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マウンティング行為は犬の本能的な行動です。しかし、その行為を気持ち悪いと感じる飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。今回のMOFFME記事では、愛犬のマウンティング行為の対処法や病気の可能性について紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛犬のマウンティング行為が気持ち悪い?対処法や病気の可能性

マウンティングという言葉は私達の実社会でも使用されることがありますが、本来は動物の本能的な行為の言葉です。ワンちゃんその動物の一種です。


どうして我が家のワンちゃんは他のワンちゃんに、マウンティングしてしまうのか悩まれている方もいらっしゃいますよね。気持ち悪い感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。


今回の記事では、ワンちゃんのマウンティングについて、

  • 愛犬のマウンティング行為の基本情報を紹介
  • 愛犬のマウンティング行為の対処法を紹介
  • 愛犬がマウンティング行為をしたくなる状況や病気の可能性を紹介
  • まとめ:大切なポイントは愛犬との主従関係を構築すること
以上、4点をご紹介していきます。

このマウンティングをどうすればよいのか、結論から言ってしまうと、やめさせるべき行為です。特に、高齢の方や小さな子どもがいるご家庭は、怪我をしてしまう可能性もあります。

愛犬のマウンティング行為の基本情報を紹介


執拗に自慢したり自らの優位性をアピールする言動のことを、マウンティングといいます。動物界では、ワンちゃん以外にも、猫やうさぎ、猿などもみられる行動です。


ここでは、

  • 犬のマウンティング行為とは
  • 本能的な行動だが全ての犬が行うわけではない
  • 本能的な行動だが全ての犬が行うわけではない

以上、3点をご紹介します。


精神的だけでなく、肉体的にも問題となる行為です。無理な体勢となるため、腰や関節に負担がかかってしまい、ヘルニアになることもあります。すでに足腰に疾患がある場合は、悪化してしまう可能性もあります。


ワンちゃんの健康にも関係してくるため、しっかりと理解して対応していきましょう。

犬のマウンティング行為とは

ワンちゃんのマウンティング行為とは、ワンちゃんが他の犬や人間に抱きついて、自分の腰を振ったり押し付けたりする動きのことです。


交尾の行動と似ているかもしれませんが、性的な目的とは限りません。メスもマウンティング行為をすることがあるため、ほとんどが遊びなど別の理由があるともいわれています。


特に、子犬たちが遊びながら上や下になっているときは、ただのじゃれあいと考えられるでしょう。遊び合いながら、ワンちゃん同士の社会性を身につけて関係性を構築していっています。

本能的な行動だが全ての犬が行うわけではない

マウンティングは、本能からくる行為ですが、すべてのワンちゃんが行うわけではありません。個体差が大きいといわれています。


大半のワンちゃんは生後6ヶ月くらいから行うようになってきます。早ければ3ヶ月のワンちゃんもありえますが、成犬でもまったくしないワンちゃんもいます。大人しい性格だったり、情緒が安定しているワンちゃんは、行わない場合もあります。


一度、マウンティングをしてしまうと、習慣化しやすいといわれています。やめさせることが難しくなるため、子犬のころからマウンティングをしているか注意して観察していきましょう。

愛犬のマウンティング行為の対処法を紹介


マウンティングはマナーの問題と関わってきます。


ワンちゃんが他のワンちゃんにマウンティングしてしまったり、他の飼い主さんやご近所の方にマウンティングしてしまったり、あまり品の良い行動には見えないため、トラブルに発展する恐れがあります。ワンちゃんは自由に行動したがりますが、きちんと躾けをしていきましょう。


ここでは、

  • マウンティング行為の対処法:散歩中の場合
  • マウンティング行為の対処法:飼い主に対しての場合
  • マウンティング行為の対処法:発情の場合
  • マウンティング行為の対処法:ストレスの場合
  • マウンティング行為の対処法:モノに対する場合
以上、5点をご紹介していきます。

誰だって自分のワンちゃんがマウンティングされてしまったら、不愉快になりますよね。大切なのは、きちんとワンちゃんを見て、目を離さないことです。いつも気にして見守ってあげれば、トラブルになる前に未然に防ぐことができます。

マウンティング行為の対処法:散歩中の場合

マウンティング行為の対処法として、散歩中の場合はどうしたら良いでしょうか。


1つ目の対処法として、リードを引いて止めることです。大きな声で叱ってしまうと、構ってくれると勘違いしてしまうので、無言で行ってください。無言の圧力で確実に止めることが大切です。


