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たまの休日に愛犬と登山なんてどうでしょうか。愛犬と一緒だからこそ普段の登山とは違った楽しみが広がっているかもしれません。しっかりとマナーやルールを守って楽しんでみてはどうでしょうか。今回のMOFFME記事では、愛犬との登山について紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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夏は愛犬と登山を楽しもう!関東のおすすめコースや注意点など

最近では、愛犬と登山を楽しむ飼い主さんが増えています。

山で自然と触れ合いながら愛犬と登山をするのもいいですよね。

普段味わえない経験をさせてあげたいと、登山に連れて行く飼い主さんも多いと思います。

しかし、なかには愛犬と入れない山やコースがあるため、登山に行く前に確認しておく必要があるんです。

この他にも、愛犬と登山をする際の注意点や持ち物など確認事項がいくつかあります。

そこで今回のMOFFMEでは、
  • 愛犬と登山する前に準備すること
  • 愛犬と登山するときの注意点
  • 愛犬との登山で必要な持ち物
  • 愛犬と登山を楽しめる関東のコース5選
愛犬と登山を楽しむために知っておきたい情報をご紹介していきます。

関東のおすすめ登山コースもご紹介しているので、登山に行く際に参考にしてみてくださいね。

愛犬と登山をする前に準備すべきことを紹介


愛犬と登山を楽しむために、事前に準備しておくことがあります。

もちろんリードや水、靴などのグッズの用意も必要です。しかし、その前に愛犬と一緒に安心して行ける場所なのか確認することが大切です。

具体的にどんなことを確認しておけばいいのか知っておきたいですよね。

ここでは、
  • 事前準備①犬禁止かどうかを確認する
  • 事前準備②愛犬が歩けるコース・山か確認する
  • 事前準備③愛犬が受け入れられやすいか確認する
  • 事前準備④十分なしつけができている
  • 事前準備⑤愛犬のワクチン接種・ノミダニ対策を行う
愛犬と登山に行く前に準備すべきことを詳しくご紹介します。

