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折れた耳が可愛らしいスコティッシュフォールド。ですが、中には立ち耳の子もいることをご存知でしょうか。今回のMOFFME記事では、スコティッシュフォールドの立ち耳に骨瘤が出来る確率や折れ耳との違いを詳しく解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるスコティッシュフォールドの立ち耳に骨瘤が出来る確率を紹介!
スコティッシュフォールドは、丸い顔に真ん丸な目、小さな折れた耳がちょこんとついている大変可愛らしい猫です。
ここ数年は人気品種ランキングで常に上位をキープしています。
スコティッシュフォールドは名前の通りスコットランドの農場で突然変異で生まれたたった1頭の折れ耳の猫を基に、繁殖を繰り返して創り出された種類です。
しかしこの折れ曲がった可愛い耳は、本当は遺伝性の疾患により正常に立つことができない症状なのです。
スコティッシュフォールドには立ち耳の子が誕生することもあります。立ち耳のスコティッシュには骨瘤はできないのでしょうか?
今回MOFFMEでは
- スコティッシュフォールドの立ち耳に骨瘤が出来る確率は
- スコティッシュフォールドの立ち耳と折れ耳の違い
スコティッシュフォールドの立ち耳に骨瘤が出来る確率はほぼ無い
スコティッシュフォールドだからと言って必ず折れ耳であるとは限りません。折れ耳の子が生まれる確率は3割ぐらいで、残りは立ち耳の子です。
折れ耳のスコティッシュフォールドは正常に軟骨が形成されず「骨瘤」というコブができる遺伝子的な疾患を持っており、痛みを発症したり、歩行が困難になったりします。
立ち耳のスコティッシュフォールドは、その遺伝子をもっていない場合が多いので、骨瘤ができる確率は低い、と言われています。
ただし、立ち耳の子だとしてもその親猫のどちらかが折れ耳であれば、軟骨が形成不全になる遺伝子を引き継いでいる可能性もあります。
ここでは
- 骨瘤とは
- 立ち耳のスコティッシュフォールドに骨瘤が出来る確率が低い理由
骨瘤とは
スコティッシュフォールドの折れ耳は「骨軟骨異形成症」のために正常に耳を立てることができずに起きる症状です。
これは
スコティッシュフォールドに多い遺伝性疾患で、耳だけでなく手首や足首、しっぽなどの関節の軟骨が瘤状(骨瘤)になってしまいます。
関節の痛みから足を引きずったり、大きな声で鳴いたりすることもあります。スコティッシュがソファなどの上で後ろ足を投げ出して座る「スコ座り」も、足が痛いためにやっているのではないかと思われます。
予防や治療法もなく、対処療法として消炎鎮痛薬の投与や放射線の照射などしかありません。
ひどくなると体が変形したり歩けなくなるなどの障害をともなうこともあり、早期に安楽死させる例も少なくありません。
折れ耳が見た目に愛らしくて人気があり、よく売れるからと猫に苦痛を与える疾患を負わせたまま繁殖させることに反対して、スコティッシュフォールド同士の繁殖を禁止している国もあります。
立ち耳のスコティッシュフォールドに骨瘤が出来る確率が低い理由
折れ耳のスコティッシュフォールド同士で交配を行うと、75%の確率で折れ耳の子供が生まれます。
軟骨の形成疾患は100%遺伝し、手足の関節やしっぽに骨瘤ができて、一生痛みに悩まされます。
立ち耳と折れ耳タイプの交配では折れ耳の子供が生まれる確率は30%程度、立ち耳タイプ同士の交配ではほぼ100%立ち耳になります。
立ち耳の子には疾患が遺伝していない可能性が強いため、骨瘤が出来る可能性はほぼないと言えます。
しかし立ち耳でもどちらかの親が折れ耳の遺伝子を持っている可能性はあります。
定期健診で骨瘤ができていないか確認しつつ見守っていく必要があります。
ただ、発症しても立ち耳の場合は軽症で済むことが多いようです。
また、立ち耳の場合でも、もしものためにペット保険に加入しておくこともおすすめです。
MOFFMEではスコティッシュフォールドのペット保険についても紹介しているのであわせて確認してみてください!