2つ目の対処法として、他のワンちゃんと距離をとることです。他のワンちゃんとすれ違うときは、距離を置いたりして、前もって予防することが大切です。ドッグランなど自由に走る場所には、マウンティングのクセが落ち着いて、しっかりと名前で呼び戻しができるようになってから行くようにしましょう。


いずれにせよ、マウンティングのクセがあるときは、他のワンちゃんとの交流はなるべく避けるようにしましょう。ワンちゃんとより良く過ごしていくためにはルールだけでなく、マナーも大切にして、他のワンちゃんや飼い主さんに迷惑がかからないように努めましょう。

マウンティング行為の対処法:飼い主に対しての場合

マウンティング行為の対処法として、飼い主に対しての場合はどうしたら良いでしょうか。


1つ目の対処法として、無視することです。自分や家族へマウンティングしようとしていたら、すぐに身体を引き離して無視します。家のなかであれば、別の部屋に移動するのも良いでしょう。無視はワンちゃんへの非常に効果的なサインです。マウンティングをしてしまうと相手にしてくれない、と覚えてくれれば、人間へのマウンティングが減るはずです。


2つ目の対処法として、必ず一貫した行動をすることです。無視するのが難しい場合は、一言だけで、ノーやストップなどきっぱり言ってから、ワンちゃんからすぐに離れましょう。必ず一貫した態度を取ることが大切です。その時々で曖昧な対応をして変えてしまうと、ワンちゃんが混乱します。


3つ目の対処法として、ハウスに戻してクールダウンさせることです。ハウスを覚えているワンちゃんであれば、入れてクールダウンさせると効果的です。ハウストレーニングがまだ未完了のときに無理やりハウスに入れると、ハウスを嫌いになってしまう場合もありますので、気をつけてください。


放置すると、主従関係が崩れてしまって、飼い主さんの言うことを聞かなくなってしまうこともあります。マウンティングの行為がすべて示威的ではありませんが、格上においているワンちゃんには行わない行為です。飼い主さんへのマウンティングは、興奮して嬉しいときがほとんどですが、クセになってしまうのでやめさせるようにしましょう。

マウンティング行為の対処法:発情の場合

マウンティング行為の対処法として、発情の場合はどうしたら良いでしょうか。


発情時の性衝動のマウンティング行為は、オスはヒート中のメスの匂いで発情しますが、本能的な行為でマウンティングしてしまうため、ワンちゃんが悪いわけではありません。ワンちゃんを責めるのではなく、人間がきちんと管理してあげることが大切です。発情期以外のときは、性衝動としてのマウンティングはしません。


1つ目の対処法として、未去勢のワンちゃんの場合は、他のメスのワンちゃんに近づきすぎないようにしましょう。去勢するまではすれ違うときも距離を置いて散歩しましょう。


2つ目の対処法として、ヒート中のメスのワンちゃんの場合は、散歩を最小限に抑えたりなど出来る限りの配慮をして、無用なトラブルは避けるようにしてください。


3つ目の対処法として、去勢や避妊手術をすることです。マウンティング対策に有効といわれている対処法です。さらには、望まない妊娠を回避することができ、様々な病気の予防にもなります。術後はマウンティングが収まることがほとんどですが、術後もマウンティングするワンちゃんもいます。手術したからといって、マウンティングを完全にしなくなるわけではありません。

マウンティング行為の対処法:ストレスの場合

マウンティング行為の対処法として、ストレスの場合はどうしたら良いでしょうか。


思い当たる原因がない場合は、慢性的なストレスが原因でマウンティング行為を引き起こしてしまっている場合があります。ストレスや構ってほしいという気持ちで、マウンティングするときは、普段の日常では有り余ったエネルギーを発揮することができず、イライラしていることが考えられます。


1つ目の対処法として、運動量を増やすことです。散歩や遊ぶ時間を増やしてあげて、運動量を増やしながらコミュニケーションを積極的にとると良いでしょう。散歩や遊ぶ時間を増やすだけでマウンティング行為がなくなる場合もあります。


2つ目の対処法として、コマンドの復習をすることです。ワンちゃんとのコミュニケーションにつながって、信頼関係をキープすることでマウンティング行為がなくなることがあります。


