注目記事:ドーベルマンのペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。
ドーベルマンと聞くと、ピンっと立った耳に短いしっぽを思い浮かべるかと思います。実はあの姿は自然な姿ではないということをご存知でしょうか。今回のMOFFME記事では、ドーベルマンの本来の姿について性格や特徴を含めて紹介します。
この記事の目次
目次を閉じるドーベルマンの本来の姿は違う?断耳と断尾について解説!
ドーベルマンという犬はしっかりと立った耳と短めな尻尾がトレードマークであるイメージが強いですが、本来の姿は違う姿をしています。
普段見ている姿は、耳と尻尾を切った状態の姿で本来の姿ではないのです。なぜ、耳と尻尾を切るのでしょうか。
今回「MOFFME」では、ドーベルマンの本来の姿や断耳と断尾を行う理由などについて紹介していきます。
内容としては
- そもそもドーベルマンはどんな犬?性格や特徴を徹底解説!
- ドーベルマンの本来の姿とは?断耳・断尾について徹底解説!
- ドーベルマン以外断耳・断尾を行う犬種とは?必要な費用も紹介
またMOFFMEでは「ドーベルマンのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
そもそもドーベルマンはどんな犬?性格や特徴を徹底解説!
ドーベルマンという犬種は、どんな性格をしていて、どんな特徴を持っているのか知っていますか。
過去に飼った経験がある飼い主さんや犬のことが大好きな方などはよくわかっていると思います。
しかし、どんな特徴をしている犬種なのかよく知らない方も多くいます。
ドーベルマンとはどのような犬なのでしょうか。よく知らないという方に向けて詳しく解説していきます。
ここからの内容は
- ドーベルマンの性格
- ドーベルマンの特徴
個体差があるので、性格などは当てはまらないことがあるかもしれませんが、ほとんどの個体に当てはまる内容で書いていきますので、ぜひ、参考にしてください。
ドーベルマンの性格
ドーベルマンという犬種は、警察犬などになっていることもあり、甘えたり、遊んだりはなかなかしない印象を持っている方が多いと思います。
しかし、警察犬などをしているドーベルマンは、厳しいトレーニングをこなしてきているからこそ、無駄に遊んだりはしないのです。
トレーニングをしていないドーベルマンであれば、とても活発な性格であることが多く、飼い主さんのことが大好きなことが多いです。
また、賢い犬種なので、しつけや芸を覚えるトレーニングも苦労することなくできます。
しかし、愛情が足りていないとストレスが溜まってしまい、飼い主さんを攻撃したりと荒々しい性格になりやすいので、注意が必要です。
ドーベルマンの特徴
ドーベルマンの特徴は、筋肉質で引き締まった身体をしていることですが、引き締まった身体は、日々運動しなければ保つことができません。
具体的にどのくらい運動すればいいのかというと、1時間以上の駆け足程度でのスピードの散歩を最低でも1日に2回行うことがベストです。
また、散歩が難しい場合は、ドッグランに連れていって思う存分運動させることもおすすめです。
普段生活しているときは落ち着いていてそこまで運動したそうにしていません。
しかし、実際は運動したがっているので、散歩の回数を増やしたり、広い公園などで遊んであげましょう。
ドーベルマンの本来の姿とは?断耳・断尾について徹底解説!
私達が普段見ているドーベルマンは、本来の姿のドーベルマンではありません。
本来の姿とは、耳や尻尾を切っていない状態のことです。
なぜ、耳と尻尾を切るのでしょうか。また、切ることでどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
ここからの内容は
- 断耳・断尾はなぜ行うのか
- 断耳・断尾を行う時期について
- 断耳・断尾はどのように行われる?
- 断耳・断尾のメリット・デメリットを紹介
ドーベルマンの断耳・断尾はなぜ行うのか
ドーベルマンが断耳と断尾を行い、本来の姿とは違う姿にするのにはどのような理由があるのでしょうか。
断耳と断尾を行わなければならない理由は、ドーベルマンは飼い主さんを守るために立ち向かっていくことが多く、戦う上での欠点を極力無くすためです。
本来の姿は、耳が垂れていて尻尾が比較的長めなので、戦う際に掴まれる恐れがありました。
戦った際に耳や尻尾を狙われないようにするために断耳と断尾を行います。
現在でも警察犬や軍用犬として活躍しているので、聴覚を鋭くするなど活躍してもらうために断耳と断尾は行われており、本来の姿を見かけることはなかなかありません。
ドーベルマンの断耳・断尾を行う時期について
ドーベルマンの断耳と断尾は、いつ頃行われるのでしょうか。
まず、断耳は生まれてから2~3か月以内に行われることが多いです。
なぜ、生まれてから2~3か月以内に行うのかというと、まだ知覚が発達していないことで、痛みを感じにくいからです。
また、耳の軟骨がやわらかく、立ち耳になりやすいという理由もあります。
次に、断尾は生まれてから3日以内に行われることが多いです。
なぜ、生まれてから3日以内に行うのかというと、痛みを感じにくいということと、切断部分をきれいにするためです。
生まれてからしばらくして尻尾を切断してしまうと、切断部分がきれいにならない可能性が高いです。
ドーベルマンの断耳・断尾はどのように行われる?