事前に確認が必要なことは、確認方法もご紹介しているので参考にしてみてください。

事前準備① 犬禁止かどうかを確認する

まずは、愛犬と登山ができるかどうかを確認しましょう。

自然環境保護を行っていて、ペット同伴で入れない山やコースがあるので事前確認が必要です。

また愛犬と登山ができる場所でも、ルールがある場合があります。そのため、利用するときのルールも一緒に確認しておくと安心です。

確認方法は、電話やホームページ、実際に愛犬と行った方のブログやSNSの投稿などがあります。

実際に行った方の写真や動画は、どんな場所なのかも確認できるのでチェックしてみてください。

事前準備② 愛犬が歩けるコース・山か確認する

愛犬の体の大きさや年齢、体力に合ったコース・山か確認しましょう。

愛犬と行く前に飼い主さんが実際に登って確認するのもいいですね。

確認する際には、距離や山の高さ、ルートなどをチェックしましょう。岩場が多い、急な坂がある、道が細いところは、犬には歩きにくいコースです。

また、もし愛犬が途中で歩けなくなったときのことを考えて選ぶのも大切です。

飼い主さんが愛犬を抱えて移動するのに負担が少ないか確認してみてください。

登山はお散歩より歩く時間が長く、かなり体力を使うので愛犬に合った場所を選びましょう。

事前準備③ 愛犬が受け入られやすいか確認する

愛犬と登山をする際には、他の登山者のことも考える必要があります。

犬が苦手な人もいるので、驚かせたり飛びついたりしないように注意しましょう。

登山道ですれ違うときは、先に道を譲ることでトラブルを避けられます。

また、他の登山者の側を通るときに声をかけると驚かれることもないですよね。

登山者が少ない時期時間帯を選ぶことも大切です。人が多いと、どうしても周りが気になってしまいます。

愛犬とゆっくり登山を楽しみたい方は、なるべく混雑時を避けるといいですね。

事前準備④ 十分なしつけができている

愛犬が飼い主さんの指示を聞けるようにしておくことが大切です。

例えば「待て」「呼び戻し」の指示が聞けるだけでも安心して登山ができます。

「待て」は、他の登山者がいるときや愛犬が興奮しているときに落ち着かせられます。

「呼び戻し」は「おいで」という指示のことで、愛犬が飼い主さんから離れないようにするために必要です。

広い山ではぐれてしまうと、迷子や怪我の原因になります。そのため、飼い主さんの指示が聞けるようにしつけをしておきましょう。

事前準備⑤ 愛犬のワクチン接種・ノミダニ対策を行う

愛犬の混合ワクチンや狂犬病、ノミ・ダニ対策は必ず行っておきましょう。

登山中に草むらに入ったり、途中で寝そべったりすることがあるかもしれません。そうすると、虫に刺されたりダニが付いたりすることがあります。

そのため、下山したらシャンプーをしてノミやダニが付いていないか確認しましょう。

また、山ではレプトスピラという感染症に注意する必要があります。

この感染症は混合ワクチンで予防できるので、予防接種を受ける際に獣医さんに相談してみてくださいね。

愛犬と登山をする際の注意点を紹介


登山する山やコースによって、登山をするときのルールがあります。

ルールを守ることで、みんなが気持ちよく登山を楽しめますよね。

愛犬と登山をする際に、特に気をつけたいのは排泄物の処理です。そのままにしてしまうと、他の登山者の迷惑になったり景観が悪くなったりします。

もしルールを守らない人がいると、犬と入れる山も入れなくなるかもしれません。そのため、ルールや注意点は必ず守ることが大切です。

ここでは、
  • 注意点①トイレは登山前に済ませる
  • 注意点②種子の持ち込みを防ぐ
  • 注意点③リードを使用する
  • 注意点④ゴミは持ち帰る
愛犬と登山をする際に注意すべき点を4つご紹介します。

なお、ここで紹介すること以外にも、登る山やコースによって注意点があるので必ず確認してくださいね。

注意点① トイレは登山前に済ませる

愛犬も飼い主さんもトイレは登山前に済ませておきましょう

休憩所があればトイレができますが、休憩所がない所もあるので済ませておくと安心です。

先に済ませていても、愛犬が途中でおしっこやうんちをしたくなることがあると思います。そのときは、我慢させないで排泄をさせてあげましょう。

トイレをした後は、必ずうんちは持ち帰って、おしっこは水で流して片付けてから先に進んでくださいね。

オムツを持って行っておくと、排泄物の片付けに困らないのでおすすめです。

注意点② 種子の持ち込みを防ぐ

山の生態系を壊さないために、植物の種子を持ち込まないようにする必要があります。

植物の種子は、服や靴などに付いていることがあるんです。

そのため、山に入る前と後に、服や靴の裏を払ったり、靴を履き替えたりして予防しましょう。愛犬の体も一緒に払ってから山に入ってくださいね。

体に種子が付かないように愛犬に服を着せるのもおすすめです。なかには、虫がつかないように体にフィットした服があり、種子が体に付くのも防げます。

注意点③ リードを使用する

愛犬と一緒に入れる山やコースは、ノーリードでは入れません。愛犬と登山をするときは、必ずリードを付けましょう。

また、いつもと違う環境に興奮して走り出すことがあるかもしれません。そのときに、愛犬とはぐれないようにするためにもリードは必要です。

そして、リードが壊れていないか、壊れそうになっていないかを確認することも大切です。登山で使うリードは、頑丈な素材のものを選んでおくといいですね。

万が一、壊れたときのために予備のリードを持っておくと安心ですよ。

注意点④ ゴミは持ち帰る

山に持って行ったものはすべて持ち帰りましょう。

山にはゴミ箱がないところが多いので、ゴミ袋を持って行くのを忘れないでくださいね。

愛犬の排泄物もそのままにせず持って帰りましょう。

お散歩より歩く時間が長くなるので、うんちをする回数が多くなるかもしれません。うんち袋は多めに準備しておくといいですね。

なかには、うんちが臭わない袋やうんち袋を入れるポーチ・入れ物などのグッズがあります。 これらはニオイを気にせず、持ち運べるのでおすすめです。

愛犬との登山で必要な持ち物を紹介


リードやうんち袋は、普段のお散歩でも持って行くと思います。

しかし、慣れていない山では万が一に備える必要があります。

例えば、愛犬が途中で怪我をしてしまい、歩けなくなったときには、応急処置の道具や愛犬を運ぶリュックなどが必要になりますよね。

また、急に雨が降ってもすぐに帰れないことが多いので、レインコートやタオルを持っておくと体が冷えるのを防げます。

ここでは、
  • 必要な持ち物①ハーネス・リード
  • 必要な持ち物②リュック・スリング
  • 必要な持ち物③迷子札
  • 必要な持ち物④うんち袋
  • 必要な持ち物⑤犬用靴・レインコート
  • 必要な持ち物⑥救急セット
愛犬との登山で必要な持ち物をご紹介します。

