愛猫に紫陽花は危険!食べた際の中毒症状や致死量、対処法を徹底解説のサムネイル画像

梅雨の季節によく見られる紫陽花。この綺麗な紫陽花には有害成分が含まれているため動物にとっては危険な植物になる可能性があります。今回のMOFFME記事では、愛猫が紫陽花を食べた際の症状・致死量・対処法などを紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛猫に紫陽花は危険?食べた際の症状や対処法など詳しく紹介

梅雨時期に綺麗な花を咲かせる紫陽花ですが、猫に危険な花という噂があります。


紫陽花は梅雨の花の少ない時期でも生き生きと咲いている、とても綺麗な花という印象が強い印象ですが、実は中毒性がある花としても知られているのです。


今回「MOFFME」では、

  • 猫は紫陽花を食べても大丈夫なのか
  • 愛猫が紫愛猫が紫陽花を食べた場合の対処法を紹介
  • 愛猫が紫陽花を食べた場合の対処法を紹介
  • 愛猫が紫陽花を食べた場合に口内からつまみ出す方法とは?
について詳しく解説します。

紫陽花を愛猫が食べてしまった場合は、どのようなことが起こるのでしょうか。気になるこうした話題について詳しく解説していきます。

またMOFFMEでは、猫が人見知りする!人見知りの理由や治す方法、始まる時期などを解説「https://moffme.com/article/2093」についても紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください!

猫は紫陽花を食べても大丈夫なのか


猫が紫陽花を食べると中毒を引き起こすという噂を、猫を飼っている人なら一度は聞いたことがあるかもしれません。


これはただの噂話と思っている人も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。


この項目では、

  • 猫にとって紫陽花は猛毒!
  • 最悪の場合死亡することもある
  • 紫陽花の茎や葉っぱ、ドライフラワーをかじることも危険
  • 致死量はどのくらいか
について詳しく解説していきます。

どの項目も気になるはずなので、ぜひチェックしてください。

猫にとって紫陽花は猛毒!

