猫ちゃんは1歳半で人間の20歳に達し、その後1年ごとに約4歳ずつ歳を重ねていきます。そして8歳頃からはシニア期とされています。人間よりも時間が早く流れている猫ちゃんの老化や介護は思っているよりも早く訪れてしまうもの。今回は老化のサインや介護について解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる猫ちゃんの老化のサインとは?
ペットの一生は人間よりもずっと早いとされています。子猫期や成猫期は気づくとあっという間に過ぎて、シニア猫と呼ばれる年齢に…。
猫も人間と同じように、歳を重ねるほど様々な疾患や症状が現れやすくなります。
猫ちゃんの主な老化のサインは、
- 睡眠時間が増える
- 昇降運動が減る
- 被毛の色が薄くなる
- 目脂(メヤニ)が増える
- 歯が黄ばんで見える
- グルーミングが減る
- 腹部が垂れてくる
- トイレの失敗が増える
猫の高齢期は11歳頃からと言われていますが、猫ちゃんによっては7歳〜8歳で老化のサインが現れたり、11歳を過ぎても現れなかったりすることもあります。
詳しい猫ちゃんの年齢や寿命については下記の記事も参考にしてください。
「猫の年齢を人間に換算してみよう!猫の年齢早見表を詳しく紹介」
老化はゆっくりと訪れるものです。これらのサインが一気に現れることはほとんどありません。
上記のサインが見られたら、シニア猫の生活に合わせて猫グッズなどを変えてあげたり、フードを変えてあげたりすると良いでしょう。
また、高齢期(11歳以上)になってから、急に活発になったり、怒りっぽくなったりした場合は、「甲状腺機能亢進症」を発症している可能性があります。
老猫がなりやすい疾患であるため、10歳を超えたら定期的に検査を行い、早期治療を始められるようにしてください。
どのような介護が必要になるの?
ペットは惜しみない愛情を与えてくれる存在です。大切な家族の一員ですよね。
そんな家族が老化し、介護が必要になった時、今度は飼い主さんがペットの愛情に応えてあげなければいけません。
老猫(シニア猫)に必要な介護は以下の4つ。
- こまめなブラッシング
- マッサージ
- 爪切りや歯磨き
- 環境の整備
シニア期に向けて今からできることは?
高齢期に入る前の、成猫期・中年齢期に準備しておくことで、高齢期をできるだけ健康に穏やかに過ごすことができるかもしれません。
また、飼い主さん自身も、愛猫の老化に備えておくのがおすすめです。
- 狩猟本能を刺激する遊びをたくさんしておく
- 病気になった場合の心構えをしておく
- 相談できる場所を確保しておく
- キャリーに慣れさせておく
- ペット保険に加入しておく
まとめ
猫ちゃんとの生活や、老化への準備で大切なのは「最期まで楽しく一緒に生活する」ことです。
猫に限らずペットは生き物ですから、老化を避けることはできません。猫ちゃんによっては介護に手がかかる場合もあります。
家族として猫ちゃんをお迎えしている飼い主さんは、最期まで面倒を見ることを覚悟されていることと思います。
たくさんの愛情をくれる猫ちゃんに、無条件の愛情で応えてあげられるよう、何歳になっても猫ちゃんとの時間を大切にしましょう。
今回お伝えしたことをまとめると、
- 老化のサインが現れたら環境を整えてあげる
- 若いうちにたくさん遊んでおく
- 介護に備えておく
- ペット保険に加入し、万が一に備えておく