愛犬と登山に行く際に参考にしてみてくださいね。

必要な持ち物① ハーネス・リード

リードと一緒にハーネスがあると安心です。


ハーネスは胸の部分につけるため、抜けにくく、首に負担がかかりません。そのため、万が一のときに負担をかけずに愛犬を守ることができます。


しかし、体に合っていないと抜けることがあるので、愛犬の体に合うものを選んでくださいね。


また、撥水機能や補助ハンドル付き、軽量化されたものなど、様々な特徴や機能が付いているハーネスがあります。機能性も考えながら選ぶといいですね。


リードは、登山用ロープで作られた頑丈なものもあり、登山にはぴったりです。


これらのグッズは、登山グッズを取り扱っているお店でも販売されています。

必要な持ち物② リュック・スリング

登山中に愛犬が疲れたり、怪我をしたりして歩けなくなるかもしれません。抱っこして歩くのは、お互いに怪我をする危険があるので避けたいですね。

愛犬も飼い主さんも安全に移動できるのが、犬用リュックスリングです。これらは両手が空くため、飼い主さんの怪我防止や負担軽減に繋がります。

登山で使う場合は、飛び出し防止のリード付き耐久性があるものなどを選ぶといいですね。

愛犬の様子を見ながら移動したい場合は、スリングがおすすめです。飼い主さんの体にフィットするので、愛犬も安心できますよ。

必要な持ち物③ 迷子札

もし迷子になったときのために、迷子札をつけておきましょう。

迷子札には住所や連絡先、愛犬の名前、飼い主さんの名前などを書いておきます。

水に濡れても大丈夫なチタンやステンレスなどの素材を選ぶといいですね。

過去には、登山中に迷子になった犬を他の登山者が保護し、付けていた迷子札のおかげで飼い主さんのもとに帰れたということがありました。

愛犬とはぐれないようにすることが大切ですが、もしものために備えておくと安心です。

必要な持ち物④ うんち袋

うんち袋は、登山中に愛犬がうんちをしたときに必要です。しかし、うんちを入れて持ち運ぶときにニオイが気になることがあると思います。

そんなときに便利なのが、臭わないうんち袋マナーポーチです。

臭わないうんち袋は、ニオイが出ないように防臭加工されているのでニオイを気にせず持ち運べます。

マナーポーチは、うんちを入れた袋を入れられるポーチで、消臭機能が付いています。ティッシュが入れられるものや、カバンの一部にマナーポーチが付いているものなど種類が豊富です。

うんち袋はゴミ袋や袋が必要なときにも使えるため、多めに持って行っておくといいでしょう。

必要な持ち物⑤ 犬用靴・レインコート

突然雨が降ったときに備えて、レインコートや犬用の靴を準備しておきましょう。

雨で濡れると、体が冷えて免疫力が低下し体調を崩しやすくなります。そのため、レインコートや濡れた体を拭けるタオルを持っておくと安心です。

また地面が濡れている部分は滑りやすく怪我をしやすいので、靴で怪我を防止しましょう。

しかし、靴は急に履かせるとうまく歩けないことがあります。靴を履かせる場合は、靴で歩く練習をしておくことをおすすめします。

必要な持ち物⑥ 救急セット

救急セットとして持って行くのは、次のようなものがあります。
  • ピンセット
  • ハサミ
  • 包帯・ガーゼ
  • バスタオル・毛布
  • 軍手
ピンセットは、肉球や体に棘が刺さったときに使います。このときに刺さった部分を懐中電灯で照らすと取りやすくなりますよ。

