買ったばかりの犬に寄生虫!飼い主さんにできる対処法、駆虫方法とはのサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 寄生虫の種類は外部寄生虫と内部寄生虫に分類される
  2. 寄生虫を予防するために定期的に動物病院で受診することがおすすめ
  3. ペットの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心

愛犬を飼育するにあたって注意しておきたいのが「寄生虫」です。買ったばかりの犬でも寄生虫がついている可能性は十分にあります。今回のMOFFME記事では、外部寄生虫や内部寄生虫の種類・寄生虫を駆除する方法など紹介していきます。

記事監修者「望月 紗貴」

監修者望月 紗貴
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)代表理事

大型犬5頭、中型犬1頭、愛猫3匹と暮らす。長年犬の生物学の研究を行っており、ペットフードの委託開発を行う。その他、ペット用品開発、ペット関連事業者のコンサルタント、ペット用品の監修者、ペット関連教材制作者として活躍しながら、積極的に動物保護活動に参加。【保有資格:犬の管理栄養士・犬の管理栄養士/アドバンス・愛玩動物救命士・犬猫行動アナリスト・ペット看護士資格・ペット看護士資格マスターライセンス・ペット介護士マスターライセンス・ペットセラピスト資格・ドッグトレーニングアドバイザー・ドッグヘルスアドバイザー他】

この記事の目次

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買ったばかりの犬に寄生虫?寄生虫の種類や駆虫方法など紹介

犬を飼っていると散歩などで、外に出ることが多いため、寄生虫に寄生されてしまうことがあります。


ペットショップなどから買ったばかりの犬だった場合は、健康だと思いがちですが、寄生されてしまっている可能性もあります。


どのような寄生虫が寄生していて、駆除する方法にはどのような方法があるのでしょうか。


今回「MOFFME」では、寄生虫の種類や買ったばかりの犬に寄生していたときの対処法について紹介していきます。


この記事の内容は

  • 買ったばかりの犬の寄生虫の対処法を紹介
  • 犬の寄生虫の種類とは?外部・内部寄生虫に分けて徹底解説!
  • 愛犬の寄生虫を駆除する治療法を紹介
以上の3つです。犬を飼っている方や将来的に飼いたいと思っている方は最後までご覧ください。

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犬の寄生虫の対処法を紹介


普段過ごしている中で寄生虫に寄生されてしまうことはよくあることですが、ペットショップで買ったばかりの犬が寄生されてしまうことも増えています。

ペットショップから買ったばかりの犬が寄生されてしまっていることが発覚したときは、飼い主さんとしては納得いかないはずです。

買ったばかりの犬が寄生されていることが発覚した際にはどうすればいいのでしょうか。

対処法としては
  • ① 国民消費者センターに相談する
  • ② ペットショップに治療費を請求する
となります。

買ったばかりの犬が寄生されていたときは、どう対処していいのかわからないと思うので、ぜひ、ご覧ください。

対処法① 国民消費者センターに相談する

ペットショップで買ったばかりの犬でも寄生虫が見つかる場合があります。実際、動物を扱って販売している以上寄生虫が付いてしまうことは致し方ないことです。


しかし、買ったばかりの犬が寄生されていることが発覚したときの相談場所があります。その場所は、国民消費者センターというところです。


国民消費者センターとは、購入した商品などに対するクレームや質問を専門スタッフが中立な立場で処理してくれるところです。


特に初めて購入する方は何もわからないため、泣き寝入りしてしまうことがあるようです。


買ったばかりの犬の寄生虫のトラブルを少しでも減らすためにまずは、国民消費者センターに相談してみてください。

ただし、犬は家族の一員にも関わらず法律的には所有物にあたります。そのため、消費者センターやペットショップから返却対応が提案されるケースもあることを理解しておきましょう。


せっかく慣れてきた家からペットショップに戻されるようなことがあると可哀想なので、上手くペットショップに治療費請求の交渉を行うことがポイントになります。

対処法② ペットショップに治療費を請求する

買ったばかりの犬に寄生虫が見つかったときは、その店舗に相談してみましょう。


買ったばかりの犬であれば、相談をすることで虫下しという寄生虫を体外へ出す薬を飲ませたりして寄生虫がいなくなるまで預かってもらうことが可能な場合が多いです。


また、ペットショップに相談した上で買ったばかりの犬が動物病院での治療が必要となった場合は、治療費を全額負担してくれることがほとんどです。


買ったばかりの犬であっても、ペットショップに連絡もせずに動物病院に連れて行って、寄生虫以外の病気などが見つかってしまっても治療費を負担してくれません。


買ったばかりの犬に異常が見られた場合は確実に治療費を全額負担してもらうためにも、まずは、購入した店舗に相談しましょう。


また、ペット保険に加入することで補償を得られることもあるかもしれません。

MOFFMEではペット保険についてランキング形式で紹介しているのでぜひご覧ください。

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犬の寄生虫の種類とは?外部・内部寄生虫に分けて徹底解説!


