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子猫の飼育は想像以上に大変です。元気すぎる子猫の対応に毎日手を焼いている飼い主さんも少なくないかと思います。今回のMOFFME記事では、子猫が元気すぎる理由や元気すぎる際の対処法を詳しく紹介していきます。正しい対処法で信頼関係を築きましょう!

記事監修者「中西 涼馬」

監修者中西 涼馬
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)理事

子供の頃から多くの保護犬や保護猫と暮らしてきた。その他、野生動物や昆虫類含め、全ての動物に対して深い愛を持つ。現在、ドーベルマン(元保護犬)・ボルゾイ・ゴールデンレトリバー(悪徳ペットショップから保護)・ボーダーコリーや猫たちと暮らす。主に猫に関しての記事監修者として活躍している。【保有資格:猫健康管理士(一般財団法人全日本動物専門教育協会)】

この記事の目次

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子猫が元気すぎるのはなんで?走り回る理由や対処法を紹介!

いつも「MOFFMEマガジン」をご覧頂きありがとうございます。はじめての方は、ぜひ、お見知りおきください。

みなさん子猫はお好きですか?つぶらな瞳と愛くるしい表情。これらは何とも言えない癒しを与えてくれます。寝ている姿も愛らしく、見ている方は思わず笑みがこぼれそうです。

ところで、おとなしい子猫が、急に活発に動き出す。猫を飼っている方は、一度はご覧になられたことがあると思います。

そこで、今回「MOFFME」では『子猫が元気すぎるのはなんで?走り回る理由や対処法を紹介!』します。

解説する項目は以下の通りです。ぜひ、最後までご覧ください。

  • 子猫が走り回る理由を紹介
  • 子猫が元気すぎる場合の対処法を紹介

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらも参考にしてください。

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子猫が走り回る理由を紹介

モデル:くらり

具体的に子猫が走り回る理由、元気すぎる理由を紹介します。どうして子猫は元気いっぱいに走り回るのでしょうか?しかも夜中で飼い主さんが寝ている時間だと少々、気が重くなります。

また、SNSなどで飼い主さんの投稿をみていると「この元気はいつまでつづくのか?」といった、投稿が目立ちます。困っている飼い主さんも少なからずいらっしゃる様です。

そこで、以下の2点を詳しく解説したいと思います。

  • 元気すぎる理由:子猫の特性
  • 子猫が元気すぎる期間はいつまで続くのか
猫の飼い主さんたちには、猫の特徴として認識されています。一般的に「猫の運動会」と呼ばれており、突然始まるという点が共通しています。

元気なことはよいことです。しかし、元気すぎることも考えものです。

元気すぎる理由:子猫の特性

元気すぎる理由は子猫の特性だからです。


猫は好奇心が旺盛な生き物です。特に1歳までの子猫にとって、自分の身の回りの世界は興味で溢れています。


猫自身が興味を示した物は、飽きるまでとことん遊びつくします。満足して飽きると、一気に熱は冷めておとなしい子猫に戻り眠ります。猫はこの地点で、既に”ツンデレ”ぶりをアピールしています。


また、夜中に『猫の運動会』が行われる理由は、猫が夜行性だからです。猫の獲物となる”ねずみ”などの小動物は夜中から明け方に活動します。


獲物の狩りを行うために、猫も夜中に活発になります。暗い場所において、『猫の視力』が非常に優れているのもこのためです。


この特性がいつまでつづくのか?を次で解説します。ぜひ、続きを読み進めてください。

子猫が元気すぎる期間はいつまで続くのか

子猫が元気すぎる期間は猫の年齢で、『およそ1~2歳』頃です。


もちろん、個体の違いによっては、この期間が長くも短くもなります。あくまでも一般論で1~2歳といわれています。


子猫の生後2週〜9週を「社会化期」といいます。子猫はこの時期に様々な経験を通して学習するのです。


つまり、人間社会に順応するための重要な時期と言えます。その結果、活動も活発になるのです。


ちなみに猫の1歳を人間に換算すると、およそ18歳です。既に成人しています。もしかしたら人間でいう所の「思春期」と「反抗期」を迎えているのかもしれません。だとするとカワイイ反抗期ですね。


