散歩などで外に出る際、わんちゃんは蜂に刺されてしまうことが多々あります。最悪の場合、アナフィラキシーショックに陥る恐れがあり、蜂に刺された際は冷静な対処が必要です。今回のMOFFME記事では、犬が蜂に刺された際の対処法や症状を解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる犬が蜂に刺された際の対処法を詳しく紹介!症状や対策を解説
犬は散歩などで外に出ている時間が長いので、蜂に刺されてしまうこともあります。愛犬が蜂に刺されたら飼い主さんとしてはとても心配になるはずです。
犬も人間と同じで蜂に刺されてしまったら、体調に異変が出ます。蜂に刺されたらどのような症状が出るのでしょうか。
今回「MOFFME」では、
- 犬が蜂に刺された際の対処法を紹介
- 蜂に刺された際の気になるポイントを紹介
- 蜂に刺された場合の主な症状
以上の3つの内容について書いていきます。
犬を飼っている方や今後犬を飼う予定があるという方などは、ぜひ、最後までご覧ください。
犬が蜂に刺された際の対処法を紹介
犬が蜂に刺されてしまっても、適切な対処をしてあげることで、症状を軽減することができます。
一番良い対処法は動物病院で診てもらうことなのですが、近くに動物病院がなかったり、休みだったりとすぐに行けないときもあるはずです。
そこで、家庭でも可能な対処法などを書いていきます。
その内容としては
- 針を抜く
- 患部を水で流す
- 患部を冷やす
- 病院へ連れて行く
以上の4つに分けて紹介していきます。
ここからの内容は、愛犬が蜂に刺されたときに役に立つはずなので、参考にして適切な対処をしてあげてください。
針を抜く
犬が蜂に刺されたときは、針が犬の身体に刺さっていないかの確認を最初にします。
もし、刺さっていて、その針がミツバチのものである場合は、ヘラなどの硬いもので、針を弾くようにして抜いてください。
また、慎重に抜くのであれば毛抜きやピンセットを使うのも有効な手段です。
蜂の針には毒が詰まっている袋があり、指で針を抜こうとすると、その袋を潰してしまって、毒が犬の身体の中に入ってしまう恐れがあります。
蜂の針を抜くときには必ず、ヘラなどの硬いものや毛抜き、ピンセットを使いましょう。
患部を水で流す
犬が蜂に刺されて、その刺した蜂がスズメバチである場合には、刺された傷口を水で洗い流しましょう。
水で洗い流す理由としては、スズメバチの毒は水溶液ということで、水に溶けやすい性質を持っています。
傷口を水で流すことで、スズメバチの毒が絞り出されるので、スズメバチに刺されたら、水で流しましょう。
絶対にやってはいけないこととしては、口で毒液を吸い出さうとすることです。
口で毒液を吸い出そうとすると、口の中の唾液で溶けてしまい、そのまま人の体内に吸収されてしまいます。
体内に毒が入ると、命の危険にもつながるので、絶対に口で吸い出そうとはしないでください。
患部を冷やす
蜂に刺されてしまうと、傷口がだんだんと腫れてくるようになります。
その腫れを抑えるために、濡れたタオルなどで患部を冷やしましょう。
患部を冷やすということは、腫れを抑えるだけでなく、痛みの軽減にもつながります。
犬は痛みに強いので、一見痛そうにしないかもしれませんが、痛いと思っているのは間違いないので、患部を冷やすことは必ずおこないましょう。
病院へ連れて行く
蜂に刺されたときに最も優先すべき対処法としては、動物病院に連れていくことです。
ここまで
- 針を抜く
- 患部を水で流す
- 患部を冷やす
この対処法をしても症状軽減や悪化を防ぐだけで治らないので、必ず動物病院に連れて行くようにしてください。
また、動物病院へ行くときには事前に状況を説明するなどをすれば、到着してから治療までが早くなるので、動物病院に行く前に連絡しておきましょう。
犬が蜂に刺された際の気になるポイントを紹介
蜂に刺されてしまったら、気にしなければならないポイントがいくつかあります。
気にしなければならないポイントを気にせずに治療をおこなってしまうと、回復が遅れてしまったり、命を落としてしまうことにもなりかねません。
蜂に刺されたときに気にしなければならない状況とポイントは
- 何ヵ所も蜂に刺された場合
- アレルギー反応について
- なぜ犬は蜂に刺されやすいのか
- 一ヵ所のみ蜂に刺された場合
この4つです。
ここから紹介する気にすべきポイントを知っておくことで動物病院に行ったときに伝えられる情報が多くなり、愛犬の命を救うことになるので、ぜひ、読んでください。
何ヵ所も蜂に刺された場合
蜂に複数箇所刺されてしまったときは、特に危険な状態です。
蜂に刺されたのが一箇所のみであれば、痛みが出たり、腫れたりするだけですが、複数箇所刺されたとなれば、毒の量が増えるので、痛みもその分強まります。
刺された蜂がスズメバチの場合は、何度も刺している虞があるので、一箇所刺されたところを見つけたら、注意深く見るようにしてください。