ワンちゃんを日々観察することで、ストレスの原因を見つけられるかもしれません。たくさんコミュニケーションをとって理解してあげるようにしましょう。

マウンティング行為の対処法:モノに対する場合

マウンティング行為の対処法として、モノに対しての場合はどうしたら良いでしょうか。


モノに対して発情しているわけではなく、モノに自分のほうが優位であると誇示しているとは考えにくいです。多くは興奮スイッチが入っているときでしょう。楽しすぎてそのエネルギーを発散させるために行っています。また、ストレスや怒りなどの負のエネルギーを発散していることもあります。不安な気持ちを落ち着かせているケースもあります。  


1つ目の対処法として、対象となるモノをあらかじめ片付けましょう。おもちゃなども同じです。マウンティングしたくなる環境を物理的に取り除いて変えてあげます。ただし、マウンティングしているときにそのモノをいきなり取り上げてしまうのは逆効果です。ワンちゃんが怒って噛み付いたりさらに過剰になってしまうことがありますので注意しましょう。


2つ目の対処法として、気をそらせて回収することです。マウンティングの前に止めることが出来なかった場合は、名前を呼んだり、他のモノを投げたりして気をそらせてから、マウンティングの対象のモノを回収してください。このときのおもちゃはボールやヒモなどでも良いですが、じっくりと時間を使う知育おもちゃがおすすめです。夢中になっている隙に、マウンティングの対象を片付けることもできて、頭を使う遊びのことでエネルギーを使って、ストレスを発散させることができます。


3つ目の対処法として、フセやマテを使うことです。フセやマテをしっかりとコマンドトレーニングができているときは、コマンドを使うことも非常に有効です。

愛犬がマウンティング行為をしたくなる状況や病気の可能性を紹介


先ほどのいずれのケースも、マウンティングが始まってしまうとワンちゃんは興奮状態のため、叱っても耳に入ってきません。逆に構ってくれたと勘違いして、さらに興奮してしまうこともあります。


ここでは、

  • 愛犬がマウンティング行為をしたくなる状況とは
  • 愛犬のマウンティング行為が病気と考えられる場合
以上、2点をご紹介していきます。

タイミングを逃さずきちんと対処していれば、ワンちゃんもなんとなくマウンティング行為を飼い主さんが望んでいないことは分かってきます。タイミングをきちんと理解して根気よく躾けていけば、そのうち収まるようになります。

愛犬がマウンティング行為をしたくなる状況とは

ワンちゃんがマウンティング行為をしたくなる状況を把握するようにしましょう。


マウンティング行為をしてしまうときは目をそらすのではなく、よく観察するようにしましょう。そのうちワンちゃんがマウンティングをしやすい状況が分かってきます。


初対面のワンちゃんと会ったときや、仲の良いご近所さんに会ったとき、予防接種などの苦手なことががあったとき、他のワンちゃんを可愛がったときなど、そういった傾向をつかむことで、配慮すべきタイミングが分かるようになります。


マウンティングの原因が分かれば、予防することが出来るでしょう。

愛犬のマウンティング行為が病気と考えられる場合

マウンティング行為は病気の合図の場合があります。ワンちゃんのマウンティング行為で病気が考えられるときは、すぐに動物病院で獣医さんに診てもらうようにしましょう。


泌尿器系で感染を起こしたり、性器の周囲や足の付け根あたりにかゆみなどの不快な感じあれば、マウンティング行為をしがちになります。その他にマウンティング行為と平行して、性器の周囲や足の付け根あたりを舐めたり、尿もれなどの排泄などで変化がみられた場合は、泌尿器系の病気の可能性があります。

まとめ:大切なポイントは愛犬との主従関係を構築すること


ワンちゃんのマウンティング行為はマナーの問題です。あまり品の良い行動には見えず、他の飼い主さんやワンちゃんに迷惑をかけてしまうことがあります。


今回のまとめとして、

  • ワンちゃんのマウンティング行為には様々な理由がある
  • すべてのワンちゃんがマウンティング行為をするわけではない
  • ワンちゃんがマウンティング行為にはきちんと主従関係を構築することが大切
  • ワンちゃんのマウンティング行為の状況を理解して対処していく
以上、4点を覚えておきましょう。


いつも気にして見守ってあげることを徹底すれば、マウンティングをやめさせることができるでしょう。一度、興奮してしまうとマウンティングでしか気持ちを鎮められないと思い込んでしまいます。クセになる前にやめさせてあげましょう。