愛猫が顔の近くで寝る3つの理由を解説!寝る位置でわかる気持ちとはのサムネイル画像

朝起きたら飼い主さんの顔の近くで寝る愛猫を発見することがあるかもしれません。愛猫家としてはとても嬉しいですよね。今回のMOFFME記事では、愛猫が顔の近くで寝る理由・寝る位置でわかる愛猫の気持ちなどを詳しく紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛猫が顔の近くで寝る理由を紹介!寝る位置でわかる気持ちなど

猫は、自分の縄張りを大切にする生き物です。特に寝る場所は安全で、安心できる場所でなくてはいけません。


「猫は家につく」と言われますが、自分のお世話をし、守ってくれる飼い主さんのことは親のように慕い愛してくれます。


家猫は特に、自分の縄張り(家)に飼い主さんがいる、それだけで安心できる要素となるでしょう。


飼い主さんにとっても、我が子や家族同然の愛猫と一緒に寝る時間は幸せなもの…。


今回MOFFMEでは、

  • 愛猫が飼い主さんの顔の近くで寝る理由
  • 寝る位置から読み解く愛猫の心理
  • 一緒に寝る際の注意点
について解説します!

愛猫の心理や信頼度、愛猫との関係について知りたい人はぜひ参考にしてください。

愛猫が飼い主の顔の近くで寝る理由3選を紹介

寝ている時、ふと目を開けると愛猫が顔の近くで寝ていたことはありませんか?


