猫が砂糖を舐めた・食べた場合も大丈夫なのでしょうか?砂糖に含まれる糖分(グルコース)は猫の肥満の原因になるため、好きでも与えるのは危険です。今回のMOFFME記事では、愛猫に砂糖を与えるリスク・猫の味覚・砂糖を使った経口補水液の作り方について解説します。
この記事の目次
目次を閉じる愛猫は砂糖(糖分)を食べても大丈夫?砂糖を与えるリスクとは
愛猫が食べ物の好き嫌いが激しい場合、なかなかご飯を食べてくれず、甘いものなら好んで食べるということは無いでしょうか。
しかし同時に猫が砂糖など、甘いものを摂取することに不安があるという方もいるかと思います。
ここでは、愛猫が砂糖を食べても大丈夫かどうか、また砂糖を食べることのリスクについて、見ていきましょう。
今回のMOFFMEでは、
- 猫に砂糖は必要ない!
- 猫が砂糖を摂取しすぎた際のリスクを紹介
- 猫が摂取しても大丈夫な砂糖の量と経口補水液の作り方
- まとめ:愛猫が低血糖状態の時に砂糖水を与えよう
猫に砂糖は必要ない!
猫に砂糖をあげるべきかと考えている方もいるかと思いますが、結論から言うと、猫に砂糖は必要ありません。
むしろ猫に砂糖を食べさせることによって、病気になるリスクもあるのです。
そのため、砂糖をあげることは、危険が伴うこととも言えますね。
ここでは、
- 猫の味覚は「酸味」「苦味」「塩味」の3種類のみ!
- 肥満が引き起こす「糖尿病」のリスク
- 人間とは異なる猫の体の仕組み
猫の味覚は「酸味」「苦味」「塩味」の3種類のみ!
まず初めにですが、猫の味覚は「酸味」「苦味」「塩味」の3種類のみしかありません。
猫には3つの味覚しかないというのは、とても驚きますよね。
また、猫の味覚が3種類のみしかないということからも分かる通り、猫は甘味というものを感じません。
そのため、猫は甘い味がするから、甘いものが好きというわけではないのです。
好き嫌いの多い猫の場合、水を甘くしたり、お菓子をあげると、好んで食べてくれるという場合もあるかと思います。
そのような場合、猫は甘い味だからではなく、なかなかない珍しさや食感・匂いなどで食べ物に興味を持っているという可能性も高いです。
そのため、猫にあえて甘いものをあげる必要がないということも、理解できますね。
肥満が引き起こす「糖尿病」のリスク
猫が肥満になると、糖尿病を引き起こすリスクも高くなります。
糖尿病には生活習慣の影響も大きいですが、猫の糖尿病における、詳しい原因は分かっていません。
また愛猫が糖尿病になってしまうと、治療をしてもすぐに治るわけではありません。
そのため、まず糖尿病にかからないようにすることがとても重要になります。
猫の日々の生活習慣にも気を使って、生活してくださいね。
人間とは異なる猫の体の仕組み
人間は、猫の体の仕組みとは大きく異なります。
例えば、猫は人間とは異なり、肉食動物にあたりますよね。
そのため、人間にとっては体に良い食べ物でも、猫にとって良いかはまた別になります。
これは、猫が食べるものが、人間にとって良い食べ物と一概には言えないことと同じではないでしょうか。
そのため、猫にご飯やおやつなどをあげるときは、猫にとって良いものかどうかを判断して、あげるようにしましょう。
今まで人間のご飯をあげてしまっていたという場合は、猫にとってどうかを是非確認してからあげるようにしてくださいね。
猫が砂糖を摂取しすぎた際のリスクを紹介
猫に砂糖をあげてしまった場合や、誤って砂糖を多く摂取してしまった場合、どのような影響を与えるのでしょうか。
猫が砂糖を摂取しすぎた際のリスクを見ていきましょう。
ここでは、
- 猫が砂糖を取りすぎた時のリスク
- 飲み水にも砂糖は厳禁
猫が砂糖を取りすぎた時のリスク
猫に砂糖をあげすぎてしまった場合や、猫が間違って砂糖を食べてしまったという場合もあるかと思います。
もちろん一度だけであれば、大量に与えてしまっても、すぐに糖尿病になるわけではありません。
しかし、定期的に砂糖をあげていると、肥満に繋がり、糖尿病になる可能性もあがってしまいます。
一度毎は少量であっても、毎回砂糖をあげていると糖尿病のリスクもあがってしまいます。
少量であれば大丈夫と思わず、なるべく砂糖を与えないようにしていくことが重要になるかと思います。
飲み水にも砂糖は厳禁
猫がなかなか水を飲まず、砂糖を入れ甘くしてから飲ませているという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、先ほども触れたように、猫は甘いという味を感じません。
猫にとっておいしい飲み物は、新鮮な水です。
そのため、飲み物に砂糖を入れることは、良いとは言えないでしょう。
もちろん、猫用の牛乳などもあるため、飲ませても問題はありません。
しかし、あえて猫に砂糖の入った飲み物を与える必要はありません。
健康面を考えても、砂糖などを入れずに新鮮な水をあげるようにすることがおすすめです。
猫が摂取しても大丈夫な砂糖の量と経口補水液の作り方
先ほどは、砂糖をあげすぎてしまっていた場合のリスクについて、紹介してきました。
猫にとって砂糖は、決して良い物と言えないことが分かったかと思います。
しかし、どのくらいの量であれば、摂取してよいのか、気になる方もいるかと思います。
ここでは、
- 猫が舐めても問題無い砂糖の量はどれくらい?