結論から言えば、猫にとって紫陽花は猛毒です。紫陽花は人間にとっても毒となる花で、過去に実際に中毒を起こした例もあります。


そのため、猫にとってもこの紫陽花は毒なのです。


とくに人間よりも身体が小さい猫は、少量でも紫陽花は猛毒になりますのでかなりの注意が必要と言えるでしょう。


また、紫陽花は花に毒があると思っている人も多いかもしれませんが、実は花だけではなく茎や根など、ほぼ全ての部分に毒が含まれています。


この紫陽花は青酸配糖体が含まれていると言われています。


体内の入ることでこの青酸配糖体は、有毒物質のシアン化水素に変化してしまい毒になると言われていますが、実はまだ詳しいことはわかっていません。


いずれにしても危険な花なのは間違いありません。

最悪の場合死亡することもある

人間が紫陽花を口にしてしまった場合は、死に至るほどではありませんが、酷い頭痛や嘔吐、そしてめまいなどの症状が現れます。


もちろん、大量に紫陽花を摂取してしまうと、さらに酷い症状が現れることは間違いありません。


では、猫が紫陽花を口にした場合はどうでしょうか。猫が誤って紫陽花を食べてしまった場合も、人間と同じような症状が現れます。


しかし、最悪の場合は死亡することもあります。


しかも、先ほども解説した通り、猫は人間よりも身体が小さいため、少しの紫陽花の量でも症状が酷くなることが予想されます。


ほんの少し口にしただけでも嘔吐などが起こり、明らかに元気がなくなります。さらに量が増えると呼吸困難や麻痺などの症状も現れるため、気を付けてください。

紫陽花の茎や葉っぱ、ドライフラワーをかじることも危険

紫陽花は花が危険と思っている人も多いかもしれませんが、猫が口をかじったり根っこをかじっても同じように危険です。


しかも、ドライフラワー状態の紫陽花でも、毒素は同じように含まれていますので口にすることは危険です。


ドライフラワーは、花の水分が完全に抜けていますので、毒素は抜けているように感じるかもしれません。


そのため、ドライフラワーなら口にしてしまっても問題ないと考えている飼い主も多いでしょう。


水分が抜けていない状態の紫陽花よりも、多少は毒素は少なくなってはいますが、猫のような小さな身体の生き物にとっては危険な毒の量であることはかわりありません。


もし、猫が口にしてしまった場合は、できるだけ早めに医師に相談をするべきです。

致死量はどのくらいか

では、猫が紫陽花を口にした場合、どのくらいの量で危険と判断をするべきでしょうか。


もちろん、少量でもさまざまな症状が起こってしまいますが、やはり怖いのは致死量に達しているかということでしょう。


どのくらいの量を猫が口にしまえば、致死量となるのかは飼い主であれば知っておく必要があるかもしれません。


紫陽花の致死量は体重1kgに対して0.5㎎から3㎎と言われています。


つまり、体重が5㎏の猫の場合は2.5㎎を口にしてしまうと、死亡する可能性があるということになります。


15㎎食べてしまうと、ほぼ間違いなく危険な量となります。


飼っている猫がどのくらいの量を口にしてしまったのかを把握することは難しいでしょうから、少しでも食べた場合は専門のクリニックに相談をしてください。

愛猫が紫陽花を食べた場合の症状を紹介


愛猫が紫陽花を食べてしまった場合は、どのような症状が起こるのでしょうか。


紫陽花を食べたその場を目撃していなかった場合でも、症状を知っていれば何らかの対処ができるかもしれません。


愛猫が紫陽花を食べたときの症状について詳しく解説していきますので、気になる人はぜひチェックしてください。


この項目では、

  • 紫陽花を食べた場合の症状:少量の場合
  • 紫陽花を食べた場合の症状:大量の場合
について説明していきますので確認してください。

紫陽花を食べた場合の症状:少量の場合

紫陽花を少量食べた場合、どのような症状が現れるのでしょうか。少量でも猫の場合は危険になります。


どのような症状が現れるのか知っておけば、もし愛猫が紫陽花を口にしてしまったときに出てきた症状で、少量だったのか大量だったのかが判断できるかもしれません。


もし、猫が紫陽花を少量、口にしてしまった場合は、嘔吐の症状が現れます。


猫が嘔吐する姿はめったに見ないため、すぐにおかしいということに気が付くはずです。


胃にあるものを外に出そうとするような状態になりますので、何かを食べたということに気が付くはずです。


嘔吐の他には、極端に元気がなくなり、ぐったりとしてしまいます。明らかに調子が悪いことが猫の状態でわかるずです。

紫陽花を食べた場合の症状:大量の場合

では、猫が紫陽花を大量に口にしてしまった場合には、どのような症状が現れるのでしょうか。


先ほどの少量とは違い、大量に口にしてしまった場合には、さらにわかりやすく症状が出てきます。


大量に食べてしまうと、猫は昏睡状態になります。さらに呼吸困難の症状も同時に現れます。


呼吸困難に陥ると、息苦しく呼吸するようになりますので、注意深く観察していると気が付くはずです。


また、その他の症状として麻痺、痙攣、下痢の症状も出てきます。


このような症状が何度も繰り返されることもありますので、明らかに状態がおかしいと思うはずです。


さらにこうした症状が治まらない場合は、最悪死に至ります。とにかく、飼い主は少しでも早めに専門のクリニックに相談をするようにしてください。

愛猫が紫陽花を食べた場合の対処法を紹介


もし、愛猫が紫陽花を食べてしまった場合は、間違いなく飼い主はパニックになってしまうでしょう。


どのような対処法を取るべきか、正しい知識を持っていなければわからないはずです。しかし、事前に対処法を知っておけば、愛猫は助かるかもしれません。


この項目では、

  • 紫陽花を食べた場合の対処法:食べてから1時間以内の場合
  • 紫陽花を食べた場合の対処法:食べてから1時間以上の場合
について詳しく解説していきます。

猫を飼っている人は、必ずチェックしてください。

紫陽花を食べた場合の対処法:食べてから1時間以内の場合

紫陽花を愛猫が食べてしまって、1時間以内の場合は、どのような対処を行うべきでしょうか。


もし、愛猫が紫陽花を口に入れてしまった状態のときには、すぐに口を開かせて紫陽花を口から出してください。


しかし、既に飲み込んでしまった場合には、紫陽花を吐かせる必要があります。


紫陽花の毒は強いですが、飲み込んで1時間以内であれば毒は体の中に回っていくことは少ないです。


しかし、1時間以上経った場合は、毒が体に回っていきますので、できるだけ1時間以内に吐かせるようにしてください。


もちろん、動物病院には行く必要があります。吐かせても紫陽花が胃に残っていることもありますので、吐かせる措置を取った後に、正しい治療を受けるようにしてください。

紫陽花を食べた場合の対処法:食べてから1時間以上の場合

もし、紫陽花を食べてから1時間以上の場合には、どのような対処を取るべきでしょうか。


1時間以上経ってしまっていても、動物病院で胃の洗浄が行われることで対処できるかもしれません。


ただし、この1時間というのは紫陽花を食べた場を目撃してからなのか、または症状が現れてからなのかで随分違いがあります。


紫陽花は毒性が強いため、どの時点で飼い主が気が付いてあげるのかが重要になります。


いずれにしても、飼い主が愛猫の異変に気が付いたときには、すぐに動物病院で治療を行ってください。


また、もし愛猫が嘔吐した場合は、その嘔吐とした物を動物病院に持って行ってください。


嘔吐物から何を食べてしまったのかがわかりますので、病院での処置も早くなります。

愛猫が紫陽花を食べた場合に口内からつまみ出す方法とは?


愛猫が紫陽花を食べた場合は、どのような方法で口内からつまみ出すべきでしょうか。


もし、愛猫が紫陽花を食べてしまい、まだ口の中にあるという状況の場合は、飲み込む前にすぐに口の中から紫陽花を取り出す必があります。


しかし、人間同士であれば言葉などを通じて口から出すことができますが、猫の場合は言葉が通じないため、口から紫陽花を取り出すことはとても難しいです。


ただし、愛猫の命がかかっている状況のため、愛猫が口を開かない、嫌がっている状況でも無理にでも開かせる必要があります。


両手で口を開かせ、その状態をキープしましょう。そして、割りばしなどを使って、口の中からつまみ出す方法をおすすめします。


先が尖ったようなものは愛猫の口の中を傷付けてしまう恐れがありますので、割りばしを使って上手に取り出してください。


一人が口を開かせ、もう一人が割りばしでつまみ出す方法がやりやすいです。一人しかいない場合でも、早めに強引に口の中から取り出してください。

まとめ:愛猫が紫陽花を食べたら動物病院へ

ここまで、もし愛猫が紫陽花を食べてしまった場合の対処法等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? 


この記事では、

  • 猫にとって紫陽花は猛毒の花のため注意
  • 紫陽花は花だけではく茎にも根にも毒性がある
  • 紫陽花を食べると嘔吐やめまい、下痢などが起こり最悪死に至る
  • 愛猫が食べてしまった場合は早めに専門の医師に相談をする

以上の内容を詳しく解説してきました。


紫陽花は綺麗な花を咲かせますが、毒性が強い植物です。愛猫が誤って口に入れてしまった場合には、速やかに解説した対処法を実行してください。


またMOFFME「https://moffme.com/」では、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!