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柴犬はなつかないと言われることがあります。実際は、柴犬がなつかないのではなく、柴犬の特徴を正しく把握できていないことからうまく信頼関係を築けていないことが原因となっています。今回の記事では、柴犬がなつかない場合の原因、子犬からの正しい接し方を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる柴犬はなつかない犬種なのは本当?原因・接し方・特徴を紹介
柴犬はなつかない犬種だと聞いたことはありませんか?
柴犬と暮らしている飼い主さんの中には、なつかないと感じる方もいるかもしれません。
「どうすればなついてくれるのか?」「柴犬と仲良くなりたいのに接し方が分からない」と悩む方もいると思います。
しかし、柴犬の性格や特徴を理解すると、接し方が分かってきます。
また、柴犬は飼い主さんにしかなつかないイメージがありますが、信頼関係が築けていないと家族にもなつかないことがあるんです。
信頼関係を築くためにも愛犬の性格を理解することが大切です。
そこで今回のMOFFMEでは、
- 柴犬がなつかない6つの原因
- 柴犬の性格の特徴8選
- 柴犬と信頼関係を築くための6つの接し方
柴犬がなつかない原因と仲良くなるための接し方をご紹介していきます。
それぞれの性格に合った接し方や接するときの注意点など詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
またMOFFMEでは、柴犬のペット保険についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
柴犬がなつかない場合に考えられる6つの原因を紹介
柴犬がなつかないのは、クールで警戒心が強いからだと思われるかもしれません。
しかし、飼い主さんの接し方がなつかない原因になることがあるんです。
例えば、愛犬の気持ちを考えずにスキンシップを取ったり、構いすぎると嫌われると思ってコミュニケーションを取らなかったりしていませんか?
このような接し方はなつかない原因になってしまいます。
ここでは、
- 原因①飼い主との信頼関係が築けていない
- 原因②愛犬とのコミュニケーション不足
- 原因③飼い主の接し方が悪い
- 原因④過度に愛情を注ぎすぎている
- 原因⑤愛犬への叱り方が違う
- 原因⑥社会化の不足
柴犬がなつかない6つの原因をご紹介します。
当てはまる原因がないかチェックしてみてくださいね。
原因① 飼い主との信頼関係が築けていない
柴犬は、信頼関係が築ければ飼い主さんを尊敬し、忠誠心を持ってくれます。
しかし、信頼関係が築けていないと、飼い主さんになつかない、言うことを聞いてくれない状態になります。
また、信頼関係はちょっとしたことがきっかけで崩れてしまうので注意が必要なんです。
例えば、いつもと違う態度で接してしまったり、怖い思いをさせてしまったり、愛犬が安心できないと感じるような行動はしないようにしましょう。
信頼関係を築くのは時間がかかりますが、少しずつ愛犬との距離を縮めることが大切です。
原因② 愛犬とのコミュニケーション不足
柴犬はクールな性格の子もいて、構ってほしいタイミングが分からないことが多いです。
そのため、愛犬が構ってほしいときに構ってあげられない状態になりやすいです。これがコミュニケーション不足に繋がってしまいます。
コミュニケーションを取ることで信頼関係を築けるので、一緒に過ごす時間を増やしてみてくださいね。
しかし、仕事や学校などで忙しくてなかなか構ってあげられないときもありますよね。これもなつかない原因になります。
忙しくて構えないときは、短い時間でも話しかけたり撫でたりするといいですね。
原因③ 飼い主の接し方が悪い
愛犬が可愛くて撫でたくなったり、遊びたくなったりすることがあると思います。
しかし、飼い主さんの気分だけで接すると、愛犬は不信感を抱いてしまうので注意が必要なんです。
