寝てる時等に普段より愛猫の鼻が赤いと飼い主さんは心配になってしまうかと思います。猫の鼻が赤い際には病気・くしゃみ以外にも様々な原因が考えられます。今回のMOFFME記事では、猫の鼻が赤い原因・鼻の色が変わる理由・対処法などを紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じる愛猫の鼻が赤いのはなぜ?原因・対処法・鼻の色が変わる理由
猫は種類ごとに鼻の色が様々ですが、鼻が赤く変化してしまうことがあります。鼻が赤くなったところを見たら飼い主さんは心配すると思います。
鼻が赤くなってしまうのにはどんな理由があるのでしょうか。また、どう対処していいのかわからず、悩んでしまう飼い主さんが多いと思います。
今回「MOFFME」では、猫の鼻が赤く変化する理由や赤くなってしまったときの対処法などについて書いていきます。
内容としては
- 愛猫の鼻が赤い場合の原因を紹介
- 病気以外で鼻の色が変化する2つの理由とは?
- 猫の鼻が赤い場合に原因として考えられる3つの病気とは?
- 愛猫の鼻が赤い場合の2つの対処法を紹介!
猫を飼っている方や今後飼う予定がある方などは最後までご覧ください。
愛猫の鼻が赤い場合の原因を紹介
愛猫の鼻が赤くなってしまうのは、何が影響して起こることなのか知っていますか。
鼻が赤くなってしまう原因がわかれば、赤くなることを防ぐことができたり、対処が早くできたりします。
鼻が赤くなってしまう原因がわからないという方に向けて、鼻が赤くなる原因について紹介していきます。
鼻が赤い場合の原因としては
- 熱がある
- 外傷がある
- 腫瘍がある
以上の3つです。
鼻が赤くなってしまったときに慌てないためにも鼻が赤い場合の原因を覚えておきましょう。
猫の鼻が赤い原因① 熱がある
猫の鼻が赤く変化する原因として、熱があることが考えられます。
人間も熱があるときは、身体の至る所が赤くなります。猫も人間と同様で、熱があると赤くなります。
猫の鼻が赤い状態で熱があるときは、食欲がなくなったり、元気がなかったりと明らかな異常が出てきます。異常が見られたときは、体温を測ってみましょう。
体温の測り方としては、体温計の先端に食品用ラップなどで巻いたうえで猫の肛門に差し込んで測ります。
また、猫の平熱は人間よりも高い38度台です。基本的に39.5を超えたときには発熱と判断して間違いありません。
熱を測るときに人間の体温で考えないようにだけ注意してください。
猫の鼻が赤い原因② 外傷がある
猫の鼻の一部分が赤くなっているときは、切り傷や擦り傷といった外傷がある可能性があります。
外傷ができていて、出血しているときは、血を舐めないように傷口を水で軽く流してあげましょう。
傷口には薬をつけてあげたほうが良いのですが、鼻は猫がよく舐めてしまうところなので、舐めても悪い影響がでない薬を使用するようにしてください。
猫が舐めても大丈夫なのかわからない場合は、自己判断では絶対に使用せず、獣医師などに確認した上で使いましょう。
また、確実な方法としては、傷を獣医師に診てもらった上で薬を処方してもらうことが最も安全な方法です。
猫の鼻が赤い原因③ 腫瘍がある
猫の鼻が赤くなり、腫れているような状態になっていることがあります。その場合は腫瘍ができている可能性があります。
腫瘍は良性であればいいですが、悪性である可能性も十分にあります。悪性の場合には、命に関わってくることもあります。
また、見た目だけでは気づくことができない可能性もあるので、実際に触ってみましょう。
腫れていると触ったときにしこりのようなものがある感じがするので、腫瘍があるかもしれないと気づくことができるはずです。
良性でも悪性でも動物病院で治療を行わなければいけないことに変わりはないので、鼻が赤くなって、腫れていた場合は少しでも早く動物病院に連れていきましょう。
病気以外で猫の鼻の色が変化する2つの理由とは?
猫の鼻の色は、病気の他に日常生活を過ごす上での状況によって変わることも分かっています。
病気の影響で変わることももちろんあるのですが、病気が原因ではない状況のときにも鼻の色が変化します。
それはどのようなときなのでしょうか。また、鼻の色が変わるのにはどのような理由があるのでしょうか。
鼻の色が変化する理由としては
- 運動後や興奮時
- 成長や老化
猫の鼻の色が変化する理由① 運動後や興奮時
猫の鼻の色は熱があるわけでもなく、外傷があるわけでもない、至って健康的な状態のときにも変化することがあります。
健康的な状態なのにも関わらず鼻の色が変化するときは、運動をした後や興奮したときです。
運動した後や興奮しているときは、血行が良くなるので鼻の色が濃いピンク色になります。また、鼻に加えて耳や肉球も赤くなることが多いです。
猫の鼻などの色が本当に濃いピンクや赤色になるのかどうかは実際に遊んでみたりして、確かめてみてください。
しかし、元々鼻の色や肉球が濃いピンク色であったり、黒っぽい色の場合は鼻の色の変化はわかりずらいです。
猫の鼻の色が変化する理由② 成長や老化
猫の鼻の色は熱などの異常がなく、運動や興奮もしていない場合でも変化する場合があります。
猫に異常がなく、血行が良くなっているわけでもない状態で鼻の色が変化する理由は、成長や老化によって変化するからです。
どういうことなのかというと、子猫のときは鼻の色がピンク色でも成長していくにつれて、さらに濃いピンク色になってしまうことがあります。
また、めったにあることではありませんが、シニア猫になって老化していくと色素沈着によって鼻の色が濃くなっていくこともあります。
猫の鼻の色が変化したとしても、食欲がなかったり、腫れているなどの異常が見られない場合には、成長が原因である可能性が高いので、心配する必要はありません。
猫の鼻が赤い場合に原因として考えられる3つの病気とは?
