うさぎのペット保険!人気おすすめを徹底解説【2023年最新版】のサムネイル画像
記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

この記事の目次

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うさぎにペット保険は必要?ペット保険の必要性とは?

今回ご紹介するうさぎにおすすめのペット保険はこちら!



空前の猫ブームとともにじわじわと飼育頭数が増えているのがうさぎ。小動物の飼育頭数では不動の3位となっています。


そんなうさぎも、実は犬猫と同じように、ペット保険に加入することができます。


うさぎのペット保険に対する関心は年々高まっており、アニコム損保が毎年発行している「家庭どうぶつ白書」によると、アニコム損保のうさぎ(0歳~6歳)の契約頭数は2012年度に2,243羽だったのが、2017年度には6,649羽と3倍近くになっています。

参考:家庭どうぶつ白書2019


今回「MOFFME」では、

  • うさぎがかかりやすい病気
  • うさぎが病気になったときにかかる治療費
  • うさぎにおすすめのペット保険
を解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

うさぎはペット保険に加入する必要はあるか


うさぎは飼いやすい反面、環境の変化にとても敏感です。生まれてから1ヵ月以内のうさぎは環境の変化に耐えられず、死んでしまうこともあるといわれています。

また、ペットショップから買ってきても1週間は新しい環境に慣れさせるために、かまい続けることはせず、静かにしておく方がよいともされています。


その一方で、うさぎはとても我慢強い生き物です。たとえ、体の具合が悪くても、そのことを悟られないようにするくせがあります。


そのため、うさぎの様子には常に気をつけていなければなりません。


健康状態には注意が必要なうさぎですから、病気になった場合の治療費はいくらかかるのか、また主なうさぎの病気にはどのようなものがあるのか、知っておく必要があります。


今回は、うさぎがかかりやすい病気とその治療費から、うさぎの保険の必要性を見ていきましょう。

うさぎがかかりやすい病気・ケガ

うさぎがかかるおそれのある主な病気やケガは、以下の5つです。
  • 毛球症(胃うっ滞)
  • 不正咬合
  • 熱中症
  • 骨折や脱臼の異常
  • パスツレラ病
以下で解説していきます。

毛球症(胃うっ滞)

毛球症とは、胃腸などの消化器官の動きが鈍くなること=(胃うっ滞)で胃腸内に毛球が形成され、それによって食欲低下や排便の減少などといった症状が起きる病気です。最近では「うさぎ消化器症候群(RGIS)」と呼ばれています。


うさぎは餌を食べる時に一緒に抜け毛を飲み込んでしまうことがあり、それが胃の中で毛球を形成してしまうのです。


症状としては、

  • 食欲がない
  • うんちに異常がある(小さすぎる、少ない、毛がついている)
  • お腹を触られると嫌がる
  • うずくまっている
などが見られます。

不正咬合

不正咬合とは、切歯や臼歯が真っ直ぐ生えずに、内側や外側に向かって生えてしまうために、口の中が傷つき、それが原因となって、歯肉炎や食欲不振などの症状を引き起こす病気です。


以下の症状が見られたら不正咬合を疑ってください。

  • 食事中に食べずらそうにしている
  • 涙や目やにがよく出ている
  • 涎が出ていたり、顎が膨れている

なお、毛球症と不正咬合に共通するのは「食欲不振」という点です。うさぎにとって食欲不振というのは大問題で、基本的にうさぎは食事を摂り続けなければ生きていくことができない体の構造をしています。


24時間以上、食事を摂らない場合には命に関わるともいわれているのです。


そのため、食欲がないようであればすぐに獣医師の診察を受けるようにしましょう。


熱中症

高温で湿度が高い状況にあって体温を調節する機能がうまく働かずに、体に異常を感じるのが熱中症です。


うさぎは汗をかかず、また犬のように舌から体に溜まった熱を放出することもできません。


耳には熱を放射する機能がありますが、種類によっては、耳の小さなうさぎもいますので、体温調節が苦手で熱中症になるリスクが高い動物といえるでしょう。


症状としては呼吸が速くなる、大量のよだれを垂らす、体温が上がるなどがあり、進行するとふらつきや起立不能などを起こします。


さらに重症化すると意識がなくなり、死んでしまうおそれも。熱中症の心配があるときはすぐに獣医師に診せましょう。


骨折や脱臼の異常

うさぎの骨はもろいため、高い場所から落ちたり、強い力で抱いたりすると骨折や脱臼するおそれがあります。手足だけではなく腰椎の骨折も多く、注意が必要です。


症状としては足を引きずったり、糞や尿を出すことができない、もしくは失禁してしまうなどがあります。


パスツレラ病

パスツレラ病とは、パスツレラ菌という細菌によって引き起こされる感染症です。


多くのうさぎはもともと体内にパスツレラ菌をもっているといわれており、健康な状態の時には何ら問題はありませんが、ストレスなどの原因で免疫力が落ちてしまった場合に、鼻水やくしゃみ、目やにや涙目・結膜炎、さらには内耳に感染すると斜顎といった症状を引き起こします。


