蚊などの虫が気になる夏のこの時期。猫がそばにいても蚊取り線香を使用しても良いのか気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。今回のMOFFME記事では、猫のそばで蚊取り線香を使用しても良いのか、使用する際の注意点、おすすめペット用蚊取り線香を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる猫のそばで蚊取り線香を使うのはOK?注意点やおすすめを紹介
近年の日本では夏の暑い時期が長くなり、蚊などの虫に注意しなければならない期間も長くなっています。特に水辺の近くは蚊が繁殖しやすいエリアですので、川や公園の近くにお住まいの方は、毎年悩まされているのではないでしょうか?
今回のMOFFMEでは、そんな蚊の対策として猫ちゃんと暮らす家庭で安全に使用できる商品を紹介していきます。
- 愛猫のそばで蚊取り線香を使っても基本的に大丈夫
- 猫のそばで蚊取り線香を使用する際の注意点を紹介
- 安全に使用できるオススメ蚊取り線香4選
愛猫のそばで蚊取り線香を使っても基本的に大丈夫
夏場の蚊の対策として、一番ポピュラーなのは蚊取り線香ではないでしょうか?昔から販売されていて、安価で入手しやすい商品ですよね。
実は蚊取り線香から立ち上る煙には駆除効果は無く、燃焼部分手前が高温で熱せられて揮発する化学物質によって虫を避ける効果があるそうです。人間は線香の香りと煙を感じる程度ですが、嗅覚の鋭い猫ちゃんに悪影響はないのでしょうか?
結論から言うと、基本的に虫除け成分は猫ちゃんに影響ありません。というのも蚊取り線香から出る化学物質ピレトリンは、花の菊から取れる成分で人間はもちろん、犬や猫・ハムスターなどにとっても安全な成分なのです。
しかし現代では天然成分のピレトリンよりも、化学薬品のピレスロイドが使用される事が多いようです。安全性に変わりは無いと言われていますが、アレルギー体質の猫ちゃんがいる場合はよく様子を観察しておきましょう!
愛猫のそばでプラグ式の液体虫除けの使用は安全か
蚊取り線香では火を使用する点がネックになりがちです。そんな場合はプラグ式の液体虫よけがオススメです。
成分は蚊取り線香などと同じ成分を使用しているので、動物のそばで使用しても安全ですし、火を使わないので猫ちゃんが火傷をする心配もなくなります。煙の匂い等もないので、動物のいる室内で使用するにはプラグ式が一番安全といえるでしょう。
愛猫のそばでアロマ虫除けの使用は安全か
精油を使用したアロマで虫除けをする方も増えていますが、精油は猫ちゃんにとって死亡例もあるほど危険性が高い物です。アロマオイルに直接触れるだけでなく、匂いを嗅いだだけで体調不良をおこす猫ちゃんもいるので、使用しないようにしましょう。
飼い主さんがアロマオイルに対して注意をしていても、来客などで不意に愛猫がアロマの影響を受けてしまう事も考えられます。来客時には念のためにアロマについて確認をしておいた方が安心ですね。
猫ちゃんとアロマについては、こちらhttps://moffme.com/article/1668の記事でも紹介しているので、是非読んでみてくださいね。
猫のそばで蚊取り線香を使用する際の注意点を紹介
蚊取り線香の成分は猫ちゃんにとってあまり心配ないようですが、火を使う物なので初めて使用する際には注意しておく点もあります。
- 蚊取り線香を使用する際の注意点①火傷に注意
- 蚊取り線香を使用する際の注意点②換気をする
- 蚊取り線香を使用する際の注意点③ペット用でも注意しよう
- 補足:蚊取り線香は金魚や熱帯魚の近くで使ってはダメ
蚊取り線香を使用する際の注意点①火傷に注意
蚊取り線香で一番気を付けるべき点は、やはり火傷でしょう。点火して炎を吹き消した状態で使用する蚊取り線香ですが、炎は見えなくても燃焼部分にふれれば火傷をしてしまいます。またプラグ式の物であっても、熱くなっているので注意が必要でしょう。
点火するタイプの蚊取り線香はベランダや窓の外に設置して使用するのはオススメです。窓やドアから侵入する蚊を撃退する事ができます。室内でプラグ式の物を使用する際は、猫ちゃんの届かない位置に設置すると良いでしょう。
蚊取り線香を使用する際の注意点②換気をする
蚊取り線香の成分は、猫ちゃんの体に害はありませんが、長く締め切った室内で使用し続けると体調に変化が出る場合も考えられます。
点火タイプの場合は特に煙が発生しますので、適度に換気を行いながら使用するようにしましょう。
蚊取り線香を使用する際の注意点③ペット用でも注意しよう
ペット用と表記のある蚊取り線香も、沢山販売されるようになりました。しかし猫ちゃんのいる場所で使用する場合は、その表記だけを鵜呑みにせず成分をよく確認しましょう。
というのも、ぺっと用や犬用を書かれている商品には精油を使用している商品も少なくあいからです。犬には害のない精油ですが、ねこちゃんには大変危険な成分ですので、猫用・犬猫用などの表記の物を使用しましょう。
補足:蚊取り線香は金魚や熱帯魚の近くで使ってはダメ
安全に使用可能なペット用おすすめ蚊取り線香を紹介
ここまで「蚊取り線香は安全である」事をお伝えしましたが、一方で「猫ちゃんに精油はNG」など心配になる事もご紹介してきました。じゃあ蚊の対策は一体何を選んだらいいの?とお思いな方に、猫ちゃんと安全に使用できるオススメの蚊取りグッズを4つご紹介致します!
