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時々愛犬の便にネバっとした緑色等の粘液が付いていることがあるかと思います。このような粘液便が見られた場合、様々な病気が考えられます。今回のMOFFME記事では、犬の粘液便の原因・症状・病気の可能性などを紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬の粘液便ってなに?粘液便の原因・症状・注意点などを紹介

犬の便は、健康状態を知るためのバロメーターになります。色や形、頻度などふだんと違う様子がないかを観察している飼い主も少なくないと思います。


粘液便は大腸などの消化管から分泌され、健康な状態でも便に付着しています。ただし、見てもわからないほどの量なので、ふだんは気づかないかもしれません。


しかし、肉眼でも確認できるほどの粘液が付着していたり、血が混じっていたりする場合は体調不良が考えられます。


今回のMOFFMEでは、

  • 犬の粘液便のメカニズムについて
  • 犬の粘液便の原因や病気を紹介
  • 粘液便をした際の犬に他にもみられる要注意な6つの症状を紹介
  • 犬の粘液便の対処法

について詳しく解説します。

犬の粘液便のメカニズムについて解説


ここでは、

  • 犬の粘液便のメカニズムについて
  • 高頻度の犬の粘液便は動物病院へ
  • 注意したい犬の粘液便の状態は?色の違いに注目!

について詳しく解説します。


粘液便が1回だけといった場合は様子を見てもいいかもしれません。しかし、粘液の量が多かったり、便全体を包むほどの粘液がみられたりする場合は、病気の可能性もあります。


また、粘液便以外の症状がみられる場合も注意が必要です。たとえば、血が混じっている場合でも、全体に混じっているのか一部に含まれるのかなどによって異なります。


ほかにも、食欲不振や嘔吐を伴う場合もあります。早めに病院に連れていって検査を受けましょう。

犬の粘液便のメカニズムについて

犬を飼っていると、自分がした便のニオイを嗅ぐ犬を見たことがある飼い主も多いと思います。犬は自分の便のニオイを嗅ぐことで、腸内環境をチェックしているといわれています。


毎日良好な便であればいいのですが、腸内環境は日々変わります。通常、腸の内壁には粘液が貼り付いています。杯細胞によって生成された粘液が微生物の侵入から体を守っているのです。


しかし、腸内にもんだいがあると粘液が余分に分泌され、便とともに排出されます。ふだんも粘液は便とともに排出されていますが気づくほどではありません。


愛犬の便を観察し、半透明のゼリー状の粘液が付着していたり、粘液に包まれで排出されたりと見た目でわかる場合は粘液便であると考えてもよいでしょう。

高頻度の犬の粘液便は動物病院へ

犬が健康な時でも、便にゼリー状の粘液が付着することがあります。そのため、愛犬の便を観察していて粘液便がみられても、1回程度かつ粘液便以外の症状がないのであれば様子をみてもいいでしょう。


ただし、下痢を伴った場合は水分や電解質など体力を奪ってしまい、重度の下痢の場合は脱水症状を引き起こすこともあります。体力や免疫力が十分でない子犬は、下痢が続くと深刻な事態になる可能性もありますので注意しましょう。


下痢以外にも、便の色が変化していたり食欲が無くなったりするなど、粘液便以外の症状が見られた場合も動物病院を受診してください。嘔吐や軟便の場合も、他の病気が潜んでいる可能性があります。

注意したい犬の粘液便の状態は?色の違いに注目!

