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みなさんは「ジャーマンレックス」という猫種をご存知でしょうか。ジャーマンレックスはとてもフレンドリーであまり人見知りしない性格が魅力的な猫です。今回のMOFFME記事では、ジャーマンレックスの性格・特徴・注意すべき病気などを紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ジャーマンレックスはどんな猫?性格・特徴・注意すべき病気

ジャーマンレックス」って聞いたことありますか?


ジャーマンレックスは、とても珍しい猫の種類なんです。


日本では、あまり見ることのできない希少価値高い猫です。


原産国はドイツで、古い歴史を持つ猫なんですよ。


とても友好的で賢い猫で、芸を覚えることもあります。


今回のMOFFMEでは、

  • ジャーマンレックスの性格・特徴
  • ジャーマンレックスの飼育方法
  • ジャーマンレックスの迎え方
  • 注意すべき病気
などについて解説していきます。

いろいろな猫について知りたい方や、ジャーマンレックスを飼育してみたい方は、最後までご覧ください。

ジャーマンレックスの性格・特徴を紹介


ジャーマンレックスの性格や特徴は、どのようなものでしょうか。


ジャーマンレックスの性格は、好奇心旺盛で忠実。


活発で運動が大好きな猫で、友好的なので、小さい子供やお年寄り・多頭飼いに向いています。


特徴は、短毛縮れ毛。手触りはシルクのようです。


ひげもカールしていますが、直毛の場合もあります。


目も大きく、耳は大きく左右に広がっているのが特徴なんですよ。


この項では、

  • ジャーマンレックスの性格
  • コーニッシュレックスとの違い
  • 歴史
  • 体重
  • 寿命
  • 毛色
  • 価格相場
について解説していきます。

また、MOFFMEではジャーマンレックスのペット保険をランキング形式で比較紹介しているので気になる方はぜひご覧ください。

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ジャーマンレックスの性格

ジャーマンレックスの性格は、好奇心旺盛活発です。


独立心が強く、愛情深い猫とも言われます。


遊びが大好きなので、飼い主さんとたくさん遊びたいと思っていますよ。


ただ、忠実で我慢強いので、ストレス発散ができない猫です。


我慢ばかりさせずに、たくさん遊んであげる時間を作って下さい。


また、賢い猫なので、を覚えることもあるようですね。


多頭飼いや小さい子供・高齢の方がいるご家庭でも、うまく馴染めます。

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ジャーマンレックスの特徴:コーニッシュレックスとの違い

イギリス原産の「コーニッシュレックス」の違いは、あるのでしょうか?


ジャーマンレックスとコーニッシュレックスは、遺伝子的に似ているため、ほとんどの登録団体には、ジャーマンレックスは登録されていません。


では、違いはどこにあるのでしょうか?

特徴ジャーマンレックスコーニッシュレックス
被毛・羊毛に似ている
・シルクのような肌ざわり
・ジャーマンレックスより短毛
・ビロードに似ている
毛色ブラック・クリームなど
単色からポインテッドまで様々
ホワイト・ブラック・シナモンなど
バイカラーからタビーまで様々
体格筋肉質で大きく見える
足が細く、頼りなげに見える

