猫が突然急死してしまうということがあるそうです。肺水種、肥大心筋症、脳梗塞、白血病、腎不全などの死因でそうなるようです。猫が急死するにはよだれを垂れ流していたり、嘔吐・吐血などの前兆があるようです。しかしワクチンを打つことにより対応できるかもしれません。
この記事の目次
目次を閉じる「猫が突然急死して立ち直れない」その原因と死因を徹底調査!
飼っていた猫が急死してしまうと、突然のことで立ち直ることができなかったり、急死する前になにかできなかったのかと後悔する方も多いのではないかと思います。
家族として生活を共にしてきた猫が急死してしまうことは、悲しいことです。
元気だった猫が急死するのはなぜなのでしょうか。
毎日、猫と触れ合っていることで変化に気づくことができなかったり、病気の前兆を見逃してしまっていたのかもしれません。
しかし、猫が急死してしまう病気や前兆を知らなければ、気づくことができず、病気が進行してしまい手遅れになってしまうこともあります。
猫が急死する原因を知ることは、猫の命を救う一つの手段となります。
今回、MOFFMEでは猫が突然死してしまう原因と死因について詳しく解説していきます!
- 突然死する前兆
- 急死の予防方法
- 日頃から注意するべきこと
- 突然死する原因
- メンタルケア
猫が突然死する前兆とは?
猫が突然死する前兆にはどのようなものがあるのでしょうか。
毎日、猫と関わっているからこそ、気づくことができる前兆と気づくことができない前兆もあります。
しかし、猫が突然死するときにはなにかしらの原因があります。
猫は体の不調を隠す動物と言われています。そのため、飼い主でも身体の痛みや、異変があってもわからないことが多いです。
突然死の前兆を知っておくことは、猫の命を救うことができるかもしれません。
ここでは、猫が突然死する前兆について解説していきます。
- 鼻血がでる
- 痙攣をおこす
- 嘔吐する
猫が鼻血を流してしまう
猫が突然死してしまう前兆として、鼻血を流してしまうことがあります。
人間であれば、鼻血だけでは病院に行こうとは思わないかもしれません。
しかし、猫が鼻血を出すことは普通ではありません。事故による外傷が原因だったり、内臓に問題がある場合など、原因はさまざまです。
猫が鼻血を出す場合は、何らかの病気が隠れている可能性が高く、命に関わる状態であることも少なくはありません。
鼻血を流した後に、元気な様子であっても病院に連れていく必要があります。
治療することで改善されることもありますが、鼻血がでることが前兆で大きな病気が隠れている可能性もあるのです。
猫が痙攣をおこしてしまう
猫が突然死してしまう前兆として、痙攣をおこすことがあります。
猫が痙攣をおこす原因として、体温の低下や骨折、出血など一時的なもの理由のこともありますが、なにか病気が進行している可能性あります。
猫のおでこや顔がヒクヒク動いたり、口をパクパク動かしたり、猫がうずくまり、じっとしている場合は痙攣をおこしていることがあります。
痙攣をおこした場合は、暗く静かな場所で安静にさせましょう。おさまらない場合は、すぐに動物病院に連れていく必要があります。
日常的に猫の様子を観察し、違いに速やかに気づけるようにしておくといいかもしれません。
猫が嘔吐をしてしまう
猫が嘔吐してしまう場合も、突然死の前兆としてあらわれることもあります。
猫が嘔吐してしまう場合は、脳梗塞など脳に原因があるか、アレルギーなどによる中毒やフィラリア症などの寄生虫の感染である可能性が少なくありません。
猫が嘔吐をするのは、珍しいことではないため、前兆として気づきにくいこともあります。
元気に遊んでいたのに急に嘔吐をした場合などは、脳に異常があったり、頭をぶつけたなどの外傷性であることもあります。
猫が嘔吐をしているときは、窒息死を防ぐために嘔吐物が喉や鼻に詰まらないように注意が必要です。
急死の予防方法
猫が急死するのを予防する方法はあるのでしょうか。
猫が急死するのを予防するためにできることは、日々の猫の様子を観察することです。
昨日と少し様子が違ったり、ご飯を食べていない、排泄の量に変化があるなど、日々の観察で気づけることはたくさんあります。
猫は寝ている時間が長いため、体調が悪くて寝てるのか気づくことができず、病気が進行してしまうことも少なくはありません。
ここからは、急死の予防方法としてできることを紹介していきます。
- 適度な運動
- 完全室内飼育
適度な運動をさせる
猫の急死を予防する方法として、毎日適度な運動をさせてあげることが大切です。
猫が運動不足になると、エネルギー消費が足りずに筋肉量が落ちてしまい、肥満の原因になります。
肥満はさまざまな病気の原因になってしまうため、猫が急死してしまう病気の原因にもなる可能性が高いです。
肥満から動くことが少なくなってしまうと、病気などの身体の変化に気づくことができなくなることも少なくはありません。
そのため、猫が肥満にならないように適度な運動をさせることで、ストレスも軽減され、病気にもかかりにくくなります。
