よく鳴く猫ちゃんもいれば全く鳴かない猫ちゃんもいますよね。猫はどんな時にどのように鳴くのでしょうか。猫の鳴き方からその子の性格がわかります。この記事では、猫はどんな時に鳴くのかや鳴き方と性格の関係性を詳しく解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる猫の鳴き方で性格がわかる?猫の鳴き方や鳴き声を解説します
かわいらしくてとても癒される猫の鳴き声。実は、鳴き声を出すことは猫にとってもある程度の意味を持っていることを知っていますか?
鳴き声をよく聞いてみると、その時の猫の心情や隠れた性格がみえてきますよ。
今回「MOFFME」では
- 猫はどんな時に鳴いている?
- 鳴き方からみえてくる猫の性格とは?
- 猫が夜鳴きする!対策法はある?
について解説します。
鳴き声から、不安や嬉しい気持ちなどを読み取ることができれば飼い主さんも安心ですよね。人間のようにおしゃべりすることはできなくとも、注意深く鳴き声を聞いてみると愛猫とのコミュニケーションにつながります。
ぜひ今一度、猫の声について観察してみましょう。
どんな時に猫が鳴くのか解説
猫は、ペットの中でも鳴く時とそうでない時の差がはっきりしている動物です。まずは、年齢や性別によって変わる鳴き方を解説していきます。
ここからは
- 猫が鳴く理由①発情期の場合
- 猫が鳴く理由②雄の場合
- 猫が鳴く理由③雌の場合
- 猫が鳴く理由④子猫の場合
についてご紹介します。
猫は、比較的本能が強く残っている動物です。そのため、年齢や性別による鳴き声の違いは本能に影響される傾向が強くなります。
しかし、飼っている環境やその時の状況によって必ずしも同じようになるとは限りませんん。特有の鳴き声の後に家の中での問題行動につながる可能性もあります。
飼い主さんは、日頃との変化を感じ取れるようにしておきましょう。
猫が鳴く時①発情期
猫の鳴き方の中で、特に特徴があるのが発情期の鳴き声。猫の発情は暖かい時期におこりやすく、春から夏にかけてが特に活発です。
いつもより低めの声で「なおぉ~ん」と遠吠えのような声を上げ、長い時には一晩中鳴き続けることも。基本的に雄も雌も同じような声で鳴きますが、雌のほうがやや強めの傾向があります。
発情期の鳴き声はとても大きく、場合によっては近所迷惑や飼い主さんの睡眠を妨げることにもなりかねません。発情期を収めるには避妊や去勢の手術が有効なので心配な方は検討してみてください。
ずっと欲求が満たされないと猫にとってもストレスで、病気の予防にもなるので手術は小さいころに済ませておくと安心です。
猫が鳴く時②雄の場合
雄は発情期に大きな声で鳴きますが、実は雄の発情期は近くに雌がいることで誘発されるため雌ほど強いものではありません。
また、先ほど去勢手術が有効というお話をしましたが、手術をするタイミングや猫の性質によっては去勢後も発情期の声を出す子もいるのでその点は理解しておきましょう。
野良猫や外飼いの猫であれば、雄の縄張り争いでも鳴き声を使います。相手を威嚇したり攻撃する時に興奮して大きい声で鳴くこともありますよ。
室内飼いの猫であれば、雄は甘えん坊な子が多いので飼い主さんに甘えて鳴くことも多いでしょう。
猫が鳴く時③雌の場合
雌の猫が鳴くタイミングとして、やはり一番目立つのは発情期です。雌の発情期は定期的にやってくるので、室内飼いの猫では夜中に鳴き出してしまうこともあります。
猫も飼い主さんもストレスなく過ごしていくには、やはり避妊手術が必要です。卵巣系の病気にもかかりにくくなるので、健康のためにもおすすめですよ。
雌は雄に比べてさっぱりとした性格の子が多いので、室内飼いの猫ではご飯などの要求で鳴くことが多いでしょう。
猫が鳴く時④子猫の場合
子猫が鳴く時は、基本的に要求を伝えたいことがほとんどです。月齢にもよりますが、まだ自分で色々なことをするのがままならない時期は特によく鳴くのが特徴です。
ミルクが欲しい、排泄したい、母親を探しているなどその要求は様々です。みなさんご存じの通り、子猫の声は「ニャー」ではなく「ミャー」という高めの声です。
猫は人間よりも高い音を聞き分けることができるため、より母猫に伝わりやすい声で鳴いているともいわれています。
鳴き方でわかる猫の性格を紹介
皆さんは、普段の猫の鳴き方を意識して聞いたことがありますか?実は、猫の鳴き声には細かい違いで何種類もの声色があります。
鳴き方によって、愛猫の気持ちが分かったり何かのサインだったりすることがあるので参考にしてみてください。
こちらでは
- 猫の鳴き方からみる性格①目を合わせてニャー
- 猫の鳴き方からみる性格②少し高めにニャニャニャ
- 猫の鳴き方からみる性格③大きな声でニャー―!
