巷ではよく『猫は必ず帰ってくる』と言われることがあります。猫は脱走を試みることが多々ありますが、帰ってくるのは本当でしょうか。今回のMOFFME記事では、猫は必ず帰ってくるの信憑性・脱走する理由・脱走対策・迷子になった際の探し方などを紹介していきます。
猫は必ず帰ってくるは本当?帰ってこない理由や探し方について
現在ペットとして猫が非常に人気で、室内で飼われている猫飼いさんがたくさんいます。
万が一、愛猫が外に出てしまったらどうなってしまうのでしょうか。
今回の
MOFFMEでは
「猫は必ず帰ってくるは本当?帰ってこない理由や探し方について」という内容で紹介・解説していきます。
- 猫は必ず帰ってくるのか。猫の帰巣本能について
- 島根県から山口県まで歩いて戻った猫
- 帰巣本能の正体はまだ分かっていない
- 猫が脱走する理由を紹介
- 猫が脱走する理由① 外の世界に興味がある
- 猫が脱走する理由② 発情期
- 猫が脱走する理由③ ストレス
- 猫の脱走しやすい場所を紹介
- 猫の脱走しやすい場所① 玄関
- 猫の脱走しやすい場所② 窓
- 猫の脱走しやすい場所③ ベランダ
- 猫の脱走防止対策を紹介
- 猫の脱走防止対策:脱走防止柵
- 猫の脱走防止対策:網戸のガードを強化
- 猫の脱走防止対策:ベランダには猫を出さない
- 猫の脱走防止対策:猫がリラックスできる場所を増やす
- 猫が帰ってこない時(迷子になった時)の捜索方法とポイントを紹介
- 捜索方法① 家の中を探す
- 捜索方法② 近所を探す
- 捜索時のポイント① いつものトーンで愛猫の名前を呼ぶ
- 捜索時のポイント② 愛猫のお気に入りおやつやおもちゃを使う
- 捜索時のポイント③ 近所の方に協力を依頼
- まとめ:捜索しても見つからない時は警察や保健所に連絡
もし自身の愛猫が外に出てしまったら、またそうならないようにどういう対策があるかなど詳しく解説していきます。
現在猫を飼っている方は、猫が迷い猫になってしまわないよう、今回の記事内容を参考にしてください。
猫は必ず帰ってくるのか。猫の帰巣本能について
モデル:つな
考えたくないですが、もし仮に猫が外で迷子になってしまっても帰ってきてくれるのでしょうか。
ここでは猫の帰ってきた事例や、帰巣本能について2つ紹介します。
- 島根県から山口県まで歩いて戻った猫
- 帰巣本能の正体はまだ分かっていない
島根県から山口県まで歩いて戻った猫の事例を紹介。
猫の行動範囲は大体数kmしかありません。
それにもかかわらず、県をまたいで移動した猫がいるのかと驚くばかりです。
また、なぜ迷子になってしまった猫が自分の元いた家に帰れるのかの「帰巣本能」についてを紹介します。
この「帰巣本能」についてはまだよく分かっていない部分がありますが、動物学者2人が「帰巣本能」について発言しているのでこちらで紹介させていただきます。
どちらも非常に興味深い内容ですので、猫飼いさんや猫好きな方は是非ご覧ください。
島根県から山口県まで歩いて戻った猫
有名な映画「名犬ラッシー」では、北アメリカを横断して飼い主の元に戻ったコリー犬の実話が基になっているのが有名です。
犬はこのように長距離を移動して飼い主の元に帰ってきた事例がありますが、猫だとどうでしょうか。
ここで紹介するのは猫のさまざまなエピソードを集めた「猫の歴史と奇話」(平岩米吉著/築地書館)という本です。
この本の中で紹介されている1つに、島根県から山口県まで歩いて戻った猫の事例が紹介されています。
内容は
昭和32年9月24日に山口県吉敷郡から島根県松江市に輸送された6匹の猫のうち、最も利口だったクロが、箱を開けた瞬間に逃亡してしまいました。