適度な運動をする時間を確保できない場合は、猫が運動不足にならないような環境づくりを行いましょう。
猫の適正体重は、個体差があります。適正体重を知りたい場合は、獣医師に相談してみるといいでしょう。
猫を危険から守るための完全室内飼育
猫の危険から守るためには、完全室内飼育をすることをおすすめします。
猫が外にでることで、猫同士のけんかや感染症、交通事故などの被害にあう可能性は室内飼育よりは高くなります。
猫が急死してしまう病気のも、外に出ることが多い猫のほうがかかりやすい病気もありました。
そのため、完全室内飼育では急死に繋がる原因を予防することができるのです。
しかし、室内飼育で猫が運動不足になってしまうのではないかと心配になる方も多いと思います。
適度な運動ができるように、キャットタワーなど環境を整えましょう。
ストレスが溜まってしまうことがないように、外を見ることができるスペースを作ったり、飼い主との触れ合いを大切にしてあげたりすることも大切です。
飼い主さんが日頃から注意しておくべきこと
猫が急死しないためには、飼い主として日頃から注意しておくべきことがあります。
猫を危険から守ったり、猫の様子を確認したりと、猫が健康に過ごすためにはやるべきことはたくさんありました。
猫が急死してしまう前に、猫の生活を見直してみると良いかもしれません。
- 肥満にさせない体調管理
- 異常があればすぐに病院へ
- 過度なストレスは与えない
- 臭害を防ぐ
肥満にさせないための体調管理
肥満にさせないために体調管理を徹底しましょう。
猫が肥満になると、深刻な健康問題につながってしまうこともあります。血管が詰まってしまったり、関節に異常がでたりと肥満が理由で発症してしまう病気も少なくありません。
猫にとっての適正体重を知り、食事の量や栄養バランスを考えながら、体重管理を行うようにしましょう。
異常を感じたらすぐに病院に連れていく
猫の突然死の原因となる病気は、徐々に病態が悪化していくものも多いのが特徴です。
そのため、猫の異常に早期発見できるようにしなくてはなりません。
気づいたころには、症状が悪化していたり、気づくことなく急死してしまうことも少なくはありません。
そのため、日々の健康観察で異常を感じた場合はすぐに病院に連れていきましょう。
早期治療を行うことで助かる命もあります。
猫の体調を知っておくためにも、定期的な健康診断をうけることもおすすめします。
日常的に過度なストレスを与えない
猫は自由気ままに生活している動物と思われがちですが、ストレスを感じやすい動物です。
そのため、日常的に過度なストレスを与えないようにしましょう。
ストレスを感じると細菌に負けたり、寄生虫に感染してしまうなど、免疫力が低下し、病気になりやすくなってしまいます。
猫の睡眠を妨げたり、大きな音や声を出さない、部屋を清潔に保つなど、猫がストレスを感じない環境づくりを心掛けましょう。
飼い主さんの喫煙や香水からの臭害を防ぐ
猫の嗅覚は人の1万倍以上発達しています。
そのため、タバコの匂いや香水の匂いは猫にとってとても臭いものなのです。
猫にとって悪影響のある匂いを嗅ぐことは、ストレスになってしまうこともあります。
猫の好きな匂い、嫌いな匂いを知り、臭害から防ぐようにしてあげましょう。
タバコや香水は、猫の身体に害を与える場合もあるため気をつける必要があります。
猫が突然死する原因とその病気とは?
猫が突然死する原因と病気はどのようなものがあるのでしょうか。
猫が急死する場合は、原因がわからないことも多く、気づいたころには悪化してしまっていることも少なくはありません。
猫がかかる病気を知っておくことで、病気の早期発見、早期治療に繋がります。
そこで、猫が突然死する原因としてあげられる病気について詳しく解説していきたいと思います。
- フィラリア症
- 心臓病
- 心筋梗塞・脳梗塞
- 白血病
- 肥大心筋症・腎不全
フィラリア症
フィラリア症は、フィラリアとよばれる寄生虫が心臓や肺に寄生することで体に障害がおきる病気です。
フィラリアは犬がかかる病気だと思われている方も多くいますが、猫でも発症する病気ですが、猫は犬よりもフィラリアに強い抵抗力を持っているため、症状が悪化することはあまりありません。
しかし、最近では少ない寄生や幼虫のみの寄生でも猫に大きな影響を与えることがわかってきました。
フィラリア症の症状としては、咳や嘔吐、呼吸の仕方に変化があらわれます。異変を感じた場合は、病院へ相談しましょう。
フィラリア症の予防方法は、フィラリアの予防薬を毎月投与していく方法があります。
猫へのフィラリア症予防が必要だと考えられるようになってから、まだ日も浅く、予防する必要性に関しては意見がわかれています。
フィラリア症に関して、気になることがある場合は、獣医師に相談してみることをおすすめします。
心臓病
猫の心臓病では心筋症が多く、心筋症を治す治療法はないと言われています。
猫が急死する原因になることも多い病気です。
心臓の動きが悪くなり、全身に血液を送ることができなくなってしまう病気で、猫が足を引きづる、呼吸がしにくい、食欲がないといった症状があらわれます。