ハサミは、包帯やガーゼを切ったり、怪我をした部分の毛を切ったりするときに使います。

バスタオルや毛布は、体温が落ちたときに体を温められます。愛犬の体が覆えるくらいの大きさのものを持っておくといいですね。

軍手は、怪我の手当てをするときに使えます。

愛犬と登山を楽しめる関東のコース5選を紹介


関東には愛犬と一緒に登山ができる山やコースがたくさんあります。

なかには、愛犬と食事ができる、一緒に乗車できるロープウェイがあるなど、ペット同伴で楽しめるように考えられている所もあるんです。

このように愛犬が受け入れられやすい場所は、気軽に行けるので嬉しいですよね。

また、観光客や登山客が多いコースもあれば、ゆっくり登山ができるコースもあります。

ここでは、
  1. わんダフルネイチャーヴィレッジ(東京都)
  2. 高尾山遊歩(東京都)
  3. 那須(栃木県)
  4. 軽井沢(長野県)
  5. 等々力渓谷公園(東京都)
愛犬と登山を楽しめる関東のコースを5つご紹介します。

それぞれの特徴やおすすめポイントもご紹介するので、愛犬と飼い主さんに合った所を選んでみてください。

① わんダフルネイチャーヴィレッジ(東京都)

わんダフルネイチャーヴィレッジは、東京都あきる野市にあるアウトドアの複合施設です。

ハイキングコースやドッグラン、オートキャンプ、レストラン、ドッグプールなど多くの施設が併設されています。

ハイキングコースは、4つのルートに分かれていて、植物や滝など様々な景色を楽しめます。 ウッドチップを敷いている道もあり、愛犬の足に優しいのも嬉しいですね。

なお、入園する際には狂犬病と3種以上の混合ワクチン接種の証明書が必要です。

② 高尾山遊歩(東京都)

高尾山遊歩は、観光客や登山者に人気のスポットです。

いくつかコースがあり、難易度に合わせて選ぶことができます。

高尾山駅まで行けるケーブルカーやリフトがあり、愛犬と一緒に乗車できます。なお、ケーブルカーは愛犬をクレートに入れると乗車が可能です。

ペット同伴で入れるお店が多く、愛犬と一緒に食事も楽しめます。

観光客が多く、特に土日や連休は多くなります。そのため、のんびり楽しみたい場合は混雑する時期や時間帯を避けるといいですね。

③ 那須(栃木県)

那須は、自然豊かで観光スポットがたくさんあります。

愛犬と登山やトレッキングができる場所も多いんです。

那須岳には、愛犬と乗車できるロープウェイがあります。ロープウェイは、クレートやペットカートでの乗車が必要ですが、クレートの貸し出しを行っているので助かりますね。

また、ペット同伴で宿泊できる施設も多いので旅行で行くのも楽しそうですね。

那須で愛犬と楽しめるスポットをまとめているマップがサイトで見られます。「ワンコネット那須」で検索してチェックしてみてください。

④ 軽井沢(長野県)

軽井沢は、避暑地として有名で夏でも快適に過ごせる地域です。そのため、夏に登山を楽しむのにぴったりの場所ですよね。

軽井沢で愛犬と登山ができるのは、浅間牧場や村上山、浅間隠山などがあります。

浅間牧場にあるハイキングコースは、浅間山や浅間高原の絶景を見ながら登山が楽しめますよ。

村上山は、登山道が整備されていて歩きやすいコースになっています。

浅間隠山は岩場がありますが、全体的に危険な部分が少なく登りやすい山です。

⑤ 等々力渓谷公園(東京都)

等々力渓谷公園は、東京都世田谷区にある自然豊かな公園です。

公園内には、木や小川、日本庭園などがあり、自然を楽しみながらのんびり過ごせます。

渓谷をハイキングできますが、コースは短めなので軽くハイキングをするのにぴったりです。

小川沿いには遊歩道があり、木や植物に囲まれた空間で涼しい風を感じながらお散歩もできます。

夏は小川で水遊びも楽しめるんです。ハイキングやお散歩をした後に、水遊びをして涼むのもいいですね。

まとめ:愛犬との登山はマナーに気をつけよう

愛犬と登山をするときの事前準備や注意点、必要な持ち物、関東の登山コースを見てきました。

今回のMOFFMEでは、
  • 愛犬と登山を楽しむためには事前準備が必要
  • 愛犬と登山をする際には、ルールや注意点を必ず守る
  • 愛犬と登山に行くときは、必要な持ち物が揃っているかチェックする
  • 関東には愛犬と登山を楽しめるコースがたくさんある
についてご紹介しました。

愛犬と登山を楽しむためには、マナーやルールを守ることが大切です。これらを事前にチェックして、登山を思いっきり楽しめるように準備しましょう。

関東には愛犬と楽しめる登山コースがたくさんあるので、ぜひ行ってみてくださいね。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!