クロは2週間後の10月9日にボロボロの姿で家に戻り、一番仲の良かった子供の安二郎くん(10歳)の布団に、ゴロゴロ喉を鳴らしながらもぐりこんだそうです。
島根県から山口県までかなりの距離があり、その距離を猫が歩いて移動したというのは本当に驚きです。
帰巣本能の正体はまだ分かっていない
動物学者のマイケル・W.フォックス博士は、猫には太陽の位置で時間を感知する体内時計があるとのこと。
家から離れるほど、体内時計と太陽にズレができるため、そのズレから元いた家の方角がわかるのではないかと推測しています。
動物学者のデズモンド・モリス博士は、「猫は視覚的な手掛かりなしに家路をたどれる」と断言。
理由は、人間を含め地球上の多くの生物が、地球の磁場に対して鋭い感受性を持っているからです。
その証拠に、進路を決めようとしている動物に強力な磁石をつけると、帰巣本能が乱れてしまうそうです。
帰巣本能は、動物の組織内にある鉄の微粒子が重大なポイントらしいのですが、わかっていないことが多くまだまだ謎に包まれています。
猫が脱走する理由を紹介
ここでは、そもそもなぜ猫が脱走してしまうのか、その理由を紹介します。
猫が脱走する理由をわかっていれば、そうならないように対策することができます。
もちろん個体ごとに脱走する理由は違ってくると思いますが、よくある脱走する理由としてあげられる具体例を3つ紹介します。
- 猫が脱走する理由①外の世界に興味がある
- 猫が脱走する理由②発情期
- 猫が脱走する理由③ストレス
以上の3つが特に多い猫の脱走理由です。
窓から見える景色に興味関心が高い猫や、発情期を迎えた猫、そしてストレスによる脱走もありますので、これらの3つを詳しく解説していきます。
愛猫のことを理解することにも繋がりますので、解説する内容を参考に、自身の猫が当てはまってないか確認してみてください。
また、以下でもより詳しく
室内飼い猫の脱走について紹介しているのでぜひご覧ください。
猫が脱走する理由① 外の世界に興味がある
猫が脱走してしまう理由のひとつが、外の世界に興味を惹かれている場合です。
窓から見える景色や小鳥などに興味をもち、ずっと窓の外を見ている猫ちゃんもいます。
ペットとして人気の猫ですが、祖先は野生で狩りをして暮らしていた動物です。
人間に飼われるようになって、狩りをする必要はなくなりましたが、窓から見える小動物などへの興味関心は、野生の本能として残っています。
猫には鳥や虫などを追いかけたい狩猟本能があり、窓から鳥や虫を見かけると、そうした本能のスイッチが入ってしまいます。
特にノラ猫の経験を持っている猫など、1度でも外の世界で暮らしていた経験がある猫は、狩猟本能のスイッチが入りやすいです。
このように、愛猫が外の世界に強く興味を持っていそうな場合は、脱走してしまわないよう注意が必要です。
猫が脱走する理由② 発情期
去勢をしていないオス猫や、発情期中のメス猫はパートナーを求めて脱走してしまう可能性があります。
去勢・避妊手術を受けていない猫の場合だと、多いときには1年で3~4回の頻度で発情期を迎えることもあります。
家にパートナーになる猫がいない場合は、特に脱走してしまう可能性が高く、注意が必要です。
もし発情期中に脱走してしまったのがオス猫の場合だと、メス猫を求めてどこまででも移動してしまいます。
家から遠く離れた場所で、迷子になってしまう可能性があるので、発情期中のオス猫の脱走には特に注意してください。
そもそも、愛猫に子猫を出産させるつもりがないのであれば、なるべく早めに去勢・避妊手術をするのがおすすめです。
猫が脱走する理由③ ストレス
猫が脱走してしまう理由として、ストレスが原因の場合もあります。
猫はストレスを感じやすく、環境の変化を嫌う動物です。
