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普段は吠えない愛犬も来客時だけは吠えてしまうという悩みを抱える飼い主さんもいるのではないでしょうか。最悪の場合、飼い主やゲストを噛むこともあるかもしれません。今回のMOFFME記事では、愛犬が来客時に吠える理由・対処法・NG行為を紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛犬が来客時に吠える・噛むのはなぜ?理由や対処法を解説!

飼っている愛犬は、来客時に吠えますか。また、お客様に噛むことはありませんか。実はこうしたことで悩んでいる飼い主は多い傾向にあります。


そもそも、なぜ犬は来客者に吠えてしまうのでしょうか。その理由や対処法について詳しく解説します。


今回「MOFFME」では、

  • 愛犬が来客時に吠える理由を紹介
  • 愛犬が来客時に吠える際の対処法を紹介
  • 愛犬をしつける際のNG行為を紹介
について詳しく解説します。 

飼っている愛犬が来客時に吠えてしまって困っている、また噛み付いたことがあるという飼い主は最後までご覧ください! 

またMOFFMEでは、ペット保険のおすすめランキングについても紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください!

愛犬が来客時に吠える理由を紹介


まずは愛犬芽来客時に吠える理由について解説します。犬によっては、来客者が帰るまで吠え続けることもあります。


こうした状態になると、飼い主は来客者を迎え辛くなるでしょう。なんとかして、こうした状況を回避したいと思うはずです。


この項目では、

  • 吠える理由① 警戒している
  • 吠える理由② 興奮している
について解説します。

長く犬を飼っていると、おそらく次に解説する内容が理解できるはずです。

吠える理由がわかれば、きっと解決しやすくなるでしょう。

吠える理由① 警戒している

まず、愛犬が来客時に吠える、最も多い理由は警戒しているからです。どんな犬でも警戒心が強くなると吠えることでその気持ちを解消します。

その犬によっては警戒心が解けるまで泣き続けますので、首輪で繋がれて来客者の姿が見えない場合は、来客者が帰るまで泣き続けることも珍しくありません。

警戒心がより強い犬種においては、飼い主が指示してもなかなか鳴く止まないこともありますので、困っている人も多いでしょう。

お客様を招き入れ辛いと感じている飼い主も多いはずです。

吠える理由② 興奮している

また、愛犬が興奮状態になって吠えることも多々あります。常に興奮している状態が続けば、お客様が帰るまで泣き続けます。

興奮した気持ちを解消させるために泣く行為は、どの犬でも持ち合わせています。また、犬によっては吠えるだけではなく、走り回ることもあります。

一度、興奮した犬は抑えることがとても難しくなります。お客様がきて、こうした状況にならないためにも、事前にしっかりとしつけをしておくことをおすすめします。

愛犬が来客時に吠える際の対処法を紹介


愛犬が来客時に吠えてしまうときには、どういった対処法を取るべきでしょうか。


来客時に吠えてしまうと、来客者が驚いてしまうだけではなく、もう来てくれなくなるかもしれません。


しかし、上手にしつけを行うことで、吠え続ける愛犬を大人しくさせることはできます。


この項目では、

  • 警戒吠えの対処法① クレートトレーニング
  • 警戒吠えの対処法② 吠えなくて大丈夫という経験を与える
  • 興奮吠えの対処法① 愛犬を無視する
  • 興奮吠えの対処法② クレートに入れる
について解説します。

