犬にカステラを与えてはダメ!食べた際の対処法、手作りレシピも解説のサムネイル画像

カステラは幅広い世代に愛される良い匂いのスイーツの一つですよね。ですが、愛犬にとっては危険な食べ物になる可能性があります。今回は、愛犬のおやつにカステラを与えてはいけない理由・カステラの紙を食べた際の対処法・無添加の犬用カステラのレシピを紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛犬にカステラを与えても大丈夫?食べた際の対処法などを紹介

愛犬にカステラを与えても大丈夫なのでしょうか。


自分がお菓子などを食べているときに、愛犬が欲しがるような仕草をすることはあるでしょう。


多くの場合は、しつけにより食べさせないようにするかもしれませんが、どうしても欲しがるのでカステラを与えてしまったという飼い主もいるかもしれません。


今回「MOFFME」では、

  • なぜ愛犬にカステラを与えてはいけないのか
  • 愛犬がカステラの紙を食べた際の対処法を紹介
  • 犬用カステラの作り方とは?手作りレシピ3選を解説!

について詳しく解説します。


カステラは愛犬に与えてもいいのか、カステラを与えることで愛犬にどのような影響があるのかについて説明しますので、ぜひチェックしてください。


またMOFFMEでは、ペット保険のおすすめランキングについても紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください!

なぜ愛犬にカステラを与えてはいけないのか


結論を言えば、犬にカステラを与えてはいけません。


では、なぜ犬にカステラを与えてはいけないのでしょうか。愛犬にカステラを与えた場合は、長期的なリスクもありますが、短期的なリスクも発生します。


どのようなリスクが発生するのかについて、詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。


この項目では、

  • NGな理由① 過剰なカロリーによる肥満リスク
  • NGな理由② 砂糖の過剰摂取で下痢や内臓に負担
  • NGな理由③ メープルの中毒性
について説明します。

NGな理由① 過剰なカロリーによる肥満リスク

まず、カステラはかなり高カロリーです。一般的なカステラの場合、100gあたり300kcal以上あります。


カステラはカットされているタイプが多いですが、その一切れはおおよそ50gのため、150kcalのカロリーを摂取してしまうことになります。


これは犬にとっては過剰なカロリー摂取になります。カステラを食べ続ければ、かなり高い確率で肥満になってしまいます。


人間でもカステラは高カロリーなため、たくさん食べることはリスクが伴いますが、犬の場合は余計に大きなリスクとなるでしょう。


また、肥満のリスクだけはなく、糖尿病になるリスクもあると言えるでしょう。この時点で、カステラを与えることは危険ということがわかるでしょう。

NGな理由② 砂糖の過剰摂取で下痢や内臓に負担

また、カステラはかなりの量の砂糖が含まれています。


もちろん、一時的に砂糖を過剰摂取してしまっても、犬にとってすぐに問題が起こることはありませんが、毎日のようにカステラで砂糖を摂取し続けていけば愛犬の体内でトラブルが起こります。