- おすすめ蚊取り線香グッズ:菊星渦巻 動物ペット用
- おすすめ蚊取り線香グッズ:ライオン蚊取り線香缶
- おすすめ蚊取り線香グッズ:動物用蚊取り線香 10時間用
- おすすめ蚊取り線香グッズ:天然除虫菊 金鳥の渦巻
おすすめ蚊取り線香グッズ:菊星渦巻 動物ペット用
ライオンケミカル社から販売されている蚊取り線香です。大正8年から販売している菊精渦巻の動物用で、天然成分を使用しているので猫ちゃんの居るスペースでも安心して使用できます。
ペット用は長時間使用できる大型サイズで、50巻入りの物のみ販売されています。ペット用でない商品とパッケージが似ているので、購入時はご注意ください。
商品名 | 菊精渦巻 動物ペット用 |
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成分 | 天然ピレトリン |
燃焼時間 | 約9.5時間 |
線香の色 | 茶色 |
おすすめ蚊取り線香グッズ:ライオン蚊取り線香缶
同じくライオンケミカル社から発売されている蚊取り線香です。こちらはパッケージに大きく犬猫のイラストが入っているので、購入時にも見つけやすいでしょう。
効能効果にも「動物舎内及びその周辺における蚊の成虫の駆除」と記載されていて、動物の近くで使用する事を前提に作られた商品なので、安心して使用できます。缶タイプにはそのまま使用できる線香皿が付属しています。線香皿のない箱タイプも販売されています。
商品名 | ライオン蚊取り線香缶 |
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成分 | アレスリン(ピレスロイド系) |
燃焼時間 | 約9.5時間 |
線香の色 | 緑色 |
おすすめ蚊取り線香グッズ:動物用蚊取り線香 10時間用
蚊取り線香といったら金鳥の蚊取り線香ですよね。金鳥社からも動物用の蚊取り線香が販売されています。
屋外での長時間の使用にも便利な、10時間の大型タイプなので、玄関や窓付近の屋外に設置しても良いでしょう。
商品名 | 動物用蚊取り線香 10時間用 |
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成分 | アレスリン(ピレスロイド系) |
燃焼時間 | 10時間 |
線香の色 | 緑色 |
おすすめ蚊取り線香グッズ:天然除虫菊 金鳥の渦巻
同じく金鳥社から販売されている蚊取り線香です。この商品はペット用として販売はされていませんが、100%天然植物成分を使用し着色料なども未使用なので、猫ちゃんのそばでも安心して使用できる商品です。
しかし燃焼時間が短めとなっているので、室内での使用に向いている商品です。
商品名 | 天然防虫菊 金鳥の渦巻 |
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成分 | ジョチュウギク末、ジョチュウギクエキス |
燃焼時間 | 約3時間 |
線香の色 | 茶色 |
まとめ:愛犬に異変を感じたらすぐに病院へ!
さて今回は、愛猫のそばでも使用できる蚊取り線香について解説してきました。ポイントは以下のような点でした。
- 蚊取り線香の成分は基本的に猫に害はない
- 精油を使用したアロマは猫に有毒
また使用時に注意すべき点は
- 火傷に注意
- 換気を行う
- ペット用の表記には成分の確認を
- 熱帯魚などの魚類のそばでは使用NG
この4点でした。
MOFFMEオススメの、蚊取り線香はこの4つです。
- ①菊星渦巻動物ペット用
- ②ライオン蚊取り線香缶
- ③動物用蚊取り線香 10時間用
- ④天然除虫菊 金鳥の渦巻
蚊取り線香を使用していて、もし愛猫の体調に変化があれば、商品名を控えて獣医師に相談しましょう。蚊は病気を媒介する事もあるので、猫ちゃんの為にも是非安全に虫対策をしてあげましょうね。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!