人見知りをする猫はとても多いです。家に知らない人が来る度に隠れたり逃げたりする人見知り猫。愛猫の人見知りを治す方法はあるのでしょうか。今回のMOFFME記事では、愛猫の人見知り原因・対処法・人見知りが始まる時期について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる愛猫の人見知りは治るの?理由や対処法、始まる時期などを紹介
- 愛猫が人見知りをする理由を紹介
- 通常人見知りはいつから始まる?
- 人見知り猫に対する接し方、人見知りを治すトレーニングを紹介
愛猫が人見知りをする理由を紹介
まずは、愛猫が人見知りをする理由について解説します。猫を飼っている人なら、猫の人見知りがなぜ起こるのか気になっていたはずです。
猫が人見知りをするのは、猫の性格が大きく関係しています。
どういった習性があるのかなどを知れば、人見知りをするのが理解できるかもしれません。
この項目では、
- 人見知りをする理由:警戒心が強い習性
- 人見知りをしない猫もいる
人見知りをする理由:警戒心が強い習性
猫はとても警戒心が強い生き物です。猫を見つけても、なかなか近くまで近付けないと感じた人は多いはずです。
近くまで行こうとすると、猫はすぐに逃げてしまうイメージが強いでしょう。これは猫が警戒心が強い習性があるからです。
猫は慣れていない人に対しては敵と見ている傾向があります。これは人間に対してだけではなく、猫同士でも同じです。
初めて会った同士の猫でも、お互いが警戒心を高めて近付かないことはよくあります。また、猫は興味を示せば示すほど、警戒心を強める傾向にもあります。
道端で猫を見つけたときには、目を合わせると警戒心を強めてすぐに逃げます。反対にこちらが興味を示さない態度を取ると、猫は警戒心を緩めます。
人見知りをしない猫もいる
通常人見知りはいつから始まる?
猫の人見知りはいつから始まるのでしょうか。
実は猫は生まれてすぐ、人見知りが始まるわけではありません。生まれてすぐはそうした人見知りはなく、むしろフレンドリーに近寄ってきます。
もちろん、個体差はありますが、人見知りが始まるおおよその時期を知っておけば、しつけがしやすいかもしれません。
この項目では、
- 人見知りが始まる時期:生後3ヶ月から
- 個性によって2週間前後で始まる
人見知りが始まる時期:生後3ヶ月から
猫はどのくらいの時期から人見知りが始まるのでしょうか。どうやら多くの猫は生後3ヶ月頃から人見知りが始まるようです。
猫は生後3ヶ月頃から一気に脳が発達します。
つまり、生後3ヶ月頃まではまだ脳が発達していないために、誰が敵なのか、そして何が危険なのかがわかっていない状態なのです。
しかし、3ヶ月を過ぎた頃から一気に脳が発達しますので、危険なことが理解できるようになります。
また、危険かどうか判断ができない場合には近付かないという考え方にもなりますので、人見知りが強くなります。
もし、生後3ヵ月から急に愛猫が人見知りが激しくなった場合は、ある意味では正常な成長と言えるでしょう。
自分飼っている愛猫をしっかりと観察してあげてください。
個性によって2週間前後で始まる
ただし、先ほどの3ヵ月というのはあくまでも目安です。個性によっては2週間前後で人見知りが始まる猫もいます。
人見知りの度合いにも個性により違いがありますので、飼っている猫がイメージ通りの性格に成長するかはわかりません。
また、猫は一度危険と感じたことは長く覚えています。
生まれて2週間ほどでこうした感情が芽生えることもありますので、もしこの間に人間のことが危険だと覚えてしまうと、いつまでも人見知りになってしまう可能性があります。
つまり、トラウマのような状態になるということです。
できる限り生まれたときから人間にしっかりと慣れさせ、危険ではないことを教えることができれば、子猫のときから人見知りがない状態で成長するかもしれません。
人見知り猫に対する接し方、人見知りを治すトレーニングを紹介
飼っている愛猫がどうしても人見知りが酷いと感じたときには、どのような方法で治すべきでしょうか。
