短足な見た目がかわいい猫種を紹介!特徴や飼育ポイントなどのサムネイル画像

短足な見た目の猫ちゃんたちはとても人気が高いですよね。短い足で歩く独特な姿がファンを作っています。実は短足な見た目の猫はマンチカンだけではありません。今回のMOFFME記事では、短足な見た目がかわいい猫種・特徴・飼育ポイントを紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

短足な見た目がかわいい猫種を紹介!特徴や飼育ポイントなど

どんな猫も可愛いですが、短足の猫は見た目が小さくとても可愛いですよね。

よちよちと歩く姿は小さいころだけではなく年齢を重ねても変わらず、「短足の猫が好き!」とファンも多いです。


そんな短足猫の代表と言えば「マンチカン」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、短足猫はマンチカンだけではありません。実はマンチカンを合わせても8種類の短足猫が存在します。


今回MOFFMEでは、そんな見た目が可愛い短足猫について

  1. 短足の猫種8種類!
  2. 短足な猫種の特徴は?
  3. 短足猫の飼育ポイントとは?
上記3点について詳しく説明しています。

短足猫を迎え入れたい人、短足猫が好きで詳しく知りたい人などのお役に立てると思いますので、ぜひ最後まで読んで下さいね。

短足な見た目がかわいい猫種を紹介


それでは、まずどんな種類の短足猫がいるのか紹介します。

  1. マンチカン
  2. ミヌエット
  3. キンカロー
  4. スクーカム
  5. ジュネッタ
  6. ラムキン
  7. バンビーノ
  8. ミンスキン

短足猫で有名なのはマンチカンですが、それ以外の猫種は基本的にマンチカンとの交配で産まれています。

短足猫のルーツは1944年にイギリスのジョーン博士が報告した「突然変異」の猫です。

第二次世界大戦の時期に一度姿を消していましたが、1953年、1964年、1970年に世界各国から短足猫の報告が上がっていますが、1983年にアメリカで発見された短足猫から本格的に育成が始まったとされています。

短足猫としての歴史は浅いですが、その見た目は魅了される人もたくさんいますよね。
マンチカンだけではない、それぞれの猫種と特徴について以下に紹介していきます。

また、MOFFMEでは今回紹介した猫ごとのペット保険についても紹介しています。
愛猫の病気やけがに備えて加入が大切ですのでぜひご確認ください!

短足猫のペット保険を確認する!

短足猫① マンチカン

短足猫で一番よく知られているマンチカンですが猫種としては新しく、1991年に初めてニューヨークのキャットショーで展示され、1995年に新しい猫種として認められました。


「オズの魔法使い」に登場する「マンチキン族」にちなんで名づけられた名前のマンチカンですが、短足ゆえに遺伝子疾患などが心配され、交配を続けていくか遺伝子の異常だからと交配を反対する人で論争が起こりました。


