インコや文鳥などの鳥におすすめの人気ペット保険を徹底解説!【2024年最新版】のサムネイル画像

インコや文鳥、ジュウシマツやオウム、ヨウム、カナリアなど多くの鳥類がペットとして飼育されています。鳥でも加入できるペット保険がありますが、果たして鳥にもペット保険は必要なのでしょうか。この記事では、鳥のペット保険に加入する必要性やメリット・デメリット、かかりやすい病気や診療費について解説していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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鳥もペット保険に加入する必要はあるの?

すぐにペット保険について確認したい方はこちらから確認できます。

保険会社保険商品
アニコム損保どうぶつ健保ふぁみりぃ
SBIプリズム少短プリズムペット

セキセイインコや文鳥などの小鳥は愛らしい見た目と人懐っこい性格から人気が高いペットです。


その他にも、ジュウシマツやオウム、ヨウム、カナリアなどさまざまな鳥類がペットとして飼育されています。


鳥も人間と同様に、ケガや病気を負ってしまうリスクが常に存在しています。


大切な家族の一員が病気になった場合、動物病院でどれくらいの費用がかかるのか不安になったりペット保険の加入を考える方もいるのではないでしょうか。


アニコム「家庭どうぶつ白書2023」によると、2016年度には鳥の契約数は1,345羽だったのに対し、2021年度には10,591羽となんと8倍近くにも増えています。


しかし、鳥にもペット保険への加入は必要なのでしょうか。 


ここでは、

  • 鳥のペット保険に加入するメリット
  • 鳥のペット保険に加入するデメリット
について解説していきます。

鳥のペット保険に加入するメリット

ペット保険に加入することのメリットは3つあります。

  • 万が一のケガや病気に備えられる
  • 治療の幅を広げることができる
  • 病院に行くハードルが下がる
ペット保険未加入の場合、診療費がどんなに高額になってしまっても全額自己負担になります。

アニコム「家庭どうぶつ白書2019」によると、1羽あたりの年間診療費の平均が、5〜6歳では116,102円にも及ぶというデータが取れています。(肝・胆道系および膵の疾患の場合)

これは平均ですので、さらに高額な診療費がかかっているケースがあるということです。

ペット保険に加入していれば、このように高額な診療費がかかってもその一部を補償してくれます。

そのため、「お金がなくて治療を受けさせてあげられない」という選択を避けることができたり、より高額な治療を受けさせてあげられるなど、治療の選択肢の幅を広げられることにも繋がりますね。

さらにペット保険に加入していれば、些細な気になることでも病院に通いやすくなることもメリットと言えます。

鳥のペット保険に加入するデメリット

ペット保険への加入にメリットがある一方で、デメリットも存在します。

  • 掛け捨てのため貯蓄性がない
  • 全ての治療が補償されるわけではない
ペット保険は掛け捨てのため貯蓄性がありません。

さらに全ての治療が補償されるわけではありませんので、保険に加入していても保険が利用できない場合もあります。

ペット保険に加入する場合には、どんな治療が補償対象外となるのか、をしっかり理解して加入をしましょう。

保険を使おうと思ったのに補償対象外の治療であったり、そもそも保険を利用する機会がなければ、ペット保険に加入していても、支払っている保険料がもったいなく感じることがデメリットになるでしょう。

しかし、鳥は、ケガや病気を隠す習性があると言われているため、病気が見つかった時には、手術など大きな治療が必要になるケースもあります。

そのため、小さな異変を見つけてすぐに病院にかかることが鳥と長く生活していく秘訣となるでしょう。

あらかじめペット保険に加入することで、このように些細な異変でもためらいなく病院に通うことができたり、突発的な治療にも備えることができるため、鳥にもペット保険が必要と言えるのではないでしょうか。

鳥におすすめの人気ペット保険を徹底解説!