犬の便は、その時の健康状態を教えてくれます。そのため愛犬の便を片付けるときは、その状態もチェックしましょう。


良好な便のポイントは色と硬さです。色は茶色や黄土色でが理想で、硬さは持ち上げても形が崩れない程度の水分をもった便が理想です。


便の色は、毎日与えている食事によっても変わります。野菜を多く摂る犬の便は黄色っぽくなることが多いです。一方、肉を多く摂る犬の便は黒っぽくなることが多くみられます。


フードを変えていなくても便の色に変化がみられた場合は、以下の表に当てはまらないかをチェックしましょう。もし気になる色や症状があれば、早めに獣医師に相談してください。

便の色考えられる状態
茶褐色・深緑高い脂肪の食事後
黄色善玉菌が多い
消化液不足・カルシウムが多い
胃や小腸で出家るがある
直腸や肛門に出血がある

犬の粘液便の原因や病気を紹介


犬が粘液便をしている場合、さまざまな病気の可能性も考えられます。食欲不振や嘔吐、元気がなく立ち上げれないような場合は、すぐに病院に連れていきましょう。


消化器官の不調により粘液便を引き起こしている可能性もありますし、病気により体のどこかが痛いのかもしれません。


犬は吐きやすい動物といわれていますので、1度吐いたくらいでは様子を見てもいいかもしれません。ただし、何度も高頻度で繰り返す場合は、以下のような病気がないか確認してください。


ここでは、犬の粘液便の原因や病気として

  • 粘液便が出る原因
  • ① 出血性胃腸炎
  • ② 過敏性腸症候群
  • ③ 炎症性腸疾患/免疫抑制薬反応性腸症
  • ④ 抗菌薬反応性腸症
  • ⑤ 食事反応性腸症
  • ⑥ 腸内寄生虫
  • ⑦ 腫瘍

について詳しく解説します。

粘液便が出る原因

犬の便は、健康状態を表すバロメーターです。人間でも、体に不調があると便に表れることはイメージがつくでしょう。犬も同じで、もし腸内環境や体に不調などがあれば、便の色や硬さに変化が現れます。


健康な状態でも、大腸では粘液が分泌されていて微生物の侵入から体を守っています。ふだんも便には粘液が混じって排出されていますが、気づくほどではありません。


しかし、体に不調があるとゼリー状の粘液が混じっていたり、全体に付着していたりと見てわかるほどの粘液が付着して排出されます。


特に下痢を伴う場合は注意が必要です。シニア犬などは免疫力や体力が落ちているため、突然体調を崩す可能性もあります。便に粘液が付着していたり、下痢が目立ったりする場合は早めに動物病院を受診しましょう。

粘液便から考えられる病気① 出血性胃腸炎

出血性胃腸炎は急性出血性下痢症候群とも呼ばれ、嘔吐をはじめ、赤い液体状やジャム上の便が見られる病気です。便全体が赤くなるのが特徴で、便に血が混じっていたり一部に血液が付着している状態とは異なります。


出血性胃腸炎の症状は突然起こり、急な嘔吐や元気消失がみられます。その後、赤い水のような便がはじまり、最終的には血液が足りなくなることによりショック状態へと続く場合もあります。


症状はパルボウイルスともよく似ているため、検査で判別します。出血性胃腸炎は、点滴や抗生物質を投与して治療します。場合によっては輸血が必要な場合もあるでしょう。


ヨークシャ-テリアなどの小型犬やトイ種に多く見られる傾向がある、との報告もされている病気です。

粘液便から考えられる病気② 過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、ストレスが原因で便に異常がみられるとされています。たとえばペットホテルなど知らないところに預けられた犬が下痢になってしまい、そのまま慢性化する場合があります。


これは、不安などの精神的なストレスで引き起こされている状態で、より感受性が強い若い犬によくみられるとされています。


強いストレスにより腸が過剰に収縮し、腸の機能に障害が起きていると考えられています。ストレスのほかにも、食物繊維の不足や消化しづらいものを食べたことが原因として挙げられます。


粘液便以外の症状としては、下痢や血便、お腹が膨れるなどの症状がみられ、一度症状がやわらいでも再発を繰り返す病気です。

粘液便から考えられる病気③ 炎症性腸疾患/免疫抑制薬反応性腸症

炎症性腸疾患/免疫抑制薬反応性腸症は、腸粘液に白血球がたまり炎症を起こす病気で、原因は明確にわかっていません。遺伝や食べ物などの環境、腸内環境や免疫反応などが複雑に関わって発症していると考えられています。


