みなさんは『オリエンタルショートヘア』という猫をご存知でしょうか。オリエンタルショートヘアは頭が良く、社交的な性格が魅力の一つです。今回のMOFFME記事では、オリエンタルショートヘアについて性格や特徴、飼育ポイントを踏まえて紹介していきます。
この記事の目次
目次を閉じるオリエンタルショートヘアってどんな猫なの?性格や特徴を紹介
スラっとした細身な体と、大きい耳が魅力のオリエンタルショートヘア。キリっとした表情には品格が漂いますが、実際の性格や飼育方法が気になりますよね。
そこで今回「MOFFME」では、オリエンタルショートヘアの特徴についてご紹介いたします。
- オリエンタルショートヘアの基礎知識を紹介
- オリエンタルショートヘアの性格や特徴を紹介
- オリエンタルショートヘアの飼育ポイントを紹介
オリエンタルショートヘアの基礎知識を紹介
オリエンタルショートヘアは、ブリーダーが日本に数人ほどしかいない比較的珍しい猫種です。ペットショップに並ぶことが少ないため、オリエンタルショートヘアの特徴を知らない方も多くいます。
そこで、性格や飼育方法をお伝えする前に、まずはオリエンタルショートヘアの基礎知識や歴史を紹介したいと思います。
- オリエンタルショートヘアの基礎知識
- オリエンタルショートヘアの歴史
オリエンタルショートヘアの基礎知識
オリエンタルショートヘアは、1977年に正式に猫種認定された比較的新しい種類の猫です。
シャムとほぼ同じ遺伝子を持っているため、シャムの特徴を多く引き継いでいます。
価格はペットショップで購入すると15~20万円、ブリーダーでは15~30万円ほどで、比較的安く手に入れることができます。
しかし、ペットショップで売られることが少ないので、確実に欲しい方はブリーダーからの購入をおすすめします。
寿命は12~15年と平均的。鳴き声が大きいため、それに適した環境での飼育が必要です。
オリエンタルショートヘアの歴史
オリエンタルショートヘアが生み出されたのは、第二次世界大戦後の1950年代です。
第二次世界大戦後の影響で食糧難に陥り、多くの血統種が絶滅しかけました。品種の保護や復活のため、残った猫たちを掛け合わせて猫種を増やしていったのです。
その際、シャムを復活させるために作り出された猫がオリエンタルショートヘアです。
遺伝子の多様化や、ポイントカラーを消すことを目的にロシアンブルーやアビシニアン、ブリティッシュショートヘアなど様々な交配を重ねた結果、ポイントカラーのないシャムに似た猫が誕生しました。
それが、オリエンタルショートヘアのはじまりです。
また、オリエンタルショートヘアは短毛種ですが、時折長毛種が生まれることがあります。当時は排除されていましたが、近年ではオリエンタルロングヘアとして新たに猫種が確立されました。
ショートヘアとロングヘアの2つを合わせて、オリエンタルズとも呼ばれています。
オリエンタルショートヘアの性格や特徴を紹介
長い手足と細い体、小さい顔に大きな耳。オリエンタルショートヘアはそんな特徴的な外見をしており、ややエキゾチックな印象がある猫です。
見た目からは高貴で誇り高い性格が連想されますが、実際はどうなのでしょうか?また、体重や被毛の種類なども気になりますよね。
ここでは、オリエンタルショートヘアの性格や体の特徴、また発症しやすい病気について解説していきます。
- オリエンタルショートヘアの性格
- オリエンタルショートヘアのサイズ
- オリエンタルショートヘアの毛色
- オリエンタルショートヘアが発症しやすい病気
オリエンタルショートヘアの性格
オリエンタルショートヘアは、とても甘えん坊な性格をしています。また、知らない相手にもすぐに懐くほど人間が好きという特徴があります。
飼い主さんと遊ぶのが大好きです。あまり構ってもらえないと機嫌を悪くし、気をひくために鳴いたりイタズラが増える恐れがあるので注意しましょう。