スコティッシュフォールドの立ち耳と折れ耳の違いを紹介
折れ耳で有名なスコティッシュフォールドには、立ち耳の子もいます。
本来スコッティッシュホールドの交配で折れ耳の子供が生まれる確率は3割程度で、残りは立ち耳になります。
小さな折れ耳はとても人気ですが、折れ耳になる原因は遺伝性の疾患による軟骨の形成不全のためです。骨瘤というコブが手足の関節にもできて、猫にとっては辛い症状です。
立ち耳のスコティッシュは折れ耳の子よりも価格も安く、今まであまり話題になりませんでしたが、ピンと立った小さな耳もとても可愛らしいし、遺伝子疾患に悩まされることもなく丈夫に育つでしょう。
ここでは
- 立ち耳と折れ耳の違い
- 折れ耳のスコティッシュフォールドは骨瘤の確率が高いのか
について調べ、解説します。
立ち耳と折れ耳の違い
スコッティッシュフォールドには折れ耳タイプと立ち耳タイプがあります。日本では折れ耳タイプは珍しさもあってとても人気が高く、価格も立ち耳よりも高めです。
折れ耳になった理由は、骨軟骨異形成症という遺伝子疾患によって正常に生育しなかったためです。折れ耳タイプの子には耳だけでなく、手足の関節にも軟骨が正常に形成されないで骨瘤と言われる瘤が出来るリスクがあります。
痛みや歩行困難など様々な障害が起きますが、治療法はなく、痛みを抑える対処療法が主になります。
立ち耳タイプの子でも、親が軟骨の形成異常の遺伝子持っている可能性もあり、購入する時にはペットショップよりは、しっかりしたブリーダーさんに親猫のことも確認してみることをお勧めします。
骨瘤が出来たとしても、立ち耳の場合は症状は弱く進行もしないと言われています。
2014年に、立ち耳のスコティッシュフォールドは独立した猫種として認められ、「スコティッシュストレート」と命名されました。
折れ耳のスコティッシュフォールドは骨瘤の確率が高いのか
スコティッシュホールドのトレードマークでもある折れ耳は、時間をかけて品種改良した結果ではなく、突然変異で生まれた折れ耳の1匹がもとと言われています。
軟骨形成異常があり、骨が正しく成長しなかったために耳が不完全な立ち方をするのです。
しかし折れ耳は珍しく、可愛らしかったので人為的に交配を繰り返し、無理やり独立した猫種として確立させたものです。
軟骨形成異常になると骨瘤というコブの様なものが手足の関節にも出来、骨が変形したり、痛みも発生します。遺伝的な疾患のため完治する方法はなく、痛みを緩和してやることしかできません。。
折れ耳のスコティッシュ同士の交配では折れ耳の子供が生まれる確率がとても高く、疾患の遺伝子も当然引き継がれていきます。
知識があり心あるブリーダーは、折れ耳同士の交配はさせていないようですが・・・。
購入する側も、十分事情を知るべきです。
また、上記の理由からペット保険に加入しておくことがおすすめです。
MOFFMEではスコティッシュフォールドのペット保険についても紹介しているのであわせて確認してみてください!
まとめ:飼い主の愛猫に対する健康管理が大事
今回は、スコティッシュフォールドの耳の形態や、軟骨の病気について調べました。
折れ耳のスコティッシュはとても人気があります。しかし折れ耳になった理由と、その抱えているリスクには考えさせられます。
折れ耳スコティッシュの見た目の可愛さばかりを楽しみ、彼らが一生背負っていかなければならない苦痛に対して無知であることは、許されないことでしょう。
今や国際的な話題にもなっています。今後日本はどういう対応を取るのか・・・
今回は
- スコティッシュフォールドの立ち耳に骨瘤が出来る確率は
- スコッティッシュフォールその立ち耳と折れ耳の違い