治療には免疫抑制剤薬の投与が必要となり、食事療法や抗菌薬を並行しておこないます。腸などの消化器官に症状を引き起こす病気は感染性のものが多く存在しますが、炎症性腸疾患はほかの犬などにうつりません。


症状は食欲不振や嘔吐、下痢がみられますが、毎日ではないこともあり飼い主が自宅で判断することは難しいでしょう。たまに見られる症状と見分けがつかない場合は、様子をみずに獣医師に相談してください。

粘液便から考えられる病気④ 抗菌薬反応性腸症

抗菌薬反応腸症とは、慢性的な下痢などの消化器の症状を指す病気ですが、抗菌薬で改善する病気のことをいいます。


原因は2パターン考えられており、ひとつめは原発性です。詳しいことはわかっていませんが、腸内の細菌が増加したり、腸粘膜の細胞になんらかの障害が合ったりした際に発生すると考えられています。


もうひとつの原因は二次性です。二次性抗菌薬反応性腸症は、消化管が閉塞する疾患や運動性の低下、胃酸の分泌の減少などにより引き起こされます。


症状は、慢性的な下痢と体重の減少が多くみられ、嘔吐を伴う場合もあります。抗菌薬反応性腸症は、1回の便の量が多く体重が減ってくることが多い「小腸性下痢」を引き起こす病気として知られています。

粘液便から考えられる病気⑤ 食事反応性腸症

食事反応性腸症は、慢性的な腸症のうち食事療法に反応するものをまとめた総称です。症状は、大腸性下痢、小腸性下痢、嘔吐などが挙げられ、食欲をはじめとした全身の状態は正常であることが多い病気です。


 食物アレルギーや食物不耐性などが原因として考えられますが、飼い主が自宅で判断することは極めて難しいでしょう。


治療法としては低アレルギー処方食などを試してみて、改善したら食事反応性腸症と診断されます。もし改善されない場合は、ほかの処方食を試すことになります。どの処方食が合っているのかはそれぞれ異なりますので、根気よく続けましょう。


長く下痢に悩まされている犬も、食事を変えただけで改善することがあります。もし食事で症状が回復するなら、体に負担をかけずに続けることができますので、試してみてください。

粘液便から考えられる病気⑥ 腸内寄生虫

腸内寄生虫も、粘液便を引き起こす要因の一つになります。腸内寄生虫には回虫や鞭虫、瓜実条虫などが存在し、下痢や嘔吐、血便などを引き起こす場合があります。


回虫は犬に寄生する最も一般的な寄生虫として知られています。細長くて白い糸状の虫で、生後1ヶ月半から寄生することもあります。下痢やお腹のふくらみ、体重の減少などを引き起こす要因です。


鞭虫は、大きさ5~7㎝程度の吸血性の寄生虫です。下痢や粘血便、貧血などを引き起こします。鞭虫のメス1匹から約2,000個の卵を産み、最長で7年間はど土壌に生息するため、汚染された土などを口にすることで感染しやすい病気です。


瓜実条虫はサナダムシとも呼ばれ、ノミが媒介する寄生虫です。小腸に寄生することで小腸壁から血を吸って成長し、15~50㎝程度の大きさになる場合もあります。

粘液便から考えられる病気⑦ 腫瘍

大腸などに腫瘍があると、粘液便を引き起こすことがあります。腫瘍の種類やできた場所、悪性の際のステージや転移の有無など、さまざまな要因により症状は異なります。


一般的には、食欲の低下や便秘、軟便などを伴うことが多いです。腫瘍ができる原因ははっきりとわかっていませんが、高齢で発症することが多くみられます。


食欲がない、嘔吐や下痢がみられた場合、特に高齢犬の場合は様子を見ずに病院を受診することをおすすめします。もしも腫瘍が見つかった場合は、外科手術によって治療することが基本です。