 猫の年齢を人間に換算した過去の記事を紹介します。興味のある方は『猫の年齢を人間に換算してみよう!猫の年齢早見表を詳しく紹介』をご覧ください。

子猫が元気すぎる場合の対処法を紹介

モデル:くらり

ここまで、子猫が元気すぎる理由について紹介してきました。

子猫には『社会化期』という時期があり、人間社会に順応するために重要な時期です。むしろ、この時期に様々な事を経験させる必要があることが、お分かり頂けたと思います。

ここからは、具体的な対処について紹介したいと思います。

主な解決方法は2点あります。また、前途でもお伝えしましたが、猫は夜行性のため、注意が必要です。

そこで解説する項目は「対処法2点と注意点」です。

  • 対処法① 日中に十分遊んであげる
  • 対処法② 猫好きの知人に遊びに来てもらう
  • 注意点:子猫が夜中に元気すぎる場合は放っておく

次に詳しく解説しています。読み終わるまであと少しです。ぜひ、最後までご覧ください。

対処法① 日中に十分遊んであげる

日中に十分遊んであげてください。


対処法への近道です。子猫は飽きっぽい性格です。個体差はありますが、子猫の集中力は10~30分程度と言われています。猫が飽きる、または疲れるまで十分に遊んであげましょう。


おすすめの遊びは「走らせる」ことです。疲れて眠るまでの時間が最短と言えます。


100円ショップなどで見かける”長い棒の先に猫じゃらし”が付いた物を、子猫に近づけると追いかけてきます。


また、猫用の”動くおもちゃ”もおすすめです。電池式で動くため、子猫が興味を示すと追いかけます。


これらを根気よく行うと、急に疲れて眠ります。稀に何かしらの動作の最中に眠ることがあります。SNSの投稿でよく見かけますが、非常に愛らしく感じます。


ただし、猫じゃらしなど、オモチャで遊ばせる場合、子猫は自分の体力を考えずに楽しさを優先させてしまいます。

成長期の子猫にとっては睡眠が優先されるので、体と心の両方の健康維持に配慮して飼い主さんがしっかりと見極めてあげましょう。

対処法② 猫好きの知人に遊びに来てもらう

猫好きの知人に来てもらい、代わりに遊んでもらいましょう。


猫好きの知人がいればお願いしてもよいでしょう。ただし、猫は”人見知り””警戒心の強い”生き物です。


好奇心が旺盛な時期とはいえ、馴染めない場合もあるため、気兼ねしない知人がよいでしょう。


個人的な意見として、猫が飼えない猫好きの知人を強くおすすめします。その様な知人にとっては、無料で「猫カフェ」が利用できると解釈することで”ギブアンドテイク”が成立します。


その他に「子猫のお披露目会」という解釈もご提案します。猫の平均寿命は12~18年です。そのうち、子猫の期間は1年未満と一瞬です。


貴重であると同時に社会化期の大切な時期、子猫にとってもいい刺激になるかもしれません。

注意点:子猫が夜中に元気すぎる場合は放っておく

注意点:子猫が夜中に元気すぎる場合は放置しましょう。


理由は「子猫が勘違いする」からです。2点、紹介します。


1点目は、夜中に遊び相手になってしまうと「夜中に走り回ると、遊んでもらえる」と、子猫が勘違いします。


2点目は、夜中に”ご飯””おやつ”を与えてしまうと、「夜中に走り回ると、おやつがもらえる」とこちらも似たような勘違いを子猫に与えてしまいます。


一番の対策は、前途で紹介した『昼間に十分遊んであげること』です。そうすることで、夜は疲れて眠ってしまいます。


昼間、十分に相手ができなかった場合、放置してください。しばらく我慢すると夜中はおとなしくなります。カワイイ愛猫とはいえ、睡眠の邪魔をされてはストレスになります。

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まとめ:元気すぎる時期はほんの一瞬

猫の『子猫が元気すぎるのはなんで?走り回る理由や対処法を紹介!』を紹介しました。結論は、元気すぎる時期はほんの一瞬です。その一瞬も猫ライフの一部として楽しんでください。


元気すぎる理由をまとめます。

  • 子猫の特性
  • 1~2歳ぐらいまで続く

次に対処法をまとめます。
  • 昼にたくさん遊ぶ
  • 猫好きな知人に遊んでもらう

最後に、夜中、運動会が行われる場合は、

  • 相手をしない
  • 昼にたくさん遊ぶ

以上、が理由と対処法と注意点です。正しい対処法を心がけてください。


猫の一生において子猫の期間は一瞬です。この期間にたくさん遊んであげると、信頼関係も構築できて一石二鳥です。最後までご覧頂きありがとうございます。ぜひ、参考にしてみてください。


「MOFFME」 では、他にもペットの健康や生活などをテーマにした記事を多く掲載しています。参考にしてみてください。