犬は、寄生虫による問題がよく起こります。また、寄生虫と一言で言っても多くの種類がいます。


しかし、寄生虫の種類や症状についてはよほど詳しくない限りわからない方がほとんどです。


ここからは、寄生虫の種類やどのような症状が見られるようになるのか解説していきます。


寄生虫の種類は

  • ① 外部寄生虫
  • ② 内部寄生虫

この2種類に分かれます。

犬を飼っている方にとって寄生虫は身近な問題となるので、参考にしてください。

寄生虫の種類① 外部寄生虫

犬に寄生する寄生虫には、外部寄生虫というものがあります。外部寄生虫とは、身体の外側に寄生する寄生虫のことです。


外部寄生虫に分類される寄生虫には、ノミやマダニなどが当てはまります。それぞれの症状を表にまとめます。

寄生虫症状
ノミかゆみ
ノミアレルギー性皮膚炎に繋がる
貧血
マダニかゆみ
バベシア症・ライム症などに繋がる

ノミは、13度〜32度程度であれば、活動することが可能なため、1年中生き続ける場合があります。


また、ノミは1日に50個近く卵を生むので、放っておくととんでもない数になってしまいます。


ノミを見つけたら、できるだけ早く駆除するようにしましょう。


マダニは春から初秋にかけて活動し、吸血する寄生虫です。マダニは数こそそこまで増えませんが、吸血すると肥大化し、刺した場所にくっついてしまいます。


マダニがくっついてしまったときは。無理にはがそうとしてはいけません。マダニは獣医師に駆除をお願いしましょう。

寄生虫の種類② 内部寄生虫

犬に寄生する寄生虫には、内部寄生虫というものがあります。内部寄生虫とは、身体の内側の腸などに寄生する寄生虫のことです。


内部寄生虫に分類される寄生虫とは

  • フィラリア
  • 回虫
  • サナダムシ
  • 鞭虫
  • 鉤虫
  • 糞線虫
などが当てはまります。それぞれの症状を表にまとめます。

寄生虫症状
フィラリア元気がなくなる
食欲低下
赤みを帯びた尿をする
おなかが膨らむ
呼吸困難
回虫下痢
嘔吐
食欲低下
サナダムシ肛門を舐めるようになる
下痢
食欲低下
毛のツヤが悪くなる
鞭虫排便のときに血便が少量混じる
鉤虫下痢
口や目の粘膜が白っぽくなる
貧血
糞線虫軟便
下痢
粘液や血液を含む下痢

基本的に内部寄生虫は、体内にいたり、サイズが小さかったりして発見が遅れてしまうことが多くあります。


内部寄生虫に寄生されて重症化してしまうと死に至ることもあります。数が増えてしまうと、治療が困難になってしまうこともあります。


そのため、犬に変わった様子が見られた場合には、すぐに動物病院に行って検査や治療をしてもらいましょう。

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愛犬の寄生虫を駆除する治療法を紹介


犬が寄生虫に寄生されてしまったり、買ったばかりの犬が寄生されていたらどのように治療をして駆除することになるのでしょうか。


動物病院での手術などでしか駆除することができないと思ってしまうかもしれませんが、動物病院から処方される薬を飲ませるという方法で対処することも可能です。


ここからの内容は

  • 定期駆虫とは
  • 動物病院を定期的に受診するのが賢明

この2つです。

犬の寄生虫の問題は、よくあることなので、どのように対処をすればいいのか知っておきましょう。

定期駆虫とは

犬の寄生虫を駆除する治療法として、定期駆虫という方法があります。定期駆虫とは、定期的な駆除薬の投与によって内部寄生虫による感染を抑えるという方法です。


投与する駆除薬は、動物病院で処方される動物用医薬品という薬になります。動物用医薬品とは、効果や効能、安全性が国から認められている薬です。


定期駆虫を行う必要がある理由としては、犬同士だけでなく、人間への感染が拡大してしまう恐れもあるからです。


実際にアメリカやヨーロッパでは、公的機関が駆除薬の定期的な投与を推奨しています。


また、駆除薬を投与する量や期間は、寄生虫の種類や犬の年齢などで異なるので、必ず獣医師の指示に従って投与するようにしましょう。

動物病院を定期的に受診するのが賢明

犬の寄生虫を駆除する治療法として、定期駆虫を紹介しましたが、最も確実に駆除する方法としては、動物病院で定期的に受診をすることです。


寄生虫は、犬などの動物だけでなく飼い主である人間にも寄生する可能性があるため、いち早く駆除する必要があります。


動物病院での定期的な受診は、原因を特定することができたり、早期治療に繋げることができるので最も賢明な判断になります。


また、寄生虫以外の病気の発見をすることができることもあるので、可能ならば、定期的に受診しましょう。


受診する期間は以下の通りになります。

  • 0歳~6歳:1年に1回
  • 7~10歳:1年に2回
  • 11歳以上:1年に2~3回

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まとめ:人にも被害をもたらすため早期発見・早期駆除が大事

今回は、寄生虫の種類買ったばかりの犬に寄生していたときの対処法などについて書いてきました。


この記事では

  • 買ったばかりの犬の寄生虫の対処法を紹介
  • 犬の寄生虫の種類とは?外部・内部寄生虫に分けて徹底解説!
  • 愛犬の寄生虫を駆除する治療法を紹介

以上の3つの内容を解説してきました。


買ったばかりの犬であっても寄生虫がいることは知らない方も多くいると思います。


犬の寄生虫には、身体の外側に寄生する外部寄生虫と身体の内部に寄生する内部寄生虫がいることがわかっています。


寄生虫は動物に寄生することが多いですが、人に寄生して被害をもたらすこともあるので、定期駆虫や動物病院を定期的に受診して、早期発見と早期駆除を心がけましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険について解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。