ドーベルマンの断耳と断尾はどのような方法で行われるのでしょうか。
耳は手術によって切り取られます。手術方法としては、耳を切り取ったあとに縫い合わせるというものです。
また、手術は全身麻酔をして上で行われます。手術後は、傷口を防いだ上で、しっかりと立ち耳になるように包帯で固定します。
固定する期間としては、最低でも3週間長いと2ヶ月近くかかってしまうこともあります。手術後は短期間の入院が必要になる場合もあります。
尻尾も手術によって切り取られますが、痛みを感じにくいため、麻酔をしないことも多いです
尻尾は、傷口を塞いだりなどはしますが、耳のように包帯で固定したりする必要はありません。
ドーベルマンの断耳・断尾のメリット・デメリットを紹介
ドーベルマンが断耳と断尾を行うことでどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
断耳を行うメリットとしては、感染症の予防や聴覚を高めるというものがあります。
デメリットとしては
- 麻酔が切れてから痛みがでる
- 麻酔の副作用が出る可能性がある
- 傷口から感染症になるリスクがある
- トラウマになってしまう可能性がある
断尾を行うメリットとしては、犬の理想的な姿を定めた基準である犬種標準と合わせることができるというものです。
デメリットとしては
- 身体能力が低くなる
- 平衡感覚が掴みづらくなる
- 尻尾による意思疎通ができない
- 傷口から感染症になるリスクがある
- 出血が多くなる可能性がある
ドーベルマン以外に断耳・断尾を行う犬種とは?必要な費用も紹介
ドーベルマンは断耳と断尾を行う必要がありますが、他にも断耳と断尾を行う必要がある犬種がいることを知っていますか。
断耳と断尾を行う必要がある犬種とは、どのような犬種なのでしょうか。また、手術を行うとどのくらいの費用を請求されるのでしょうか。
ここからの内容は
- 断耳・断尾を行う犬種は?
- 断耳・断尾の費用はどれくらい?
- 補足:断耳・断尾に対する考え方は?賛否両論を紹介!
ドーベルマン以外に断耳・断尾を行う犬種は?
ドーベルマンと同様に本来の姿とは違った姿になっている犬種が多くいます。
ドーベルマンは、断耳と断尾を行いますが、他にも両方行う犬種と片方だけ行う犬種がいます。
断耳と断尾を両方行う犬種としては、
- シュナウザー
- ボクサー
- ミニチュアピンシャー
断尾のみを行う犬種としては
- ヨークシャーテリア
- トイプードル
- ジャックラッセルテリア
- ウエルシュコーギーベングローブ
- コッカースパニエル
- エアデールテリア
これらの犬種の子犬が生まれた飼い主さんは、断耳と断尾を両方または、断尾のみをしっかりと行いましょう。
また、断耳は生まれてから2~3か月以内、断尾は生まれてから3日以内に行わなければ痛みを感じやすくなったりするので、獣医師などと相談した上で手術を行いましょう。
断耳・断尾の費用はどれくらい?
断耳と断尾の手術を行うと、どのくらいの費用を請求されるのでしょうか。
手術の費用としては、断耳であれば約5万円~10万円かかります。断尾であれば約2万円~3万円程度かかります。
高額ではありますが、必要な手術になります。また、稀に見た目が思った通りにならなかったりする可能性がありますが、最後まで愛情は注いであげましょう。
また、尻尾による意思疎通ができなくなってしまったり、身体能力が低くなってしまったりとデメリットが出るリスクもあるので、把握した上で手術を行いましょう。
手術の費用について書いてきましたが、動物病院によっては、全く違った金額を請求されることもあるので、手術を行う前にかかる費用の確認はしておきましょう。
補足:断耳・断尾に対する考え方は?賛否両論を紹介!
断耳と断尾を行い、本来の姿とは違った姿になることには、様々な意見が出ています。
まず、ヨーロッパでは、断耳と断尾を行うこと自体禁止とされています。
日本では、断耳と断尾については、禁止されていません。しかし、家庭で飼う分には行う必要はありません。
基本的に日本では、飼い主の判断によって手術を行うかどうかが決められます。
また、日本人の中には、手術を行うことで本来の姿ではなくなることに反対している人も多くいます。
賛成している人もいることは事実で、賛成意見としては、耳が垂れている犬は外耳炎などの耳のトラブルを抱えやすいから手術をした方がいいというものです。
耳のトラブルを抱えてしまうと、犬にとっては大きなストレスになります。手術を行えば、本来の姿ではなくなったとしてもストレスを抱えづらくなります。
本来の姿の状態で飼いたいか、断耳と断尾を行い、本来の姿とは違った姿で飼うかは、メリットとデメリットを把握した上で判断してあげてください。