柴犬は、飼い主さんの行動や感情に敏感で、自分のことを大切に思ってくれているのかをよく見ています。
柴犬が構ってほしいときにスキンシップを取ることが大切です。ただ、構ってほしいのかを見分けるのが難しいときがありますよね。
構ってほしいタイミングは、愛犬をよく観察すると徐々に分かってくるので、愛犬のことも考えながら接してみてくださいね。
原因④ 過度に愛情を注ぎすぎている
柴犬は、自分の時間を大切にする子が多い犬種です。そのため、過剰に愛情表現をされるのが苦手な子もいます。
例えば、リラックスしているときに撫でる、飼い主さんから離れようとしているのに引き止めるなどしつこく構われるのを嫌がる場合があります。
嫌がることをすると、距離ができ、なついてくれませんよね。
愛犬がリラックスしているときはそっとして、愛犬のほうから寄ってきたときはスキンシップや言葉でコミュニケーションを取りましょう。
原因⑤ 愛犬への叱り方が違う
叱るときに感情的になる、大声を出す、体罰を与えるのはやめましょう。このような叱り方は、トラウマになることがあるのでしないようにしてくださいね。
また、いたずらをしているのを止めさせたい場合は、いたずらをしている瞬間に叱る必要があります。
例えば、留守番中のいたずらを飼い主さんが帰ってきてから叱っても、愛犬はなぜ叱られているのか理解ができません。そのため、何もしていないのに叱られていると思い、不信感を抱きます。
いたずらをしているのを見たら、その瞬間に「ダメ!」「いけない!」など短い言葉で声をかけましょう。
原因⑥ 社会化の不足
柴犬の性格や飼い主さんの接し方以外に、子犬期の社会化不足が原因である場合もあります。
犬の社会化は、人間社会に慣れるために行うものです。
社会化ができていないと、必要以上に警戒したり音や刺激に敏感になったり、生活に支障をきたす原因になります。
特に、柴犬は子犬の社会化が重要です。成犬になっても社会化はできますが、柴犬は大きくなるにつれて警戒心が強くなるため、慎重に行う必要があります。
子犬の頃に、家族以外の人や外の世界に触れる機会を作ってあげましょう。そうすると、家族以外の人や犬がいる環境にも慣れていきます。
柴犬の性格8選を紹介
柴犬は、警戒心が強い子もいれば、人懐っこい子もいます。
性格には個体差があるため、愛犬がどんな性格なのかを理解する必要があります。
また性格によって接し方が異なるので、まずは愛犬の性格を知って理解していきましょう。
ここでは、
- 性格①繊細
- 性格②忠実
- 性格③人懐っこい
- 性格④警戒心が強い
- 性格⑤集中力が乏しい
- 性格⑥賢い
- 性格⑦スキンシップが苦手
- 性格⑧好奇心旺盛ではない
柴犬の性格の特徴を8つご紹介します。
愛犬がどんな性格なのか確認してみてくださいね。
性格① 繊細
柴犬は、とても繊細な性格の持ち主です。強そうな見た目から攻撃的だと思われるかもしれません。
しかし、柴犬が警戒心が強く攻撃的なのは、デリケートな性格が理由なんです。繊細で不安を強く感じやすいため、攻撃的になったり怒りやすくなったりします。
また、音に敏感だったり、環境の変化になかなか慣れなかったりするような繊細さもあります。
デリケートな部分を理解すると、接し方が分かってくるので、まずは何が苦手なのか見つけてあげましょう。
性格② 忠実
信頼できる相手には、従順で忠実に行動してくれます。これは番犬だった頃の名残で、柴犬は飼い主さんに対する忠誠心が強いと言われています。
特に、柴犬は他の犬種よりも忠実さや忍耐力が強いため、人気が高いです。
しかし、信頼できると認めてもらうためには、信頼関係を築くことが大切です。
スキンシップを取ったり一緒に遊んだりして、安心できる存在だと分かってもらいましょう。
そうすると、接しやすくなり、しつけもしやすくなります。
性格③ 人懐っこい
柴犬は、クールで飼い主さん以外にはなつかないイメージがあるかもしれません。
しかし、たまに外で気持ちよさそうに撫でられている人懐っこい柴犬を見かけませんか?