飼い主さんの顔に顔を近付けるように寝ていたり、お尻を顔の近くに持ってきたり…。


猫ちゃんは寝ている時、様々な姿を見せてくれます。


飼い主さんの顔の近くで寝るのは、

  • 飼い主さんを信頼しているから
  • 飼い主さんに甘えたいから
  • 飼い主さんの寝相が悪いから
上記の3つの理由が考えられます。

一つずつ理由について見ていきましょう。

愛猫が顔の近くで寝る理由① 飼い主を信頼している

飼い主さんの顔に近付けば近付くほど、信頼度が高いと言われています。


睡眠中の無防備な姿を見られても平気だと思っており、飼い主さんに対して信頼し、安心している証拠です。


また、飼い主さんの顔にお尻を向けて寝ることもありますが、これも信頼している証拠だと言えます。


背中を向けるのは、攻撃されないことを分かっていなければ出来ません。飼い主さんに対しては警戒心を解いている状態ですね。


他にも飼い主さんにお尻を向けて寝るのは、いざという時に飼い主さんを守るためでもあるのだとか。


自分の縄張りと飼い主さんを守るために、睡眠中も外敵にすぐ反応できるよう、お尻を向けているのかもしれませんね。


猫はパーソナルスペースを大切にする生き物です。そもそも寝る時に飼い主さんの近くにくるようなら、それは愛猫に慕われている証拠でしょう。

愛猫が顔の近くで寝る理由② 甘えん坊で子猫らしさが残っている

もう一つの理由は、子猫気分で飼い主さんに甘えているのかもしれません。


保護猫ちゃんなどで、幼い頃から人間に育てられており、親猫の姿を見たことがない猫ちゃんは特に、飼い主さんを親のように慕う傾向があります。


また、不妊や去勢をすると、いくつになっても子猫のように甘えん坊な猫ちゃんになることも。


子育てをしたり、縄張りを守ったりといった緊張感から解き放たれるのかもしれません。


成猫であっても、子猫気分で飼い主さんに甘えているからこそ、パーソナルスペースを気にせず飼い主さんの顔の近くで寝るのでしょう。


飼い猫が何歳になっても飼い主さんに甘えん坊なのは、飼い主さんを自分の親のように思い、信頼しているからでもあります。


子猫っぽさが抜けなくても心配する必要はありません。

愛猫が顔の近くで寝る理由③ 飼い主の寝相が悪い

愛猫が顔の近くで寝るのは、猫の特性を考えても信頼されていることは間違いありません。


ただし、飼い主さんの寝相が悪く、一緒に寝ている時に寝相による被害に遭わないために、顔の近くで寝る猫ちゃんもいます。


飼い主さんが知らないうちに、寝相で猫ちゃんの睡眠を妨害してしまったことがあるのかもしれませんね。


寝相が悪いことを知りながら、それでも近くで寝てくれるのは、飼い主さんに対する愛情と信頼あってこそ。


しかし、「最近一緒に寝てくれないことが増えた」「起きた時に側にいないことが増えた」と感じるようなら、寝相が悪すぎるせいかもしれません。


寝ている間に愛猫を蹴ってしまったり、踏んでしまったりしないよう注意が必要ですね。

愛猫が他の位置で寝る際の気持ちを紹介

愛猫が飼い主さんの近くで寝てくれるのは、愛猫家の飼い主さんにとって幸せなことです。


猫はよく寝る生き物ですが、警戒心が強く、安心・快適な場所を探して睡眠を取ります


睡眠場所に飼い主さんの近くを選んでくれるというのは、愛猫に信頼され愛されている証拠。


続いては、

  • 足元で寝る理由
  • 布団の中で寝る理由
  • 布団の上で寝る理由
  • 離れた場所で寝る理由
について、猫ちゃんの気持ちを読み解いていきましょう。

猫の気持ち① 足元

飼い主さんの足の間や足元で寝る猫ちゃんもよくいますよね。


その理由は、

  • 猫ちゃんが飼い主さんを尊敬している
  • 暖まりたいけれどベタベタされたくない
といった2つの理由が考えられます。

顔の近くで寝るのは信頼している証拠ですが、足元で寝るのは「一目置いている存在」だと思われている可能性があるでしょう。

また、飼い主さんの側にいたいけれど、ベタベタしたりされたりしたくない、と猫特有のツンデレな気持ちの表れでもあります。

猫の気持ち② 布団の中

飼い主さんの布団の中で寝るのは、そこが暖かくて気持ちがいいことを知っているからです。


飼い主さんの体温を感じられて、さらに布団の中と狭い空間は猫ちゃんにとって最高の睡眠スポットでしょう。


また、布団の中は未知の領域です。何がいるかも分からないのに入っていくのは、警戒心の少ないタイプの猫ちゃんかもしれません。


寝る時に飼い主さんの顔に近付くほど、甘えん坊な猫ちゃんと言えますが、布団の中に飛び込んでいくのも、甘えん坊気質な猫ちゃんと言えますね。

猫の気持ち③ 布団の上

布団の上、しかも飼い主さんの手が届く場所で寝るのは、撫でてもらいたいという気持ちがあるからでしょう。


柔らかい布団の上で、飼い主さんに撫でられながらリラックスして眠りたいのではないでしょうか。


ただし、布団の上でも飼い主さんの手が届かない場所で寝る場合は、近くで寝たいけれど構われたくないという気持ちがあるかもしれません。


猫ちゃんの性格や精神年齢などによって、寝る時は放っておいて欲しい子もいます。

猫の気持ち④ 飼い主から離れた場所