鳥を対象としたペット保険を取り扱っている保険会社で、Webから加入できる保険はこの2つのみです(※2023年3月現在)

保険会社保険商品
アニコム損害保険どうぶつ健保ふぁみりぃ
SBIプリズム少額短期保険プリズムペット

それぞれに特長がありますので、一つずつ見ていきましょう。

鳥の保険①:アニコム損害保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」


1つ目のペット保険は、アニコム損害保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」です。


3歳11ヶ月までに新規申込みをする必要がありますが、終身継続可能です。


「どうぶつ健保ふぁみりぃ」のメリット

  • どうぶつ健保対応病院では窓口精算が利用できる
  • 更新の年齢に制限がない
  • 保険料が一定

「どうぶつ健保ふぁみりぃ」のメリットは、補償は一生涯継続できることと、どうぶつ健保対応病院で窓口精算が可能で、面倒な保険金請求の手続きの必要がないこと、さらに保険料が一定であることです。


アニコム損保が発行している「どうぶつ健康保険証」を対応病院に提示すれば、自己負担分の診療費を支払うだけで保険金の請求が完了します。


「どうぶつ健康保険証」を利用した窓口精算の対応病院は全国に約6,900病院(2024年6月末時点)あります。対応病院なら保険金請求の手間がかかりません。


さらに、保険料は生涯一定のため、病気のリスクが高くなる高齢になっても、負担が増えることなく保険に加入し続けられることも大きなメリットといえますね。


また通院・入院・手術をフルカバーで補償してくれるため、どんな時でも安心です。


「どうぶつ健保ふぁみりぃ」のデメリット

  • 3歳11ヶ月までしか加入できない
新規加入できる年齢制限が3歳11ヶ月までと、比較的早めなことがデメリットとなります。

年齢制限を超えてからはどんなに健康であっても加入することができないため、早めに保険の検討をすることがいいでしょう。

各プランの補償内容は下記の通りです。

70%プラン50%プラン
加入年齢3歳11ヶ月まで3歳11ヶ月まで
通院支払限度額
通院支払限度日数
14,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
入院支払限度額
入院支払限度日数
14,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
手術支払限度額
手術支払限度回数
140,000円/回
年間2回まで
100,000円/回
年間2回まで

それぞれのプランの保険料グラフは下記の通りです。


「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は3歳11ヶ月までしか申込みできませんので、早めに加入しておきましょう。

アニコム損保は、やはり対応病院の窓口で精算が完了するのが一番の魅力です。請求作業が面倒という方は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の申込みがおすすめです。

また、がんについても補償してくれることも「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の強みです。

アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」が気になる方は、ぜひ以下のボタンから資料請求・申込みをしてみてください。
資料請求・申込みをする

鳥の保険②:SBIプリズム少額短期保険「プリズムペット」

2つ目のペット保険は、SBIプリズム少額短期保険株式会社「プリズムペット」です。

「プリズムペット」の各プランの補償内容は以下の通りです。
いつでもパックプレミアム
いつでもパックバリュー
入院補償限度額/年間日数10,000円/30日5,000円/30日
通院補償限度額/年間日数10,000円/30日5,000円/30日
手術補償限度額/年間回数60,000円/2回30,000円/2回
診断書費用10,000円/年間10,000円/年間
※詳しい補償内容につきましては、重要事項説明書をご確認ください。

鳥類ごとに年齢制限は異なります。表にまとめましたので、参考にご確認ください。
鳥類加入・更新年齢
オウム、ヨウム満20歳未満
ブンチョウ、サイチョウ、
カナリア、インコ
満9歳未満
ジュウシマツ満5歳未満

「プリズムペット」の各プランの保険料は以下の通りです。



「プリズムペット」のメリット
  • 補償割合が100%
  • 保険料が変わらず、終身更新が可能
「プリズムペット」のメリットは、補償割合が100%であることと年齢が上がっても保険料が一切変わらないことです。
(※今後商品改定等により保険料や補償内容が変更となる可能性があります。)

高齢になるにつれて病気に罹ることも増えていきますので、補償割合が100%であることや保険料がずっと同じで、終身更新が可能ということは有り難いですよね。

また「プリズムペット」には「いつでもパックプレミアム」「いつでもパックバリュー」の2種類のプランがあり、補償の手厚さからニーズに沿ったプラン内容を選ぶことができます。