そんなマンチカンは足長も存在します。

短足のイメージが強いマンチカンですが、実は生まれてくるマンチカンの約20%ほどしか短足ではありません。


しかし性格は短足も長足も変わらず、短足ですが遊びが大好きで運動も得意なので木登りもします。


人懐っこい性格のマンチカンは、他の動物とも仲良くできるという特徴があり、飼いやすいと言われいます。

短足猫② ミヌエット

ミヌエット「マンチカン」と「ペルシャ系の猫」を交配して誕生した猫です。


1996年ごろにアメリカで生まれたミヌエットは、以前「ナポレオン」と呼ばれており2015年に名前が変更されたので以前の名前で知っている方もいらっしゃるでしょう。


その性格はマンチカンのように好奇心旺盛で遊び好き、ペルシャのように甘えん坊で、人が来ても懐くほどで警戒心は強くないと言えます。


見た目はマンチカンの足の短さと、ペルシャの柔らかくフワフワした長い毛並みが特徴ですが、マンチカンと同じで足長や毛が短いミヌエットも存在します。


可愛いミヌエットですが他の猫と比べて短命でもありますので、長生きできるように環境を整えてあげる必要があります。

短足猫③ キンカロー

キンカロー「マンチカン」と「アメリカンカール」を交配して誕生した猫で、日本では別名「マンチカール」とも呼ばれています。


1990年中頃にアメリカで認定された猫で、歴史が新しく珍しい猫です。


キンカローと言う名前は英語の「kinky(縮れた)」と「low legs(短足)」を合わせて生まれた名前と言われています。


性格は「犬のよう」ともいわれるほど人懐っこく社交的で、投げたボールを飼い主のところまで持って来れるほどの賢さがあります。


見た目の特徴は、「マンチカン」の短足と「アメリカンカール」のクリっとカールした耳と、長いしっぽです。

短足猫④ スクーカム

スクーカムは「マンチカン」と「ラパーマ」を交配して誕生した猫で、日本ではあまり知られていない希少な猫です。


1990年代にアメリカで認定された猫で、アメリカでは人気の猫種です。


名前の由来はアメリカ先住民が使うチヌーク語の「スクーカム」から付けられており、「強い」「お気に入り」と言う意味があります。


性格は好奇心旺盛な反面穏やかなので、「鳴かない」と言われるほど鳴くことが少ない猫です。そのため、周囲に迷惑が掛からないのでマンションなどの集合住宅でも飼いやすいです。


見た目の特徴は「マンチカン」の短足と「ラパーマ」の特徴であるカールした毛で、毛は短毛と長毛があります。

短足猫⑤ ジェネッタ

ジュネッタはアフリカンジャネットに似せて作られた「マンチカン」と「ベンガル」「サバンナキャット」「オリエンタルショートヘア」を掛け合わせて誕生した猫です。


アフリカンジャネットが飼いたいという愛好家のために作られた猫ですが、似ているだけで血は入っていません


2006年にアメリカで輩出された猫ですが歴史が浅いため足長のジェネッタもおり、これからも改良がすすめられていくと考えられています。


性格は警戒心が強い反面、飼い主には甘える特徴がありますので、家を空けることの多い飼い主には向きません。遊び好きなので、毎日遊んであげると良いでしょう。


見た目の特徴は「マンチカン」の短足と「ベンガル」によく似たワイルドな柄を持っており、足長のジェネッタはベンガルと見分けがつかないほどよく似ています。

短足猫⑥ ラムキン

ラムキン「マンチカン」と「セルカークレック」を交配して誕生した猫です。


1987年か1991年にアメリカでキンカローを作った人が輩出した猫で、名前の由来は「子羊」を意味する「ラムキン」からきており、別名ナナスレックスとも呼ばれています。


性格は活発で明るい性格ですが、人懐っこく穏やかな一面も持っています。他の動物とも友好的で、赤ちゃんがいるおうちにも適しています。


見た目の特徴は「マンチカン」の短足と「セルカークレック」のような巻き毛を持っており、名前の通り羊のような毛並みです。


また小さいのも特徴で、最大で4.0kgほどにしかなりません。


まだまだ世界的にも頭数が少なく、入手しづらい猫種の一つです。

短足猫⑦ バンビーノ

バンビーノは「マンチカン」と「スフィンクス」を交配して誕生した猫で、世界的にも頭数が少なく、調査中である猫種の一つです。


2006年にアメリカで認定された猫で、名前の由来は「Bambino」イタリア語の「赤ちゃん」の意味で、成猫になっても赤ちゃんの頃から毛も生えず、あまり大きくならないことからきています。