特に引っ越しや部屋の模様替え、旅行などで環境が大きく変わると、猫は強いストレスを感じて、より良い環境を求めて脱走してしまうことがあります。
引っ越しの場合だと、当日にたくさんの人間が出入りして大きな物音を立てるので、猫にとってかなりのストレスになります。
さらに、引っ越し作業中は一時的にドアが開けっ放しになる機会が多く、大きな音にびっくりして脱走してしまう危険があるので、特に注意が必要です。
そうはいっても、状況によって引っ越しが必要な場合もあると思います。
引っ越しは絶対にダメというわけではありませんが、環境の変化を嫌う猫が、新居に慣れるまでにはどうしても時間がかかります。
そのため、新しい環境に慣れるまで、引っ越し後はなるべく一緒にいる時間を増やして、猫を安心させてあげましょう。
猫の脱走しやすい場所を紹介
室内飼いの猫ちゃんが脱走してしまう場所は大体決まっています。
その場所を事前に知っておくことで、猫が脱走してしまわないように注意したり対策することができます。
脱走してしまってから後悔するより、事前に脱走しやすい場所を把握して、普段から気をつけることで脱走を防ぐ努力をしておきましょう。
以下が特に猫が脱走しやすい場所になります。
- 猫の脱走しやすい場所① 玄関
- 猫の脱走しやすい場所② 窓
- 猫の脱走しやすい場所③ ベランダ
以上の3箇所は室内での猫飼いさんからの脱走報告で、特に多いポイントですので注意してください。
具体的にどのように注意すればいいのか、詳しく解説していきます。
室内で猫を飼っている飼い主さんは、是非参考にしてください。
猫の脱走しやすい場所① 玄関
猫が脱走しやすい場所はいくつかありますが、その中でも1番可能性が高い場所が玄関です。
飼い主さんの外出時や帰宅時、宅配の受け取りのタイミングなどで開け閉めが多いためです。
普段から玄関の開け閉めに気をつけていても、ふとしたタイミングでドアの隙間から外に出てしまうことがあります。
万が一猫が脱走してしまうと、最悪の場合そのまま帰ってこなくなってしまうことも。
外では車が走っていたり、ノラ猫との喧嘩でケガをしてしまうなど、たくさん危険状況が考えられます。
そのような危険な目に合わせないよう、日頃から注意しておくことは大切です。
しかし、どうしても注意するだけだと脱走の可能性は残ってしまいます。
その可能性を少しでも少なくするためにも、あらかじめ予防策をとっておきましょう。
猫の脱走しやすい場所② 窓
窓も猫が脱走してしまう可能性が高い場所です。
そもそも飼い主さんが窓を開けたまま忘れてしまっていたり。
網戸があるから大丈夫と、網戸の状態にしていたら脱走されてしまった、というケースもあります。
窓の開けっ放しはもちろんダメですが、網戸があるから安心というわけでもありません。
猫によっては網戸を自分で開けたり、爪で引っかいて破いたりなど、網戸の状態になっているときに脱走されることが多いです。
特に夏の暑い日に、網戸にしていて脱走されてしまうケースが多いので要注意です。
空気の入れ替えのために、窓を開けることもあると思います。
ただ、猫は少しの隙間でもすり抜けてしまったり、網戸を自分で開けたり破いたりできる猫がいる事を忘れずに、事前に脱走防止対策をしておきましょう。
猫の脱走しやすい場所③ ベランダ
賃貸マンションんなどでよくあるのが、ベランダからの脱走や転落です。
特に怖いのが高層階からの転落です。
最悪、猫が亡くなってしまう可能性もあるため、高層階で猫を飼っている人は、特に注意しなければいけません。
例えば、猫がベランダから外を眺めていて、虫や鳥などを見つけて柵の上や隙間から脱走してしまった。
洗濯ものを取り込む際に、窓を開けっぱなしにしていたら脱走してしまった。などがよくあるベランダから脱走してしまうパターンです。