育つ環境や育て方で、甘えん坊で人懐っこい性格になることがあるんです。子犬の頃から家族以外の人や犬に触れ合う機会が多い子によく見られます。
また、他の人の前ではクールに振る舞っても、飼い主さんには甘えてくる子もいますよね。このギャップに惹かれる飼い主さんも多いと思います。
性格④ 警戒心が強い
柴犬は、かつては猟犬や番犬として活躍していたため、警戒心が強いです。そのため、知らない人や犬などに警戒心を持ちやすく、吠えることがあります。
また、急に撫でられたり近づかれたりするのが苦手で、攻撃的になることもあります。
警戒心が強すぎると、トラブルの原因になる場合があるので、他の人がいる環境に慣れておくといいですね。
例えば、他の人や犬に吠える場合は、吠えそうになったらおやつをあげて、吠えなくても大丈夫だと教えてあげます。そうすると、少しずつ外の環境に慣れていきます。
性格⑤ 集中力が乏しい
猟犬は、自分で獲物を見つける自立心が求められ、集中力はそれほど必要ありませんでした。その名残から、1つのことに長時間集中するのが苦手だと言われています。
そのため、長時間の遊びやトレーニングが苦手で、すぐに飽きてしまいます。
トレーニングは、短い時間で少しずつ進めていく方が向いているかもしれません。
また、トレーニングを行うタイミングを見るのも大切です。空腹時や満腹時は、あまり集中できないので避けるようにしましょう。
短い時間でも、やる気があるときに行えば賢いのですぐ覚えてくれます。
性格⑥ 賢い
柴犬は、一度教えたことは覚えていると言われるほど賢い犬種です。
しかし、自立心が強く、自分で考えて行動したり、理解できないと従わなかったりします。そのため、頑固でしつけが難しいと思われることが多いです。
性格に合ったしつけをすれば、学習能力が高くすぐに覚えてくれるので、しつけの方法を考えることも必要ですね。
また、甘やかしすぎると、自分の言うことを聞いてくれると勘違いし、飼い主さんの指示を聞かなくなるので注意しましょう。
性格⑦ スキンシップが苦手
触られるのが苦手な子もいます。しつこく撫でられたり、飼い主さん以外に触られたりするのを嫌がることがあります。
嫌がっているサインに気づかず、撫で続けるのもなつかない原因になるので注意しましょう。
柴犬は、1人で過ごす時間が必要な犬種でもあるので、一定の距離を保ってスキンシップをするのがいいですね。
一方で、スキンシップが好きで撫でられるのが好きな子もいますよね。
飼い主さんの足に顎や手を乗せるだけで満足する柴犬もいて、スキンシップが好きな度合いも異なります。
愛犬がスキンシップが好きかどうかを確かめてから、スキンシップのとり方を考えてみてくださいね。
性格⑧ 好奇心旺盛ではない
子犬期は、目に入るものに何でも興味を示すほど好奇心旺盛です。しかし、成犬になるにつれて徐々に落ち着いて好奇心がなくなることもあります。
特に、警戒心が強い場合は周りに興味を持たなくなってくるかもしれません。
ある程度の警戒心は必要ですが、警戒心が強すぎると愛犬も過ごしにくくなりますよね。そのため、警戒しすぎる必要はないことを教えてあげるといいですね。
警戒しているときは、飼い主さんは冷静に対応し大丈夫だと伝えるか、少しずつ慣れるようにサポートしてあげましょう。
柴犬と信頼関係を築くための接し方6選を紹介
柴犬の性格が分かったら、接し方を考えていきましょう。
性格に合った接し方をすることで、距離が縮まり、信頼関係を築けるきっかけにもなります。
ここでは、
- 接し方①行動をルーティン化する
- 接し方②しつけはゆっくり辛抱強く行う
- 接し方③急な変化はNG
- 接し方④褒めるときは言葉とおやつを使う
- 接し方⑤撫でられるのが好きか嫌いかを確認する
- 接し方⑥思い込みを捨てよう
柴犬と信頼関係を築くための接し方を6つご紹介します。
愛犬に合った接し方を探していきましょう。
接し方① 行動をルーティン化する
変化が苦手な場合は、接し方や行動をルーティン化してみてください。同じ流れで接することで愛犬は安心できます。
時間まできっちり決めず、ある程度の流れを決めてみるのもいいですね。
特に、お手入れやトレーニングを行うタイミングを決めておくのがおすすめです。
例えば、爪切りはシャンプーの前に済ます、トレーニングは遊びの時間に3分だけ行うなど流れを決めてみてください。
ただ、ご飯やおやつの時間を決めると、先読みして要求するようになることがあるので注意が必要です。
ご飯の時間を決めることで生活リズムが整うというメリットはありますが、要求吠えや決めた時間に食べられないとストレスの原因になります。
そのため、だいたいの時間帯を決めておくといいでしょう。ご飯やおやつの時間を決めるかどうかは、愛犬に合わせてあげてください。