人と一緒にいることに喜びを感じるため、留守番が多い家庭には向いていません。なるべくひとりぼっちにならない環境作りが大切です。
他の動物とも友好関係を築ける性格なので、多頭飼いには適しています。
多頭飼いについては以下の記事にて詳しく紹介しているので気になる方はご確認ください。
またMOFFMEではオリエンタルショートヘアのペット保険についても紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
オリエンタルショートヘアのサイズ
オリエンタルショートヘアの体重は、次のとおりです。
- オス:3.0~6.5kg
- メス:2.5~5.0kg
オリエンタルショートヘアの毛色
オリエンタルショートヘアは毛色がとても豊富です。
黒や白・ブルーといった単色やタビーと呼ばれる縞模様、さらにバイカラーなど、色のパターンは280以上あると言われています。三毛猫のようにメスだけに出現する色もあるほどです。
シングルコートの被毛は光沢があり美しく、絹のように滑らかな触り心地です。
オリエンタルショートヘアが発症しやすい病気
オリエンタルショートヘアは、次の病気に注意しましょう。
知覚過敏症
【症状】
- 尻尾を気にして追いかける
- 執拗にグルーミングをする
- 背中の痙攣 など
リンパ腫
【症状】
- 食欲不振
- 多飲多尿
- 下痢・嘔吐
- リンパ節の腫れ など
愛猫の健康のためにもペット保険に加入することを推奨しています。
オリエンタルショートヘアのペット保険については以下ボタンから確認できるのでご検討ください。
オリエンタルショートヘアの飼育ポイントを紹介
ここまでオリエンタルショートヘアの歴史や特徴、性格についてお伝えしました。
人懐っこく甘えん坊な性格や美しい容姿に惹かれ、改めて家族として迎えたいと思った方もいるのではないでしょうか?
ここからは、オリエンタルショートヘアを実際に飼育する場合に気を付けたいことをまとめていきます。
- 環境づくり
- 食事
- ブラッシング
環境づくり
食事
オリエンタルショートヘアは、筋肉量が多いスレンダーな体型です。
そのため、体重の管理に注意が必要です。
量の調整はもちろん、筋肉量を維持するためにタンパク質にこだわった良質な食事を与えましょう。
おやつのあげすぎは肥満に繋がります。特にオリエンタルショートヘアは骨格が細いため、体重が増えると体に掛かる負担が大きくなります。
運動がしにくくなりストレスを感じたり、ケガや病気などのリスクが高まり大変危険です。
食事やおやつは適切な量を守りましょう。
ブラッシング
オリエンタルショートヘアは、抜け毛が少ないという特徴があります。
飼い主さんの服に大量に付着することがないため、抜け毛に悩みたくない方にはぴったりな猫種です。
ブラッシングの頻度は、2~3日に1回程度で構いません。
ただし、ブラッシングは被毛のもつれをほどくだけでなく、血行を促進し健康を維持する効果があります。そのため、抜け毛の少ない猫の場合も定期的に行ってください。
人懐っこいオリエンタルショートヘアは、飼い主さんと触れ合えるブラッシングの時間が大好きです。コミュニケーションの時間としてブラッシングを取り入れることで、より良い信頼関係が築けますよ。
まとめ:オリエンタルショートヘアの特徴や性格とは
オリエンタルショートヘアの性格や特徴についてお伝えしました。
改めてこの記事のポイントをまとめます。
- オリエンタルショートヘアは人懐っこく甘えん坊な性格
- 寂しいとストレスを感じやすいため、お留守番は短時間で
- 社交性があり多頭飼いにも適している
- 活発で運動が必要な猫種なので、それに適した環境作りが大切
- 細身の体型を維持するために食事の管理を徹底する
- 知覚過敏症やリンパ種などの疾患に注意する