たとえ飼い主さんが一緒に居たとしても、外に興味をもった猫が突然逃げてしまう恐れがあるので注意してください。
2階以上のベランダだとケガのリスクもありますし、外に出てしまうと迷子になって会えなくなってしまう場合も十分考えられますので、ベランダは注意が必要な場所です。
猫の脱走防止対策を紹介
猫が外に出て見失ってしまうと、見つけ出すのがかなり大変です。
そのために、そもそも猫を外に出さないよう、事前に対策しておくのが大事です。
外で迷子になってしまうと見つけられない可能性もあります。
そうならないように、ここでは猫の脱走対策として4つ紹介します。
- 猫の脱走防止対策:脱走防止柵
- 猫の脱走防止対策:網戸のガードを強化
- 猫の脱走防止対策:ベランダには猫を出さない
- 猫の脱走防止対策:猫がリラックスできる場所を増やす
対策グッズも、そこまで高額な費用がかかるわけでもありませんし、普段から意識しておくことで防止できる内容です。
事前に対策しておくことで、かなり脱走防止につながる内容ですので、是非参考にしてみてください。
猫の脱走防止対策:脱走防止柵
外出時や帰宅時に、一気に玄関のドアを開けてしまうと、待ち構えていた猫が飛び出してしまうことがあります。
外出時は、ドアを開ける前に近くに猫がいないか確認。
帰宅時は、ドアを少しだけ開けて猫がいないか確認してから中に入るように気をつけましょう。
ただ、気をつけていても猫が脱走してしまう可能性はあります。
そのため、そもそも猫をドアに近づけないように脱走防止柵を設置するのがおすすめです。
市販で色んな種類の商品がありますし、中には100円ショップなどの材料で柵を自作する飼い主さんもいます。
注意点として、猫はジャンプ力が高く、隙間を通り抜けるのが得意です。
ジャンプが得意な猫ちゃんを飼っている方には、猫用フェンスもおすすめです。
猫の脱走防止対策:網戸のガードを強化
猫が網戸を開けてしまう場合には、網戸ロックや網戸ストッパー、突っ張り棒などで固定するようにしましょう。
また、網戸を破かれないようにペット用の網戸に張り替えるのもおすすめです。
猫の爪でも破れないステンレス製や強化樹脂製など、さまざまなタイプの網戸が販売されています。
網戸をよじ登ったり、網戸に体当たりするなどの活発的な猫に対しては、フェンスを使っての対策が有効です。
市販されている猫用フェンスもありますし、ツッパリ棚を縦に使って対策する方法もあります。
網戸の前に設置して、そもそも猫が網戸に触れられないようにしましょう。
網戸の前にフェンスがあれば、空気の入れ替えなどで網戸にした際にも、安心ですのでおすすめです。
ただし、飼い主が想定していないジャンプ力の猫もおり、木登りが得意な猫はフェンスの種類によってはよじ登ってしまう可能性があるため、フェンス選びに十分注意が必要です。
猫の脱走防止対策:ベランダには猫を出さない
ベランダでの脱走防止策として重要なのが、そもそもベランダに猫を出さないようにすることです。
室内飼いの愛猫に気分転換させてあげようと、ベランダに出したくなる気持ちもわかります。
ただ、猫はベランダに設置されている柵の隙間でも、顔が入るくらいの幅があれば、すり抜けて脱走してしまいます。
一応対策としてはベランダの屋根部分から、園芸用の網や、カラスや鳩対策のベランダネットを張る方法もあります。
ただし、どうしても網は劣化して破れやほつれが出てきてしまうので、定期的にチェックする必要があります。
万が一の対策として、ベランダにネットを張っておくのは良いと思います。
ですが、脱走や転落した時のことを考えると、そもそも猫をベランダに出さないようにするのが1番の対策ではないでしょうか。
猫の脱走防止対策:猫がリラックスできる場所を増やす