「プリズムペット」のデメリット
  • 更新時に条件がつく可能性がある
プリズムペットは更新に年齢制限はなく終身でご継続できますが、病歴等によっては、更新時に条件が付帯されてしまう可能性がある点が唯一のデメリットになります。

どれほどの請求で条件がつく等は保険会社判断となりますが、少し不安が残るポイントかもしれません。

しかし、100%の補償で備えられることは「プリズムペット」の特長です。少しでも今後の診療費の支払いに不安がある場合は、「プリズムペット」がお守り代わりになってくれます。

より詳しく「プリズムペット」について確認したい方は以下のボタンから、お見積もりをしてみてくださいね!
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鳥がかかりやすいケガや病気とその診療費は?


鳥も飼っているとさまざまな病気にかかったり、ケガをする可能性があります。

ペットとして飼育されている鳥がペット保険に加入していない場合には、どのくらいの診療費がかかるのでしょうか?


また、ケガや病気にはどのようなものがあるのでしょうか?


鳥がかかりやすい病気や診療費を理解し、万が一病気になっても対応できるようにしましょう。

鳥がかかりやすいケガや病気

そのう炎

そのう炎とはインコの「そのう」が炎症を起こしてしまう病気です。「そのう」とはエサを一時的に溜める器官です。

細菌や寄生虫が原因になるほか、挿しエサを与える際に、「そのう」にエサが残った状態でエサを与えてしまうと、「そのう」に残ったエサが腐って、「そのう」に炎症を起こしてしまうことがあります。

下痢や嘔吐といった症状がみられます。


クラミジア感染症(オウム病)

クラミジアとは細菌の一種です。無症状のことも多く、ペットショップなどでクラミジアに感染しても、発症せずにクラミジアを保有している場合があります。ストレスや栄養失調などで体調が悪いと症状を引き起こしやすくなります。発症すると食欲がなくなったり、鼻水、下痢などの症状が表れます。


疥癬症

疥癬症とはトリヒゼンダニが感染することによって起こる病気です。疥癬症になると、顔や足の皮膚が白くカサカサになったり、爪やくちばしが異常に伸びることがあります。


気嚢破裂

気嚢破裂とはインコの肺から伸びている気嚢と呼ばれる袋が破裂してしまう病気です。気嚢破裂が起こると気嚢から空気が漏れるため、インコの体の一部が膨らみます。気嚢が破れた場合は縫合することができません。

そのため、患部の空気を抜いて気嚢が自然治癒して塞がるまで安静にする必要があります。


肝臓疾患

肝臓に疾患があると爪やくちばしが異常に伸びたり内出血したり、羽毛の色素が変わるという症状が表れます。また、食欲がなくなったり羽が膨らんでいたり、嘔吐や下痢を起こす場合もあります。

初期症状では肝臓疾患かどうか区別できないため、早めに動物病院で診察してもらうことが大切です。


毛引き(自咬症)

毛引きとは自分で羽根を抜いてしまう病気です。毛引きは環境の変化によるストレスや寄生虫などが原因です。寄生虫が原因の場合は動物病院で治療できますが、ストレスが原因の場合はストレスの原因を改善する必要があります。

毛引きがひどくなると、皮膚をかじって出血したり、体中の羽根を抜いてしまいます。


卵詰まり

卵詰まりとは卵が体外に出ないで詰まってしまう病気です。腹部やおしりが膨らみ、まれに卵が見えていることが確認でき、食欲不振や床にうずくまる、いきむなどの症状が表れます。

卵詰まりは死に繋がる確率が高い危険な状態です。


PBFD

PBFDとは、ウイルスの感染をきっかけとして発病する病気です。

人間におけるエイズのように、感染すると免疫力が低下し、他の病気にかかったり、二次感染を起こしたりして、最悪死に至る場合もある恐ろしい病です。

ペット保険に入っていない場合の診療費は?