- 砂糖を使った経口補水液の作り方、与えるときの注意点とは
猫が舐めても問題無い砂糖の量はどれくらい?
猫に砂糖をあげることは、基本的に良いこととは言えません。
しかし猫が間違って口にしてしまう場合や、砂糖をあげてしまうということもあるかと思います。
まず猫が舐めても問題ない砂糖の量について、見ていこうと思います。
猫が舐めても問題無い砂糖の量は、一般的にみて「大量」ではなければ大丈夫です。
しかし、一度の量は少なくても、継続してあげるいると、大量になるということも考えられます。
また少量であったとしても、猫自身が体調を崩してしまうこともあります。
下痢や嘔吐をする場合もあるので、猫に砂糖をあげる場合は注意してみてくださいね。
また異変があった場合は、すぐにあげるのをやめて、症状が重い場合や自己判断できない場合は、急いで動物病院にかかりましょう。
砂糖を使った経口補水液の作り方、与えるときの注意点とは
経口補水液は、先ほども触れたように、ポカリスエットのようなもののことであり、点滴液を飲みやすくしたものとされています。
そのため、体調不良時などに活躍し、水分や塩分を補給することが出来ます。
経口補水液は、下痢や嘔吐、脱水症状に効果が期待されています。
では、その経口補水液は、どのように作るのでしょうか。
経口補水液は、鳥や鰹節の茹で汁1リットルに砂糖40gで作ることができます。
注意点としては、砂糖の量が多いため、あげすぎには注意すること、また無理に飲ませないことです。
猫の様子を見ながらゆっくり少しずつ与えましょう。
また体調がすぐれず、ぐったりしている様子なら直接動物病院にかかりましょう。
少しでも不安な点がある場合は、自己判断せず、かかりつけの獣医に聞くようにしてくださいね。
まとめ:愛猫が低血糖状態の時に砂糖水を与えよう
ここでは、愛猫は砂糖を食べても大丈夫か、また砂糖を与えるリスクについて、見てきました。
今回見てきた内容をまとめておくと、猫に砂糖は必要かどうかは、
- 猫に砂糖は必要ない!
- 猫の味覚は「酸味」「苦味」「塩味」の3種類のみ!
- 肥満は「糖尿病」を引き起こすリスクがある
- 人間とは異なる猫の体の仕組みは異なる
猫が砂糖を摂取しすぎた際のリスクを紹介すると、
- 一度だけであれば大量に与えてしまっても、すぐに糖尿病になるわけではない
- 砂糖をあげ続けると肥満に繋がり、糖尿病になる可能性がある
- 飲み水にも砂糖は厳禁
猫が摂取しても大丈夫な砂糖の量と経口補水液の作り方は、
- 猫が舐めても問題無い砂糖の量は、一般的にみて「大量」ではなければ大丈夫
- 経口補水液とは、点滴液を飲みやすくしたもの
- 経口補水液は、下痢や嘔吐、脱水症状に効果がある
- 異変があった場合は、すぐにあげるのをやめて、急いで動物病院にかかる
- 砂糖を使った経口補水液の作り方は、鳥や鰹節の茹で汁1リットルに砂糖40g
- 砂糖の量が多いため、あげすぎには注意する
- 無理には飲ませない
このような内容を紹介してきました。
猫に砂糖をあげることは、あまり良くないこととお伝えしました。
しかし愛猫が低血糖状態の場合は、砂糖水を与えるようにすると良いかと思います。
もし砂糖をあげてしまい、猫が体調不良になった場合などは、動物病院に行くようにしましょう。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。