警戒吠えの対処法① クレートトレーニング

まずはクレートトレーニングについてしつけてみましょう。クレートトレーニングとは、飼い主の指示で、クレート、つまりはゲージの中に入るトレーニングです。

繰り返しクレートトレーニングを行うことで、来客時でも飼い主の指示を聞いて大人しくしなければならないことを理解してくれます。

ただし、来客時に興奮状態になった愛犬を落ち着かせてクレートに入らせることは簡単ではありません。

日々、飼い主の指示が聞けるように教えていかなければいけません。

警戒吠えの対処法② 吠えなくて大丈夫という経験を与える

来客時に愛犬が吠えるときには、まずは吠えなくても大丈夫だということを教えてください。つまりは、愛犬に安心感を与えるためのしつけです。

愛犬が吠えるのは、強い緊張状態にあることや、ストレスからこうした行動にうつります。

この来客者は安全な人で、危害は与えられないということを理解すれば、愛犬も安心して落ち着くことができるはずです。

こうしたしつけは、実際に来客者が来たときに有効になりますので、経験を高めるためにも、あえてお客様に来てもらうのも良いでしょう。

興奮吠えの対処法① 愛犬を無視する

吠えている犬は興奮状態にあります。興奮しているのを、無理に怒って吠えさせないようにするのは、しつけ的にはよくありません。

酷く興奮しているため、怒っても愛犬はなぜ怒られているのか理解できないかもしれないのです。

そうしたことを防ぐために、吠えている愛犬をあえて無視するしつけを行ってください。反対に、吠えるのをやめたときにしっかりと褒めてあげましょう。

そうすることで、愛犬は吠えなくて良いということが理解できるようになります。

興奮吠えの対処法② クレートに入れる

興奮している愛犬を落ち着かせるためには、クレートに入れる方法もおすすめです。興奮して吠えると、犬は周りのことが目に入らないほどになってしまいます。

飼い主の指示でクレートに入れれば、愛犬は安心感を得て、興奮や吠えるのをやめる可能性があります。

そのためには、普段からクレートが安全な場所で落ち着ける場所だということを教えてください。

普段過ごす場所をクレートにすることで、ここが自分の落ち着ける場所だと認識してくれます。

愛犬をしつける際のNG行為を紹介


愛犬が来客時に吠えてしまうのをなんとかしつけたいと思っている飼い主は多いでしょうが、間違ったしつけを行うと、反対に吠え続けてしまうことがあります。


その、間違ったしつけ方法についても解説しておきますので、必ずチェックしてください。


この項目では、

  • NG行為① 怒鳴る
  • NG行為② 体罰を与える
  • NG行為③ マズルを掴む
  • NG行為④ 目をじっと見つめる
について解説します。

どの行為もNGなため、しつけをする前に必ず確認してください。

NG行為① 怒鳴る

絶対に行ってはいけないのが、怒鳴ることです。怒鳴ると愛犬は驚いてしまい、余計にストレスが溜まります。

また、そもそも怒鳴るという行為は、しつけにおいて効果はほとんどありません。

愛犬は飼い主が怒っているというよりは、驚かせていると勘違いしてしまい、飼い主に近付かなくなってしまいます。

しつけをするときには、怒鳴るのではなく仕草や決まったセリフでじっくりと時間をかけて行いましょう。大切なことはお互いが信頼関係で繋がることです。

NG行為② 体罰を与える

ま、しつけとして体罰を行うことも完全NGです。

体罰は一切、しつけの効果はありません。一時的に吠えなくはなるかもしれませんが、飼い主を恐れてしまい、体罰以外の指示は聞かなくなる可能性があります。

それだけではなく、飼い主から離れてしまうかもしれません。吠えるのをやめさせるには、愛犬に安心感を与えることが一番です。

不安な気持ちから吠えてしまいますので、その不安を取り除くようなしつけを行うようにしてください。

NG行為③ マズルを掴む

マズルを掴むのはしつけに良いと思っている飼い主もいます。


マズルとは鼻口部のことを指していますが、吠えているときにこのマズルを掴むとしつけになるという噂は間違っています。


これは母犬が子犬のマズルを噛んでいることから、そうしたしつけ方法が有効的と勘違いして出来上がった間違ったしつけです。


母はしつけではなく、じゃれ合うために子犬のマズルを噛みます。つまり、吠えているときにマズルを掴んでも、愛犬はしつけだとは思わないため注意してください。

NG行為④ 目をじっと見つめる

愛犬の目をじっと見つめる行為もNGです。目をじっと見つめると、犬はとてもストレスを感じてしまいます。

力関係を無理に示していると思い、飼い主に近付かなくなるかもしれません。そうした気持ちになると、しつけを行っても効果が現れませんので注意してください。

目を見るときには、友好的な気持ちを込めて見てください。瞬きもゆっくりと行うのもポイントです。

また、褒めるときには笑顔でしっかりも褒めてあげることで、気持ちが通じるしつけができます。

まとめ:難しい場合は獣医師やトレーナーに相談してみよう

ここまで、愛犬が来客時に吠えるのをやめさせる方法等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? 


この記事では、

  • 犬が来客者に吠えるのは興奮や警戒心があるから
  • 吠えるのをやめさせるにはクレートトレーニングが有効
  • 愛犬に安心感をしっかりと与えることも効果的
  • 怒鳴ったり体罰を与える行為は絶対にNG
  • 愛犬と通じ合ってしつけを行うことが大切
以上の内容を詳しく解説してきました。

解説したしつけ方法などをぜひ、試してみてください。しかし、どうしても難しいと感じたときには、獣医師やトレーナーに相談をすることも一つの方法です。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!