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暑い季節、飼い主の皆さんは愛犬の熱中症対策に対する知識を十分に身につけていますか?愛犬の熱中症対策にどんな飲み物が適しているのでしょうか。今回のMOFFME記事では、愛犬の熱中症対策に適した飲み物・熱中症時の対処法などを紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

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愛犬の熱中症対策に適した飲み物は?注意点や熱中症の対処法

近年の夏場は、日中35℃を超えることも珍しくなく、熱中症対策はとても大切になっています。

しかし、熱中症対策が必要なのは人間に限った話ではありません。


むしろ、の方が熱中症にかかりやすいと言っても良いでしょう。

夏場は愛犬の熱中症対策が必要となります。


犬は自然界では弱い部分を見せると、捕食されてしまうため、体に異常があってもギリギリまで表に出しません

犬が熱中症にかかりグッタリしてしまったような場合は、とても危険な状況と言えます。


ですので、熱中症対策や、熱中症にかかってしまった場合の対処法がとても重要になってきます。


そこで今回のMOFFMEでは、

  • 愛犬の熱中症対策に適した飲み物を紹介
  • 愛犬の熱中症の対処法や予防法を紹介
  • スポーツドリンクの注意点:愛犬に与えるスポーツドリンクの量に注意
  • まとめ:万が一の場合に正しい対処法が取れるよう知識を身につけよう
以上の4項目に分けて詳しく解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

愛犬の熱中症対策に適した飲み物を紹介


熱中症は、体内に熱がこもり発散できない状況で起こります。

そして、水分不足でも熱中症にかかりやすくなります。


犬も水分などの飲み物の補給は命を繋ぐ、とても大事なものです。

夏場は散歩が数十分でも飲み物が必要な場合もあります。


人間の赤ちゃんは、ベビーカーに乗せている場合、地面からの距離が近いため放射熱によって、大人よりも暑い場所にいることになり、一層熱中症の危険が増すと、よく報道されています。


これは、犬にも同じことが言えます

下手すると、ベビーカーよりも低い位置にいるため、もっと危険な可能性もあります。


この頁では、

  • 基本的には水で十分
  • 食欲不振などの場合にはスポーツドリンクが有効
について詳しく解説していきます。

基本的には水で十分

人は夏場の外出時、熱中症対策としてコンビニなどで水やスポーツドリンクを買って飲みますよね。

犬の散歩中、犬の熱中症対策として、自身が飲むために買った飲み物をあげて良いのでしょうか。


結論は、グレーなところです。

ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどの市販されている飲み物は、成分にミネラルが含まれていることが殆どでしょう。


しかし、これらは人間用に作られた飲み物です。

人間用に作られた飲み物の中には、犬には消化できないミネラルも含まれているのです。


基本的に、熱中症対策として飲み物を与える際、犬は水道水で十分なのです。

出来れば、水道水を用意して散歩に出かけるのが良いでしょう。


しかし、水道水を忘れたから水をあげないくらいなら、ミネラルウォーターでもあげた方が良いです。


熱中症は命の危険にも繋がりますので、熱中症対策を優先しましょう。

食欲不振などの場合にはスポーツドリンクが有効

先ほど、市販の飲み物は避けるべき話をしましたが、熱中症対策の方が大切とも話しました。

慢性的に、家でもミネラルウォーターやスポーツドリンクを飲ませるのは、消化できないミネラルの影響で、尿石症などを引き起こす危険があります。


しかし、スポーツドリンクはいち早い体への水分補給としては、有効な飲み物であることも確かです。

普通に、水を飲むような健康状態の場合は、水をあげれば良いですが、食欲不振や水を飲まない場合は、スポーツドリンクを与えるのは有効な熱中症対策と言えます。


熱中症の症状が、見られる場合は、もちろん病院で受診するのが絶対ですが、夏バテなどで食欲不振や下痢をする場合などは、熱中症対策として応急的にスポーツドリンクを与えるのも良いでしょう。

愛犬の熱中症の対処法や予防法を紹介


冒頭でもお話ししましたが、犬は軽い熱中症にかかったぐらいでは、ほとんど症状を表に出しません。
ですので、一番大事なのは熱中症になるような状況に陥らないように、しっかりとした熱中症対策をすることが大切です。

また、愛犬が熱中症にかかってしまった場合には、ちゃんとした対処をすることが必要です。
もし対処を誤れば、愛犬が亡くなってしまう事もあるため、特に対処法については気をつけてください。

