一緒に生活をしている愛犬が急に吐血してしまった場合、飼い主さんはとても心配になりますよね。犬が吐血する原因は多岐に渡り、致命的な問題につながる危険性もあります。今回のMOFFME記事では、愛犬が吐血した際に考えられる原因・病気・その対処法を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる愛犬が吐血した?原因・考えられる病気・対処法など詳しく紹介
もし、愛犬が吐血した場合はどういった行動をとりますか。おそらく、どんな飼い主でも、急に愛犬が吐血すると驚くはずです。
どういった行動をとるべきか、そしてそもそも原因は何かは気になるはずです。
急な事態に備えて、愛犬のケア方法などを理解しておくことをおすすめします。
今回「MOFFME」では、
- 犬が吐血する9つの原因を徹底解説!
- 愛犬が吐血したときの3つの対処法・応急処置を紹介
- 愛犬の吐血を予防する方法や治療法を紹介
犬が吐血する9つの原因を徹底解説!
そもそも、犬が吐血する原因は何でしょうか。
犬が吐血する原因について9つ解説します。急に吐血した場合、内臓系の異常を想像するかもしれませんが、そういったことだけが原因ではありません。
もっと軽度な理由もありますので、じっくりと確認をしてください。
この項目では、
- 犬が吐血する原因:口腔内の異常
- 犬が吐血する原因:呼吸器系の異常
- 犬が吐血する原因:消化器系の異常
- 犬が吐血する原因:止血機能の異常
- 犬が吐血する原因:ストレスによるもの
- 犬が吐血する原因:老衰によるもの
犬が吐血する原因:口腔内の異常
犬が吐血する原因:呼吸器系の異常
犬が吐血する原因:消化器系の異常
犬が吐血する原因:止血機能の異常
犬が吐血する原因:ストレスによるもの
犬はストレスにより吐血することもあります。犬も人間と同じようにストレスを抱えてしまうと体の異常が起こります。
ストレスは内分泌系に異常を起こすこともあり、また神経系に異常が起こることも珍しくありません。
こうしたストレスにより内臓から出血が起こり、結果的に吐血に繋がります。
こうした要因の場合も、飼い主側では根本的な原因を掴むことは難しいため、できるだけ早めに専門の医師に相談をすることを強くおすすめします。
犬が吐血する原因:老衰によるもの
犬は老犬になると体の免疫バランスが崩れやすくなります。
老犬は小型犬の場合は10以降からで、大型犬の場合は6歳から7歳以降になると老犬になります。
免疫機能が低下することで、吐血を引き起こすことがありますが、多くの原因は臓器系の衰えと言えるでしょう。
少しでも内臓器官に異常が起こると自分で修復する機能が低下しているため、吐血になって現れます。
老犬の場合はこうした吐血は急に現れることがありますので、注意が必要と言えるでしょう。
犬が吐血する原因:フィラリア(寄生虫)によるもの
犬はフィラリアに感染することで吐血することもあります。
フィラリアは寄生虫感染により起こり、予防接種を行っていなければどのような犬でもフィラリアに感染するリスクがあります。
寄生虫が体内に入り込みフィラリアに感染すると、肺動脈に影響が現れます。
吐血は肺動脈に寄生虫が感染することで起こりますが、これは飼い主がしっかりと予防接種を受けさせることで防ぐことができますので注意してください。
飼い主側がしっかりと愛犬を守る必要があります。
犬が吐血する原因:異物の誤飲や中毒
犬が吐血する理由の中には異物の誤飲によるものもあります。おもちゃなどを愛犬が誤って飲み込んでしまい、胃腸などが傷付いてしまい吐血します。
また、誤飲したものが毒性があるものだった場合、中毒を起こして吐血することもあります。
いずれにしても、こうしたものを飲み込んでしまった場合は、すぐに専門のクリニックに相談するようにしてください。
いつ飲み込んだかわからないこともありますので、愛犬の様子がいつもとは違うと感じた場合は、まずは医師に相談するように心がけてください。
犬が吐血する原因:その他の原因
その他の原因として、腎臓機能が低下することにより吐血することもあります。
稀ではありますが、腎臓機能が低下し、体内に老廃物が溜まってしまい吐血に繋がります。
こうした状態の場合、吐血だけではなくけいれんや昏睡状態も起こることがありますので、愛犬を注意深く観察するようにしてください。
こうした状況に陥った場合は、当然ですが専門のクリニックに早めに相談するようにしてください。
犬によっては吐血量がかなり多くなることもありますので注意してください。
愛犬が吐血したときの3つの対処法・応急処置を紹介
もし、愛犬が吐血したときにはどのような対処法を取るべきでしょうか。
基本的にはすぐに医師に相談をすることをおすすめしますが、飼い主側で状態を確認することもできます。
