これからの寒い時期に美味しくなるブリ。様々な食べ方が楽しめるブリですが、骨や脂などが多いブリを愛犬に与えても大丈夫なのでしょうか。今回のMOFFME記事では、愛犬にブリを与えることのメリットや注意点などを詳しく紹介していきます!
この記事の目次
目次を閉じる愛犬にブリを与えても大丈夫?メリットや注意点などを紹介!
皆さん、魚のブリはお好きですか?11月~2月の寒い時期に旬を迎えるブリは、脂が乗っていてとっても美味しいですよね!
ブリはお刺身・煮つけやぶり大根など、様々な食べ方で楽しむ事の出来るお魚ですが、そのおいしさを愛犬とシェアできるって知ってましたか?適切な調理を行えば、美味しいブリを愛犬と一緒に食べられるそうです!
今回のMOFFMEは、愛犬と一緒に食べらるブリについて徹底的に調査してきました。
- 愛犬にブリを与えても大丈夫なのか
- 愛犬へのブリの与え方とメリットを紹介
- 愛犬にブリを与える際の注意点を4つ紹介
愛犬にブリを与えても大丈夫なのか
まず心配なのが、愛犬がブリを食べても大丈夫なのか?という点ですよね。皆さんご存知の通り、魚や貝などの魚介類には特に注意が必要です。
日本人は特に魚介類を生で食べる習慣がありますが、愛犬にとっては消化の難しい物であったり、お腹を壊してしまう可能性もあります。しかし、今回のブリについては、適切な調理を行えば与えて大丈夫なんだそうです。
詳しくは以下の2つから紹介していきます!
- 結論:愛犬がブリを食べても大丈夫
- ブリとハマチの違いとは
結論:愛犬がブリを食べても大丈夫
実は現在日本で一般的に流通している魚の多くは、愛犬に与えても問題はありません。ドッグフードによく使用される、ビーフやチキンに対してアレルギーや好みが合わないようなワンちゃんに向けて、魚ベースのドッグフードも販売されています。
今回のブリにおいても、与える量と調理方法に注意すれば愛犬に与えても問題ありません。
この次の章でも紹介しますが、むしろ健康を維持するのに役立つ成分がたっぷり含まれているんです。
ブリとハマチの違いとは
ブリもハマチもよく耳にする魚ですが、実はどちらも同じ魚の事を表しているって知っていましたか?ブリは、その成長過程によって名前の変わる出世魚の1つです。
関東 | 関西 | |
---|---|---|
稚魚 | ワカシ | ツバス、ヤズ |
35cm以下 | ワカシ | ツバス、ヤズ |
35cm~60cm | イナダ | ハマチ |
60cm~80cm | ワラサ | メジロ |
80cm以上 | ブリ | ブリ |
この表のように、関東と関西でも呼び方が異なっています。しかし現在では、関東でもハマチの名は一般的になってきていますね。
ブリよりも小さく成長途中であるハマチは、ブリの旬が冬であったのに対して、夏ごろが旬と言われています。その時期にあった、旬の美味しいお魚を頂きたいですね!
愛犬にブリを与え方とメリットを紹介
愛犬にブリを与えても大丈夫をお伝えしましたが、むしろブリを与える事には、メリットが沢山あるんです。健康な生活を維持する為にも、愛犬の食事に是非ブリを取り入れたいですね!
- 愛犬にブリを与え方:ブリは茹でるなど加熱してから与える
- 愛犬にブリを与えるメリット:犬の健康に役立つ食材
愛犬にブリを与え方:ブリは茹でるなど加熱してから与える
愛犬にブリを食べてもらう際には、必ず加熱をしてから与えましょう。次の章で詳しく解説していますが、生の魚にはアニサキスという寄生虫が潜んでいる可能性があります。
加熱の方法は焼いても良いですが、手軽に茹でる方法をオススメしています。脂の乗った旬のブリは大変美味しいですが、愛犬にとっては脂質が多すぎてしまうのです。
茹でて脂を落としてあげるくらいが、美味しく健康に食べられます。
愛犬にブリを与えるメリット:犬の健康に役立つ食材
ブリに限られた事ではありませんが、魚に含まれるDHAやEPAは青魚特有の栄養素です。人間向けのサプリメントでも、人気の高い成分なので耳にした事はあるのではないでしょうか。
この成分の何が良いのかというと、DHAは脳の働きを活発にすると言われています。学習や記憶能力の向上に効果があるとされて、認知症の予防にも役立つそうです。
EPAという成分は、コレステロールや脂肪を減少させて、血流を良くする効果があります。血流が滞る事で、動脈硬化や心筋梗塞など命に係わる病気のリスクが高まります。
これらの成分を積極的に摂取する事で、愛犬には健康で長生きしてもらいたいですね。
愛犬にブリを与える際の注意点を紹介
早速愛犬にブリを与えよう!とお考えの飼い主さん、ちょっとお待ちを!愛犬がブリを食べても大丈夫とお伝えしてきましたが、注意をして頂きたい点もあるのです。
- 愛犬にブリを与える際の注意点① 肥満になりやすい
- 愛犬にブリを与える際の注意点② 血合いは取り除く
- 愛犬にブリを与える際の注意点③ 魚の骨は取り除く
- 愛犬にブリを与える際の注意点④ 生のブリを与えるのは絶対NG!