猫の鼻の色が赤く変化したときは、病気に罹っている可能性があります。
猫の鼻が赤くなってしまった場合に原因として考えられる病気とはどのような病気なのでしょうか。
- 貧血
- 扁平上皮癌
- 好酸球性肉芽腫症候群
貧血
猫の鼻の色が変化する原因として考えられる病気として、貧血があります。
貧血になる原因としては
- 出血
- 赤血球が破壊される
- 赤血球が作れなくなる
- 呼吸器官の病気
- 心疾患
- 寄生虫
などがあります。
貧血になって、赤血球が少なくなってしまった場合、猫の鼻の色などが白っぽくなります。
また、症状としては初期症状であれば、食欲の低下や元気がないなどです。
しかし、重症になると、呼吸をすることが難しくなって意識を失ったり、歯茎などが白っぽくなったりします。
意識を失ってしまうと、そのまま息を引き取ってしまうこともあるので、貧血の症状が見られた場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
扁平上皮癌
猫の鼻の色が変化する原因として考えられる病気として、扁平上皮癌があります。
扁平上皮癌とは、皮膚の表面にできるガンのことです。白猫が発症しやすく、耳や鼻、口のあたりによく発生します。
また、扁平上皮癌は、初期症状としては少しの抜け毛と皮膚の炎症だけなので、気づきにくい病気ですが、日に日に悪化し、ただれていくようになることが特徴です。
重症化してしまうと、黒っぽいかさぶたになったり、赤い潰瘍状になったりします。
悪性腫瘍のガンではありますが、手術で取り除くことは可能なので、完治することができます。
しかし、病状が悪化し、腫瘍が大きくなってしまうと広範囲を取り除くことになってしまうため、扁平上皮癌と思われる症状が見られたら、獣医師に診てもらいましょう。
好酸球性肉芽腫症候群
猫の鼻の色が変化する原因として考えられる病気として、好酸球性肉芽腫症候群があります。
好酸球性肉芽腫症候群とは、猫の皮膚に肉芽腫という腫瘍ができる病気で、初期症状としては、抜け毛や痒みが起こります。
原因としては
- アレルギー反応
- 寄生虫の接触
- 細菌感染
- アトピー性皮膚炎
好酸球性肉芽腫症候群は、アレルギー反応が起きた際に症状を抑えるステロイド剤を投与することで完治させることができます。
また、ステロイド剤以外にも治療法はあり、猫の状態や症状に合わせて治療を行うことができます。
完治する可能性が高い病気なので、悪化する前に動物病院に連れていきましょう。
愛猫の鼻が赤い場合の2つの対処法を紹介!
愛猫の鼻が赤くなってしまったときにどう対処すればいいのか分からない飼い主さんが多いです。
そんな飼い主さんに向けて愛猫の鼻が赤くなってしまったときの対処法について紹介していきます。
猫の鼻が赤くなってしまったときの対処法は
- 安静にする
- 動物病院へ連れて行く
猫の鼻が赤い場合の対処法① 安静にする
猫の鼻が赤い場合の対処法として、まずは安静にしましょう。普段生活をしている中で猫の鼻が赤く変化することは珍しいことではありません。
鼻が赤くなる原因としては、運動後であったり、興奮しているときがほとんどなので、落ち着かせることで、赤みが引いてくることがあります。
猫の鼻が赤いと感じたら、安静にさせることを最初に行い、様子を見るようにしましょう。
猫を落ち着かせる方法としては、ゲージに入れたり、別の部屋に隔離することが一番効果的です。
また、隔離するときは猫自身が落ち着けなければ意味がないので、飼い主さんのベッドなど飼い主さんの匂いがある部屋などにしましょう。
安静にさせてから時間が経っても赤みが引かない場合に病気の可能性を視野にいれるようにしましょう。
猫の鼻が赤い場合の対処法② 動物病院へ連れて行く
猫の鼻が赤い場合の対処法として、動物病院に連れて行くという方法もあります。
鼻が赤くなること自体はよくありますが、よくあるからと言って気にしないというのは、良くありません。
気にしなければいけない理由として、病気を発症している可能性があるからです。
鼻を赤くしていた上で、腫れていたり、食欲が低下や元気がなかったりしたら病気である可能性が高くなります。
猫の鼻が赤くなったら、鼻を触ってみたり、普段と変わった様子はないか確認したりしましょう。
また、少しでも普段と違ったようが見られた場合は動物病院に行き、獣医師に診察してもらいましょう。
まとめ:愛猫の僅かな変化も見逃さないよう定期的にチェックしよう
ここまで、愛猫の鼻が赤くなってしまう原因や赤くなってしまったときの対処法などについて書いてきました。
この記事では、
- 愛猫の鼻が赤い場合の原因を紹介
- 病気以外で鼻の色が変化する2つの理由とは?
- 鼻が赤い場合に原因として考えられる3つの病気とは?
- 愛猫の鼻が赤い場合の2つの対処法を紹介!
以上の4つの内容を詳しく紹介してきました。
鼻が赤くなること自体はよく見られることです。しかし、病気の可能性があることも事実なので、心配しなくていいわけではありません。
病気に気づくためにも、日ごろから猫の様子や身体を確かめてあげて、ちょっとした変化も見逃さないようにしましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険について解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!