種類によっては、外科手術ではなく化学療法を選択されるケースもあるかもしれません。外科手術と化学療法を同時におこなうこともあります。

粘液便をした際の犬に他にもみられる要注意な6つの症状を紹介


犬が粘液便をした場合は病気の可能性もあり、単なる体調不良では済まない可能性もあります。粘液便以外にも症状がないか、愛犬の様子をよく確認してください。


とくに病気を伴っている場合は、粘液便以外の症状がみられることがあります。おやつを控えて消化の良いフードを与えても粘液便が改善しない場合は、ほかに症状がないか確認しましょう。


ここでは、粘液便をした際の犬に他にもみられる要注意な症状として、

  • 下痢を伴う
  • 嘔吐を伴う、嘔吐物に血が混じる
  • 便に血が混じる
  • 食欲不振
  • 元気がない
  • 呼吸が荒い

について詳しく解説します。

下痢を伴う

粘液便と合わせて下痢を伴っている場合は、注意が必要です。下痢の原因としては、消化不良や吸収不良、細菌感染による水分の分泌などが考えられます。ほかにも、パルボウイルスの感染や、腸の運動機能の障害などが原因になることもあります。


特に泥状の場合や、液体状の場合はすぐに動物病院に連れていきましょう。便がゆるいほど重度の脱水である可能性が高く、犬の身体に負担がかかっている状態です。


出来れば便の状態が獣医師にわかるよう、持参するか撮影しておくことをおすすめします。

嘔吐を伴う、嘔吐物に血が混じる

嘔吐がみられたり、嘔吐物に血が混じったりしている場合も注意が必要です。犬はよく吐く動物といわれますが、繰り返し吐いたり元気がないと心配になります。


吐いたときは、吐いた時刻や回数、血が混じっていないかなどを確認しておくと、動物病院での受診がスムーズになりますので、記録しておくことをおすすめします。


嘔吐の原因は、異物の誤飲や食べすぎも考えられますが、胃腸の病気の可能性もあります。症状がひどい場合は病院に連れていきましょう。

便に血が混じる

便に、粘液のほかに血が混じってないかも確認しましょう。血が混じる場合は、大きく2つのケースがあります。


赤い鮮血が混じっている場合は、結腸や大腸、肛門周辺での出血の可能性が高いです。出血している箇所が体外に排出されるまで近いため、真っ赤な血がでることになります。


黒っぽいタールのような便は、胃や小腸といった消化管の上部からの出血が考えられます。出血している箇所から肛門までの間に酸化し黒っぽい色になります。


血が混じる原因としては、ウイルスや細菌感染のほか、寄生虫などの可能性もあります。

食欲不振

食欲不振はさまざまな原因が考えられますが、粘液便を伴っている場合は注意が必要です。


フードを変えたり環境に変化があったりしても食欲に影響がありますし、加齢により味覚が鈍ることもあります。食欲不振の場合は、飼い主が原因を特定することは極めて難しいでしょう。


もし病気だとしても、消化器官の不調なのか別の病気でどこか痛いのかもしれません。大好きないおやつなどにも興味を示さないなど、食欲に異常がみられたらすぐに獣医師に相談しましょう。

元気がない

元気がない場合は、愛犬がどのような状態なのかを注意深く観察しましょう。食欲不振なのか、寝てばかりで起きないのか、散歩への興味が無くなるなどの状態が挙げられます。


加齢により少しずつ元気がなくなることはありますが、ある日突然元気がなくなった場合は要注意です。疲労や痛み、ストレスなどあらゆる可能性が考えられますが、病気の可能性もあります。


急性膵炎や胃拡張、胃捻転症候群など、内臓に影響がある病気を引き起こしている場合も。愛犬が痛みをガマンするような性格であればなおさら、ふだんから様子を見るようにしてください。

呼吸が荒い

荒い呼吸を伴って粘液便がみられる場合も、注意して愛犬を観察してください。呼吸が荒い原因は、散歩などの運動後やパンディングによる体温調整が一般的ですが、平常時でも呼吸が荒いときは病気の可能性もあります。