愛犬にブリを与える際の注意点① 肥満になりやすい
旬のブリが美味しいとされているのは、1年の中で最も脂が乗っているからなんだそうです。たしかに、口に入れた途端甘く広がる脂は魅力的・・・。
ですが、愛犬にブリを与える場合は注意してください。ブリの脂質はとても多く、人間と同じ感覚で与えているとあっという間に肥満や病気の原因になってしまいます。
普段ドッグフードを食べているワンちゃんが、オヤツとしてブリを食べるのであれば、少量にしましょう。また手作りごはんに混ぜて与える場合も、茹でて脂を減らした状態で与えると良いでしょう!
愛犬にブリを与える際の注意点② 血合いは取り除く
魚には血合いと呼ばれる部分があります。その名前から、血の塊をイメージしてしまいますが、血ではなく筋肉なんだそうです。
血合いは新鮮な状態では赤黒く、時間が経つにつれて黒ずんできます。その特性から、魚を購入する際に新鮮度合いを見極めるポイントにもなっています。
血合いはよく動かす筋肉であるため、タンパク質が多く脂質の少ない部位です。人間であれば、見た目が気にならなければ食べてしまって大丈夫。しかしワンちゃんに与える時は取り除いておく事をオススメします。
血合いを食べてしまっても問題ない場合が多いですが、生臭さの原因になるため、愛犬が好まない事があります。
愛犬にブリを与える際の注意点③ 魚の骨は取り除く
ブリに限らずですが、魚を愛犬に与える際には必ず骨を取り除いてあげましょう。ワンちゃんは食事をほぼそのまま飲み込んでしまいます。骨があれば喉や内臓に刺さってしまう危険性が高いです。
幸いブリは、比較的小骨が少ない魚です。固く大きな骨を除けば与える事が出来るでしょう。火を通したブリが触れる位冷めたら、手で身をほぐしてあげると、骨の取り忘れチェックもできますし、愛犬も食べやすいはずです。
もし万が一魚の骨が喉に刺さって苦しそうにしている場合は、すぐに動物病院へ連絡しましょう。放っておくとさらに重篤なケガの原因になります。
愛犬にブリを与える際の注意点④ 生のブリを与えるのは絶対NG!
愛犬にブリを与える際は、茹でるなどして脂質を落とす必要があるとお伝えしましたが、脂質以外にも生のブリを避けたい理由があります。
1つはアニサキスという寄生虫です。アニサキスは魚の臓器に寄生している虫で、成長した虫だと肉眼で見つける事ができる虫です。魚の鮮度が落ちてくると、臓器から筋肉へと移動してきます。
もしそのまま生で食べてしまうと、胃の壁や腸の壁から侵入して食中毒を起こしてしまいます。症状は胃などの激しい痛みや嘔吐の症状が発生するとされています。
もう1つはビタミンB1欠乏症の危険です。ブリに含まれるチアミターゼという成分には、体内のビタミンB1を減らしてしまう特徴があります。
ビタミンB1は炭水化物の消化などに影響しているため、欠乏してしまうと消化不良などを起こす可能性があります。加熱する事でチアミターゼは分解されるので、火を通してから与えましょう。
まとめ:犬用フードをブリで作ってみよう
今回は冬に旬を迎えるブリを、愛犬と一緒に楽しむ方法について解説してきました。ブリは愛犬に与えても問題ありません。むしろこのようなメリットがありました。
- 脳の働きを助け、学習能力向上や認知症予防に効果的なDHA
- コレスレロールや脂肪の減少に役立つEPA
- 愛犬にブリを与える際の注意点① 脂質が多いため肥満になりやすい
- 愛犬にブリを与える際の注意点② 生臭さの原因、血合いは取り除く
- 愛犬にブリを与える際の注意点③ 喉に刺さると危険な魚の骨は取り除く
- 愛犬にブリを与える際の注意点④ 生のブリを与えるのは絶対NG!
初物は寿命を延ばす縁起の良い食材とも言われています。初ブリを手に入れたら、愛犬用フードを作って、一緒に味わってみてはいかがでしょうか?
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!