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犬同士が戯れ合う光景を目にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。本当に仲の良い場合もありますが、実は喧嘩やいじめをしている可能性も考えられます。今回のMOFFME記事では、犬同士のいじめの原因・飼い主が注意すべき行動・対処法を紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬の世界にもいじめはある!いじめの原因や対処法などを紹介

かわいい愛犬が1頭だけでは、寂しいのでは?もう1頭増えたら、もっと楽しく過ごせるのはず?と多頭飼いを検討する飼い主もいるでしょう。


多頭飼いをするメリットは、犬それぞれの個性を楽しむことや愛犬同士のじゃれあいに癒されるなどたくさんあります。


しかし、多頭飼いはメリットだけではなく、デメリットもあることを知っておきましょう。


デメリットは、犬の相性が悪くケンカが多くなること、どちらか一方がいじめをする可能性です。


今回のMOFFME記事では、犬同士のいじめの原因や飼い主が注意すべき行動と対処法を詳しく紹介します。


今回の項目

  • 犬同士(多頭飼い)のいじめの原因を紹介
  • 飼い主が注意したい愛犬に対する行動を紹介
  • 多頭飼いでいじめを目撃した場合の対処法を紹介

ぜひ、最後までご覧ください。

犬同士(多頭飼い)のいじめの原因を紹介


多頭飼いをしていると、いつも同じ犬が攻撃されていることがありませんか。


それは、犬同士の指導や遊びではなく、いじめかもしれません。


犬がどのような場合に、いじめをするのか原因について詳しく紹介します。


この項目

  • ① 飼い主が新入り犬を優先しすぎる
  • ② 新入り犬が積極的
  • ③ 先住犬よりも優位に立ちたがる
  • ④ 先住犬の縄張り意識が強い


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犬の世界にもいじめはあるの?犬のいじめについて解説します!