鳥のケガや病気について説明しました。鳥は、さまざまなケガや病気をしてしまう可能性がある生き物です。

鳥がケガや病気をした場合は、動物病院で治療を受けます。


診療費はケガや病気の状態によって違ってきますが、入院1日あたり5,000円程度手術すると10万円程度の費用がかかる場合もあります。


アニコム「家庭どうぶつ白書2019」によると、1羽あたりの年間診療費の平均が、5〜6歳では116,102円にも及ぶというデータが取れています。(肝・胆道系および膵の疾患の場合)


これはあくまで平均のデータのため、より高額な費用がかかっているケースもあるということです。


ペットは自由診療であるため、診療費は全額自己負担になりますし、診療費が思わぬ額になることもあります。


そのため、できるだけ病気や怪我をしないよう、健康管理等に気をつける必要がありますね。

鳥のペット保険の選び方のポイント

ここまで鳥の病気などについて見てきましたが、ペット保険を選ぶ際のポイントはどのようなところにあるのでしょうか。


以下ではペット保険選びのポイントについて

  • 新規加入できる年齢制限には注意しよう
  • 補償内容と保険料のバランスを確認しよう
  • ランキング結果のみを鵜呑みにしないようにしよう
これらの3つについて解説していきます。 

鳥のペット保険のポイント①:新規加入できる年齢制限には注意しよう

ペット保険では、新規加入できる年齢に制限を設けています。新規加入できる年齢を超えてしまうと、保険に加入することができません。


そのため、ペット保険に加入する際には、飼っているペットの年齢を確認し、年齢制限に引っかかっていないかを確認することが必要です。


契約後に、年齢が異なることが判明した場合、契約が解除となる可能性もあるため、もし正確な年齢が不明な場合には最寄りの動物病院で推定年齢を調べてもらうようにしましょう。

鳥のペット保険のポイント②:補償内容と保険料のバランスを確認しよう

鳥が加入できるペット保険には、さまざまなプランがあり、そのプランの補償内容によって、支払う保険料も異なってきます。


保険料の安さのみで保険を決めてしまっては、十分な補償内容ではなかったということもあり得ますので、保険料のみではなく、しっかりと補償内容も確認する必要があります


安心できる補償内容で、かつ、払い続けていける保険料であるのか、そのバランスをしっかりと確認しましょう。

鳥のペット保険のポイント③:ランキング結果のみを鵜呑みにしないようにしよう

人気やおすすめのランキング結果のみを鵜呑みにして決めてしまうことは避けましょう。


ランキング結果がいいからと言って「いい保険」ということではありません。逆に、ランキングの結果が低いからといって「悪い保険」ということでもありません。


補償内容を確認せずにランキングの結果のみを鵜呑みにして加入してしまうと、治療が必要になっていざ保険を利用しようとした時に、保険の不足点に気付くでしょう。


しかし、治療が必要になってから保険の不足点に気付き、保険の見直しでは遅いのです。


ペット保険では基本的には既往症や加入前から疑いのある内容は補償対象外となるため、健康なうちからご自身で選んで納得した保険に加入しておく必要があるのです。


そのため、人気やおすすめのランキング結果のみを鵜呑みにしないということがポイントになります。

まとめ:鳥の保険の必要性について

鳥のケガや病気とペット保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事では、

  • さまざまなケガや病気をする可能性がある
  • 加入できるペット保険は、アニコム損保とSBIプリズム少短が取り扱っている
  • アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の特長と保険料
  • SBIプリズム少短「プリズムペット」の特長と保険料

を紹介しました。


鳥は、ペットとして飼育していれば当然大切な家族の一員です。


鳥は体調が悪くても表に出さないことも多いため、日々の健康状態をチェックすることが大切です。


万が一病気になってしまった場合は、すぐに動物病院に連れていき適切な治療を受けましょう。


動物の診療費は全額自己負担であるため、万が一に備えてアニコム損保やSBIプリズム少短のペット保険に加入しておくのがおすすめです。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

募集文書番号:W2409-000771

募集文書番号:JACAP202400002