愛犬が飼い主さんや子供の肩や背中に乗る行為をすることがあるかもしれません。このような愛犬の行為には様々な意味・理由が隠れています。今回のMOFFME記事では、犬が飼い主の背中に乗る理由や愛犬との主従関係について詳しく紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じる愛犬が飼い主の肩や背中に乗るのはなぜ?犬の心理や主従関係
愛犬と一緒にくつろいでいると、愛犬が肩や背中に乗ることがありますよね。
小型犬なら耐えられますが、大型犬だと痛いし支えられないです。
飼い主さんが大好きで、肩や背中に乗ってくるのでしょうか?
何か他に意味があるのでしょうか?
実は、いろいろな考え方があってこれが「答え」というものはありません。
昔からの考え方である「犬は家族を順位付けする」は、間違っているという意見もあります。
表情豊かに、たくさんの方法で愛情表現をする愛犬の心理は、飼い主さんでないと分かりません。
愛犬と一緒に過ごしている飼い主さんが、愛犬の心を理解することが大事ですよ。
今回のMOFFMEでは、
- 愛犬が飼い主の肩や背中に乗る3つの理由
- 愛犬との主従関係を考えてみよう
- 愛犬とどんな関係になりたいか
愛犬が飼い主の肩や背中に乗る3つの理由を紹介
記事モデル:モモ
愛犬が飼い主の肩や背中に乗る理由は、いろいろ考えられます。
この項では、
- 理由① 飼い主に甘えたい
- 理由② 飼い主より自分の方が立場が上だと思っている
- 理由③ 飼い主の所有権を主張している
理由① 飼い主に甘えたい
飼い主さんに甘えたいと思って、背中や肩に乗ることがあります。
- 飼い主さんのそばにいたい
- 体の一部に触れていたい
- 膝に乗ってくる
- お腹に乗ってくる
理由② 飼い主より自分の方が立場が上だと思っている
飼い主より自分の方が立場が上だと思っている場合は、問題行動になります。
犬は家族の中で、自分がどのくらいの順位にいるのかを本能的に明確にしたい生き物だと言われています。
飼い主さんの背中に乗り、踏みつけることで自分の方が立場が上だと表現しています。
この場合は、すぐに止めさせないといけません。
犬が飼い主さんより自分の方が立場が上だと思っている時は、
- 散歩の時に自分の行きたい方へ行く
- ご飯を食べる時に「マテ」ができない
- 目を見て叱る時に噛みついてくる
理由③ 飼い主の所有権を主張している
複数のペットを飼っている場合は、「今、お母さんは私が独占してるから」という宣言になります。
たくさんのペットを飼っているなら、大好きな飼い主さんを独占することは難しいですよね。
そこで、飼い主さんの背中に乗ることで、「お母さんは私のもの!」とアピールをするのです。
ちょっとした隙をついて、背中に乗って独占するチャンスを狙っているかもしれませんね。
甘える仕草と一緒で、膝やお腹に乗ってくるのも独占したいのかもしれませんね。
愛犬との主従関係を考えてみよう
記事モデル:モモ
最近では人間と犬との間に主従関係は必要ないというトレーナーも多いのですが、問題が多い犬の場合は一度考えて見ることも大切です。
愛犬は、「マテ」や「おいで」の指示に従いますか?
愛犬と信頼関係が築けていれば、背中に乗る行為をしても特に注意しなくても大丈夫ですよね。
信頼関係を築くためには、
- ご飯を与える
- おやつを使ってのトレーニング
- 散歩に行く
- 飼い主主導で遊ぶ
この項では、
- 犬は本能的に家族メンバーを順位付けする動物
- 犬が背中に乗る行為を許すか許さないかに正解はない
などについて解説していきます。
犬は本能的に家族メンバーを順位付けする動物
犬は、本能的に家族を順位付けする動物だと言われます。
犬の祖先と考えられている「オオカミ」が、順位付けをして生活していたことで、犬も同じ本能をもっていると言われていますね。
オオカミの群れの中では、順位付けがあり、上位のオオカミがいいものを食べて、いい場所で寝るということが分かっています。
なので、同じ本能を持つ犬も順位付けをすると考えられていますよね。
ですが、最近の研究では「上下関係の概念がない」という考え方が出てきています。
「散歩の時に前を歩く」のは下に見てるのではなく、「先に早く行きたい」という気持ちが先行しているからだと考えられるようになってきていますよ。
犬が背中に乗る行為を許すか許さないかに正解はない
犬が背中に乗ることを許すか許さないかに正解はありません。
例えば、飼い主さんに甘えたいから背中に乗る行為でも、飼い主さんが不快だと思うなら、止めさせればいいです。
もちろん、飼い主さんを見下しているような行動をとるようなら、すぐに止めさせるべきですね。
大型犬だと、勢いよく乗ってこられるとお互いにケガをしてしまうので、こういう場合は止めさせたほうがいいです。
飼い主さんが、背中に乗られて嬉しい場合は、そのままにしてもいいでしょう。
現在は、いろいろな情報があって、どれが本当なのか分かりません。
犬種や情報で判断するのではなく、実際に一緒に暮らす飼い主さんが愛犬の性格や体力で判断するといいですね。
愛犬とどのような関係を築きたいかを考えてみよう
記事モデル:モモ
愛犬と飼い主さんの関係はどんな関係がいいのでしょう?
主従関係がはっきりしていると、愛犬は飼い主さんに忠実で、見ているとかっこいいですよね。
ただ、今は主従関係ではなく、信頼関係が大事だと言われています。
力で抑えるのではなく、心から従ってくれるような信頼関係を築けたらいいですね。
この項では、
- 愛犬との関係① 絶対的なリーダー
- 愛犬との関係② 頼れる親
について解説していきます。
愛犬との関係① 絶対的なリーダー
必要以上に甘やかさずに、犬を犬として扱い、犬の習性を優先した関係です。
犬が飼い主さんを「絶対的なリーダー」として認識して、指示や命令に絶対服従します。
- 猟犬
- 警察犬
- 災害救助犬
- 牧羊犬
愛犬との関係② 頼れる親
親として「安心・信頼・安らぎ」を与える関係です。
子育てと同じで、食事や排泄のお世話・体調管理などをしながら信頼関係を築きます。
愛犬がお尻をくっつけたり、背中合わせに寝たりするのも、大好きで安心するという愛情表現ですよね。
愛犬を可愛がるのはいいことだと思いますが、「しつけ」はきちんと行いましょう。
愛犬がNGな行動をとった時には、止めるようにするのも大事です。
犬のしつけに「こうあるべき」という決まりはありません。
その家庭にあったしつけをするのが一番大事なことです。
愛犬が頼ってくれるような飼い主さんになりたいですよね。
まとめ:愛犬が背中に乗る行為に対して賛否両論ある
今回は、愛犬が背中に乗る行為について解説してきました。
- 飼い主に甘えたいから背中に乗る
- 飼い主よりも自分が上だから背中に乗る
- 飼い主を独占したいから背中に乗る
- 愛犬との主従関係を考える
- 愛犬とどんな関係を築きたいか