砂糖を過剰摂取することで、下痢が起こったり内臓に負担がかかるようなこともあります。


そもそも、犬は人間のように多くの砂糖を分解できる能力が内臓にはありませんので、下痢などの副作用が起こりやすいです。


一時的には愛犬は喜んで食べてくれますが、飼い主のその行動は大きなリスクが伴うといことは理解しておきましょう。


もし、長期的に愛犬にカステラを与えてしまった場合は、生命にかかわるようなことにもなりますので、必ず注意してください。

NGな理由③ メープルの中毒性

そして、カステラに含まれているメープルにも注意が必要です。メープルは少量でも中毒を起こす可能性があります。


これは犬にもよりますが、メープルに含まれているボツリヌス菌により中毒を起こす可能性があります。


つまり、カステラを与えることは、とても危険ということになります。


また、メープルによる中毒だけではなく、カステラに含まれている卵や牛乳、小麦粉などによりアレルギーを引き起こす可能性も否定できません。


これもその犬の体質によりますが、アレルギーを持っている場合は、少量でもすぐに反応するかもしれません。


重度のアレルギーを持っている場合は、飼い主が与えたカステラによって、とても危険が状態になることもありますので注意してください。

愛犬がカステラの紙を食べた際の対処法を紹介


もし、愛犬がカステラの紙を食べたときには、どのような対処法を取るべきでしょうか。


カステラと言えば、下面に薄い紙が貼ってあるのが印象的です。


この紙は食べることはできませんので剥がして食べますが、犬が誤ってこの紙ごとカステラを食べたときにはどうすればいいのでしょうか。


この項目では、

  • 対処法① 動物病院へ連れて行く
  • 対処法② 下手な応急処置はかえって危険
について詳しく解説していきます。

もしものときに備えて、こうした知識も得ておきましょう。

対処法① 動物病院へ連れて行く

もし、愛犬がカステラの紙を食べてしまったときには、すぐに動物病院に連れて行ってください。カステラは消化されますが、カステラについている紙は消化されません。

つまり、そのまま消化されないままお腹に残ってしまう可能性があります。

また、カステラについている紙は溶けるようなタイプではないことや、張り付きやすいため、お腹の中で長期間留まってしまう可能性があります。

もし、そのままほおっておくと下痢などの症状が起こるだけではなく、最悪アレルギー反応などを起こして重症になる可能性も否定できません。

愛犬がカステラの紙を食べてしまったときには、迷うことなく動物病院に連れて行ってください。そのまま排泄されると安易に考えないようにしてください。

対処法② 下手な応急処置はかえって危険

また、飼い主なら自分でなんとか解決したいとも考えるかもしれません。

下剤などで紙を出すことはできないか考えるかもしれませんが、下手な応急措置はかえって危険を伴うこともありますので注意してください。

下手な応急措置は、あくまでも素人が行う処置のため、症状が悪化することも考えられます。

愛犬の誤飲はたくさんの事例がありますが、どんなものでも飼い主の勝手な応急措置は危険です。

誤飲した紙はもしかすると飲み込むまでには至っていないことも考えられます。

勝手に飲み込んだという考えで応急措置をしてしまうのではなく、すぐに動物病院で適切な処置を行ってもらうようにしてください。

早めの処置であれば、大きなトラブルに発展することは避けられます。

犬用カステラの作り方とは?手作りレシピ3選を解説!


もし、愛犬にどうしてもカステラを食べさせてあげたいときには、どうすれば良いでしょうか。


愛犬がカステラを欲しがっても、カステラに含まれている糖分などを考えれば与えるわけにはいきません。


しかし、そうした愛犬でも安心して食べるカステラがあります。


この項目では、

  • 犬用カステラのレシピ:桜色カステラ
  • 犬用カステラのレシピ:犬用キャロブ
  • 犬用カステラのレシピ:玄米粉カステラ
について詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてください。

犬用カステラのレシピ:桜色カステラ

桜色カステラは、愛犬だけではなく飼い主も一緒になって食べることができる手作りカステラです。用意する材料もとてもシンプルです。


薄力粉120gと、オリーブオイル、そして紅麹大さじ1と卵4個を用意してください。具材をしっかりと混ぜ込み、160度のオーブンで30分ほど焼いてください。


しっかりと粗熱を取れば、愛犬にも食べさせることができます。ポイントは薄力粉をそのまま使うのではなく、ふるいにかけて目の細かい状態で使うことです。


そうすることでフワフワの桜色カステラが完成します。含まれている材料は、愛犬の体に優しいものばかりため、安心して与えることができます。


また、飼い主が食べる場合は少し味気ないと感じるかもしれませんので、クリームやはちみつをつけて食べてください。

犬用カステラのレシピ:犬用キャロブ

犬用カステラのおすすめレシピとして、犬用キャロブにも挑戦してみてください。

丸い形の犬用キャロブは、見た目にもとても可愛いため、作ればすぐに愛犬に食べさせてあげたくなるでしょう。

必要な材料は、キャロブパウダー20gと玄米粉20g、卵2個と甜菜糖20g、オリーブオイル大さじ1に、犬用牛乳10gです。

どの材料も愛犬に与えても問題はありませんので、体に優しいカステラを食べさせることができます。

ただ、どうしても糖質が気になる場合は、甜菜糖を省いても問題はありません。基本的にはカステラを作る手順に従えば問題はありません。

キャロブを作るには、丸セルクル直径75mm高さ45mmのサイズを用意しておくと綺麗にできます。

犬用カステラのレシピ:玄米粉カステラ

愛犬にカステラを食べさせたいときには、玄米粉カステラにも挑戦してみましょう。

玄米は犬にとっても体によく、低カロリーなため、健康を害することなくカステラを楽しませることができます。

用意する材料は、玄米粉30と強力粉60g、卵3個と、オリーブオイル大さじ2、甜菜糖20g用意してください。

先ほど同様、どうしても糖質が気になる場合は、甜菜糖は省いても問題はありません。

カステラですが、少し固めに出来上がりますので、愛犬にとってはちょうど良いでしょう。

また、他のカステラ同様、この玄米粉カステラも飼い主が一緒になって食べることができますので、飼い主も愛犬と一緒に召し上がってください。

きっと愛犬も喜んでくれるはずです。

まとめ:犬用のカステラなら与えても大丈夫

ここまで犬がカステラを食べても大丈夫なのか、与えるとどんなリスクがあるのかについて等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事では、
  • カステラは糖分が多いため肥満や糖尿のリスクがある
  • カステラについている紙を飲み込むミスクもある
  • 紙を食べてしまった場合は早めに動物病院で相談を
  • 低糖質な手作りのカステラなら与えても問題なし
以上の内容を詳しく解説してきました。

犬用のカステラを手作り与えれば、愛犬も喜んでくれます。また、飼い主も一緒になって楽しむことができるでしょう。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!