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ジャックラッセルテリアの飼い主さんは愛犬の被毛について正しく理解できていますでしょうか。ジャックラッセルテリアの被毛は3種類あります。今回のMOFFME記事では、ジャックラッセルテリアの被毛種類・毛色・抜け毛対策を紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じるジャックラッセルテリアの被毛について解説!種類や抜け毛対策
そんなジャックラッセルテリアには3種類の毛質があるのもご存知でしょうか。
毛質が違うと違う犬種に見えてしまう方もおり、3種類も毛質があることを知らない人は多いです。
今回MOFFMEではそんなジャックラッセルテリアについて
- ジャックラッセルテリアの被毛3種類について
- ジャックラッセルテリアの毛色パターン4種類について
- ジャックラッセルテリアの抜け毛対策について
ジャックラッセルテリアの被毛の種類を紹介
ジャックラッセルテリアの被毛は
- スムースコート
- ラフコート
- ブロークンコート
被毛の種類① スムースコート
被毛がスムースコートのジャックラッセルテリアは、毛は硬めですが「するっ」と滑らかな毛質をしており最長でも毛の長さは1cm、見た目もすっきりしておりジャックラッセルテリアの中で一番被毛が短いです。
毛は短いですが他の種類と比べると、毛が抜けやすいためこまめなブラッシングが必要になります。できるのであれば毎日、スキンシップもかねてブラッシングしてあげると良いでしょう。
毛の生え変わり時期に犬は抜け毛が多いと言われていますが、スムースコートのジャックラッセルテリアは1年中毛が抜けますので、抜け毛がたくさんあることは飼う上で覚悟をしておいた方がよさそうです。
抜け毛は落ちてしまうと短いゆえに掃除をしても取り切れなかったり、抱っこすると服にたくさん毛がついてしまいますので、それらを防止するためにもブラッシングは欠かせません。
被毛の種類② ラフコート
被毛がラフコートのジャックラッセルテリアは2.5~5.0cmほどの長い毛で、見た目は硬そうに感じる方もいらっしゃると思いますが、毛質は柔らかくウエーブがかかっています。
毛が長いため、長く伸ばしてふわふわな印象にしてもいいですし、短くしてスマートな印象にするなど飼い主の好みで雰囲気を変えられるのもラフコートの特徴です。
スムースコートと異なり抜け毛は少なくなりますが、毛が長いうえにウエーブがかかっているので絡まりやすい毛質とも言えます。
絡まりを予防するためにも、定期的なブラッシングが必要になります。
また、長いゆえにトリミングも必要となり「ストリッピング」や「プラッキング」という技術が必要なトリミングが行われます。
被毛の種類③ ブロークンコート
毛の短いスムースコートと、毛の長いラフコートの混合タイプがブロークンコートです。
毛がふわふわでウエーブがかかっているところもあれば、硬く「するっ」っとした毛質のところもあり、混ざり方も個性があるため他の二つにはない雰囲気があります。
毛の長さがあるため、写真などではラフコートとブロークンコートの見分けがつかないこともあり、成長し大人になった時被毛の種類が変わる可能性もあります。
ブロークンコートも長い毛の部分があるので、ラフコートと同じく定期的なトリミングが必要です。
またラフコートの方が毛の量が多いそうに見えますが、3種類の中で毛の量が一番多いのがこのブロークンコートで、抜け毛も多めなので定期的なブラッシングが必要です。
ジャックラッセルテリアの毛色を紹介
はじめにお話したように、ジャックラッセルテリアには色のパターンも様々です。
ベースの色は
- ホワイト
- ブラック
- タン(茶色)
- ホワイト&タン
- ホワイト&ブラック
- トライカラー
- ホワイト
毛色① ホワイト&タン
ジャックラックステリアと言われると、「ホワイト&タン」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
それほどまでに「ホワイト&タン」のジャックラッセルテリアは多いです。
ホワイトをベースに目の周りや耳などの顔から、背中やしっぽなどの体の一部分にタンが入るのですが、このタンも濃い茶色から薄い茶色、赤茶色からクリーム色までタンの色も違いがあります。
またタンは、大きくなるにつれて変化がみられることがあり、子どもの時よりも形や色に変化が見られます。また、ブラックが混ざり「トライカラー」になることもあります。
因みに、目と目の間の白い部分は「ブレーズ」と呼ばれていますが、この「ブレーズ」は大きくなると白い部分が少なくなる傾向があるそうです。
そのため、白い部分を多く残したい場合は「ブレーズ」の部分が多い子を選ぶと良いようです。
毛色② ホワイト&ブラック
ジャックラッセルテリアの「ホワイト&ブラック」はとても希少なカラーと言われています。
ジャックラッセルテリア「ホワイト&タン」の「タン」部分が「ブラック」になっていると言えばイメージがしやすいかと思います。
「ホワイト&タン」と比べると凛々しい雰囲気があり、かっこいい印象です。
子どもの頃に「ホワイト&ブラック」のジャックラッセルテリアも大人になると「タン」が混ざり「トライカラー」になることが多く、大人になっても「ホワイト&ブラック」のままでいるジャックラッセルテリアは少ないです。
そのため、希少カラーと言われています。
「ホワイト&ブラック」が良いと思っても「タン」が混ざる可能性もあるので、希少カラーを願って飼うとがっかりしてしまうかもしれません。