遺伝子的には似ていても、実際の個体には違いがありますね。

ジャーマンレックスの特徴:歴史

ジャーマンレックスの歴史は、レックス系では最も古いと言われています。


1951年の第二次世界大戦中にドイツの東ベルリンにある「フーフェント病院」の庭園で、


東ベルリンを探索していたR.ショイヤー・カルピン博士が、一匹の黒猫(メス)を発見しました。


この猫は1946年から1948年頃に庭園に住んでいたとされています。


博士は、ペットとしてこの猫を飼い始めて、名前を「ラムキン(小さい子)」と名付けました。


1957年、ラムキンは「ブラッキー」というオスの黒猫と交配して産まれた直毛猫と近親交配を行い、4匹の子供を産みました。


そのうちの2匹が巻き毛の猫で、ジャーマンレックスの祖先と言われています。


1964年にラムキンは亡くなりますが、たくさんの子孫を残しました。


1960年には、2匹のメス猫(マリーゴールドとジャネット)と1匹のオス猫(クリストファー)がアメリカに渡米します。


この猫たちが、現在のアメリカにおけるジャーマンレックスの基礎を築きました。


ですが、アメリカには、同じような縮れ毛を持つ「コーニッシュレックス」がいたので、


積極的に交配されませんでした。


そのため、希少価値の高い珍しい猫になっていますよ。

ジャーマンレックスの特徴:体重

ジャーマンレックスの体重は、

  • オスの平均:3.4~5.4㎏
  • メスの平均:2.5~3.6㎏
他の猫とあまり変わらないか少し軽めです。

筋肉質なので大きく見えますが、他の猫と体重は変わりませんよ。

ジャーマンレックスの特徴:寿命

ジャーマンレックスの寿命は、平均すると11年から14年です。


20年生きた例もあるので、寿命はその子次第ですね。


猫の平均寿命が、15年前後と言われるのでちょっと短命かもしれません。


寿命が何年であっても、一緒にいられる時間は貴重ですよね。


少しでも長生きしてもらうために普段から健康を気遣うことはもちろんですが、MOFFMEでは愛猫の健康のためにもペット保険への加入をおすすめしています。

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ジャーマンレックスの特徴:毛色

ジャーマンレックスの毛色は、たくさんあります。

  • ブラック
  • クリーム
  • ブルー
  • レッド
  • ラベンダー
  • シナモン
  • キャリコ(三毛猫)
模様も、
  • タビー(縞模様)
  • ポインテッド(顔や手足などの体の末端部分にだけ色がある白ベースの模様)
など多種ですね。

ジャーマンレックスの特徴:価格相場

ジャーマンレックスの価格相場は、不明です。


かなり珍しい猫種ですし、日本のペットショップで会えることはないです。


本気で飼いたいと思うなら、原産国であるドイツで探すことですね。


そうなると、渡航費や手数料なども入れて100万円を超えるという説もあります。


かなりの高額になることだけは確実ですね。

ジャーマンレックスの飼育方法を紹介


とても珍しい猫種のジャーマンレックス。


飼育方法は、他の猫と違うのでしょうか?


ジャーマンレックスは、活発な性格で動き回るのが大好きです。


運動ができるスペースをしっかり作りましょう。


アパートやマンションなどの集合住宅の場合は、キャットタワーなどを設置して上下運動ができるようにしてください。


運動不足にならないように、たくさん触れて遊んであげましょう。


その他の飼育方法はどのような方法なのか?