病気の影響で体のどこか痛い場合も、口を開けて浅く早く呼吸する場合もあります。くわえて、横になって休めなかったり、上半身を起こした状態で苦しそうなときはすぐに病院に連れていきましょう。

犬の粘液便の対処法


健康な犬の便にも粘液は付着
していて、まれに肉眼でも確認できる量の粘液が付着することもあります。ただし、何度も粘液便を繰り返す場合は注意が必要です。


粘液便以外に下痢や呼吸が荒いなどの症状が見られない場合は、様子をみてもいいかもしれません。それでも粘液便が気になるようであれば、以下のような対処法を取ることをおすすめします。


あくまで軽度の粘液便の場合の対処法ですので、粘液便をひんぱんに繰り返すような場合は、病気の可能性も考えましょう。


ここでは、犬の粘液便の対処法として、

  • 1. 他の症状がないか確認
  • 2. 消化の良いフードに変える
  • 3. 人間用・犬用の補助食品の活用
  • 4. 繰り返すようであれば病院へ

について詳しく解説します。

1. 他の症状がないか確認

犬に粘液便がみられた場合は、ほかに症状がないか確認しましょう。たとえば便であれば、色がいつもと違っていないか、硬さは持ち上げられる程度の硬さかなどを調べてみましょう。


ほかにも血が混じっている場合もありますし、全体的に混じっているのか、一部に付着しているのかにもよります。便だけでなく、食欲や元気はあるかなども確認してください。


もしも、粘液便以外の症状がないようであれば様子を見てもいいかもしれませんが、粘液便の様子を記録しておきましょう。

2. 消化の良いフードに変える

消化の良いフードに変えることも、粘液便が見られたときの対処法として有効です。理由は、粘液便は胃腸の不調によって引き起こされている可能性があるためです。


犬の消化器官は、人間に比べて丈夫ではありません。そのため、さまざまな食事を与えると負担となり、消化トラブルの要因になります。食物繊維は犬の健康に重要な役割を持っていますが、消化しにくい場合がありますので覚えておいてください。


粘液便などの不調が見られる場合は、おやつを控えて消化の良いフードで様子をみてみましょう。

3. 人間用・犬用の補助食品の活用

人間用または犬用の消化を助ける、補助食品を活用することも粘液便がみられたときの有効な方法です。補助食品に含まれる酵素は、消化活動をおこなうのに重要な役割をもっています。


体外から摂取される酵素を「食物酵素」と呼び、不足した場合は体調不良を引き起こす可能性があります。どれだけ質が高いフードを与えても、消化酵素が不足していると栄養を吸収することができません。


犬用のサプリメントには、プロテアーゼやアミラーゼといった、消化酵素が含まれているものがあります。有効に活用しましょう。

4. 繰り返すようであれば病院へ

愛犬が粘液便を繰り返す場合は、病院へ連れていきましょう。粘液便がみられたら、色や形、硬さなどを記録しておくことをおすすめします。


また、症状がいつからみられるのか、ほかに症状がないかなども記録しておくとスムーズに受診できます。病院では、糞便検査や血液検査、レントゲンなどで原因を特定します。


原因が特定できたら、それぞれ最適な治療がおこなわれます。

まとめ:愛犬の小さな変化にも気づくことが大事

今回のMOFFME記事では、

  • 犬の粘液便のメカニズムについて
  • 犬の粘液便の原因や病気を紹介
  • 粘液便をした際の犬に他にもみられる要注意な6つの症状を紹介
  • 犬の粘液便の対処法

について詳しく解説しました。


便は、犬の健康を測るバロメーターになります。いつもと変わらない色や形で、持ち上げても崩れない硬さの便が理想です。


しかし、便がいつもと違ったり、食欲や元気がない、嘔吐や下痢を伴っている場合はすぐに病院に連れていってください。飼い主が小さな変化に、気づくことが愛犬を守ることにつながりますよ。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!