パスツレラ病を発症した場合、完全な治療は不可能といわれていますので、予防が重要となります。

うさぎがペット保険に入っていない場合の治療費は?

うさぎの具合が悪くなった時の治療費はいくらかかるのでしょうか。

毛球症(胃うっ滞)で手術した場合の治療費の一例は以下のようになります。
治療内容費用
再診料(8日間)8,000円
入院料(8日間)16,000円
レントゲン検査(1回)7,000円
血液検査(1回)6,000円
造影検査(1回)2,000円
手術料(1回)100,000円
静脈内点滴(8回)40,000円
皮下注射(7回)21,000円
消費税16,000円
合計金額216,000円

参考:アニコム損保パンフレット

※記載の金額はあくまでも一例であり、医療水準を案内するものではありません。


これは高額な例ではありますが、動物の治療は人間とは異なり自由診療のため、すべて100%負担になります。


できるだけ病気にかからないよう、健康管理をしていくことが大切です。

大切なうさぎを病気にしないために普段から健康管理を心がけよう


上記の費用がかからないように、大切な家族であるうさぎの健康管理には気をつけたいものです。

健康管理の方法については、次のことが重要だと言われています。

  1. 温度や湿度に気を配る
  2. ケージ内は常に清潔に保つ
  3. 多頭飼育をする場合には、避妊・去勢手術を行う
  4. 抱っこの仕方に気をつける(うさぎの骨は折れやすいため、誤って床に落としたりすると骨折のおそれがある)
  5. 食事に気をつける

特に5の食事については与えるペレットの種類に気をつける必要があります。ペレットは牧草だけでは不足しがちな栄養分を補充し健康管理に役立てるために必要な食材です。


しかし、与える際には注意が必要なことがあります。


たとえば、ペレットの中にはおいしくするために様々な添加物を使用しているものがありますが、うさぎの健康を考えた場合には、極力添加物が使用されていないものを選ぶことがおすすめです。


添加物を使用しているペレットの中には高カロリーのものがあり、与え過ぎるとうさぎの健康を損なうおそれがあるからです。

うさぎのペット保険で注意すべきポイントとは?避妊手術などは補償適用外


ここまでうさぎの病気などについて見てきましたが、ペット保険を選ぶ際に注意すべきなのはどんなところでしょうか。


以下では注意すべきポイントについて

  1. 適用外の手術について
  2. 通院補償について
  3. 年齢制限について
これらの3つを解説します。

うさぎのペット保険のポイント①:避妊手術などの適用外手術も

よく勘違いされやすいのが、病気の予防手術や避妊手術は対象外だということです。


うさぎを飼っている方の場合、避妊・去勢手術を行う方も多いと思います。ただ、それらは全て補償対象外となります。


また、ワクチンや健康診断、歯切り等も対象外となります。ただ、これらについては特約で補償されることもあります。気になる人は特約を付けてみるのもいいかもしれません。


さらに、病気になってから加入を検討する方もいらっしゃいますが、残念ながら基本的に病気の状態で加入できるペット保険はありません。


ただ、病気によっては加入できることもありますので、一度資料を請求してみると良いでしょう。

うさぎのペット保険のポイント②:通院補償が付いているものを選ぼう

うさぎの病気は入院よりも通院で治療が行われるほうが多いようです。

たとえば、不正咬合などは1日の治療ですむことも多く、症状が重い場合でも通院による治療が主流といわれています。


入院補償だけの保険では、いざという時に使えない保険になってしまう可能性が高いです。


通院補償が手厚い保険を選ぶようにしましょう。

うさぎのペット保険のポイント③:年齢制限には注意しよう

ペット保険では、保険加入にあたって年齢制限を設けています。年齢条件の上限を超している場合には、保険に加入することができません。

また、保険の更新についても同じように年齢制限を設けている保険会社もあります。


そのため、加入にあたっては、飼っているうさぎの年齢を確認することが必要です。


うさぎの年齢は血統書やワクチン証明書によって確認することができますし、もしも、正確な年齢が不明な場合には最寄りの動物病院で推定年齢を調べることができます。

うさぎにおすすめの人気のペット保険を紹介!