接し方② しつけはゆっくり辛抱強く行う
柴犬は覚えるのは得意ですが集中力が続かないため、しつけはゆっくり焦らず行うことが大切です。
丁寧に教えるとより覚えやすくなるので、1つできたら次に進むという方法で行ってみてください。
また、トレーニングは集中力が切れたらやめましょう。
集中力が切れると、体をかく、名前を読んでも目が合わない、周りを気にするなどの行動が見られます。このような行動が見られたら、飽きてるサインなのでトレーニングは終了しましょう。
犬が集中力を維持できるのは、だいたい5分くらいが目安です。短い時間でも集中して毎日続けると覚えてくれるので、1日3〜4回を目安にトレーニングを行ってみてください。
接し方③ 急な変化はNG
柴犬は、急な変化が苦手なので徐々に慣らしていきましょう。
ちょっとした変化にも敏感なので注意が必要です。例えば、新しいドッグフードやおやつ、おもちゃにも警戒することがあります。
新しく買ったものは、早く愛犬にあげたいですよね。しかし、無理に与えてしまうと興味も示さず、使ってくれないこともあるんです。
新しいフードを与えるときは、食べていたフードに混ぜて、少しずつ新しいものに変えていきましょう。
新しいおもちゃを与えるときは、愛犬のほうから慣れるように、愛犬の目の届くところに置いてあげてください。そうすると、自分から興味を持って遊ぶようになります。
愛犬のペースで時間をかけて慣らしていくことが大切ですね。
接し方④ 褒める時は言葉とおやつを使う
トレーニングや指示したことができたときは、思いっきり褒めてあげましょう。
「いい子!」「上手!」など短い言葉で褒めると、伝わりやすくなります。
褒めるときに、笑顔で気持ちを込めて伝えることも大切です。ただ言葉をかけるだけでは、愛犬に飼い主さんの嬉しい気持ちは伝わりません。
気持ちが伝わると、飼い主さんが喜んでくれたという記憶が残り、愛犬も飼い主さんの気持ちにこたえようとしてくれます。
言葉をかけるだけでも伝わりますが、愛犬の好きなおやつを与えながら褒めるのもいいですね。
また、柴犬は飼い主さんと一緒に遊ぶのもご褒美になります。トレーニングや苦手なお手入れを頑張った後に、愛犬の好きな遊びをすると喜んでくれますよ。
接し方⑤ 撫でられるのが好きか嫌いかを確認する
撫でられるのが好きな子もいれば嫌いな子もいます。そのため、愛犬が撫でられるのが好きか嫌いかを確認しましょう。
撫でられるのが好きな子でも、撫でられたくないタイミングがあります。撫でたときに動かない、体が緊張している、目をそらすなどの行動をする場合は、嫌がっているサインです。
褒めるときにはつい撫でたくなりますよね。撫でながら褒めると喜んでくれる子もいると思います。
しかし、撫でられるのが苦手だと褒められていると感じないので、褒めるときに撫でるのは避けましょう。
また、苦手なのにしつこく撫でると飼い主さんとの信頼関係も崩れてしまいます。
愛犬の性格や撫でたときの反応を見て、撫でてもいいか判断してみてくださいね。
接し方⑥ 思い込みを捨てよう
柴犬は構われるのが苦手、警戒心が強いから他の人との触れ合いは避けたほうがいいなどの思い込みは捨てて接しましょう。
もっと飼い主さんに構ってほしいと思っているのに、スキンシップの時間を短くしてしまうと、信頼関係はなかなか築けません。この場合、愛犬が構ってほしいと思うタイミングを知ることが必要です。
また、他の人や犬と触れ合う機会をなくしてしまうと、より警戒心が強くなることがあります。
無理に触れ合う必要はありませんが、他の人や犬がいる環境に慣れておくといいですね。
個体によって性格が異なるので、愛犬の性格を考えて接することが大切です。
柴犬と暮らす上でどんな性格なのかを知ることは大切ですが、参考程度にするのがいいですね。
まとめ:柴犬の特徴を把握して信頼関係を深めよう
柴犬がなつかない原因や柴犬の性格、信頼関係を築くための接し方について見てきました。
今回のMOFFMEでは、
- 柴犬がなつかない理由は、性格や飼い主さんの接し方などが考えられる
- 柴犬がなつかない原因を見つけるためには、柴犬の性格や特徴を理解する
- 柴犬と信頼関係を築くためには、愛犬の性格に合わせて接し方を考える
についてご紹介しました。
柴犬と仲良くなるためには、愛犬の性格を理解することが大切です。
なつかない理由が見つからないときは、コミュニケーションを取ったときの愛犬の行動や反応を確認してみてください。
そうすると、愛犬が苦手なことや好きなことが分かり、どう接すればいいのかが分かります。
愛犬に合った接し方で、信頼関係を深めていきましょう。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!