人見知りが治れば、より多くの人から可愛がってもらえるかもしれません。実は人見知りを治すことができるトレーニング方法があるのです。
この項目では、
- 前提:強引なスキンシップはNG
- 人見知り猫に対する接し方① 瞬きをゆっくりする
- 人見知り猫に対する接し方② 小さく高い声を意識
- 猫の人見知りを治すトレーニング:客が来たタイミングでおやつ
前提:強引なスキンシップはNG
まず、大前提として強引なスキンシップはNGです。
飼っている愛猫の人見知りが治らないと感じて、力づくでスキンシップを取ろうとする飼い主もいます。
そうすることで人間に慣れてくれると判断するかもしれませんが、こうした強引なスキンシップは余計に猫は人間嫌いになってしまいます。
猫はもともと強引なスキンシップを嫌がります。自分がスキンシップを取りたいと感じたときに取れるのが好きなためです。
強引な方法ではなく、徐々に時間をかけて慣れていくのが一番です。あくまでもスキンシップを取るペースは猫に与えてください。
猫のペースでじっくとスキンシップを取ることで、猫は安心感を得ることができ、結果的に人見知りが治っていくでしょう。
人見知り猫に対する接し方① 瞬きをゆっくりする
猫はとても警戒心が強い生き物です。相手を警戒しているときには、その相手の目をじっくりと見ています。そのときに早い瞬きをすることは避けましょう。
実は猫は猫同士でスキンシップを取るときには、瞬きをゆっくりと行います。また、猫同士で挨拶をするときにも、ゆっくりと瞬きをします。
このゆっくりとした瞬きが大きなポイントになります。
もし、仲良くなりたい猫が逃げてしまったときには、目を合わせてゆっくりと瞬きをしてください。
こちらに警戒心がないことや、仲良くなりたい意思があることを猫に伝えてください。
これにより猫が近付いてきてくれれば、お互い信頼関係が成立したと思っていいでしょう。
こうしたことを繰り返して、その猫に人間は安全な生き物ということを覚えさせていきましょう。
人見知り猫に対する接し方② 小さく高い声を意識
また、小さな声で猫の名前を呼んであげることも効果的です。そもそも猫は大きな物音などがとても苦手です。
優しい声で呼んであげても、大きな声だと警戒をしてしまいます。
できるだけ小さな声で名前を呼んで、さらには高い声を出すことを意識して接してください。
こうすることで猫は安心感が出て、自ら近付こうとしてきます。しかし、ここで無理に猫を捕まえるようなことをすれば、驚いてしまいます。
猫は裏切られたという気持ちになってしまい、その人には一切近付こうとしなくなるかもしれません。
小さな声で猫を呼んで近付いてきたら、まずは猫から触るまで待ってあげてください。重要なことは、時間をたっぷりとかけて慣れさせていくことです。
猫の人見知りを治すトレーニング:客が来たタイミングでおやつ
エサを使ったトレーニングも人見知りを治すのに効果的なアイテムです。
客が来たタイミングでいつもエサを与えることで、客が来ると良いことがあるということを覚えさせましょう。
もちろん、一度ではなく何度もそうしたトレーニングを続けることが重要です。何度も繰り返すことで、客が来ることが待ち遠しくなってくるでしょう。
同時に、客が居て欲しいという気持ちに変わり、人見知りが治っていきます。
エサはいつもご飯としてあげているものではなく、その猫が大好きなおやつなどにしてください。
その方がより効果的にトレーニングが進みます。このトレーニング方法も根気が必要になりますが、おそらく徐々に愛猫は人間が好きになっていきます。
まとめ:猫の人見知りは本能!
ここまで、愛猫が人見知りをしてしまう原因、さらにはその治し方等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事では、
- 猫は警戒心がとても強いために人見知りをする
- そもそも人見知りをしない猫もいる
- 早ければ生後2週間ほどで人見知りが始まることもある
- 強引なスキンシップで人見知りを治すことはNG
- 少しずつ人見知りを治すトレーニングが効果的