性格は活発で悪戯好き、見た目はクールそうに見えますが人見知りをせず人懐っこいので、他の動物とも仲良くなれます。


見た目の特徴は「マンチカン」の短足と「スフィンクス」の無毛と耳の大きさです。

短足猫⑧ ミンスキン

ミンスキンは「マンチカン」と「スフィンクス」を交配した後に「デボンレックス」と「バーミーズ」とも交配して誕生した猫です。


2000年にアメリカではじめて誕生したと言われており、名前の由来はミニチュアを表す「mini」と、皮膚を表す「skin」を組み合わせた名前です。


性格はとても活発で高いところを好みます。賢い猫なのでしつけも簡単であり、人懐っこいので他の動物とも仲良くなれます、多頭飼いにも適しています。


見た目はバンビーノに似ていますが、毛の種類が「無毛」と「一部だけ」と「全身に毛がある」タイプの3種類に分けられます。

短足な猫種の特徴を紹介


短足の猫8種類について話してきましたが、ここからは短足猫の特徴について3つに分けて説明していきます。


  1. 社交的
  2. 機敏
  3. 好奇心旺盛&甘えん坊

短足猫はたくさん種類がいますが、共通の性格として挙げられるのは上記の3つです。

基本は「マンチカン」の性格が受け継がれており、そのほかは掛け合わせた猫種にあわせて性格が変化しています。

どちらの性格が色濃く出るかは個々によって違いがあるものの、基本的には小さくてかわいく、活発で社交的な性格はベースにあるようです。

そのため他の動物との生活や多頭飼いにも適しているのも、短足猫の特徴とも言えます。

短足猫が愛される理由は性格にもあるのではないでしょうか?
それでは、それぞれの特徴について詳しく説明していきます。

短足猫の特徴① 社交的

猫と言うと気まぐれで警戒心が強いイメージが強くありませんか?

短足猫はどちらかと言うと警戒心より、社交的という特徴を持っています。


そのため、人間でいえば子どもだけでなく赤ちゃんがいる家でも安心して飼うことができますし、前住の動物がいても仲良くできるという特徴を持っています。


もちろん、猫とのコミュニケーションも取りやすいです。

個体差はありますが、基本的には社交的な猫が多いのが短足猫と言えます。


他に動物がいる、前住猫がいるけど猫が飼いたいと思っているのであれば、短足猫を飼うと仲良くしてくれるのではないでしょうか。

短足猫の特徴② 機敏

短足猫は見た目に反して機敏に動きます、足が短いので難しいのでは?と思うかもしれませんが他の猫と同じように木に登ったり飛んだりもします。


短足なので小回りが利くという利点もあり、走り回ったりと活動的なので運動量は多いですし、素早い動きをします。


そのため、小柄ですが骨格もしっかりしているのが特徴で、触ってみると意外と筋肉質です。


可愛い見た目ですが、機敏に動くので飼ってみてびっくりする飼い主さんもいるでしょう。

短足猫の特徴③ 好奇心旺盛&甘えん坊

子猫は好奇心が旺盛で甘えん坊なことが多いですが、大人になると落ち着いて飼い主とも気まぐれな付き合いをすることも多い猫ですが、短足猫は大人になっても好奇心旺盛甘えん坊な特徴があります。