猫は環境の変化に敏感な動物です。
部屋の模様替えなどした際には、猫にとってかなりのストレスになってしまいます。
ストレスでの脱走につながらないように、極端な模様替えをしないこと。家の中で安心して休んだり、運動できるスペースを作ってあげることが大切です。
室内飼いの猫は、家の中を自分の縄張りだと認識しています。
猫は縄張りの外に出るのを嫌うので、室内だけの生活でもストレスを感じることはありません。
ですが、お気に入りの場所を部屋の模様替えで変えてしまったり、知らない人の来客があるとストレスに感じてしまいます。
なるべく日々の生活の中で、猫がストレスを感じないようにリラックスできる場所を多く作ってあげましょう。
猫が帰ってこない時(迷子になった時)の捜索方法とポイントを紹介
猫が帰ってこない、迷子になった時の捜索方法とポイントをいくつか紹介します。
外では猫にとってたくさん危険な場所があり、いなくなってから時間が経過すると探し出すのも大変になります。
捜索時に間違った行動をとってしまうと、猫が怯えて出てこなかったり、せっかく見つけたのに逃げられてしまうこともあります。
そうならないように、ここで紹介する脱走猫の捜索方法やポイントを参考にしてください。
- 捜索方法① 家の中を探す
- 捜索方法② 近所を探す
- 捜索時のポイント① いつものトーンで愛猫の名前を呼ぶ
- 捜索時のポイント② 愛猫のお気に入りおやつやおもちゃを使う
- 捜索時のポイント③ 近所の方に協力を依頼
なるべく早く猫をみつけるためにも、できる事を1つずつやっていきましょう。
捜索方法① 家の中を探す
猫が見当たらない場合は、まずは戸締りの確認です。
窓や玄関の扉は空いていないかなどを確認し、猫が外に出た可能性がないか確認してください。
戸締りが確認出来たら、家の中を隅々まで探しましょう。
もしかすると、普段いない場所に忍び込んでいたり、飼い主さんが気づかずに何処かに閉じ込めてしまっている場合もあります。
猫は自分の顔ぐらいの幅の隙間があれば、すり抜けて入り込めてしまいます。
そのことも考慮しつつ、普段猫がいかない所で侵入できそうな場所はないかチェックしてみてください。
また、このような場合に備えて、室内飼いの猫ちゃんにも首輪に鈴をつけておくなどすると見つけやすくなります。
家の中に物が多く、猫が隠れられる場所がたくさんある方は、対策として検討してみてください。
捜索方法② 近所を探す
もし、家の中を探しても見つからない場合は近所を探してみてください。
個体差はありますが、基本的には猫の行動範囲はそれほど広くありません。
室内飼いの猫ちゃんなら、なおさら遠くに行く可能性は低いです。
まずは家の近くに隠れていないか確認してください。
猫は壁に沿って移動する傾向があります。
家から半径50m以内の範囲で身を隠せそうな場所を重点的に探してみてください。
家の周りに見当たらない場合は、近所の方にも事情を説明して、敷地内を捜索させてもらいましょう。
勝手に敷地内に入るとトラブルになってしまう可能性があるので注意してください。
きちんと事情を説明すれば許可してくれると思いますし、一緒に探してくれる場合もあります。
捜索時のポイント① いつものトーンで愛猫の名前を呼ぶ
探すときのポイントとして、いつものトーンで名前を呼ぶようにしてください。
飼い主さんの声だったとしても、大声で呼ぶと怯えて出てこないこともあります。
よく耳を澄ましながら、いつものトーンで名前を呼びながら少しずつ移動して探してください。
もし猫を見つけても、焦って急に近づいたり、大声で呼んではいけません。
猫は慣れない環境で心細い思いをしています。
怯えて警戒心が強くなっているので、急にかけ寄ったり無理に捕まえようとすると逃げてしまう場合があります。