いじめの原因① 飼い主が新入り犬を優先しすぎる

犬のいじめ原因には、飼い主が新入り犬を優先しすぎることです。


先住犬よりも新入り犬が、新しい場所で不安のはずと思い、ついつい新入り犬を優先していませんか。


先住犬も同じく新入り犬の登場により、今までと環境が変わり、新しい環境になります。


先住犬が、今まで1頭で飼われてた場合は、飼い主の愛情を独り占めしてきたのに、新入りが入ることで分散され、寂しい思いをするのです。


犬は、新入りが仔犬や成犬でも関係なく、飼い主が先住犬より新入り犬を優先すると、不満が溜まります。


その不満から、新入り犬に意地悪をしたり、飼い主に反抗的になるのです。


多頭飼いをはじめるときには、新入り犬よりも先住犬を優先にしましょう。  

いじめの原因② 新入り犬が積極的

犬のいじめ原因には、新入り犬が先住犬に積極的にアプローチしてくることです。


犬にも大人しい子や活発な子など、さまざまな個性があります。


例えば、先住犬が大人しい性格の高齢犬、新入り犬が活発な仔犬の場合はどうでしょう。


先住犬はのんびりと生活していたのに、活発な仔犬が入ってくると、かまって欲しい新入り犬が、先住犬に積極的なアプローチをはじめます。


この状況を放置すると、先住犬が新入り犬にいじめられる原因になります。


先住犬の様子を観察し、困っているときは、飼い主が間に入ってあげることが大切です。


新入り犬に、飼い主が「ダメ!」と教えることにより、日が経つと落ち着いた関係になります。


新入り犬を選ぶ際は、先住犬の性格や生活スタイルを把握し、選びましょう。

いじめの原因③ 先住犬よりも優位に立ちたがる

犬のいじめ原因には、 新入り犬が先住犬よりも優位に立ちたがることです。


多頭飼いをはじめてから仲良く暮らしていた愛犬たちが、先住犬の衰えが見えはじめた頃に、急に新入り犬が先住犬をいじめる場合があります。


特に、年齢差がある場合に起こりやすく、今まで先住犬に勝てなかった新入り犬が、先住犬が衰えたことにより、自分が優位に立とうと攻撃的になってしまいます。


新入り犬が先住犬に、攻撃的になってしまったら、今までのように仲良く暮らすことはできません。


飼い主にとっては、悲しいことですよね。


しかし、 新入り犬が先住犬よりも優位に立ちたがるようになった場合は、愛犬たちのゲー生活空間を分けて、先住犬が安心して過ごせるように工夫しましょう。

いじめの原因④ 先住犬の縄張り意識が強い

犬のいじめ原因には、先住犬の縄張り意識が強い場合です。


縄張り意識が強い犬は、神経質な性格警戒心が強く、自分と飼い主だけの生活に強い縄張り意識を持つことが多くあります。


例えば、普段の生活の中でも興奮しやすく、攻撃性があり、問題行動などを抱えている犬や過度に臆病な犬、飼い主への依存心が強い犬などです。


縄張り意識の強い犬は、新入り犬がどんなにいい子でも、関係なく攻撃してきます。


日が経っても解決はしませんので、縄張り意識が強い犬の場合は、多頭飼いを諦めましょう。


多頭飼いをする際は、先住犬の性格を理解したうえで、新入り犬を迎えるか検討することが大切です。

飼い主が注意したい愛犬に対する行動を紹介


何気ない飼い主の行動が、愛犬には苦痛と感じていることだってあるでしょう。


多頭飼いで愛犬が不快感じる、注意すべき飼い主の行動について、詳しく紹介します。


この項目

  • ① その犬を無視して他の犬だけを可愛がる
  • ② 間違ったスキンシップをとる
  • ③ 愛犬を人混みに連れて行く

行動① その犬を無視して他の犬だけを可愛がる

犬が苦痛に感じる行動は、愛犬を無視して他の犬だけを可愛がることです。


愛犬がそばにいるのに無視して、他の犬をかわいがる行為は、犬にとって悲しいことで、大きな心の傷を与えてしまいます。


愛犬が飼い主にヤキモチを妬き、必死にアピールする姿は、かわいく感じるかもしれません。


しかし、飼い主にとって何気ない行動でも、愛犬の信頼や愛情を裏切る行為をしているのです。


愛犬にとっては、一番大切な存在の飼い主が、愛犬以外の犬、家族、恋人、友達など、すべてがヤキモチの対象になります。


愛犬を悲しい思いにさせないように、愛犬を無視して他の犬や家族、恋人、友達などと接しないようにしましょう。

行動② 間違ったスキンシップをとる

犬が苦痛に感じる行動は、愛犬に間違ったスキンシップをとることです。


間違ったスキンシップとは、愛犬が嫌がることを、飼い主がスキンシップと勘違いしていることでしょう。


愛犬の好きなものを取り上げたときに、愛犬が大きなリアクションを取ったり、かわいくおねだりする姿などを目にすると思います。


その姿を見たくて、つい意地悪をしたくなる飼い主もいるのではありませんか。


飼い主も誰かから意地悪をされると悲しい気持ちになるように、愛犬も同じく悲しく感じています。


それも大好きな飼い主からの意地悪なら、どうなるでしょう。信用できなくなりますよね。


愛犬にとって、飼い主が間違ったスキンシップを取っている場合もあることを覚えておきましょう。

行動③ 愛犬を人混みに連れて行く

犬が苦痛に感じる行動は、愛犬を人混みに連れて行くことです。


愛犬を留守番させるのは、かわいそうだと感じる飼い主もいるでしょう。


だからといって、人混みの多い観光地や大型ショッピングモールなどに連れていくことは、愛犬にとってストレスを与える可能性があります。


犬にとって飼い主と一緒にいることは、うれしいことです。しかし、人混みが多い場所は、はじめて嗅ぐニオイや大きな音などで、身の危険を感じる要素がたくさんあります。


愛犬にストレスを与えないためにも、慣れた自宅で留守番する方が、安心で快適な場合があります。


飼い主と一緒に人混みに連れて行くだけではなく、自宅での留守番も快適なときがあることを覚えておきましょう。

多頭飼いでいじめを目撃した場合の対処法を紹介


多頭飼いをはじめて、愛犬のいじめ現場を目撃したい飼い主はいないでしょう。


愛犬たちが快適に生活するためには、飼い主の対応がもっとも重要です。愛犬にイヤな思いをさせないように、対応方法を理解することは大切でしましょう。


愛犬たちが、いじめを行わないように、飼い主が気を付けるべき対処法を詳しく紹介します。


この項目では、

  • ① 犬それぞれに個性・性格は異なることを再認識する
  • ② 先住犬を優先する

対処法① 犬それぞれに個性・性格は異なることを再認識する

多頭飼いをする場合は、先住犬の個性や性格を再認識する必要があります。


同じ犬種でも、犬にはそれぞれ個性や性格があり、相性もあることを理解しましょう。


多頭飼いをするときは、先住犬と新入り犬の相性を考えなければなりません。


例えば、大人しい犬に活発な犬だと、遊び方もテンションの上がり方も違いますので、お互いの犬にストレスになるでしょう。


しかし、お互いに軸になる性格は違っても、歩み寄る姿勢があれば、仲良く生活できるようになる可能性があります。


どちらかが、歩み寄る姿勢がない場合、いじめが起こってしまうでしょう。そのため、多頭飼いする際は、先住犬の個性や性格を再認識する必要があります。

対処法② 先住犬を優先する

多頭飼いをする場合は、先住犬を1番に優先することが、多頭飼いを成功させるカギです。


帰宅時や散歩などの声掛け、おやつや食事など、何でも先住犬を先にはじめましょう。これは、犬の習性の順位付けでもあるからです。


先住犬を先に優先することにより、自然と上下関係ができ、新入りが先住をいじめることが少なくなります。


先住犬を1番先にしていても、新入り犬が先住犬をいじめた場合は、先住犬を守り、新入り犬だけを注意するようにしましょう。 


何があっても、先住犬が一番だという姿勢が大切です。そうすることにより、先住が新入りをいじめることも少なくなるでしょう。

まとめ:愛犬同士のやり取りを観察しよう

今回は、犬の世界にもいじめはある!いじめの原因や対処法について徹底解説しました。いかがでしたでしょうか。


今回の項目は、

  • 犬同士(多頭飼い)のいじめの原因を紹介
  • 飼い主が注意したい愛犬に対する行動を紹介
  • 多頭飼いでいじめを目撃した場合の対処法を紹介

多頭飼いをする際は、先住犬と相性が良い犬を探しましょう。そして、どんなときでも、先住犬を優先して下さい。


先住犬を優先することで、新入り犬も先住犬もいじめを行う原因が減少します。


万が一、いじめがあった場合は、生活スペースを分けるなど対策をし、お互いが快適に過ごせる空間を作る工夫も必要です。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!