どうしてもクリニックに行くことができない状況の場合は、これから解説する内容も試してみてください。
この項目では、
- まずは絶食させてみよう!半日から1日程度がおすすめ
- ただし何度も吐血する・呼吸が苦しそうな場合は直ちに動物病院へ
- 補足:他にも口の中や身体の異常を確認しよう
まずは絶食させてみよう!半日から1日程度がおすすめ
もし、吐血量がそれほど多くない場合は、絶食させて様子を観察するという対処方法もあります。
吐血量がそれほど多くない場合は、口の中が傷付いているだけの場合もあります。
そういったケースの場合、絶食させて口の中にものを入れないように心がけて、傷の修復に集中しましょう。
絶食は半日から1日程度がおすすめです。また、口の中が傷付いているかどうかは飼い主が目視で確認することもできます。
傷の場所が確認ができ、さらには吐血量がそれほど多くない場合は、口の中が傷付いているだけの可能性が高いため、傷が治るまで少し様子をみてください。
犬によっては絶食は辛いことかもしれませんが、傷が治れば吐血も収まりますので、我慢させて治しましょう。
ただし何度も吐血する・呼吸が苦しそうな場合は直ちに動物病院へ
ただし、何度も吐血を繰り返す、または呼吸が苦しそうな状態の場合は、すぐに動物病院で相談を受けてください。
先ほどの口の中が傷付いていることが確認できたとしても、もしかするとその傷が原因で吐血をしているのではないかもしれません。
体内から出血が起こり吐血を繰り返している可能性もありますので、何度も吐血をする、そしていつもと体調が明らかに違うというときには、迷うことなく専門の医師に相談をしてください。
基本的には口の中が傷付いているだけでは犬は呼吸が苦しそうな状態まで陥りません。
犬は人間よりも痛みに強いため、苦しそうな状態の場合は、かなり悪い状況が進行していると言えます。
いずれにしても、直ちに動物病院に相談することを頭に入れておきましょう。
補足:他にも口の中や身体の異常を確認しよう
愛犬が急に吐血すると、飼い主は間違いなく驚くでしょう。
初めてそうした状況に遭遇した場合は、どういった対処をするべきか焦ってしまうはずです。重要なことは、まずは飼い主が落ち着いて対処することです。
まずは吐血がどこから起こっているのかを確認することから始めるべきです。
口の中から出血している可能性もありますので、無理矢理でも口を開かせて異常がないかを確認してください。
また、口の中に異常が見当たらない場合は、身体に異常がないかをチェックしてください。呼吸がしにくいなどの、愛犬の異常についても合わせて確認をしておいてください。
異常が確認でき、自分で対処することができないと判断をした場合は、医師に相談をして対処してもらいましょう。
愛犬の吐血を予防する方法や治療法を紹介
愛犬の吐血を予防することはできるでしょうか。
急に愛犬が吐血した場合は、誰でも驚くはずです。
飼い主が対処できないと判断した場合は、専門の医師に相談をすることになりますが、そもそもこうした状況にならないための予防法を知っておくことも大切です。
この項目では、
- 愛犬の吐血を予防する方法
- 犬の吐血の治療法
愛犬の吐血を予防する方法
犬の吐血を根本的に予防することは簡単ではありません。とくに内臓系から起こる吐血については、飼い主が完全に予防することは難しいと言えるでしょう。
しかし、できるだけストレスを溜め込まないことや、日々の食べ物に気を付けること、さらには運動などを行わせるなど規則正しい生活をさせることなどによる予防方法を行うことはできます。
また、愛犬がおもちゃなどを誤飲しないように見守っておくことも大切です。愛犬に与えるおもちゃの種類も、しっかりと吟味して選ぶ必要があるでしょう。
また、病気が進行してしまう原因には過剰なストレスとあります。ストレスを溜め込まないように、しっかりと外で遊ばせるなどの予防方法も取り入れてみてください。
犬の吐血の治療法
まとめ:犬が吐血した場合にすぐ発見できるような環境が大事
ここまで、愛犬の吐血が起こる原因やその対処法等について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事では、
- 犬の吐血の原因には口腔内や胃腸系の異常、おもちゃの誤飲などがある
- 犬の吐血の原因にはフィラリアに感染している可能性もある
- 愛犬が苦しそうな場合は直ちに動物病院に行くようにする
以上の内容を詳しく解説してきました。
愛犬が吐血した場合は、どんな飼い主でもパニックになるでしょう。
そうした状況でも冷静に対処できるように、もう一度解説した内容をチェックしてください。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!