猫を見つけても焦らずに慎重に行動してください。
まずは猫から少し離れた場所で腰を下ろして様子を見ます。
猫をびっくりさせないように、いつものトーンで名前を呼んであげてください。
捜索時のポイント② 愛猫のお気に入りおやつやおもちゃを使う
猫の嗅覚はとても敏感です。
犬には及びませんが、それでも人間の数万から数十万倍の嗅覚があるといわれています。
猫のニオイがついたおもちゃや、お気に入りのおやつを使うと猫が安心して出てきてくれる可能性があります。
家の周りにお気に入りのおやつや、おもちゃを置いておく、または普段使っている猫砂を
家までの道なりに少しずつ巻いてみてください。
近くを猫が通りかかったら、ニオイに気づいて戻ってきてくれるかもしれません。
捜索の際にはキャリーケースを持っていくと良い場合もあります。
特に普段からベットとして活用していたりすると、安心できる場所と認識していて、猫を捕まえるときに役立ちます。
ただし、キャリーケースを病院に連れて行く時だけしか使っていない場合は、キャリーケースを怖がって逆効果になってしまうこともあるので注意してください。
捜索時のポイント③ 近所の方に協力を依頼
家の周りを探しても見つからない場合は、近所の方に協力をお願いしてみましょう。
猫を探すためとはいえ、近所をずっとウロウロしていると、不審者だと勘違いされて通報されてしまうかもしれません。
近隣トラブルを避けるためにも、近所を捜索する際には近隣住民の方々に声がけして、猫を見つけたら連絡をもらえるように伝えておきましょう。
このような場合に協力してもらえるように、普段から挨拶などで近所の人たちと交流しておくのが大切です。
1人で探すよりも、たくさんの人に協力してもらった方が断然見つけられる可能性が高いです。
猫がいなくなってから時間が経過すると、たとえ室内飼いの猫だったとしても遠くに移動してしまう場合があります。
なるべく早めに見つけるためにも、近所の方に積極的に協力を依頼してください。
まとめ:捜索しても見つからない時は警察や保健所に連絡
今回の記事では「猫は必ず帰ってくるは本当?帰ってこない理由や探し方について」を解説・紹介しました。
解説・紹介した内容
- 猫は必ず帰ってくるのか。猫の帰巣本能について
- 島根県から山口県まで歩いて戻った猫
- 帰巣本能の正体はまだ分かっていない
- 猫が脱走する理由を紹介
- 猫が脱走する理由① 外の世界に興味がある
- 猫が脱走する理由② 発情期
- 猫が脱走する理由③ ストレス
- 猫の脱走しやすい場所を紹介
- 猫の脱走しやすい場所① 玄関
- 猫の脱走しやすい場所② 窓
- 猫の脱走しやすい場所③ ベランダ
- 猫の脱走防止対策を紹介
- 猫の脱走防止対策:脱走防止柵
- 猫の脱走防止対策:網戸のガードを強化
- 猫の脱走防止対策:ベランダには猫を出さない
- 猫の脱走防止対策:猫がリラックスできる場所を増やす
- 猫が帰ってこない時(迷子になった時)の捜索方法とポイントを紹介
- 捜索方法① 家の中を探す
- 捜索方法② 近所を探す
- 捜索時のポイント① いつものトーンで愛猫の名前を呼ぶ
- 捜索時のポイント② 愛猫のお気に入りおやつやおもちゃを使う
- 捜索時のポイント③ 近所の方に協力を依頼
猫が外に出てしまうと、さまざまな危険があり、もしかするとそのまま会えなくなってしまう可能性もあります。
今回紹介・解説した内容で、事前にできる対策や、もし脱走してしまったときの対処法など、大切な愛猫を守るためにも、是非参考にしていただけたらと思います。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!