金魚の目が前に出る『ポップアイ』という病気をご存知でしょうか。対処が遅れ、悪化すると金魚の目が取れてしまうという怖い病気のポップアイ。今回のMOFFME記事では、金魚のポップアイの症状・原因・対処法などを詳しく紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じる金魚のポップアイってどんな病気?症状・原因・対処法を紹介
それでは今回MOFFMEでは以下のことについてご紹介していきます。
金魚のポップアイという病気の症状・原因・対処法について
- 金魚のポップアイの原因と症状について
- 金魚のポップアイの対処法について
- 金魚の飛び出した目は元に戻らない?
金魚のポップアイの原因や症状を紹介
金魚のポップアイの原因と症状について
- 金魚のポップアイの原因について
- 金魚のポップアイの症状について
金魚のポップアイの原因
ポップアイになる原因として大きく分けて3つあります。
・水質の悪化
水中には「エロモナス菌」という菌が常在しており、金魚の中にもいます。エロモナス菌が原因の一種となります。水質が悪化するとエロモナス菌が異常増殖し、悪玉菌となり病気を発生させます。
他にも1つの水槽に過度飼育をしてしまうことも水質の悪化が進みますので過度飼育はやめましょう。
・ガス病(気泡病)
水中の酸素や窒素が溶け込みすぎて起きるガス病で目が飛び出る症状が出ます。
・ストレス
頻繁に水温が変化するとストレスから体が弱るため、病気に掛かる原因になります。また
金魚にとって音や振動もストレスとなることも覚えておきましょう。他にも餌が十分に食べられる環境でない時も体が弱ります。
・外傷
金魚の世界でも弱い者へのいじめがあり、傷を負ってしまうと、外傷から細菌感染が起こる可能性があります。
金魚のポップアイの症状
ポップアイの症状として、目が出目金のように異常に飛び出た状態になり大きくなったように見えます。
病状が進行するにつれて眼圧も強くなっていき、末期症状までいくと組織が壊死して、失明や最悪の場合は目がとれてしまうこともあります。眼球も透明感がなくなり、次第に白く濁ってしまいます。
初期症状として目の周りが充血するというのが見られた場合はなるべく早く治療するようにしましょう。初期状態で目が飛び出しだす前ならば治療をすれば元に戻る可能性はあります。
またポップアイと併発しやすい病気があります。ポップアイ同様にエロモナス菌が原因で発症する病気になります。3つご紹介します。
・尾ぐされ病
尾びれの先から白く溶ける
・松かさ病
鱗が逆立つ
・赤班病
身体の一部に赤い斑点が出る
金魚のポップアイの対処法を紹介
金魚のポップアイの対処法3選
- 金魚のポップアイの対処法① 塩水浴
- 金魚のポップアイの対処法② 薬浴
- 金魚のポップアイの対処法③ 定期的な水槽の掃除
金魚のポップアイの対処法① 塩水浴
金魚のポップアイの対処法として塩水浴があります。塩水浴は水槽の水を0.5%の濃度の塩水にして金魚をそこに泳がせてあげることを言います。塩水浴は金魚の浸透圧やストレスなどを軽減し、自己治癒力を高めてあげるのに有効です。
水は塩分濃度が濃い方に流れようとします。そのため飼育水より塩分濃度が濃い金魚の体内に水は流れ込もうとしてきます。身体が弱っている金魚にとって体内に流れ込んできた水を排出するのは負担になってしまいます。
そのため水槽の中の塩分濃度を0.5%にして金魚の体内の塩分濃度に近付ける浸透圧調整をしてあげることは金魚も楽になり、体力を戻し自然治癒力を高めるのに役立ちます。自然の淡水魚も本能で身体が弱ると海に近づこうとすると言われています。
金魚のポップアイの対処法② 薬浴
・初期段階
グリーンFゴールド顆粒を規定量と塩分濃度0.5%の塩浴を併用
・中期段階
観パラDを規定量と塩分濃度0.5~0.8%の塩浴を併用
ほとんどの薬剤の効能期間は1週間です。1週間経過すると薬剤効果はなくなります。気を付けることとして、水草は薬剤によって枯れるため、薬剤を投与する前に水槽から出すようにしましょう。また他の金魚も感染している可能性があるため、ポップアイに感染した金魚を隔離して治療はしないようにしましょう。治療は必ず一緒に行うようにしましょう。
金魚のポップアイの対処法③ 定期的な水槽の掃除
金魚の飛び出した眼球は元の状態に戻らない可能性が高い
まとめ:普段から水槽の点検や金魚のチェックを行おう
いかがだったでしょうか?これまでの内容をまとめますと
金魚のポップアイという病気の症状・原因・対処法について
- 金魚のポップアイの原因と症状について
- 金魚のポップアイの対処法3選
- 金魚のポップアイは飛び出してしまうと戻らない