猫は警戒心が強い動物ですが、短足猫は好奇心の方が勝ることも多く悪戯をして飼い主を困らせるなんてこともあります。


甘えん坊なので、飼い主に遊んでもらえないことがストレスに感じてしまうこともあるのだそう。そのため、短足猫を飼ったらしっかり遊んであげましょう。


因みに、メスよりオスの方がより甘えん坊なんだそうです。

短足な猫種の飼育ポイントを紹介


短足猫は上記でお話したような特徴を持っているので、飼育にもそれに則したポイントが4つあります。


  1. キャットタワーなどの段差は低めに
  2. スキンシップを行う
  3. 誤飲につながるものは置かない
  4. 肥満に注意する

どれも短足猫の身体的特徴や性格の特徴からくる注意点です。
短足猫はかわいいですが、それゆえに他の長足猫より起こりやすい事故病気があります。

短足猫の特徴を知り、環境を整えることで事前に防げる事故や病気は防いであげることが、短足猫と長く付き合っていくポイントになります。

どのポイントも少し気を付けるだけで短足猫に良くない環境を防いだり、健康を保つ事につながります。

それでは4つのポイントそれぞれについて詳しく説明していきます。

飼育ポイント① キャットタワーなどの段差は低めに

見た目は短足でも、好奇心が旺盛で活動量が多い短足猫にはキャットタワーなどの遊び場があるととても喜びますが、短足なので段差は低めに設定しましょう。


もちろん高いところにも工夫して登りますし、降りることも出来るのですが、もしも足が届かず高いところから落ちてしまえば怪我をしてしまい、悪ければ骨折するかもしれません。


そのため、短足猫に合わせた高さにキャットタワーの段差を設定してあげると事故を防げます。


安全で楽しく遊べると愛猫も喜びますので、ぜひキャットタワーなどを置く場合は高さをできるだけ体格に合わせるようにして下さい。

関連記事のサムネイル画像

スリムで人気なキャットタワー5選!種類や選び方まで徹底解説!

飼育ポイント② スキンシップを行う

短足猫は甘えん坊の特徴があるので、できる限り毎日スキンシップの時間をとるようにしましょう。


前述したように飼い主さんとのスキンシップが少ない短足猫はそれがストレスになってしまいます。


そのため、決まった時間をとりスキンシップをすることは、短足猫にとってはコミュニケーションの一環ともなり、飼い主との距離が近くなります。


遊んであげたり、おもちゃで遊んであげたり、抱っこをしたり。いろんな方法がありますので、短足猫を飼う際には「スキンシップの時間がとれるか」も考えてみて下さい。

飼育ポイント③ 誤飲につながるものは近づけない

猫を飼う時に気を付けなければならない事柄として「誤飲」があります。そのため猫を飼っている人はできるだけ誤飲しないように環境を整えているかと思います。


短足猫は好奇心が旺盛な性格を持っているのと、地面との距離が近いので下に落ちている物を口に入れる可能性が他の猫より高いです。


飼い主が家にいる時ももちろんですが、目が離れてしまう外出時には特に床に誤飲しそうなもの(小さいものやゴミなど)は避けておきましょう。

飼育ポイント④ 肥満に要注意

見た目が小さくかわいい短足猫ですが、元々マンチカンなどの短足猫は肥満になりやすい猫種と言われています。


その上運動するのが大好きな短足猫は、運動量が足りないとすぐに体重が増えてしまいます。そのため、猫が得意とする上下運動ができる環境を整えてあげる必要があります。


短足猫が肥満になると椎間板ヘルニアになりやすくなり、他の病気にも罹りやすくなります。何より肥満になることで寿命が縮まりますので、長生きをしてもらうためにも運動量の確保と食事の管理はしっかり行いましょう。

まとめ:短足な見た目の猫の大半はマンチカンの遺伝子を受け継いている

今回は短足な見た目の猫について

  • 短足猫の種類はマンチカンを入れて8種類。どの猫もマンチカンと交配した猫で、マンチカンの短足遺伝子を継ぎながら、他の猫の特徴を継いだ猫がいる。
  • 短足猫の特徴について。基本はマンチカンの性格を持っており、社交的、機敏、好奇心旺盛で甘えん坊という特徴を持っている。
  • 短足猫を飼う上で気を付けなければならないポイント4つの紹介。
以上について説明してきました。

短足猫は基本がマンチカンであり、そこから他の猫と交配し7種類の短足猫が誕生しています。

どの短足猫もマンチカンの性格や見た目を受け継ぎつつ、少しずつ違った特徴を持っているので、自分に合った短足猫を探してみてはいかがでしょうか。

マンチカン自体が比較的新しく認定された猫ということもあり、他の7種類の猫は希少性が高いため手に入れるのも難しい可能性がありますが、今回のお話で少しでも短足猫に興味を持ってもらえたらと思います。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。