- 猫の鳴き方からみる性格④低く長めにニャオーン
- 猫の鳴き方からみる性格⑤強くシャー、フー
- 猫の鳴き方からみる性格⑥全く鳴かない場合
鳴き方でわかる猫の性格①目を合わせてニャー
飼い主さんと目が合った時、「ニャー」と優しい声で鳴いてくれるという場合。これは、飼い主さんへの信頼や愛情表現のこもった鳴き方です。
呼びかけると振り向いて返事をしてくれるのも、この鳴き方の一種です。猫もリラックスしている時なので、注目してみると表情も柔らかいことが多いでしょう。
このような鳴き方が多い猫は、飼い主さんが大好きでいつも行動を気にしています。性格も甘えん坊なことが多いですよ。
鳴き方でわかる猫の性格②少し高めにニャニャニャ
短い声で「ニャニャニャ」という声を出すときは、通りがかりや猫に話しかけたときなどに多いのではないでしょうか。これは、猫にとって挨拶のような行為です。
もしくは、高い声で何度も鳴くような時は何か伝えたいことがある場合も。その理由は、ドアを開けてほしい、遊んでほしい、水を変えてほしいなどすごく些細なことです。
中には、ドアが開いているのにわざわざ飼い主さんを呼んで訴える猫もいるほど。つまり、この鳴き声を頻繁にする子は構ってほしがりな性格といえるでしょう。
また、似たような鳴き声で「ケッケッケッ」のような短く変わった声を出すことがあります。これはクラッキングといって猫特有の獲物を見る時の鳴き声です。
狩猟本能が刺激されているときに出る声なので、問題ありません。
鳴き方でわかる猫の性格③大きな声でニャーー!
猫は基本静かにしていることが多く、大きな声を出して無駄に体力を消耗することを好みません。そのため、大きい声で「ニャー―!」となくような時はなにかしら大きな理由があることが多いです。
例えばお腹がすいている、トイレが汚い、来客が怖いなど生活の中でストレスを感じている時がその例です。猫によっては、不満あるけど直接言えずに遠くの方で大きな声を出すような仕草をすることがあります。
このような鳴き声が多く聞かれる子は、少し神経質なところがある可能性があります。ストレスが続くと健康にも良くないので、様子がおかしい場合には慰めに行ってあげましょう。
鳴き方でわかる猫の性格④低く長めにニャオーン
少し低い声で鳴く、「ニャオーン」といった声にはより強い要求が込められていると考えましょう。どこかしらで強いストレスを受けているか、不安な気持ちになっている証拠です。
こんな時は、まずは原因を取り除くことが大事。トイレやベッドなど猫の落ち着ける場所に問題がないか、同居猫との関係が悪化していないか確かめましょう。
猫は、不満や警戒が強くなると声が低くなる傾向にあります。どんな猫にも起こり得るので、いつもと鳴き声が違うなと思ったら早めに対処してあげましょう。
鳴き方でわかる猫の性格⑤強くシャー、フー
「シャー」や「フー」といった鳴き声は、皆さんもご存じの通り猫の威嚇の声です。猫同士のけんかで発せられることが多いですが、自宅でも目にすることがあります。
例えば、猫が初めて見るものと出会った時、爪切りの時、シャンプーの時など。基本的には興奮と恐怖が入り交ざったような状態なのであまり刺激しないように気を付けましょう。
うかつに手を出すと、場合によっては飼い主さんがケガをする原因になってしまいます。こういった鳴き声が多い子は怖がりで興奮しやすいので、常に落ち着ける場所を作ってあげましょう。
