨太で筋肉質なガッシリとした体型で、アクティブな遊びに向いている傾向があります。
ハイオンタイプと比較しても、筋肉量の違いから体重は重くなりがちです。
②ハイオンタイプ
ドワーフタイプの逆で、比較的体長が短く、体高が長いタイプをハイオンタイプと言います。足がスラリと細長くスマートな印象を受けます。
筋肉が付きにくい傾向にあり、体重も軽くなる事が多いでしょう。
この2つのタイプは、あくまで体長と体高の比較に基づく物なので、ドワーフタイプであっても小柄な子や、ハイオンタイプで大きく成長する子もいます。
チワワの成長は生後7ヶ月〜12ヶ月で止まる
適正体重のご紹介でもお伝えした通り、生後7か月を過ぎると体の成長はとても緩やかになります。そのため注意をしていないと、すぐに適正体重をオーバーしてしまいます。
成犬を迎えるまでの食生活や習慣は、愛犬の一生に影響します。この時期に必要以上の食事をしたり、間食の習慣が身についてしまうと、肥満体質になって辛い思いをするのは愛犬です。
特にチワワという犬種は、膝蓋骨脱臼などの関節に関する疾患になりやすく、心臓病のリスクも持っています。どれも肥満によって発症・悪化するため、肥満対策には特に力を入れましょう!
ただし、一年を目安に体が完全に成長するまでの期間である成長期は特に、過度な食事制限をしてしまうと成長障害を引き起こすリスクがあります。
そのため、成長期や維持期、老犬期問わず、愛犬の体重管理や食事管理はボディコンディションスコアを指標にして行うことをおすすめします。(参考文献:環境省)
愛犬のフード選びについては、「低脂肪のドッグフードの選び方を解説!おすすめランキングも紹介!」の記事も是非参考にしてください。
まとめ:チワワの体重管理を徹底して肥満を予防しよう
今回はチワワの成長について解説をしてきました。平均的な成犬のサイズは、
- チワワの体重:1.5~2.5㎏
- チワワの体長:15~23cm
- チワワの体長:12~20cm
生後7か月を過ぎると、成長は緩やかになっていくので、食事や生活を見直すタイミングです。肥満にならないだけで防げるリスクもあります。かかりつけ医に相談しながら、健康的な体型を維持していきましょうね!