うさぎを対象としたペット保険を取り扱っている保険会社は、次の2社※です。
  1. アニコム損保
  2. SBIプリズム少短(旧:日本アニマル倶楽部)

それぞれに特長がありますので、一つずつ見ていきましょう。


※他にもアイペット損保の保険など、ペットショップ限定の保険は存在しますが、ネットで加入できるのはこの2社になります(2020年8月現在)。また、共済も存在しますが、今回は紹介しません。

うさぎにおすすめの保険①:アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
アニコム損保のペット保険、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、窓口精算を行うことができることが特長の保険です。

アニコム損保が発行している「どうぶつ健康保険証」を対応病院に提示すれば、自己負担分の治療費を支払うだけで治療費の精算が完了します。


「どうぶつ健康保険証」を利用した窓口精算の対応病院は全国に約6,500病院※あります。対応病院なら保険金請求の手間がかかりません。※2020年3月時点


うさぎ0歳の場合、以下のような保険料になります。

70%プラン50%プラン
加入年齢3歳11ヶ月まで3歳11ヶ月まで
通院支払限度額
通院支払限度日数
14,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
入院支払限度額
入院支払限度日数
14,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
手術支払限度額
手術支払限度回数
140,000円/回
年間2回まで
100,000円/回
年間2回まで
保険料(月払)3,270円2,460円
保険料(年払)35,680円26,820円

※保険料や補償内容は変わることがあります。詳しくは重要事項説明書や約款を参照してください。


また「どうぶつ健保ふぁみりぃ」はうさぎ以外にも犬・猫・鳥・フェレットも申込みすることができます。


犬・猫は7歳11ヶ月まで、鳥・うさぎ・フェレットは3歳11ヶ月まで申込みすることができ、終身継続可能です。


気になる方はぜひ以下のボタンから資料請求・申込みをしてみてください。

資料請求・申し込みをする

うさぎにおすすめの保険②:SBIプリズム少短の「プリズムコール®︎」

SBIプリズム少短の「プリズムコール®︎」

SBIプリズム少短のプリズムコール
SBIプリズム少額短期保険株式会社※のペット保険、「プリズムコール®︎」は保障割合100%が特長の保険です。
※旧社名:日本アニマル倶楽部


保険料がずっと変わらないのも特長で、保険料が高くなりがちな高齢になっても安心です。

うさぎ0歳の場合、以下のような保険料になります。
グリーンプランIIオレンジプランIIホワイトプランII
加入年齢満11歳未満まで満11歳未満まで満11歳未満まで
入院補償限度額/年間日数10,000円/60日8,000円/30日10,000円/30日
通院補償限度額/年間日数5,000円/60日4,000円/30日保障されません
手術補償限度額/年間回数90,000円/2回60,000円/2回150,000円/2回
保険料(月払)4,230円3,670円1,910円
保険料(年払)46,560円40,400円21,080円

※詳しい保険料、保障内容につきましては、重要事項説明書をご確認ください。


通院に備えることのできる、ホワイトプランⅡとグリーンプランⅡが特におすすめです。


うさぎの場合には生後30日から満11歳未満までが加入・更新可能となります。老齢になってから入るのも良いかもしれません。


気になる方はぜひ以下のボタンから資料請求・申込みをしてみてください。

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まとめ:うさぎの保険はしっかりと比較して決めよう!

うさぎの保険についての理解は深まったでしょうか。


この記事では、

  • うさぎがかかりやすい病気やけがは毛球症や熱中症、骨折、パスツレラ病など
  • うさぎのペット保険は、アニコム損保とSBIプリズム少短(旧:日本アニマル倶楽部)が取り扱っている
  • アニコム損保では「どうぶつ健保ふぁみりぃ」に加入できる
  • SBIプリズム少短では「プリズムコール®︎」に加入できる

について解説しました。


うさぎの治療費は全額自己負担であり、予想以上に高額な治療費を請求される可能性もあるためペット保険に加入するのがおすすめです。


アニコム損保とSBIプリズム少短の資料をよく読んで検討してみてください。


MOFFMEではこの記事の他にもペット保険に関する記事を多数公開しています。ぜひご覧ください。

募集文書番号:W2008-0044

募集文書番号:JACAP202000075