この項では、

  • 被毛
  • ケア方法
  • ジャーマンレックスのかかりやすい病気

について解説していきます。

ジャーマンレックスの飼育方法:被毛について

ジャーマンレックスの被毛は、短毛剛毛ですが、シルクのような肌ざわりです。


羊毛にも似ていると表現されますね。クルクルとカールしているのが、可愛いです。


毛が少ないので、頻繁なブラッシングは必要ありません。


だた、カールしているので、絡まない程度に1週間に1度のブラッシングをしてください。

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ジャーマンレックスの飼育方法:ケア方法

ジャーマンレックスは毛量が少ないので、皮脂が行き渡りにくく、汚れやニオイなどのトラブルが起きやすいです。


なので、一般の猫種よりもシャンプーの回数を増やしてください。


獣医さんやブリーダーさんにシャンプーの頻度を聞いてみましょう。


一般的に短毛種の猫は、半年に1回か1年に1回で大丈夫です。


シャンプーをしすぎると、皮膚の健康維持に必要な量の皮脂まで落としてしまいます。


皮脂が減ると、皮膚の乾燥やフケが出やすくなるなどのトラブルが起きます。


シャンプーをした時は、皮脂の成分に似た保湿クリームを塗ってあげましょう。

ジャーマンレックスがかかりやすい病気

ジャーマンレックスは、あまり人の手が入っていない突然変異的に誕生した猫種です。


なので、遺伝的にかかりやすい病気はありません。


一般的に猫がかかりやすい

などに気をつけてください。

新鮮な水を用意して、腎臓や尿路を健康に保ちましょう。

また、運動不足から糖尿病肥満を引き起こす可能性があります。

肥満になると、関節や筋肉の動きにも支障が出るので肥満には気をつけましょう。

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万が一、病気や怪我を負ってしまった際に、ペット保険に加入しているとプランによっては治療費の一部を軽減することができます。

愛猫のためにもペット保険未加入の方はぜひ検討してみてください。

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ジャーマンレックスの迎え方を紹介


ジャーマンレックスは、どのようにして迎えたらいいのでしょうか?


普通にペットショップに行っても、お目にかかれない珍しい猫種です。


海外からの代行輸入か原産国のドイツへ行くのがいいですね。


ジャーマンレックス個体の価格もかなり高額になるようですし、代行輸入やドイツへの渡航費などを考えると、100万円以上は、費用がかかりそうです。


この項では、

  • ジャーマンレックスの迎え方① 保護猫
  • ジャーマンレックスの迎え方② ブリーダー・キャッテリー
  • ジャーマンレックスの迎え方③ ペットショップ

など、ジャーマンレックスの迎え方を解説していきます。

ジャーマンレックスの迎え方① 保護猫

まずは、保護猫から探してみましょう。


2020年から2021年の1年間で、約2万匹の猫が殺処分されています。


そのうちの1万3000匹は子猫なんです。


ジャーマンレックスはいないかもしれませんが、巻き毛の可愛いレックス系の猫がいるかもしれません。


また、求めていた種類ではなくても、出会った瞬間に惹かれる猫もいます。


一度、譲渡会などに参加してみるのもいいですよ。

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ジャーマンレックスの迎え方② ブリーダー・キャッテリー

日本で、ジャーマンレックスのブリーダーさんを探すのはとても困難です。


原産国のドイツへ行ってブリーダーさんやキャッテリーを探します。


きちんとしたブリーダーさんやキャッテリーを探すことが大切ですね。


キャッテリーは、世界的な猫保護団体「TICA」や「CFA」のいずれかに認可された1部のハイクラスのブリーダーのことです。


口コミやレビューサイトで、情報収集しましょう。


個人で探すのは大変な場合は、「代行輸入」ができますよ。

ジャーマンレックスの迎え方③ ペットショップ

最初に書きましたが、国内のペットショップでジャーマンレックスに会えるのは、困難です。


原産国のドイツなら、ペットショップにいる可能性がありますが、これも難しいでしょう。


ペットショップには、ジャーマンレックス以外の猫や犬など、たくさんのペットがいます。


多頭飼いをする場合は、新しい家族が他のペットと暮らせるかを見極めるチャンスです。


また、レックス系の猫に巡り会えるかもしれません。

まとめ:ジャーマンレックスの特徴を理解してから飼育判断をしよう

ジャーマンレックスについて解説してきました。

  • クルクルした毛で、レックス系の猫種では最古といわれている
  • 好奇心旺盛で活発な性格
  • とても珍しい猫種で、希少価値が高い
  • 迎えいれるには、海外からの輸入しかない
  • 遺伝的な病気はなく、一般的な猫が気をつける慢性腎不全や尿路結石などに注意
ジャーマンレックスは、運動が大好きなので、運動できる場所の確保は大事です。

遊び好きなので、1人でも遊びますが満足できないので、1日に2~3回は飼い主さんが遊んであげましょう。

また、賢いので、我慢強く飼い主さんに忠実です。

それゆえに、必要以上に我慢をしてしまいます。

ストレス発散が上手にできない猫なので、飼い主さんがたくさん遊んであげましょう。

現在の生活リズムを考えて、一緒に暮らす猫種を選ぶようにしてくださいね。

また、MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。