年齢は関係なく、若い猫でも発症するおそれがある病気です。病気の原因はわかっておらず、遺伝やウイルス感染でも発症します。
初期段階では症状がわかりにくく、症状が出るころには進行が進み、手遅れになってしまう可能性も少なくはありません。
心臓病が原因で、心筋梗塞や脳梗塞などが原因で命を落としてしまうこともあります。
早期発見し、治療を行うことができると、症状の緩和や進行を遅くすることができるので、病気の症状を知っておく必要があります。
定期的な病院への受診で、心臓の検査を行うことで早期発見することができるでしょう。
心筋梗塞・脳梗塞
猫の心筋梗塞・脳梗塞は、症状がわかりにくく気づくことが遅れてしまうことも少なくありません。
血管内に血栓ができてしまい、血管がつまってしまうことで起こる病気です。なんの兆候もなく、急死してしまう可能性もあります。
年齢に関わらず、発症する可能性もあり、遺伝的に発症しやすい猫種もあるため、定期的に心臓の検査を受けたり、心拍数を測るようにしたりと気をつける必要があります。
猫は後ろの足の付け根の血管が詰まることが多く、後ろの足が動かなくなるといった特徴があります。
心臓にもともと病気がある猫などは心臓の血管や内部が狭くなっており、血栓がつまりやすくなっているおそれがあるため、注意が必要です。
白血病
白血病とは、猫白血病ウイルスが感染することで血液がうまく作られなくなる病気です。
白血病の症状として、食欲がない、口内炎や皮膚炎、粘膜の色が変わるといったものがあらわれます。
猫の白血病には、有効な治療法はまだ見つかっていません。そのため、白血病にならないように予防する必要があります。
猫白血病ウイルスは毛づくろいやほかの猫と餌を一緒に食べたりする接触で感染し、生まれたばかりだと100%感染し、成長していくことで感染する可能性はかなり低くなっていきます。
1歳から6歳までの若く外に出ることが多い猫が感染する確率が高いのが特徴です。
白血病の予防としてワクチンを接種する方法もあるため、猫が外にでる可能性がある場合は、接種することをおすすめします。
肥大心筋症・腎不全
肥大心筋症は、心臓の筋肉の厚みが異常に増すことで、心臓内が狭くなり、全身に十分な血液を送れなくなってしまう病気です。
肺での酸素交換が上手くできなくなることで呼吸不全や、血圧が維持できなくなることで腎臓障害がおこります。
若い猫でも発症することがあり、肺や胸に水が溜まる、腎臓に負担がかかることで、食欲がなくなる、体重減少、嘔吐などの症状があらわれます。
腎臓障害としておこる腎不全は発症すると、死亡率が高い病気です。
腎不全では排尿が上手くできないといった症状があらわれます。
肥大心筋症によっておこる病気は猫が急死してしまう原因になることが多いのも特徴です。
肥大心筋症になると、心臓が正常な動きをすることができなくなるため、心拍に異常がみられることもあります。
猫の正常の心拍数を知っておくとよいかもしれません。
補足:猫が急死したときの飼い主さんのメンタルケア
猫や犬などのペットを飼っていると、死は必ず訪れます。
病気や、老衰などで死を覚悟しておくこともできますが、元気だったペットが急死してしまうと、気持ちがついていかず、ペットロスといった状態に陥ることも少なくありません。
飼っている猫が亡くなったことで、心の悲しみや喪失感が強く表れてしまい、深く落ち込んでしまったり、無気力状態が続いてしまったりと生活に支障をきたすほどの症状があらわれてしまうこともあるのです。
ここからは、猫が急死したときのメンタルケアについて紹介していきます。
- ゆっくりと「死」を受け入れる
- 信頼できる人に相談する
まずはゆっくりと「死」を受け入れる
猫が病気などで急死してしまうと、後悔や罪悪感を抱いてしまうことが多いです。
亡くなった直後は、死を受け入れることができなかったり、深い悲しみに襲われるのは当たり前です。
焦って忘れたり、無理をしたりせずに、辛い気持ちに優しく寄り添うことが大切です。
自分を責めたり、否定したりせずにゆっくりと「死」を受け入れていきましょう。
猫が急死してしまった場合に、後悔しないような生活を心掛ける必要もあるかもしれません。
つらい体験を信頼できる人に話す
猫を亡くしてしまい、悲しみを押し殺してしまう人は信頼できる人に話してみる方法もおすすめです。
眠れない、ご飯が食べられないといった日常に支障をきたす前に、心のケアを行いましょう。
猫が急死してしまった、病気になってしまったという悲しみや辛い気持ちを誰かに相談することで楽になることも少なくはありません。
一人で抱え込まずに、猫の死に向き合っていくことが大切です。
まとめ:「猫が突然急死して立ち直れない」その原因を徹底調査!
「猫が急死して立ち直ることができない」その原因について解説してきました。
- 急死する前兆をわかるようにしよう
- 毎日の生活で、予防することができる
- 早期発見するためにも、病気について知る必要がある
- メンタルケアをしっかり行おう