飼い主さんから離れた場所や、見えない場所で寝るのは大人気質の強い猫ちゃんです。


猫は通常、大人になれば1匹で落ち着ける場所を探して眠ります。


大人の猫であれば普通のことであり、信頼されていないとか嫌われているというわけではないので安心してください。


ただし、お迎えしたばかりの成猫の場合は、しばらく警戒心から見えないところで眠ることもあります。


一緒に過ごすうちに慣れてきたり、子猫気分が戻ってきた場合は、一緒に寝てくれることもあるでしょう。

愛猫と一緒に寝る場合の5つの注意点を紹介

猫ちゃんと一緒に寝るのは飼い主さんにとっては幸せな時間です。


寝ている顔や姿、寝息を見たり聞いたりしているだけでも癒されますよね


普段は一緒に寝ることが少ない猫ちゃんでも、甘えたい気分の時はそっと近くでくつろいでいることもあります。


愛猫と一緒に寝る時は、

  • ①寝相
  • ②電源コード
  • ③ノミ・ダニ予防
  • ④爪のケア
  • ⑤しつけ
注意しなければいけません。

愛猫も飼い主さんも安心して眠れる場所を確保するために必要なことです。

それぞれ詳しく解説します。

注意点① 寝相に注意

飼い主さんは寝相に注意が必要です。


といっても、寝ている時は無意識なので、寝相が悪いことを自覚している場合は、猫ちゃん用の布団(ベッド)などを近くに用意してあげましょう。


子猫や老猫の場合は、力が弱いため特に気を遣わなければいけません。


寝ている時に押し潰したり、蹴ったりしてしまうと愛猫が怪我をする恐れがあります。


子猫の場合、一緒に寝るのは生後5ヶ月以上経ってからがおすすめです。


近くにいないと鳴いたり、飼い主さんが不安な場合は、子猫用のキャリーなどに入れて布団の近くに置いてあげるといいでしょう。

注意点② 電源コードに注意

寝る時は、スマホなどの充電をすることが多いですが、猫がコードにイタズラしないよう注意が必要です。


猫は睡眠が浅いため、夜中に起きてしまうこともあります。暇でコードなど遊んではいけないもので遊ぶことも。


コードにカバーを付けたり、猫の手の届かない場所に充電器を置いておくなどの工夫が必要です。


コードを齧ったり引っ掻いたりして、感電したり火傷を負ってしまう可能性があるため、しっかり猫ちゃん用の対策をしておきましょう。

注意点③ ノミ・ダニ予防は行う

ノミ・ダニ予防は定期的に行っておきましょう。


外に出すことが無い猫ちゃんだとしても、家の誰かがノミやダニを連れて帰ってくることもあります。


また、しっかり予防し猫ちゃんを衛生的にしておくことで、飼い主さんがアレルギーになるリスクも低減できるはず。


猫アレルギーは誰でも発症する可能性があり、愛猫家の人も例外ではありません。


「自分は大丈夫」と思わずに、猫ちゃんのケアをしっかり行い、いつも清潔にしておきましょう。


猫ちゃんが皮膚炎にかかるリスクも低減できます

注意点④ 爪のケアは行う

愛猫と一緒に寝ている時に、引っ掻かれてしまうこともあります。


飼い主さんが怪我をしたり、布団を引っ掻いてダメにしたりするリスクを無くすためにも、爪切りは定期的にしておきましょう。


嫌がる猫ちゃんで自分でするのが難しい場合は、定期的にサロンや動物病院でやってもらうのもおすすめです。


猫引っ掻き病」と呼ばれる感染症もあるため、もしも引っ掻かれた場合は、すぐに医療機関を受診してください。


こちらの記事も参考にしてくださいね。

猫に噛まれたらどうすればいいの?猫に噛まれた際の対処法を解説

注意点⑤ おしっこなどのしつけを行う

飼い主さんの布団にマーキングをしてしまう猫ちゃんもいます。縄張り意識が強いため、自分の縄張りに自分の匂いを付けるためにしてしまうのです。


トイレのしつけはしっかりとしてから一緒に寝るようにしましょう。


また、寝室からトイレに行けずに粗相してしまう場合もあるため、寝室の扉は開けっ放しで寝るようにする、トイレを寝室の近くに置くなど工夫するのもおすすめです。


子猫や、お迎えしたばかりの猫ちゃんであれば、防水シートを敷くなどして対策するのもいいでしょう。

まとめ:愛猫と一緒に寝る際は怪我させないよう注意しよう

猫ちゃんが飼い主さんの近くで寝るのは、飼い主さんを信頼している証拠です。


猫は縄張り意識が強く、パーソナルスペースを持つ動物。睡眠中という無防備な姿を見られても平気なのは、飼い主さんに心を許しているから。


特に顔の近くで寝る猫ちゃんは、飼い主さんを親のように思い、甘えているからだと考えられます。


今回お伝えしたことは、

  • 飼い主さんの近くで寝るのは信頼の証拠
  • 子猫気質の強い猫ほど顔の近くで寝る
  • 離れて寝るのは大人気質の強い猫
  • 一緒に寝る時は寝相や電源コード、猫の爪などに注意
ということでした。

猫ちゃんにとっても飼い主さんにとっても、安心して眠れるよう、お互いに注意しなければいけないことはあります。

愛猫に怪我をさせたり、飼い主さんが怪我をしたりすることが無いよう注意してくださいね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!