この頁では、

  • 愛犬の熱中症の症状
  • 愛犬の熱中症の対処法
  • 愛犬を熱中症から守る予防法を紹介
について詳しく解説していきます。

愛犬の熱中症の症状

愛犬の熱中症にかかってしまった場合、以下のような症状が現れます。

  • 口を開けハアハア、ゼエゼエと苦しそうにする
  • よだれが大量に出る
  • 身体が熱い
  • グッタリする
1番目の「ハアハアする」ですが、犬は夏場など暑い場合は、体温調節のため健康な状態でもハアハアはします。
しかし、熱中症の場合のハアハアは、普段のハアハアとは違いますので「いつもハアハアしてるから」と思わず、気をつけてあげることが重要です。

また、身体が熱いのも見極めが難しいでしょう。
散歩中などは必然的に体温は上昇します。

そのような時、異常時に気がつけるように、普段より愛犬とのコミュニケーションを取ることもとても大切になってきます。

熱中症は症状が酷くなると、意識を失う、痙攣嘔吐失禁などの症状も見られます。

愛犬の熱中症の対処法

もし愛犬が熱中症にかかってしまった場合ですが、意識があり軽度である場合は、水を飲ませ涼しい場所に避難させてください。

その後、水やアイスノンなどで足の付け根などの動脈が通っている部分を冷やすようにしてください。


呼吸が落ち着き、いつも通りの体温まで下がれば、動物病院で受診してください

この際、落ち着いたからと病院に連れて行かないことは危険ですので、しっかり受診することが大切です。


また、熱中症の症状で、意識がなくなったり、話しかけても反応が弱い場合は、身体全体を水などで濡らし、首や脇、足の付け根などの動脈が通っている部分を濡れたタオルなどで冷やしながら、早急に動物病院で受診してください


意識がなくなったり、反応が鈍るのはかなり危険な状況ですので、病院へ急ぐことが重要です。

愛犬を熱中症から守る予防法を紹介

熱中症対策に温度・湿度管がかなり重要です。


熱中症は、気温だけでなく湿度にも気を配る必要があります。

家では、エアコンで温度・湿度管理をしてあげるようにしてください。


気をつけるべきは、留守番をさせる時です。

留守中もエアコンでしっかり温度管理をするようにしてあげましょう。


また、夏場の散歩は、早朝または日が暮れてからなど、暑い時間を避けるようにしてください。

昨今の夏場のアスファルトは靴の裏が溶けてしまうほど高温になります。


熱中症どころか大火傷する危険すらありますので、夏場の日中の散歩は避けるように注意しましょう。

車の中も注意が必要で、たとえ数分でもエンジンを切ってエアコンが止まると、急激に温度が上がり、すぐに50℃を超えてしまいます


短時間でも死亡してしまう危険が高いため、車の中に放置するのは絶対にしないようにしてください。

スポーツドリンクの注意点:愛犬に与えるスポーツドリンクの量に注意


熱中症対策としてスポーツドリンクを与える場合ですが、そのままだと犬の飲み物としては濃すぎるため、糖分や塩分などを過剰摂取してしまう事になります。


応急的な飲み物としてスポーツドリンクを与える場合は、水で4倍ほどに薄めて与えるようにしましょう。

また、冷えた飲み物は下痢をしてしまう可能性があるため、出来れば常温が望ましいです。


スポーツドリンクの話をしましたが、応急的に与える飲み物は、スポーツドリンクまたはミネラルウォーターくらいにしておいた方が良いでしょう。


犬はカフェインなどを消化できませんので、コーヒー飲料などの飲み物は危険ですので注意してください。

まとめ:万が一の場合に正しい対処法が取れるよう知識を身につけよう

熱中症対策として、適した飲み物、熱中症にかかってしまった時の対処法などを解説してきました。

いかがでしたでしょうか。


この記事では、

  • 愛犬の熱中症対策に適した飲み物を紹介
  • 愛犬の熱中症の対処法や予防法を紹介
  • スポーツドリンクの注意点:愛犬に与えるスポーツドリンクの量に注意
以上の内容を詳しく説明しました。

熱中症対策として、涼しい時間に絞って散歩をするようにし、水などの飲み物も持参することが大前提ですが、それでも夏場は熱中症にかかってしまうリスクはあります

もし、愛犬が熱中症にかかってしまい、意識がなくなったりグッタリしてしまったような万が一の場合に正しい対処法が取れるよう知識を身につけましょう

この記事を読んでいただき、万が一の際の一助となれれば幸いです。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。