鳴き方でわかる猫の性格⑥全く鳴かない場合
普段から鳴くのが少ないという猫はいると思いますが、全く鳴かない場合には体のどこかに支障をきたしていることもあります。例えば、甲状腺や気管支など喉周辺の病気など。
それ以外にも、ストレスにより鳴けなくなってしまうこともあるので要注意です。猫が鳴かないことに気が付くには、普段から様子をしっかり観察しておく必要があります。
特に、見えない場所に隠れがちな子や普段あまり鳴かない子は飼い主さんにも見分けがつきにくいので気を付けましょう。
猫の夜鳴き対策を紹介
猫を飼っている飼い主さんが持っている悩みとして意外と多いのが、猫の夜鳴き。猫はもともと夜行性なので、夜活動することは珍しいことではありません。
しかし、夜に大きな声で鳴いて暴れてしまうのは別の話。では、飼い主さんを悩ませる夜鳴きはなぜ起きてしまうのでしょうか?
こちらでは
- 猫はなぜ夜鳴きをするの?
- 夜鳴きを防止できる対策法!:猫がつかれるまで遊ぶ
をご紹介していきます。
人間と暮らす猫たちは、だんだんと生活リズムが人間寄りになってくるのが一般的です。
そんな中でも夜鳴きをしてしまうということは、生活リズムが崩れているか猫の心情に不満がある可能性があります。
夜鳴きをする理由や、夜鳴きをさせないために飼い主さんができる対処法などを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
猫が夜鳴きする理由は?
猫の夜鳴きは、基本的に飼い主さんに何かを訴えたい時だと考えましょう。また、不安な気持ちやどこかに不満がある場合などにも夜鳴きが発生します。
例えば、どんな理由があるのでしょうか?
夜鳴きの原因になる事柄
- 運動不足
- トイレが汚い
- 寂しい
- 空腹
このように、原因は様々なところからかかるストレスによるものがほとんどです。
これらのことに注意しても夜鳴きが長期間改善しない場合は、病気の可能性も疑わなければいけません。
猫の変化に気づくためにも、猫が夜鳴きをした時の状況や様子をよく覚えておくとよいでしょう。
猫の夜鳴き対策:クタクタになるまで遊ぶ
猫の夜鳴きをする一因である運動不足。食事やトイレの掃除以外で飼い主さんができることとして、猫と一緒にたくさん遊んであげるという対策があります。
遊び疲れればぐっすり寝てくれますし、飼い主さんと思う存分遊ぶことでコミュニケーションにもなり寂しさも改善されます。
人間の活動時間に猫もしっかりと体を動かすことが重要ですので、くれぐれも寝る直前に遊び始めないようにしてください。興奮して逆に夜鳴きの原因になってしまいますよ。
まとめ:愛猫が何を伝えたいのか読み取る努力が大切
猫は気分屋なので、冷たいイメージを持たれることもあります。しかし、猫は思った以上に繊細で、愛情深く甘えん坊です。
表情や生活などからも猫の要求を察知することはできますが、会話が出来ない猫にとって鳴き声は飼い主さんとのコミュニケーションツールとしてとても重要です。
今回の記事では
- 猫はどんな時に鳴く?性別や時期別に解説
- 猫の性格によってよく使う鳴き声はある??
- 困った猫の夜鳴き!対策は?
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!