ですが、色が変化していくのを楽しめるのもジャックラッセルテリアの面白さではないでしょうか。
毛色③ トライカラー
ジャックラッセルテリアの「トライカラー」とはホワイトベースに、顔や体の一部に「タン」と「ブラック」が混ざった、3つの色を持つジャックラッセルテリアのことを指します。
トライカラーも成長とともに形や色に変化が見られます。
そのため、産まれた時は「ホワイト&タン」「ホワイト&ブラック」など2色だったのに、いつの間にか成長に合わせてトライカラーになるのも珍しくありません。
麻呂眉のように顔の一部にブラックがはいるパターンもあります。
子どもの頃と大人になった時のカラーの変化も楽しめますし、色だけでなく被毛によっても雰囲気がガラッと変ります。
成長とともに色や被毛の変化を楽しむのもジャックラッセルテリアの面白さではないでしょうか。
毛色④ ホワイト
ジャックラッセルテリアの「ホワイト」は「ホワイト&ブラック」と同じで希少カラーの一つと言われています。
成長してもホワイトのみで「タン」や「ブラック」が全く混ざっていない「ホワイト」の毛色のみのジャックラッセルテリアで、真っ白なのが特徴です。
「ホワイト&ブラック」と同じく成長とともに他の色が混ざることが多く、大きくなっても他の色が混ざらない「ホワイト」のみのジャックラッセルテリアはとても少ないため希少カラーと言われています。
「ホワイト」は他のカラーと比べると汚れが目立ちますので、きれいなホワイトカラーを維持するためには定期的なお手入れが必要になります。
希少性はありますが、ホワイトも成長とともに他の色が混ざる可能性があります。大きくなったらどんな色になるのだろうと想像しながら飼育するのも楽しいのではないでしょうか。
ジャックラッセルテリアの抜け毛対策を紹介
ジャックラッセルテリアは先にお話したように、抜け毛がとても多く、長い毛の種類は毛が絡まりやすいためこまめなブラッシングが必要な犬種です。
抜け毛の予防は難しいため、ブラッシングがとても重要となるのですが、それぞれのブラッシング方法について
- スムースコートの場合
- ラフコート・ブロークンコートの場合
抜け毛対策:スムースコートの場合
被毛の種類でも話したように、スムースコートは毛が短いため「ブラッシングの頻度は少なくても良いのでは?」と思う飼い主さんもいらっしゃると思いますが、「抜け毛は他の被毛をもつジャックラッセルテリアと比べて多い」です。
そのため、気が付いたら絨毯に愛犬の毛が刺さっていて掃除をしても毛がとれない!という事態になりかねません。
自然に抜け落ちるのを待つのではなく、ブラッシングをして毛を取り除いてあげましょう。
使うブラシは獣毛ブラシやラバーブラシです。
特にゴム製のラバーブラシはスムースコートと相性がよく、皮膚を傷つけることなく優しくブラッシングできます。
仕上げに獣毛ブラシを使えば、被毛につやが出るのでお勧めです。
抜け毛対策:ラフコート・ブロークンコートの場合
ラフコートやブロークンコートの場合は毛が長いため、ブラッシングを怠ると毛の絡まる原因となります。
さらに抜け毛がありますので硬いフェルトのような毛玉になってしまい、ますます毛が絡まってしまうという悪循環に陥ります。
さらにブロークンコートは毛量が「他の被毛を持つジャックラッセルテリアの中で一番多い」と言われていますので、スムースコートには劣りますが抜け毛も多いです。
ブラッシングの方法は、コームやスリッカーブラシ、ピンブラシを使います。
まずはスリッカーブラシで絡まっている毛や、ついている毛を取り除きます。ピンブラシを使って取り除いても良いです。
スリッカーブラシは細い針がたくさんついている構造なので、無理に引っ張ったり、強くブラッシングすると肌を傷つける原因となるので注意しましょう。
仕上げにコームで毛の絡まりがないかチェックしながらブラッシングして完了です。
ジャックラッセルテリアは定期的なブラッシングとシャンプーが大事
抜け毛対策にブラッシングは有効ですが、定期的にシャンプーをすると古い抜け毛を取り除けます。
ただし、抜け毛が落ちるからと頻回にシャンプーをすると逆に皮膚の油分を取ってしまい、乾燥してしまう原因になってしまいますし、シャンプーの流し忘れがあると皮膚トラブルの原因になります。
犬用のシャンプーを使用し、お風呂の前にはしっかりブラッシングを行い、シャンプーはしっかり洗い流すようにしましょう。もちろん、最後にしっかり乾燥させることも忘れずに行って下さい。
シャンプーの頻度は1か月に1~2回にしましょう。
因みに、ラフコートやブロークンコートは定期的にトリミングしてもらうと良いです。
「ストリッピング」や「プラッキング」という手法を用いてトリマーが余分な毛を取ってくれます。素人がやると愛犬に負担がかかってしまうので、ぜひトリマーに任せましょう。
まとめ:ジャックラッセルテリアの被毛を理解して健康をサポートしよう
今回はジャックラッセルテリアの被毛について
- ジャックラッセルテリアには被毛の長さによって、スムースコート、ラフコート、ブロークンコートの3種類に分けられる。
- ジャックラッセルテリアにはホワイト、ブラック、タンの3色あり、ホワイトがベースでブラックやタンが混ざり、毛色のパターンは「ホワイト&タン」「トライカラー」の他希少な「ホワイト&ブラック」「ホワイト」の4種類ある。
- ジャックラッセルテリアはどの被毛タイプも抜け毛が多く、長い被毛を持つタイプは毛が絡まりやすいため、ブラッシングが必要。ブラッシングなどの抜け毛対策の紹介。