しかし、患部を触ったりした場合は犬が暴れる可能性があります。
暴れると毒の回りが早くなるので、絶対に暴れさせないように注意しましょう。
アレルギー反応について
蜂に刺されて、痛みや腫れ以外の強い症状が出た場合には、アレルギー反応が出ている可能性があります。
アレルギー反応の症状は
- 全身の脱力
- 呼吸困難
- 傷口から広がった広範囲の腫れ
- 血圧低下
このような症状が出た場合には、最悪命を落とすこともある危険な状態です。
アレルギー反応と思われる症状が出た場合にはすぐに動物病院に行ってください。
なぜ犬は蜂に刺されやすいのか
犬はそもそも蜂に刺されやすいのはなぜなのでしょうか。
蜂に刺されやすい理由としては、何気なく飛んでいる蜂にも犬は興味を持ってしまい、近づいたり、追いかけてしまうからです。
通常蜂は、危険だと認識されなければ攻撃してくることはありません。
そのことを人はわかっているので、刺激しないようにして離れますが、犬がそのことを分かるはずがないので、蜂に危険だと認識されてしまい、刺されてしまいます。
刺されないようにするには、飼い主さんが、注意深く周りを見ていて、蜂が近くにいるようならば、抱きかかえて離れるというのが一番の対処法です。
一ヵ所のみ蜂に刺された場合
蜂に刺された場所が一箇所のみの場合にはそこまで、心配する必要はないです。
蜂の針が刺さっていた場合には、ヘラなどで弾き飛ばしましょう。
刺されたときに痛みを感じているかもしれませんが、一時的なものなので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
しかし、長時間痛そうにしていたり、他の症状が出てきた場合は、一度動物病院で見てもらうことをおすすめします。
犬が蜂に刺された場合の主な症状
犬が蜂に刺されてしまうと、様々な症状が出てくるようになります。
しかし、犬に詳しい方か獣医師でないとどのような症状が出てくるのかわからないと思います。
犬が蜂に刺されてしまったときに、どのような症状が出てくるのかわからないと不安で仕方がないはずです。
そこで、犬に詳しくないという方にも蜂に刺されてしまうと、どのような症状が出てくるのかわかっていただけるように症状を書いていきます。
ここからは
- 局所的症状
- 全身の症状
- アナフィラキシーショック
以上の3つについて解説していきます。
症状を知っているか、知らないかでも対応の早さなど変わってくると思うので、蜂に刺されたときの症状を覚えておきましょう。
局所的症状
犬は蜂に刺されたときの局所的な症状としては、刺された場所など一部が腫れることがあります。
基本的に局所的な症状は炎症を起こして腫れるということだけで、約1時間程度で治まる事が多いです。
しかし、稀に1時間では治まらなかったり、腫れが酷くなってしまうこともあります。
その場合は、かかりつけの獣医師に相談して見ましょう。
全身の症状
犬は蜂に刺されたときに全身的に症状がでてしまうこともあります。
全身の症状としては
- 血尿
- 肝不全
- 腎不全
全身的な症状が起こる理由としては、蜂の毒の中には血尿を引き起こす成分を持っている個体がいるからです。
すべての蜂が毒の中に血尿を引き起こさせる成分を持っているわけではないので、蜂に刺されたからといって、心配する必要はありません。
蜂に刺されることで、稀に血尿が起きることがあるということを覚えておいてください。
アナフィラキシーショック
蜂に刺されたときに、一番恐れなければならないのが、アナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックとは、アレルギー反応のことなのですが、通常のアレルギー反応よりも症状が重くなります。
症状としては
- 嘔吐
- 下痢
- 失禁
- 呼吸困難
- よだれが増える
- 意識を失う
- 心肺停止
- けいれん
アナフィラキシーショックは時間が経つに連れて症状が重くなっていき、助かる可能性が徐々になくなっていきます。
アナフィラキシーショックと思われる症状が出たら、一刻も早く動物病院に行って治療をしてもらいましょう。
まとめ
今回は犬が蜂に刺されたときの対処法や症状などについて書いてきました。
この記事では、
- 犬が蜂に刺された際の対処法を紹介
- 蜂に刺された際の気になるポイントを紹介
- 蜂に刺された場合の主な症状
蜂に刺されてしまうと、最悪の場合、死に至ることもあります。
しかし、犬は蜂に刺されやすく、飼い主さんが注意していてもいつの間にか刺されてしまいます。
飼い主さんとしては、刺されてもいいように、対処法をしっかりと覚えておきましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険について解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!